9-nine- ―最高の結末を追い求めて―   作:コクーン√

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続きです。

……お薬お薬。




第23話:これは医療行為……そうっ、医療行為なんですっ!

 

 

先輩を連れて一度建物から出て少し離れて安全な位置まで連れて来る。

 

「では、ここで今しばらくお待ちをー」

 

振り返って戻ろうとすると、後ろから先輩に手を掴まれる。

 

「ん?どうかしましたか?」

 

「……無理、すんなよ?」

 

「……大丈夫ですよ。ちゃんと無事戻って来ますって」

 

「そう言う意味じゃないが……いや、何でもない」

 

何とも言いづらい様な感じで掴んでいた手を放す。

 

「早く帰って飯でも食おうぜ?」

 

「……ふふ、了解ですっ」

 

先輩なりの励まし方……と捉えて良いのだろうか?少し私の様子が変だったのかな?

 

そう思いながら来た道を戻る。

 

中へ入り、倉庫に置かれているガソリン携行缶を幾つか担いで地下へ向かう。

 

地下一階の廊下を歩くと、案の定血の臭いが強まる。そのまま奥へ進むと、明らかにここだと思える部屋へたどり着く。

 

扉を開けて中へ入ると、想像以上に想定通りの光景が広がっていた。

 

「食肉加工所ねぇ……」

 

ほんと先輩を連れてここに来なくて正解だったと思う。B級ホラーも真っ青だよ全く……。現場は真っ赤だけど。

 

担いできた携行缶の一つを開け、部屋中にばら撒く。

 

続くように部屋の外、廊下へと撒き散らしながら一階へ戻る。

 

「……三階はまだ残ってるね」

 

人が移動している気配は無いのでそのまま三階の厨房へ入る。

 

中でまだ雑談をしていた男らを殺して、燃えやすい油など引火しそうなものを周囲にばら撒いて置く。

 

四階へ上がり一通りばら撒いてから部屋の中を念入りに満たしてから出る。

 

一度倉庫へ戻りガソリンを補充してから一階と二階にも大量にばら撒く。部屋の中に居た数人の人達には外へ逃げられない様にと全員先に死んでもらった。

 

「これくらいあればいけるかな?」

 

倉庫へ戻り、最後に着ていた外套を脱ぎ捨ててから、少し離れてマッチを取り出す。

 

「……安らかに」

 

何の意味も無い言葉を零しながら足元のガソリンへ投げ捨てる。

 

燃え移った火は一瞬でその道を辿り、建物の方へ燃え広がっていく。

 

「うぇっ!?、変な臭い……」

 

燃えたガソリン以外にも変な臭いが鼻を突く。これって……捨てた外套から……だよね?もしかして、燃えて蒸気になったらヤバい液体だったのかなぁ……?

 

嫌な感じがしたので退散するようにその場を離れて先輩の元へ戻る。

 

「お待たせしました」

 

「ああ、おかえり……」

 

少し声のトーンが下がった様子で私へ返事をする。

 

「大丈夫ですか?少し疲れましたか?」

 

「いや、ちょっと……な」

 

ふぅー……とため息を吐いて落ち着くように呼吸をする。

 

「体調に変化があるんですね?」

 

「そう言われると少し、違和感がある感じだな」

 

「直ぐに拠点へ帰りましょう。そこで一度診ます」

 

「いや、風邪とか熱って訳では無いと思うんだが……」

 

「予兆が出てる時点で危険信号ですよっ、マッハで帰りますのでっ!」

 

大丈夫だと言う先輩の体を持つように腕で掴む。

 

「ま、待て待て、それより後ろのアレは良いのかっ?」

 

「もう終わったので後はここを去るだけですっ!それより先輩の体の方が大事ですよっ」

 

可能な限り負担を掛けないように気を付けながら全力で拠点へ帰る。

 

「先輩、大丈夫ですか?悪化していませんか?」

 

向かう道中に大丈夫か声をかける。

 

「い、いや……大丈夫、大丈夫だ」

 

「もう暫く我慢してくださいね」

 

少し声に焦りと熱っぽさが出てる気がする……。悪化が早いのかも……。

 

この街に来てから初めて全神経を集中させてから拠点へ戻った。

 

