9-nine- ―最高の結末を追い求めて―   作:コクーン√

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夜遅く、先輩の部屋へ……。

今回は主人公視点と、新海翔視点をお届けいたします。




第6話:一夜十起

 

 

「お邪魔しますね」

 

夜も遅くなって来た時間帯、そろそろ寝る準備を始めようとしていた新海先輩のお部屋へと入る。

 

「それで、こんな時間に何かあったのか?」

 

いつも通りテーブルに向かい合い座ると、向こうから尋ねてくる。

 

「私がお渡しした例のやつ、使い心地はどうなのかなぁ……っと気になりまして」

 

「ああ……あれか」

 

私の質問に少し困った様に苦笑いをする。

 

「何かご不便でも?ご希望があれば可能な限り応えますが……?」

 

「いや、そういうわけじゃない。そういうわけじゃないんだが……」

 

「ないんだが……?」

 

「その……な、逆に元気が出過ぎて……色々と、な……?」

 

渡した張本人ではあるが、後輩の女子に自分の情事を話すのは流石に躊躇われるのか、濁す様に顔が引きつっている。

 

「ハッスルし過ぎてしまっていると?」

 

「端的に言えば……そうなるな」

 

「一回戦では治まらず、二回戦目に突入してしまうと?」

 

「くっ、そ、その通りだ……」

 

「自分の息子が元気過ぎて逆にお困りだと……!?」

 

「俺がオブラートに包んでいるのにグイグイ来るのやめてもらえません……?」

 

「おっと、これは失礼。つい好奇心が勝って……いえ、盛ってしまいました」

 

「それは俺への当てつけか?」

 

「いえいえ、そんなことありませんよ。私の好奇心如きが先輩の愛情に勝てるとはとてもとても……ふふ」

 

「今笑ったよな?故意犯だろ」

 

「ところで、今のを聞く限りではプラスしか無いと思いますが?何にお困りなのですか?」

 

「さらっと流したなおい……」

 

「まぁまぁ、それは置いといて。良ければ聞かせてもらえませんか?」

 

「……あー……、その、なんだ……」

 

言いにくそうに頭を掻く。

 

「えっと……な、俺が元気になった分、皆もそれに応えるように……なってしまって……」

 

耳を赤くしながら気まずそうに話す。いやー……ご馳走様です。可愛い反応ですなぁ……。

 

「……先輩、私が渡した薬、他の皆さんにも飲ませたのでしょう?」

 

「ああ……って、もしかして知ってたのか?」

 

「まぁ……飲んだ本人から直接ご感想は……」

 

「マジかよ……」

 

九條先輩以外の三人は既に一度服用済みだ。そのおかげで新海先輩との行為がいつも以上に良かったと……。

 

「私に合わせて作ってた物なので、もしかすると女性の方が相性合うのかもしれませんね……。詳しくは知りませんが」

 

天ちゃんからは『意識飛んだ。多分途中からラリッてたと思う』的な感想が。

 

香坂先輩からは『最ッッッ高の夜でしたっ!!次は翔さんと(ry』と長文の感想がつらつらと。

 

結城先輩からは『あなたのおかげで漫画と同じ体験が出来た。感謝するわ』と……。なんの漫画なのかは聞かないでおいた。

 

いやぁ~、お若いことで。

 

「なんか、すまん」

 

「気にしてないので大丈夫ですよ。寧ろ嬉々として聞いているのでご安心をっ!」

 

「変態かよ」

 

「そうですよ?」

 

「噓だろこいつ……堂々と開き直りやがった……」

 

「先輩。他の枝の私を思い返してみて下さい」

 

「流石にそんなことは……いや、思い返せば割とそうだったかもしれん……」

 

「そこは否定して欲しかったのですがっ!?」

 

「考えてみれば、割と天の枝ではそういう奴だと思っちまった」

 

「あー……それは確かに」

 

「せめて自分は否定しろよな」

 

「あれもそれも、今となっては良い思い出ですねぇ……」

 

「無理やり美化しようとすんな」

 

いえ、ほんとに懐かしい思い出ですよ?

