9-nine- ―最高の結末を追い求めて―   作:コクーン√

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~三日目~

天を引き込む時ですね。
最初に少しだけ主人公視点からどうぞー。




第3話:首尾よく、貫徹に。そして臨機応変さを

 

 

「いや~、まさか舞夜ちゃんの部屋がにぃにのすぐ近くだなんて驚きだったわ~……」

 

新海先輩と公園での張り込みから一夜明け、学校で天ちゃんと昼食を食べていた。

 

「私も超ビックリだったよっ、まさか高校生活で最初に仲良くなった天ちゃんのお兄さんが……!だったなんてね」

 

天ちゃんの方には疑われない程度の簡単な言い訳をして濁す様にと、事前に先輩とも口裏を合わせている。これが長期的なやつだったならもっと細かい設定を作っていたけど、どうせ今日明日辺りには説明するってことでその場凌ぎになった。

 

「そえば、昨日天ちゃんってどこに外食行ったのー?」

 

「ん?モックだけど?」

 

「モックか~……何か新商品とか出てた?それか美味しいやつとか」

 

「ん~……そこまで気になるのは無かったかなぁ?あ、でもなんか、お高そうなバーガーはあったね」

 

「お高そうな?」

 

「そうそうっ、確か国産和牛とかを使ってるバーガーで、名前からして高そうだった」

 

「へぇー……そんなのがあるんだ」

 

昨日、公園で新海先輩と張り込みしている間の暇な時間で雑談をしている時にもモックの話題を出したけど、どうやら天ちゃんには奢らなかったらしい。……ナインボールで私に奢ったからだろうか?

 

一応、公園での件は特に何事も起きずに解散となった。ベンチには玖方の女子生徒が来ていたが少しして帰って行ったし、深沢与一の方にも動きは無かった。

 

この枝では先輩が門を閉じたことでアーティファクトによる一連の事件は起きなくなる。今はそれの確認途中みたいな物だろう。実家に戻っておじいちゃん達にも終わった事は既に連絡済みではあるが、念のために安全と分かるまでは私の方で監視は続けている。

 

「………」

 

正直、この枝の先の出来事は一切分からない。唯一分かることは……先輩達が同じ様に仲良くなり笑顔で笑い合える仲になっている、それだけ。

 

詳細は省かれているが、そこまでの歩みはあるはずだから……先輩が皆と仲良くなろうとしている今の行動はその省かれた物語の一つなのだろう。

 

そこに私が居るのは大丈夫なのかと不安はあるけど、先輩的にはもしもの時に備えて私が居た方が動きやすいって考えかもしれない。

 

私の事情もかなり知っているし、門を閉じる際に私に話しかけて来たのを見るに、他の枝の私は先輩に記憶の事を多少は話しているだろうね。

 

だから最初に私に声を掛けて仲間にした。余計な手間が無いから。

 

なら、私はそれに協力すればいい。私の力が必要と判断したのなら……私はそれに喜んで協力しよう。

 

流れを見た所、今日辺りにでも天ちゃんを引き込む予定だとは想像できる。だったら今の内に少し伏線的な意味深の台詞を散りばめて置いた方が後々好都合……かな?

 

……ぶっちゃけ、そんなことしなくても天ちゃんなら皆と仲良くなれると思うけどね!人見知りだけどっ!

 

そんな事を考えつつも天ちゃんとの一時を楽しみ、話の流れで今度一緒に出掛ける予定をゲットした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

今俺は、男一人で女子三人の後ろを歩いている……。

 

次の日の放課後、天には事前に今日の予定を空けておけとは話しているし、九重も一緒に来てくれと言っている。

 

九重の方は直ぐに理由を察して了承してくれた。それと九條の方にも声を掛けたが、残念ながら今日はバイトが入っていた様なのでお店まで一緒に行く流れになった。

 

九條と天は初対面だし、多少のフォローは必要だと思ってそれも九重にお願いしたのだが……この段階で速攻でそこそこ打ち解けてしまっている。

 

いや、確かに他の枝でもすぐにこうなってはいたが……これは九條の人柄によるものなのか、天の図々しさが功を奏してるのか、九重の機転が利いてるのか……多分全部だろう。

 

そのおかげで俺だけ微妙に会話の輪に入りにくくなってしまっている。いや良いんだけどさ……こう、少しだけ疎外感が、さ……?