中に入って直ぐに来ていた外套などを脱いで、触診を始める。

 

「熱は……まだ大丈夫ですね。体調の方はどうですか?」

 

「なんか……熱じゃないが、体が熱い感じがする」

 

少し意識が朦朧……とまではいかなくても低下し始めている。

 

「脈も早まってますね、一先ず横になって下さい」

 

……パッと見てやばい感じでは無いけど、少し前と比べると病気の悪化が早すぎる気がする。

 

「先輩、正直に答えて下さい。いつ頃から症状があったんですか?」

 

「多分、建物を出た辺りから少し違和感があったと思う」

 

私が戻った後で……?にしては急激過ぎるね。

 

「建物内で変な物とかは触ってないですよね?」

 

「……ああ、周囲の物には一切触れてない」

 

「吐き気や痛む箇所とかは?怪我とかもしてませんよね?」

 

「無いな。怪我もしてない」

 

「ほかには……」

 

一度しっかり手を洗ってから先輩の方へ戻る。

 

「ちょっと、目と口の方も見ておきますね」

 

何か手掛かりがあるかと思って診てみるが少し充血している気がするのと、息が熱っぽい感じだった。

 

「体の方は今も熱いですか?」

 

「ああ……なんか変な感じだな。なんて言うか……」

 

「なんて言うか……?」

 

「上手い例えが思い浮かばないんだが……九重から貰った薬を使った時みたいって言うのか?そんなヤバい感じがする」

 

「私から貰った……?」

 

いやでも、そんな物服用させてないし……。

 

「……あっ、もしかして」

 

「……何か、分かったのか?」

 

「いえ、もしかしたら、私に付いた匂いを嗅いでしまったからなのかなと……思いまして……」

 

「九重に、付いた……?」

 

「変な臭いがするって言ってたじゃないですか?あれ、実はあの部屋に焚かれていた薬の匂いなんですよ……。かなり強めだったので、もしかしたらそれの影響を受けてしまったのかと……」

 

「それは、どんな薬なんだ……?」

 

「えっと、興奮するやつです……」

 

「さっき俺が言った、貰った薬みたいなのか……?」

 

「あれより厄介な物かと……。私が渡したのは安全性をある程度確保した物だったので……」

 

それなら先輩の今の状況も何となく把握出来る……いや、別かもしれないけど……っ!

 

「ヤバいのか……?」

 

「えっと、死ぬ……みたいな悪影響は無いと思います。多分。興奮したり、媚薬効果みたいに欲情する感じかと。最悪でも麻薬成分が入ってるかどうか……」

 

「滅茶苦茶やべーじゃねぇかっ!」

 

「ストップッ!声を荒げたりすると悪化しますよっ!」

 

「す、すまん……」

 

「ですが、そこまで酷くは無いと思いますので、中毒性は大丈夫だと思います。只々興奮するだけでしょう、多分……」

 

もしそうなら、私が先輩を持って帰ったのは悪影響だったなぁ……。要らん成分を吸わせてしまった可能性が高いし……。

 

「……な、なんか、そう自覚させられると……悪化している様に思えるな……」

 

少し息遣いが荒くなってきており、ソワソワし始める。

 

「……一先ず、お風呂入ってきますか?外の汚れを落としておきたいでしょうし」

 

「あ、ああ……そ、それが良いよな……っ」

 

その方が先輩も落ち着きやすいでしょうし、最悪お風呂中にご自分で処理して貰えば大丈夫でしょう。

 

いそいそと風呂の準備を済ませてから先輩を送る。

 

「……はぁあああ~ーーー……良かったぁあ……」

 

体調不良の原因が分かり安堵する。……いや、まだ確定では無いけど。

 

「お風呂から出たら薬も飲んで貰った方が良いよね……」

 

風邪や熱の可能性も捨てきれないので、念には念を……っ!

 

「って、私も服とか捨てて置かないと……!」

 

全身に付いてると考えた方が賢明だろう。先輩が出たら急いで私もお風呂に入らなければ……!!

 

「………」

 

先輩にあんな風に言ったが……そう考えると私も少し昂揚感が……あるね。テンションが高いと言えば良いのだろうか?