 

「っと、話を戻しましょうか。先輩に合わせて皆さんもヒートアップしてしまっていると……?」

 

「……だな。九重から貰った薬のおかげで助かってるのだが、効果が出ている時と切れてる時の体の調子の落差が凄くてさ……」

 

「精神的に中々来ると……?」

 

「……ああ。多分通常に戻っているだけだとは思うんだが」

 

「なるほど……」

 

うーん、やっぱり精神面に影響が出始めてしまいましたか。使い始めはこの上がり下がりの幅に身体が驚いてしまってる感じでしょうね。

 

「折角持って来てもらったのにごめんな」

 

「いえ、体よりも心の方が大事なので当然です。私も予想はしていたのですが大丈夫だろうと軽視してました。こちらこそすみません」

 

「九重は悪くないだろ。俺が良い案がないかって相談したんだから」

 

「そうなると……服用は止めといた方が良いかもしれませんね」

 

「……やっぱりそうなるよな」

 

「いざという時に使うとかでしたら、燃え上がったりするので悪くないと思いますが……」

 

ぴく、と先輩が反応する。

 

「………」

 

「いつも以上に心に解放感を感じて、通常なら聞いて貰えないお願いを聞いて貰えるかもしれませんね」

 

「………」

 

「そうですねぇ……例えば、香坂先輩と結城先輩が猫のコスプレをして三人でプレイを―――」

 

「ストーーップ!!待て!いや待てっ!?それを誰から聞いたっ!!?」

 

「えっ?こうさk……さぁ、誰でしょう?」

 

「あー……いや、もう分かったわ。犯人は先輩か」

 

「おっ、名探偵ですねっ!」

 

「答え漏らしてたからなっ!つか、先輩!赤裸々に話し過ぎだろっ!?」

 

「良いじゃないですかぁ~、如何にも香坂先輩って感じで」

 

「まぁ……そうかもしれんが。今度注意しておかないと……」

 

因みに、新海先輩にこの話をしても良いと本人から了承済みだ。それを口実に次の時に新海先輩から攻めてもらえたら……ぐへへぇ。って感じである。中々の玄人だ。

 

「って、また話が脱線してしまいましたね。戻しましょう」

 

「俺としては、九重が皆から聞いてることを知りたい気持ちの方が強くなったわ……」

 

「あはは、それは後ほど時間でも作りましょうか!それで、服用を止めるとなると、回数を減らすなどになると思いますが……?」

 

「妥当な案だとそれが一番だよなぁ……」

 

「曜日か日を決めて、先輩の先輩を貯蓄する日にしましょうかっ」

 

「貯蓄とか言うんじゃない」

 

「では充電日?」

 

「同じだろ」

 

「それではセーブ日?チャージ日?横文字にすると普通に聞こえてしまいますね?あら不思議」

 

「不思議でも何でもないからな。てか、名前とか何でもいいだろ」

 

「ですね。それについては……私の方から話を付けましょうか?」

 

「流石に俺から皆に話すよ。全部九重にお願いするのも違うしな」

 

「了解です」

 

「ありがとな。気持ちだけ貰っとくよ」

 

「提案した本人としては責任ありますからねぇ……。ま、近況を聞けただけでも成果有りでしたが」

 

今度澪姉に会った時に話そっと。

 

「なら俺としても良かった。そっちは最近どうだ?天から忙しそうとは聞いているが……」

 

「私ですか?んー……まぁ、今後色々と忙しくなってきそうだなぁ……って感じですね」

 

「実家関連としか聞いてはいないけど、俺に手伝えることがあれば遠慮なく言ってくれ。協力する。力になれるか分からんけど……」

 

「ふふ、ありがとうございます。そんな卑下しなくても大丈夫です。寧ろ先輩が居ればイージーゲームになるレベルですよ?」

 

