あれから、もう少しだけ時間が経ちました。
ですが瀞霊廷も
あ、いえ。一つだけありましたね。
ルキアさんと阿散井君が正式に婚約することになりました。
貴族街のお高い料亭を借りて、まずは親しい人に報告したそうよ。
私は仕事で出られなくて、後から知ったんだけどね……しかも緋真さんから教えて貰いました。
今までにも、予定としてはあったんだけどね……ほら、
そして今日は前々から予定していた、
なので朝から出かけて、たっぷりマッサージをしてきました。
戻ってきたときには日が暮れかけていました。
「ただいま、勇音」
「隊長。おかえりなさいませ」
四番隊に戻り隊長室に顔を出せば、勇音が待っていました。
「私が不在の間、何か変わったことはあった?」
「大きくは……ただ、その。二件ほど隊長へのご依頼が来ていました」
「依頼? 私に?」
不在の間に何か対応する要件が来ていないか尋ねたところ、ちょっとだけ困ったような顔をしながら勇音は切り出してきます。
困り顔、可愛いわね……じゃなくて!
「まず朽木――あ、ルキア副隊長と阿散井副隊長からです」
まだ式は挙げていませんが、既に籍は入れています。
そのため既に“阿散井ルキア”なのですが、癖で旧姓を呼んでしまった事に気付き慌てて訂正しました。
うん、勇音は可愛いわね!
「あら、新婚の二人から? 私に依頼が?」
「はい。その……隊長は朽木隊長の奥様のお子さんも取り上げていますよね? だから、自分たちの時には是非にと、依頼を……」
「あらまぁ」
緋真さんと朽木隊長から「自分たちと同じく、湯川殿にお願いすることになると思います。その時はどうか、よろしくお願いします」と言われていましたが……
やっぱりこうなったわね。
ええ、いいわよ! やってあげようじゃない!!
けれど、まだ式も挙げていないのに出産の時の予約?
それとも、まさか予定がもう立っているの? 既にそういう前兆があったりするのかしら!?
若いって良いわねぇ……
「……ふふ、気が早いわねぇ……わかりました。受けると伝えておいてもらえる?」
「はい、了解しました」
そう快諾すると、一転して勇音は表情を曇らせます。
「あの、それでですね……実はもう一件、同じ依頼がありまして……」
「同じ依頼?」
つまり、私に赤ちゃんを取り上げてくれと? 産婦人科医をやれと?
それは問題ないけど……誰なのかしら……?
この流れだと、まさか海燕さん!?
他には、貴族の誰か!? 先日の朽木家第二子出産の件で、私に子供を取り上げて貰ってハクを付けようってまた話が出ているみたいだし! 第一子のときみたいに!
それとも大穴で、織姫さんとかじゃないでしょうね!! それだったら現世まで行くんだけど!!
「その、実は先日……卯ノ花隊長と更木副隊長が職務を交替したそうなんです」
「え? 卯ノ花隊長たちが?」
それってつまり、十一番隊の隊長と副隊長が入れ替わったってことよね?
本来は「現隊長を斬り殺して、新隊長に就任する」っていうのが、十一番隊の習わしだけど……
でも現在の卯ノ花隊長の場合は、色々と特殊だったからね。
剣八が二人体制で今までやってきていたんだけど……そっかぁ……ついに交替しちゃったのかぁ……
問題があるとすれば、私が「なにそれ、聞いていない……」状態なことくらいね。
ねえ、ホント! なんで私知らないの!? 私、隊長よね!? なんで勇音は知ってるの!?
「なんでも十一番隊で秘密裏に交代劇が行われたみたいで……私もつい先ほど、今日になって初めて知りました!」
「そうなの?」
そんな私の表情を読んだのか、自分も知らなかったとフォローしてくれます。
「それで――」
「なので、隊長に赤ちゃんを取り上げて欲しいそうです。つい
「……え?」
――その話が十一番隊とどう繋がるのかしら? という言葉を、私は最後まで口にすることは出来ませんでした。
…………えっと、今、勇音はなんて言ったの?
「だれが?」
「卯ノ花隊長……あ、もう副隊長ですね。がです」
「なにを?」
「赤ちゃんを取り上げて、とご依頼に」
「だれに?」
「湯川隊長に、です」
「おやは?」
「卯ノ花副隊長と、更木隊長……です……」
…………え?
………………あー、なるほどねー……
だから更木隊長ってば、昼寝が多かったり、ダルそうにしていたのが多かったんだぁ……
原因は、搾り取られていたからなのねぇ……
交替することになったのも、負けたからかぁ……
なっとく、なっとく……
「……って、ええええぇぇぇぇっっ!?!?」
私の悲鳴が四番隊中に響き渡りました。
『コレがこの先数百年以上に渡って
まずは御挨拶から。
今までお付き合い下さった方々、どれだけいらっしゃるか不明ですが、本当にありがとうございました。
途中、間が開いたり色々とアレだったりで、ご迷惑とご心配をお掛けしましたが。
皆様のおかげで、ラストまでこぎ着けられました。皆様のお言葉が無かったら、そっとエタっていたと思います。
(けど430話って……頭おかしい数字ですね)
ラストなので、特に解説などは無しです。
今まで量が多かったので、ラストは軽めにこんなオチで。
騒動の種は尽きず、
とりあえず向こう千年くらいは振り回されるの確定です。
(でもこれは、お前が頂を掴んだ結果だよ。
お前が撒いた種ならぬ、お前が
ちゃんと責任取ってね)
ということで、終わりです。
私、これを投稿し終えたら……湯島天神にもう一度お参りに行くんだ……
おかげで、エタらず全部書き終えられましたって……ご報告に行くんだ……
……え? ネタとしては映画版が残ってる? お盆篇もある?
なにそれ? 私にはもう無理です……誰か書いて下さい……
お疲れ様代わりに、慰労する
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