 

「……んんん」

 

でも、こう……身体が興奮する……っ!みたいなエロい感じはあまりしないなぁ……。澪姉の作った耐性を突破はしないみたい。

 

確かに耐性が付く前だったら多少なりとあったかもしれないけどね……って、今の先輩がそれか。

 

「気が抜けたけど……気を付けないといけないね。割と大失敗だよこれは……はぁ」

 

もっと気を遣うべきだったね。大丈夫だと分かっていたから油断していた……。

 

「ほんと申し訳ない事をしてしまった……」

 

その後も、先輩が出て来るまでの間、反省をし続けるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……先輩、その、大丈夫そうですか?」

 

新海先輩が風呂を終えて、入れ替わるように今度は私が入りさっぱりして出てくると、入る前より症状が強くなっている様に見える先輩が座っていた。

 

自分の状態を抑え込む様な表情で少し鼻息が荒くなっている。結構きつそうだけど大丈夫なんだろうか……?

 

「いや……平気だ。大丈夫……」

 

明らかに我慢している様にしか見えませんが……。

 

「その……かなり野暮と言いますか、不躾な質問をするのですが……、入浴の際にご自身で処理されていないのでしょうか?」

 

「なんつー事を聞いてくるんだお前は……」

 

「分かってます。失礼な問いだとは理解してますよ?ですが、さっきより酷くなっていますので……」

 

「………」

 

何とも言えない空気が両者の間に流れる。

 

「いえ、してるかどうかはこの際どうでも―――」

 

「……自分でしてこれだからな」

 

このままでは無言が続きそうだと思って話を変えようとすると、先輩が質問に答える。

 

「……ほぉ」

 

ご自身でされてこれでしたか。よほど効果が効いてるのか、先輩がお元気なのか……。

 

「けど、あんまり変わらなかったんだよ……」

 

「なるほど、です……」

 

恥ずかしそうに顔を逸らす。自分のシモの事を話すのは相当な勇気がいるでしょうに……まぁ、今更感はありますが。

 

「一応、お薬も飲んでおきましょうか。風邪とか熱の可能性も捨てきれませんし……」

 

「ああ……頼む」

 

立ち上がり、医療品などが入っている棚を漁る。……ん?

 

「どうかしましたか?」

 

背後から視線を感じて振り返る。

 

「い、いや、……別に何もないぞ?」

 

「ん? そうですか?」

 

その割には焦りがあるように思えますが……。

 

気にせず棚から粉タイプの薬を取り出して先輩へ渡す。

 

「それと……はい、水です」

 

「ありがとな」

 

「体の方の異変はありますか?だるさとか関節が痛むとか……?」

 

薬を飲んだのを確認してからもう一度確認を取る。

 

「いや……そういったのは感じないな」

 

「今日はもう寝ておきましょうか。その前に、最後に診ておきますね」

 

最後に最初にしたみたいに脈や体に症状が出てないか確認する。

 

「こ、九重……その、だな……?」

 

「はい?どうしました?」

 

「出来れば……あまり触れたり近づかないで貰えると……俺としては助かると言いますか……」

 

「?……ああっ、そういう事ですね。すみません、配慮が足りていませんでした」

 

パッと手を放して一歩後ろに下がる。

 

「いやっ、必要な事ってのは理解してる……理解してるんだが……今は色々と……な?理性が効きにくいと言うか……」

 

「となると、今日は別々で寝た方が安全そうですね。先輩の為にも」

 

「……そうしてもらえると助かる」

 

「寝室のベッドは先輩が使って下さい。私は適当に布団でも敷いて寝ますので」

 

「俺が床でも良いんだぞ?」

 

「原因を招いたのはわたしですから。少しでもましな状態で寝て下さい」

 

「……わかった。それで頼む」

 

「何かあればすぐに言って下さいね?もし私が寝ていても起こして貰って大丈夫ですので」

 

水分用にペットボトルを二つ程持って寝室へ向かう。

 

「では、寝ましょうか」

 

「ああ……」

 

床に布団を敷いて、先輩がベッドに入ったのを見て横になる。

 

「……ぶっちゃけ、眠れそうですか?」

 

「……今の所、全然そんな気は起きそうにないな。けど、目を閉じてればその内眠くなるさ」

 