 

前を歩く三人は、楽しそうに様々な話題で盛り上がっている。家の場所や移動手段などよくある話題だ。こう言ってはなんだが……既にそれらを知っている俺が加わりにくいのは仕方がない。

 

ちょくちょく九重が俺を気にしてか視線を向けるが、大丈夫だと首を振っておく。今はそっちの仲を深める方が大事だしな。

 

そんなこんなでナインボールに到着し、九條とは入口で別れた。

 

「いやー、みゃーこ先輩超良い人だったわっ」

 

「でしょでしょ?あの全てを包み込みそうな包容力は神に匹敵するねっ!」

 

「んでさ、今日は結局何の用だったの?一緒にナインボールに行くって話だったけどさ」

 

「お前に会わせておきたい人がいてな。既に中で待ってる」

 

「会わせたい人……?はっ!まさか……!?駄目です、お母さんそんな付き合い認めませんからねっ!!」

 

「何を想像してんだ、アホか」

 

「お母様っ!どうか交際を認めて下さい……!」

 

天のくだらないボケを横へ流そうとしていたら、九重がそれを拾って更にボケを続けた。

 

「駄目よっ!駄目ですからね!この子と釣り合っていませんわ!」

 

「そ、そんな……!!」

 

「店の前だぞ、そろそろ終わっとけ。それと、九重も無駄に付き合わんでいい」

 

「あーい」

 

「無駄とは何ですか……!私は本気です……っ!!」

 

「いや、何に対しての本気か知らんが……言葉で通じてる内にな?」

 

「……っ!?そ、天ちゃん……っ、助けて……!暴力を振るわれるの……!」

 

「うっわぁ、最低だ……こんなのDVだよっ。にぃには将来は暴力亭主になるんだ……」

 

「………、はぁ……」

 

俺を見て突如、恐怖で怯えるような態度で天に縋る。そのせいで更に茶番がエスカレートしているのを見てめんどくさくなり、ため息を吐いて店の中へと入る。

 

……こいつら、高校なってから友達になったんだよな?

 

謎の疲れを感じつつも既に席で待っていた結城と合流し、昨日と同じ流れで説明を始める。

 

始めは俺の真剣な表情に圧されながらも、徐々に話の内容を聞いていく内に頭に疑問符を並べていた。

 

「あ~……え?なに?それじゃあ、ここにいる全員が、そのなんだ?にぃにが言ってる超能力者だったの?」

 

「そうなるな」

 

「みゃーこ先輩も?」

 

「ああ」

 

「えぇ……なんじゃそりゃ」

 

予想通り過ぎる反応を示す。

 

「ま、とは言ってもだからなんだって話だ。もうアーティファクトが絡む事件は起きないと確認済みだし気にしなくて大丈夫だ」

 

「はい、今日のお昼休みに学校での事件が起きていないのでイーリスが干渉してきてませんし、これまでの事件も起きていませんので流出は無いと判断して良いかと思います」

 

「なんかサラッと説明側に回ってるけどさ、舞夜ちゃんも同じこっち側だったんだよね?」

 

「そうらしいよー、天ちゃんと一緒に戦ったって聞いてる」

 

「なんか……身近過ぎるでしょ……。いや違うか、そうなるようにぃにが集めたのか」

 

「まぁな」

 

「え、じゃあさ、フェスの日に舞夜ちゃんとにぃにが話していたのってこれの事なの?」

 

「関係無くもないな」

 

「もしかして!にぃにと舞夜ちゃんが知り合いってのも!?」

 

「全部が全部嘘って訳でもない。ただ、今日話すまでてきとうに誤魔化していたのは認める」

 

「部屋が近いのも……!?」

 

「それについては知らん。マジでミラクルだ」

 