「オーバーロードか?」

 

「はい。イーリスが居ない今、先輩に敵う人なんてこの世界には存在しませんから」

 

「そう言われれば……そうかもしれんが……」

 

そうなんだよねぇ……先輩の力があればどんなことでも過去に戻ってやり直せる。……けど、あまり多用はして欲しくない。出来ればこのまま平穏な生活を謳歌してもらいたい。

 

「……ですが、一応注意するとすれば……」

 

「すれば?」

 

「近い内に、この街にあまり良くない輩が入って来るかもしれません。なので、不審な人を見かけたらあまり近づかない様にして下さいね?」

 

「良くない輩……?白巳津川にか?」

 

「もしかすると、ですので、頭の片隅に留めておく程度で大丈夫です」

 

先輩、正義感強いのでそう言った厄介事に首を突っ込みそうですし。

 

「……とりあえず分かった。もし見かけたら近づかない様にすれば良いのか?」

 

「それか、私まで連絡してください。すぐに対処しますので」

 

「なんか、中々面倒事が起きてるんだな……大丈夫か?」

 

何となく怪しい雰囲気を察したのか、心配そうに尋ねる。

 

「ほら、そうやって首を突っ込もうと……。安心してください。少なくとも先輩達の生活を脅かすような事は起こしませんから」

 

「そ……っか。九重がそう言うなら止めとく。でも、助けが必要なら何時でも言ってくれ」

 

あーもう。言った傍から……。でも、私が求めれば必ず助けようとするんでしょうね。先輩らしいと言ったらそこまでですが。

 

「ありがとうございます。もしその時が来たらお願いするかもしれません」

 

話が一段落着き、会話が途切れる。

 

「……そういえば、右腕の方の調子はどうだ?少しは治ったのか?」

 

「まだちょーっと時間がかかりそうですね。今少しずつ修復していってる段階です」

 

「利き腕がまともに使えないのって私生活の方は大丈夫か?一人暮らしだろ」

 

「左も問題無く使えるのでそこまで支障は無いですね。学校とかでは必要なら天ちゃんにお願いしたりしてますし」

 

「あいつなら好きなだけ扱き使ってくれ」

 

「では、お嫁に……」

 

「それは違う」

 

バッと立ち上がり、先輩に向けて土下座のポーズを取る。

 

「お兄さんっ!妹さんを嫁に下さいっ!!」

 

「……ならんっ。お前の様な奴に妹はやれん!」

 

おっ、乗って来た。

 

「では……!私が嫁に行きますので……っ!」

 

「執着がすげぇなおい」

 

「なら、九條先輩を……!」

 

「さりげなくグレードアップして来たなこいつ……」

 

「香坂先輩や結城先輩は……!?出来れば四人全員が……!」

 

「欲望出し過ぎだろ。少しは包み隠せ」

 

「こういう時、勢いが大事かなと思いまして」

 

「勢いでどうにか出来る範疇を越えてるからな?」

 

「ダメでしたか……次はもっと頑張らないと」

 

「次ってなんだよ。次って」

 

「とまぁ、こんな感じで問題無く過ごしてますよ」

 

「何が、とまぁなのか分からないが、問題無さそうなら安心した」

 

「お気遣いありがとうございます」

 

「別に大したことじゃないさ。それに、九重には色々と助けて貰ったからな。少しくらいは返しておかないとな」

 

「……さいですか」

 

助けて貰った恩返し……ですか。まぁ、先輩達からすればそうなりますもんね。

 

「さっきも言ったけど、それとは別に手を貸して欲しかったら気軽に言ってくれ。こっちなら俺も役に立てると思うし」

 

「ふふ、既に助かってますよ?私としてはこうやって先輩や皆さんと楽しくお喋りが出来てるだけで十分癒しになってますからっ」

 

「今の会話のどこにそんな要素が……?」

 

困惑したような表情の先輩が私を見る。

 

