ハロウィンとあのキャラを出したかったから書きました。それではどうぞ。
とある日、ベルが豊穣の女主人の前を通った時の事である。
「ん?」
騒がしい声が聞こえた。
「ニャー!!忙しすぎニャー!!」
「全く意味がわかんないニャーっ!!なんでミャー達が、こんな事するニャー!!」
「この声は、アーニャとクロエか?」
ベルが中に入るとそこには大量のカボチャが置かれていた。
「・・・何だこれ?」
「あっ、ベルさん!!おはようございます」
シルはベルに気付き近づいた。
「ああ。何だこの大量のカボチャの山は?」
「ニャー!!シルもサボるんじゃないニャー!!」
「なんニャら、ベルも手伝っていくニャー!!もしくはミャーをお尻で癒すのニャー!!」
「何言ってんだクロエ?と言うか何やってんだ?」
ベルはツッコミを入れて質問した。するとルノアがやって来た。
「それは『はろうぃん』って言う異国のお祭り用の飾り付けを作っている最中なんだよ」
「・・・ああ、成る程ハロウィンか」
ベルは納得していた。
「ベルさん知ってるんですか?」
「そこまで詳しくは知らないが、確か収穫を祝って、仮装をして楽しむぐらいしかそれぐらいか?」
ベルは何となくの説明をした。
「でなんで急に?」
「デメテル様に、古い郊外にある古い屋敷を提供してもらってね。そこを期間限定で会場、兼『豊穣の女主人』の別館にするんだ。因みにこのカボチャはデメテル・ファミリアが最近開拓した畑で育った新種のやつなんだな」
ルノアは普通のカボチャの10倍ぐらいの大きさのカボチャを持っていた。俗に言うジャンボカボチャである。
「んで、今度本番の前の記念すべきお客様・・・いやカモ・・・じゃなかった!!
「おい」
ベルは少し溜め息を吐いた。
「大概こんな時って嫌な予感しかしない。・・・最初に言っておくが、断るぞ」
ベルはそう言ったが、
「え?ベルさんは私が作ったお菓子を食べたくは無いんですか?」
「・・・は?」
「そうですね・・・そうですよね。私が作ったものなんて、きっとお口に合わないんでしょうし・・・」
「そんな事一言も言ってないぞ」
シルの発言にすぐさまツッコミを入れるベル。
「・・・クラネルさん。冒険者たるもの、女性に恥をかかせるものではありません」
「なんの冗談だリュー」
それから
「「「「「じーーーーーー」」」」」
「無言の圧力を掛けるのをやめろ。・・・・・・たっく、行けば良いんだろ」
ベルは根気負けして行く事になったのだ。
〜数時間後〜
「・・・前々から何度も申し上げていますが、ベル様は人の誘いを断る事を覚えた方がよろしいかと」
「・・・すまん」
ベルはリリから注意されていた。
「まあ、良いじゃ無いかリリルカ君。そこがベル君の良い所なんだから」
「・・・できる限り気を付ける。それにしても2人とも似合っているぞ」
ヘスティアはミイラみたいで、リリは小悪魔の様な仮装であった。
「そ、そうですか!?」
「そ、そうかい!?でもそう言うベル君だって似合ってるぜ!!」
ベルに褒められて2人は少し照れていたが、ベルは少し恥ずかしかった。
「似合っているか?あんま似合って無い様な気がするんだが・・・」
ベルの格好は黒の半袖Yシャツに獣の白の手袋にアルミラージのフードを被った仮装なのだ。ベルは本来の可愛いさが出ていた。
「やっぱりベル様はカッコいいより可愛いのほうですね!!」
「・・・それは誉めているのか?」
「勿論さ!!さあ、早く行こう」
ベル達は行こうとしたが、
「あ、そう言えばお菓子を持ってくるの忘れてた。悪いが、先に2人だけで行っててくれ」
「早く来て下さいよ。ベル様」
ベルはすぐさまホームに戻ったのだが、途中で通り雨に遭い服がずぶ濡れになってしまった。
「くそ!!ついてねぇ。仕方ない普通の服で行くか」
結局ベルは普段の格好に着替えて屋敷に向かった。そして屋敷の前まで来たのだが、
「何だこれ?」
屋敷から何か変なもやみたいなオーラが漂っていた。そして屋敷の門をくぐろうとしたその時だった。
「弾かれた!?」
ベルは不思議な力によって屋敷に入る事が出来なかった。
「・・・もしかして仮装しないと入らないのか!?ちっ!!」
仕方なくベルは周りで何か使える物が無いか捜索した。だが、当然そんな都合の良い事などありはしなかった。
「流石に無いか・・・ん?何だあれは?」
ベルは何か薄黄色の球を見つけた。気になり近づいた。
「こ、これは!!なんでこれが此処に!?だが、仕方ないこれを着るか」
ベルは少し愚痴りながらもそれを着ていた。
?「ミチーーーー!!」