9-nine- ―最高の結末を追い求めて―   作:コクーン√

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続きですです。




第15話:帰省ですねぇ。と言っても、ただいまを言う相手が居ませんが……

 

 

「取り敢えず今日は、少し外を出歩いて情報を集めたら終わりです。帰りにちょっと寄っておきたい場所もありますしね」

 

「敵の情報を集めるのか?」

 

「ですね、それと相手側にこちらの存在をちょっとばかしアピールしておくのが目的ですねー」

 

ホワイトボードから離れ、持ってきたバッグを漁り始める。

 

「出掛ける前に少しおめかしをしますので少々お時間を下さいなー。あ、先輩も追加で着替えて貰いますよー」

 

そう言って中から布やらマスクを取り出しては渡して来る。

 

「……これは?」

 

「菌の予防でマスクと、更に上からそのバンダナで口元を隠しましょう。首の後ろで結ぶ感じで」

 

フェイスマスクだろうか?言われるがままに渡された物で顔を覆っていく。

 

「後はこの外套を首からすっぽりと被ってくだせぇな」

 

最後に渡されたのは、全身を隠す様な……マント?ダルママントって言うやつか?

 

「出る時はフードを被って顔を隠しておいて下さいねー?」

 

取り敢えず着てから心地を確認していると、隣の九重が頭からカツラを被っていた。

 

「本格的な変装でもするのか?」

 

「ん?ええそうですよ?私そこそこ有名なので顔が割れてるんですよ。なのでちょっとでもバレない……ようにっと。よし……」

 

黒い長髪の髪を被り、整えるように手で確認している。

 

続けて目元を隠すためのサングラスを付け、俺と同じ様にマスクなどで顔を覆って最後に外套を被った。

 

「ジャーン。どうです?黒髪ロング美少女の誕生ですよ。似合ってます?」

 

俺に見せつけるように、その場でくるくると回る。

 

「あ、あー……残念ながら、着ているやつでのせいでよく分からんな」

 

「それもそうですね。印象はどうです?変化を感じますか?」

 

「まぁ感じるな。少し年上っぽく見えなくもない」

 

「ありがとうございます。出来れば身長も誤魔化したいのですが……そこは諦めざる得ません、後は……胸とかも変えた方が印象って変わるんでしょう?先輩はどう思います?」

 

うーん、と首を傾げながら自分の胸を触る。

 

「いや、俺に聞かれてもな……」

 

あと目に毒だから。視線のやりどころに困る。

 

「ですが、男性って女性の胸をよく見ているじゃないですか?それってつまり第一印象は胸ってことじゃないんですか?」

 

「あー……えっと、それは、なぁ……?」

 

心当たりがあり過ぎてノーとは言えない。

 

「ま、動く時にズレたりしたら邪魔なのでやりませんが」

 

自己解決した様子で今度は俺が持って来ていたアタッシュケースを開ける。

 

「……なぁ、九重……それって」

 

「ふふ、護身用ですよ」

 

そこには明らかな銃刀法違反が揃っていた。

 

「使う機会は無いと思いますが、念のためです」

 

慣れた手つきで、それらを自分の服に付いているホルダー内に収めていく。

 

「先輩も使います?」

 

ホルダーに収める前の拳銃を手のひらでくるくると回しながら冗談交じりでこちらを見る。

 

「いやいや、無理だろ。使った事すら無いぞ」

 

「逆にあったら驚きですねっ。っと、それでは出かけましょうか!」

 

準備を終え、勢い良く立ち上がる。

 

「出る前に注意事項を言っておきますね?」

 

「ああ」

 

「外で倒れている人が居ても絶対に近寄らないで下さい。例え死にそうな見た目でこちらに助けを求めていてもです。どうしてもって言うのでしたら行動する前に必ず私に言う事。これ絶対です」

 