「……分かりました」

 

お互いに寝る為に無言になる。と言っても私は先輩が寝るまで起きているつもりですが……。

 

……はぁ、今日は先輩へ負担をかけさせてしまったなぁ。しかも、この状況で私が取れることも無いし……これなら澪姉からこういった薬の処方でも貰っておくべきだった。

 

もし明日以降も改善しなければ、オーバーロードを使ってもらい昨日に跳んでやり直そう。多分大丈夫だとは思うけど……。

 

ここに私以外に皆が居れば、恋人として彼氏の衝動を受け止める……みたいな展開で解決出来たかもしれない。でも、私がそれをするわけにはいかないしね……。

 

そんなありえない事を考えながら、30分程頭の中をグルグルしていた。

 

ふと気になって、チラッと顔を上げてベッドで寝ている先輩の方へ視線を向ける。こちらに背を向けているが、まだ寝れていないのは分かる。

 

「………」

 

今の状態で眠れと言うのは……酷だよねぇ。前みたいに意識を断った方が良いのかな?

 

「先輩、どうですか?」

 

体を起こして尋ねる。

 

「……変わらないな」

 

「無理やり私が眠らせましょうか?」

 

「それって……初日の時みたいにか?」

 

「ですね」

 

「……もし、どうしても難しそうなら頼むことにするわ」

 

「分かりました……。いつでも言って下さいね?」

 

再び横になる。

 

んー……やっぱり辛そうだよね。どうしようか?こういった場合の処置方法って他に何かあったっけ?

 

解毒剤みたいなのが一番だけどそれは無いし……時間経過で収まるのを待つしかないのかな?他には……。

 

「………」

 

……いや、今一瞬変な事を考えてしまった。流石にそれは同じベッドで寝るだけとかのレベルを超えている。確実に不義理の一線を超す行為だよね。

 

いくら元が18禁ゲームのあるあるなシチュエーションだからと言って……ねぇ?私がするのは違うと思うわけですよ。

 

一応、やり方くらい記憶と澪姉から聞いた知識で補えるけど……。

 

うーん……、でもなぁ……先輩、自分で処理したけど治らなかったとかさっき言ってたし、私が処理しても変わらない……いや、もしかしたら回数が足りてないとかあるかもしれないけどさ。

 

……いや、今は私の気持ちとか事情とかは一旦捨ててしまおう。一番優先すべきなのは、先輩の負担を取り除くことが最重要項目。

 

そのために出来る事……アーティファクトの能力でどうにか出来ないのかな?私の能力で固定は……悪化はしないけど改善へ向かわないし、他のでも良く出来そうなのは……無いね。

 

拠点内の薬じゃ意味無いし……うむむ。

 

そうなると、やっぱり?……でもなぁ、私がするのは……せめて幻体が使えればそっちに任せたのに。

 

レナにして貰うのは……ん?これって先輩自身でするのと何が変わるのだろうか?一応幻体の意思的なのはあると思うけど、結局は自分の分身だし……。

 

「むむ……?」

 

謎の疑問が頭に思い浮かんでしまった。

 

「……なぁ、九重」

 

「えっ、あ、はい?どうしましたか?」

 

「頑張ってみたけど、眠れそうに無いからさっきの頼んでも良いか?」

 

ベッドから体を起こした先輩がこちらを見る。相変わらずお辛そうだ。

 

「あ、はい……了解です」

 

やっぱり眠れませんよねー……。

 

布団から起き上がってベッドへ腰を下ろす。

 

「布団に入る前より悪化してませんか……?これ」

 

「かもしれん……ふぅ」

 

落ち着かせるように息を吐く。

 

「少し意識も低下していますし……ぼんやりとしてませんか?」

 

「フワッとしてると言うか……モヤが掛かってるみたいな感じが少ししなくもないが……」

 

座ってるだけだが、若干体がゆらゆらと揺れている。……これでリラックスは無理だよね。

 

「あー……リラックス、出来そうですか?」

 

「が、頑張ってみるさ……」

 

目を閉じてゆっくりと息を吐く。

 

「それじゃあ、同じやり方で……上半身の力を抜いて……ゆっくりとで良いので深呼吸を繰り返して下さいね」

 

「体の力は出来るだけ入れずに……徐々に抜けて行く感じで……」

 

接触はよろしくないので声だけ掛ける。

 

「……ふぅー……はぁ……はぁ」

 

……うん、全然ダメダメだねっ!このまま無理矢理落とす?いやそれは良くない。

 

「えっと……先輩?」

 

「す、すまん……ちょっと難しそうだ……」

 

「で、ですよねー……何となく予想出来てましたし……」

 

むしろちょっと息荒くなって来てませんか?