「全部ですかね?明日には忘れてしまう様な何気ない一時の日常が何よりも充実した日々だと。先輩が一番理解してると思いますよ?」

 

「そりゃ……そうだが。あまり重く考え過ぎな気もするが……」

 

「それもそうですね。そうでした。色々とあったので感傷的になっていたのかもしれませんね」

 

んんー……やっぱり少し引っ張られてるなぁ。気を付けないと……。

 

「ところで、先輩は先ほどのお話を皆さんにいつ話します?」

 

「ん?ああ……、遅くても明日の夜までにはタイミング見て切り出そうかと考えてはいる」

 

「直接会って?」

 

「いや、メッセージでそれぞれ個人に送ろうかと思ってるけど、何か気になることであるのか?」

 

「ああいえ、ただ確認したかっただけですのでお気になさらず。もし決まったら、良ければ私にも教えて下さいね」

 

「そのくらいなら別に。……まぁ、俺が言わなくても連絡は行きそうだけど」

 

「あはは、それもそうですね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「なら俺としても良かった。そっちは最近どうだ?天から忙しそうとは聞いているが……」

 

俺の相談事が終わり、今度は九重の近況を聞いてみる。

 

「私ですか?んー……まぁ、今後色々と忙しくなってきそうだなぁ……って感じですね」

 

"色々"と、かなりふんわりした言い方をしているが、実家の方で何かあるのだろうか?

 

「実家関連としか聞いてはいないけど、俺に手伝えることがあれば遠慮なく言ってくれ。協力する。力になれるか分からんけど……」

 

九重の実力を考えれば、不要だとは思うけど。

 

「ふふ、ありがとうございます。そんな卑下しなくても大丈夫です。寧ろ先輩が居ればイージーゲームになるレベルですよ?」

 

そんなことを考えている俺に、優しく微笑みながら答える。

 

「オーバーロードか?」

 

「はい。イーリスが居ない今、先輩に敵う人なんてこの世界には存在しませんから」

 

「そう言われれば……そうかもしれんが……」

 

「……ですが、一応注意するとすれば……」

 

さっきまでの声とは違い、少し真面目そうに話し始める。

 

「すれば?」

 

「近い内に、この街にあまり良くない輩が入って来るかもしれません。なので、不審な人を見かけたらあまり近づかない様にして下さいね?」

 

「良くない輩……?白巳津川にか?」

 

九重から注意して欲しいと言う程の人が街へ……?さっきの実家の事が関係している……とかか?

 

「もしかすると、ですので、頭の片隅に留めておく程度で大丈夫です」

 

こちらに変な不安をさせたくない為か、あくまで軽く言っているが……。

 

「……とりあえず分かった。もし見かけたら近づかない様にすれば良いのか?」

 

「それか、私まで連絡してください。すぐに対処しますので」

 

対処って……。やっぱり厄介な人物、それも恐らく……九重やその実家の様な人なのだろう。

 

「なんか、中々面倒事が起きてるんだな……大丈夫か?」

 

余計な事かもしれないが、心配せずにはいられなかった。

 

「ほら、そうやって首を突っ込もうと……。安心してください。少なくとも先輩達の生活を脅かすような事は起こしませんから」

 

案の定、九重が困った様に注意をする。それに、俺達が巻き込まれない様にしているのだ。あまり強く出るのは良く無いのだろう。

 

「そ……っか。九重がそう言うなら止めとく。でも、助けが必要なら何時でも言ってくれ」

 

「ありがとうございます。もしその時が来たらお願いするかもしれません」

 

突き放す……とまでは行かなくても、社交辞令と取れるようにお礼を言う。

 

間違いなく、一般人の俺らには危ない事件。他の枝で希亜と三人で乗り込んだビルの件に近いか、それ以上かもしれない。

 

「……そういえば、右腕の方の調子はどうだ?少しは治ったのか?」

 

そんな時に利き腕を怪我している状態はまずいのでは……?