「それと、自分に近づく人間は全員敵だと思っていて下さい。道で歩いている怪しい人とか特にです。あと、子供の場合こちらの物を盗もうとしてくる可能性大ですので、これも要注意です。自分より子供だと油断していると、あっと言う間に死体にされますので」

 

「……分かった」

 

「路地裏とか最も危険です。壁沿いを歩いていると速攻で引きずり込まれるので道の中央を歩くように」

 

「それと……無いとは思いますが、仮に一人になってしまった場合は、なるべく隠れていた方が安全です。それかレナを出して表の道だけを歩くこと。後は一番内側には近づかないこと……取り敢えずこんなもんですかね?」

 

「要約すると……離れるな、何かする前に一言相談しろって感じで良いのか?」

 

「そんなとこですね!出来れば私から二メートル……いえ、三メートル以内に居て下さるとありがたいです。その範囲でしたら例え銃弾の嵐が飛んでこようと守り切って見せますので」

 

「それは何とも頼もしい台詞だなぁ……」

 

「では、出ましょうか」

 

「ああ、頑張って付いてくよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほんと……凄い場所なんだな……」

 

私の横を歩く先輩がボソッと呟く。……まぁ、人がそこら辺に転がっていたら当然ですよね。一応これでもかなり改善してきているのですが……。

 

私が以前に来た時なんてバラされて用なしの死体が転がり、それを回収していく人があちこちに居たもんだ。

 

「もう少しの辛抱ですよ。この先から中間層なので多少は見た目が良くなりますので」

 

周囲を警戒しつつ進むと、正面にちょっとしたバリケードの様な金網が置かれており、そこの入口には武器を持った人が二人組が立っていた。

 

……ほうほう、ここも内側を真似て防波堤を作ったのか。

 

人ほどの高さなので大きな効果は望め無さそうだが、境界線として意識させるには悪くない。

 

「九重……人が居るが?」

 

「私の方で相手しますので、先輩は喋らないで下さい」

 

「分かった」

 

立ち止まらず、そのまま堂々と進んで行く。

 

「まて、止まれっ」

 

あれは……銃槍?いや、古い銃の先端にナイフを付けている感じかな?

 

相手との距離が五メートル程の位置で止まる。

 

「奥へ行きたいだけだ。悪さはせんよ」

 

いつもより低めの声で目的を告げる。

 

「奥に……?」

 

一人がこちらに対応し、もう一人は武器を向けたままで警戒を続けている。

 

「ああ、戦争をすると聞いてな。知り合いの伝手でここに来ている。君らも噂は聞いているだろう?」

 

「チッ、またかよ……。ここを通り過ぎるだけなんだな?」

 

「悪さをしないと約束しよう。あと、通りがてらに情報を集めておきたいだけさ」

 

「……分かった。中央の道を右に行きな。突き当りにの建物に知っている奴が居る」

 

「感謝する」

 

「さっさと行ってくれ」

 

「分かった。ああ……それと」

 

拠点から持ってきたバッグを漁る。……うーん、チョコとかでいっか。

 

「これは……?」

 

「何、手間を取らせた詫びみたいな物だよ。二人で食べてほしい。それでは、お勤め頑張ってくれ」

 

私の声が女性だからだろうか、先ほどまでの警戒心を少し下げている。

 

「では、行きましょうか」

 

後ろの先輩に振り向くと、無言で頷いて付いてくる。

 

……そのまま振り向かずに進む。後ろからは未だにこちらを警戒して見ている人が居るが、無視しておく。

 

「意外とすんなり行けるんだな」

 

「まぁ、私達の恰好が明らかに一定水準以上でしたからね。内側の関係者と思われたのでしょう。後は渡したお菓子が外から持ち込まれているって一目見れば分かりますから」

 

「なるほど」

 

「あと、私達監視されていますので」

 

「……か、監視?」

 

「気にしなくて大丈夫ですよ。別に襲ってくるわけでは無いので」

 

「わ、分かった……」

 