 

「はぁ……、……ふぅー……はぁ、はぁ……」

 

どうしようかと考えていると、不意に先輩の手が私の腕を触る。

 

「先輩?」

 

「っ!?すまんっ!」

 

私の声に我に返ったかのように手を離す。

 

「あ、いえ、別にやめろって訳じゃないですよ?嫌とかそういうのじゃありませんから。病気の時って不安になりますし……」

 

風邪や熱の時の異常なまでの不安や自己肯定感が下がるのは良く分かる。そういう時って誰かに頼ってしまう物だ。

 

まぁ……今の先輩は、それ以外もあると思いますが……。

 

「っ……!」

 

本音を言えばギリギリなのだろう。けど必死に我慢して耐えている感じだ。

 

「………」

 

今の先輩を放置するのは……出来ないよね?それに、元はと言えば私が原因だし。その責任を取るのも当然私であるべきだし……。治る可能性があるのなら試すべきでもある。

 

……あとで、皆には正直に話して謝ろう。許して貰えるか分かんないけれど……その時は大人しく裁いてもらおう。

 

「……あ、あの~、新海先輩?」

 

「な、なんだ……?」

 

こちらに顔も向けずに、堪えるような声で返事をする。

 

「その、もし宜しければ、わ、私が……お手伝いしましょうか……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

おはようございます。朝です。九重舞夜です。

 

昨晩は無事先輩に寝てもらう事に成功しました。大勝利と言っても過言では無いでしょう。

 

まぁ?今ベッドで寝ている先輩が起きた後のことを考えると多少の悩みと言えばそうですが……些細な事でしょう。多分……。

 

現在は、安定した寝息で表情も大丈夫そうに見えますし、パッと診た感じ熱も無いし、脈に異常も見られません。恐らく改善したのでしょう。

 

「………。はぁ~……」

 

実践するのは初めてでしたが……想像していた以上に難しい物なのだと勉強に……いや、もう使う機会も無いだろうけど、良い機会だと割り切ってしまおう。

 

まさか三回もする羽目になるとは……。男性は一度出してしまえば終わりかと思っていたのですが、薬が悪さしていたせいだったのでしょうか?それとも先輩が……?確かにゲームでは何回戦か続けてしているのもありましたし……若いってそんなもんなのかしら?

 

と、それは置いといて。夜の内に片付けや消臭は済ませているから問題無い。私の右手や口の中もちゃんと綺麗にしているので大丈夫だろう。

 

「気を遣わせないように、いつも通りにしておかないとね」

 

ここで変に態度に出したりしたら先輩側も大変だろうし……多少ネタにして笑ってあげる位が私らしいと思う。

 

寝室から出て、先に朝の温かいお茶を飲んで気持ちを落ち着かせる。朝食は……何にしようかな?一応体に優しい食べ物が良いのかな?おかゆとか?

 

箱や棚を漁ってみると、医療系の棚にレトルトの物が入っていた。

 

「鮭と……玉子、それと梅干?」

 

シンプルな味が複数置かれていたので、一番個数の多い物を取ってテーブルの上に置いておく。先輩が起きたら作ろう。

 

それまでは一人の時間を楽しませてもらう事にしましょ。

 

 





当然、本番無しで手と口で処理っと……。ここは全年齢版なので緊急回避のご了承を……w

間幕の内容は、18版の別枠で作って投稿します。無事書き終えれたらご連絡致しますので今しばらくお待ちを……。


-2024/04/29-
R-18版を別枠で作りました。23.5話ですね、本日11:45に投稿予定ですのでお試しにどうぞ。
※18未満はご閲覧は出来ません()

9-nine- ~dream moments~



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