 

「まだちょーっと時間がかかりそうですね。今少しずつ修復していってる段階です」

 

気になって聞いて見たが、特に気にしてない様に話す。

 

「利き腕がまともに使えないのって私生活の方は大丈夫か?一人暮らしだろ」

 

「左も問題無く使えるのでそこまで支障は無いですね。学校とかでは必要なら天ちゃんにお願いしたりしてますし」

 

ま、確かに天からも手伝ってるって話は度々聞いている。

 

「あいつなら好きなだけ扱き使ってくれ」

 

「では、お嫁に……」

 

「それは違う」

 

急に何を言い出したかと思うと、素早く立ち上がり、真剣な表情で俺に土下座をしてきた。

 

「お兄さんっ!妹さんを嫁に下さいっ!!」

 

あー……なるほどね。いつもの悪ふざけか。

 

「……ならんっ。お前の様な奴に妹はやれん!」

 

取りあえず、そのボケに乗っておく。

 

「では……!私が嫁に行きますので……っ!」

 

「執着がすげぇなおい」

 

「なら、九條先輩を……!」

 

「さりげなくグレードアップして来たなこいつ……」

 

「香坂先輩や結城先輩は……!?出来れば四人全員が……!」

 

「欲望出し過ぎだろ。少しは包み隠せ」

 

「こういう時、勢いが大事かなと思いまして」

 

「勢いでどうにか出来る範疇を越えてるからな?」

 

「ダメでしたか……次はもっと頑張らないと」

 

「次ってなんだよ。次って」

 

「とまぁ、こんな感じで問題無く過ごしてますよ」

 

「何が、とまぁなのか分からないが、問題無さそうなら安心した」

 

若干、話を遠ざけられた気がしなくも無いが……。

 

「お気遣いありがとうございます」

 

「別に大したことじゃないさ。それに、九重には色々と助けて貰ったからな。少しくらいは返しておかないとな」

 

「……さいですか」

 

俺の言葉に、何とも言えない顔で返事をする。

 

「さっきも言ったけど、それとは別に手を貸して欲しかったら気軽に言ってくれ。こっちなら俺も役に立てると思うし」

 

「ふふ、既に助かってますよ?私としてはこうやって先輩や皆さんと楽しくお喋りが出来てるだけで十分癒しになってますからっ」

 

「今の会話のどこにそんな要素が……?」

 

「全部ですかね?明日には忘れてしまう様な何気ない一時の日常が何よりも充実した日々だと。先輩が一番理解してると思いますよ?」

 

笑いながらこちらを見ているその表情には、少なくとも冗談を含んでいる様には見えない。

 

「そりゃ……そうだが。あまり重く考え過ぎな気もするが……」

 

当然、俺も理解している。イーリスを無事倒したから……こうやって普通の毎日が過ごせている。

 

けど、九重が言うその言葉は……もっとなんて言うか、違う重みが含まれている様に聞こえる。

 

「それもそうですね。そうでした。色々とあったので感傷的になっていたのかもしれませんね」

 

納得するように、小さく頷く。

 

「ところで、先輩は先ほどのお話を皆さんにいつ話します?」

 

「ん?ああ……、遅くても明日の夜までにはタイミング見て切り出そうかと考えてはいる」

 

「直接会って?」

 

「いや、メッセージでそれぞれ個人に送ろうかと思ってるけど、何か気になることであるのか?」

 

「ああいえ、ただ確認したかっただけですのでお気になさらず。もし決まったら、良ければ私にも教えて下さいね」

 

「そのくらいなら別に。……まぁ、俺が言わなくても連絡は行きそうだけど」

 

何なら先輩が真っ先に言っても何らおかしくない。

 

「あはは、それもそうですね……」

 

九重も同じことが頭に浮かんだのか、苦笑していた。

 

それに、この機会に……皆に話したいことがあるしな。

 

 

 





次のお話は、翔とヒロイン達の話か……、主人公サイドの話のどちらかを先に書いて行こうかと思います。

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