バリケードを越えてから、こちらを見ている視線がビシビシと感じる。……好都合なんだけどね。

 

「一応、ここでは私の苗字と名前は伏せてもらえますか?特に苗字は一発でバレますので」

 

九重なんて聞かれた日には直ぐに連絡が飛ぶだろうなぁ……。

 

「……なんて呼べば良い?」

 

「あー……間違わなくて呼びやすいのなら何でも良いですが……あ、ルナちゃんって呼びます?」

 

「やめろ、そのネタを引っ張り出すな」

 

「はーい」

 

先輩も呼ぶたびに妹を脳裏にチラつかせたくないのでしょうね、きっと。

 

「ま、追々考えておきましょう。今日は別に喋らなくて大丈夫ですので」

 

「あー……だな。そうするよ」

 

道を右に曲がり、そのまま真っ直ぐに進む。

 

「ここは……さっきと違って生活感があるな……」

 

「ですね、活気的とまではいきませんが、人間としての息吹が感じれると思います」

 

バリケード一つ越えれば、道端に人が転がっているのも見ない。……路地裏だと普通に居るとは思いますが。それに、人と人が会話をしている声も聞こえるし、何度か人ともすれ違う。

 

「そうだな……人の営み、って言うのか?それを感じるよ」

 

「内側に行けば行くほど実感しますよ」

 

そのまま暫く歩いていると、正面に少し上等な建物が見える。とは言ってもトタンやコンクリートを継ぎ接ぎした感じだけど。

 

「あれが、か?」

 

「ですね、そのまま中に入りますよ」

 

錆びれた金属の扉を開ける。ギギギ……と重い音を上げながら開いて行く。

 

「……籠った様な臭いが凄いな……」

 

「ですね。中々臭いです」

 

中から外へ吐き出されるように吹く風の臭いが中々キツイ。

 

「さてと……」

 

建物に入り扉を閉める。中は薄暗く外から差し込む光でなんとか構造が見えると言った所かな。

 

「……誰だ?」

 

入口より奥からザラついた男の声がした。

 

「お客さんだよ。特上の……ね」

 

窓口の様な受付に一人の男がこちらを見ていた。

 

「ぁあ?客だぁ?」

 

「入口の彼からここがおすすめと聞いてね。お邪魔させてもらったよ」

 

ずかずかと歩き、正面の椅子に座る。……席は一つしか無いから、申し訳ないが先輩には立っていて貰おう。

 

「ここ最近は千客万来じゃないのかい?上の方で大きな仕事があると聞いたよ」

 

「てめぇらは……余所者か」

 

「まぁね、噂を聞きつけて来たのだが……もしかして、招待状が必要だったりするのかい?」

 

「ハッ、そんな豪華なものかよ……だが、情報が欲しけりゃ土産の一つ位用意してもらわねぇとな。俺の口は軽くならねぇぞ」

 

「それは良かった。前払いに口の軽くなる物でもあげよう」

 

持ってきたバッグからアルコールの瓶を取り出してカウンターに置く。

 

「取り敢えず一本。これでどうだい?外でもそれなりに値段が張る物だ。悪くは無いだろう……?」

 

「……お前、どこの人間だ?」

 

置かれた酒を一度見てから警戒した目で私を見る。

 

「何、こういう場所は慣れているだけさ。経験則だよ。それより……受け取らないのかい?」

 

「……チッ、何が聞きたい」

 

「上の組織に入りたいのだが……おすすめはあるかな?」

 

「……何が出来る」

 

「大抵の事なら。強盗、殺し……ああ、潜入とかも得意だよ」

 

「………」

 

私の言葉を疑ってか、ジロジロと観察してくる。

 

「女性の身体を舐めますように見るのはよしたまえ。なんなら履歴書に纏めてから出直そうか?」

 

「……いいさ。嘘なら死ぬだけだからな」

 

「ふふ、その通りだ。因みにだけど……ここに来るまでに聞いた話だと、デカい二つの組織の内一つが戦争でもする勢いで動いているとか……」

 

「だろうな、過剰なまでに戦力を掻き集めている」

 

「……なるほど、相手は外か」

 

「……何故そう思う?」

 

「対抗馬が競って戦力を集めて無いからさ。組織間での戦争ならもっと緊張感があってもおかしくない」

 

「……知ってんならわざわざ聞く素振りを見せるな。うざってぇ女だ……」

 

「いやいや、真実を確かめたかっただけさ。それじゃあ、その戦争を仕掛けようとしている組織とは別のに行くとしようかな」

 

「……戦争に参加するのが目的じゃねぇのか?」

 

「そのつもりだったさ。けど、国に喧嘩を吹っ掛けるとまでは分からなかった。流石に外の番犬には勝てないよ」

 

「……鬼の一族、か?」

 

「そう、あの一族が出しゃばって来るなら話は別さ。……いや、だが上もそれが分かっているはずだね。つまりは、それ込みで勝算が……?」

 

意味深な言葉を呟く。

 

「……どういう事だ?」

 

「いや、もしかすると……あの一族に対抗できるだけの戦力を手に入れた……のかもと思ってね。ふふ、気にしないでくれ」

 

「―――っ!?」

 

いやいや、そんな『こいつ……何故それを!?』みたいな顔せんでも……。もっとポーカーフェイスしましょうよ……。

 

「聞きたい事も聞けたことだし、そろそろお暇するよ」

 

「……ああ、用が済んだら帰ってくれ」

 

「そうさせてもらおうよ。……ああ、それと……」

 

バッグから追加で酒とたばこを出す。

 

「これ、追加での報酬。明日の午前中には向かうから、上に"よろしく"と伝えてもらえると嬉しい」

 

「なっ―――!?」

 

「では、私は帰るよ。用があったらまた会えるかもね」

 

席を立ち、先輩へ帰ると目で合図を送って入口へ向かう。

 

またもや後ろから警戒するような視線を浴びながら建物を出る。

 

「……はぁ、もう喋っても大丈夫ですよ?」

 

少し離れた辺りで声を掛ける。

 

「なんて言うか……取り敢えずお疲れ」

 

「ふふ、ありがとうございます。楽しんで貰えましたか?」

 

「緊張で胃がどうにかなりそうだったわ……はぁぁーー……。んで、知りたい事は知れたのか?」

 

「んまぁ、大体は……?」

 

と言うよりかは、相手にこちらを認識してもらう事が目的だったので……。でも、二大組織内部の全てが参加している訳でも無さそうだ。

 

「なら良かったが……次は、どっか寄りたいんだっけ?」

 

「ええまぁ……ですが、最後にあちら側に私の実力を見て貰ってからでも良いでしょう」

 

「ん?どういう意味だ?」

 

「ちょっとしたお試しと言いますか……先輩にも、この街が如何に危険か知ってもらう実験ですよ」

 

「実験……?」

 

不思議そうに見ている先輩を横目に被っているフードを取り、外套内の髪を全て外へ出す。

 

「これで私はどこから見ても女って分かりますよね?」

 

「そ、そりゃ……そうだが……?」

 

「これで数分外を出歩きます」

 

「お、おう……」

 

困惑する先輩と一緒に、呑気に外側に近い場所をブラブラと歩き回る。……あ、もう引っかかった。

 

「輩が釣れたので、そこの路地裏に入ります」

 

「輩?って、路地裏って危険なんだろっ?」

 

「はい。危険ですよ?まぁ、一緒に来て下さい。面白い物が見れますよ?」

 

ニヤリと笑って先輩を連れて行く。

 

表通りよりも暗く、臭いも酷い物だ……。って、普通に来てるなぁ……。

 

「先輩、後ろを見て下さいな」

 

「後ろ……っ!?……な、なぁ……これって?」

 

「はい、人攫いです」

 

振り返ると、男三人が道を塞ぐようにニヤニヤと気色悪い笑みでこちらを見ている。

 

「お、おいっ、逃げた方が―――っ!?」

 

後ろの男たちから逃げようと前を向くが、残念……既に前方にも居ますよ。

 

後ろに三、前に三の人達が距離を詰めるようにこちらに向かって来る。

 

「ほら、危険でしょう?」

 

「……どうする?」

 

おお、もう冷静に次の事をお考えに……。伊達に世界の命運を掛けた戦いを乗り切っていませんねっ!

 

「夕飯の献立でも考えててください。その間に私が片付けておきますので」

 

出ていた髪を外套に戻し、フードを被り直してからそう先輩に告げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――なんなんだ、あの女は……。

 

女と男の二人組が帰った後、情報屋の男は頭を悩ませていた。

 

……男の方は良い。あれは多分素人に近い。こちらを警戒する様な素振りをしていたが、緊張で身体が固まっていたし俺と女の会話に終始黙って聞いていた。

 

だが、女の方が比べ物にならないくらいの気配を感じた。

 

「……おい」

 

建物に潜ませている俺の護衛を呼ぶ。

 

「……あれを殺せるか?」

 

出て来た二人に投げかける。

 

「いや、あれは無理だな。多分俺達の事も気づかれていた」

 

「だな……何時でもこちらに対応出来るだけの余裕がありありと伝わって来てたぜ」

 

「……俺には普通に座ってる様に見えたが」

 

「それほど自然体って事だ。どんな状態からでも対処出来るだけの自信があっただろうな」

 

「……そうか、分かった。下がっても良いぞ」

 

「あとでそれ、こっちにも少しは分けてくれよな?」

 

「わぁーてるよ。ちゃんと残しておく」

 

護衛の二人が定位置へと戻っていく。

 

……外から来たと言っていたな。この街を聞きつけ、わざわざ入ってくるような奴だ。外で何かしらの事件を起こしているのだろう。いや……もしかすると別の国からか?

 

男の方とはどういう関係だ……。実力の開きがあると考えれば、護衛か?それか……夜の相手でもさせる男ってか?

 

こちらの事情にも相当詳しい上に、多少なりと頭が回るみてぇだな……。危険か……?

 

だが、こちらも戦力を蓄えておきたいのは事実だ。それを分かっていて俺に伝言を頼んでいるのだろう。

 

……くそっ、どの道俺が取れる選択肢は端から決まっている様なもんだ。

 

まぁいい、精々上の駒になって俺の場所まで面倒事が来ないように働いてくれる事を願っているさ。

 

やることを纏め終えて一息ついた男の元に、路地裏の情報が入り込んでくるのは、この後すぐの事だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやー……案外直ぐに来ちゃいましたねぇー」

 

襲って来た男たちを半殺しにしてそのまま放置し、先輩と共に来た道を帰っていた。

 

「あのままで良かったのか……?気絶していたろ?」

 

「良いんですって。向こう側にも良いデモンストレーションになったと思いますし」

 

「デモンストレーション……?」

 

「先程まで私達を見ている人達に対して、『この程度の実力はありますよ~?』って感じで実演したのです」

 

「……あぁ、後は勝手に向こうが知らせに行くように仕向けたわけか」

 

「そそ、その通りです。そのおかげで監視の目は全部無くなりました」

 

たった一回で終わりだとは……一人くらいは残ると思ったんですが、ちょっかいであちらにも殺気を飛ばしたのが悪かったんですかねぇ……。

 

「んじゃ、最後に拠点へ戻る前に私の我儘で寄り道をしましょうっ」

 

「おっけー、どんな用事なんだ?」

 

「んー……墓参り、ですかね?」

 

 





次回、墓参り……とちょっと昔話を挟みます。

※情報屋の男に渡したお酒はそんなにお高い物ではありません。あっても数千円程度です。

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