真実は……狙って近くに引っ越して来た感じだろうけどな。

 

「えぇ……ってそっか、それはフェスより前のことだし、偶々か……」

 

「取り敢えずは理解出来たか?」

 

「いや、全っ然っ!未だににぃにの妄想を垂れ流してるかと疑ってるレベルッ」

 

「誰が……って、それについてはしゃーないしな、別に全部を理解しろとは言わん、ただ別の世界でそういう出来事があったと知っていればそれで大丈夫だ」

 

「……うぃっす、とりま了解っす」

 

「一先ず説明も終わりましたし、何かおかわりでも頼みますか?」

 

一段落ついたと察して九重が話を区切る。

 

「あ、私ジンジャーエール。変な話聞いたから緊張して喉乾いたー」

 

「はーい、結城先輩と新海先輩は?」

 

「私は平気」

 

「俺もまだコーラが残ってる」

 

「分かりました、すみませーん」

 

全員の注文を聞いて手を上げて店員を呼ぶ。

 

「お待たせしました」

 

「えっと、天ちゃんにジンジャーエールと、私がオレンジジュースでお願いします」

 

「ジンジャーエールとオレンジジュースがおひとつずつで。ご注文は以上でよろしいでしょうか?」

 

「はい、それでお願いします。それと、つつがなく事は進みましたのでご安心を」

 

「ふふ、承知しました。少々お待ちください」

 

バイト中もこちらのことが気になってチラチラと意識を向けていたのを知って、九重が大丈夫だと伝えておく。それを聞いて安心したように微笑んだ九條が頭を下げて厨房側へと下がっていく。

 

「今日の所はこれで以上だ。結城もありがとな、わざわざ付き合ってもらって」

 

「同じヴァルハラ・ソサイエティの仲間なのだから当然。気にしないで」

 

「……ん?……んん……?」

 

結城の発言の中に普通では聞く事のない言葉を聞いて天が首を傾げる。

 

「……えっ、……なにこれ?あたしだけ知らない感じ……?えぇ……突っ込んだ方が良いのかなぁ……?」

 

俺達が普通の態度で流したのを見て困惑する天。それを見て九重が楽しそうに笑みを浮かべている。

 

「ちょいちょい、にぃに……!結城先輩の今の……なに?ヴァル……なんとか?それってなにさ?」

 

小声で隣の俺の脇を突く。

 

「結城が作ったグループ名みたいなもんだ。気にしなくても良い」

 

「あ、そういう感じね……なるほど……うへぇ……」

 

今ので大体を察したのか、苦笑いで納得する。

 

「あとさあとさ、さっきの話に出ていたのでここにいない人ってどうなってんの?まだ仲間にしていない感じ?」

 

「そうなるな、先にお前の方から話した方がスムーズに進みそうだったからな」

 

「残りは白泉の三年、香坂春香って人ね」

 

「その香坂先輩って、どんな人なの?」

 

「昨日の朝登校中にお前に聞いた人だ」

 

「昨日の朝……?あっ!あれかっ!にぃにが探し回ってた人か!」

 

「人聞きの悪いことを言うな、あれはアーティファクトを手に入れてないか確認していただけだ」

 

「でも探してたのは事実でしょ」

 

「ちげぇよ」

 

「いやー、でもこれでここ最近の謎が分かってスッキリした感じがする」

 

「謎?」

 

「なんかここ数日にぃにの様子が変だなぁ~ってずっと思ってたからさ」

 

「そえばそんなこと言ってたな」

 

「それがさっきの話が原因って分かって、あたしゃ一安心だよ」

 

……意外と心配を掛けていたのか?いや、それは無いか。

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ気を付けてねー!」

 

ナインボールでの集まりを終えてから結城とは現地で解散し、天を駅まで送りに来た。

 

「そっちもねー、にぃには部屋が近いからって舞夜ちゃんに変なことすんなよっ」

 

「誰がするか、さっさと行け」

 

「舞夜ちゃんも何かあったら遠慮なく私に言いなされ、速攻で言いふらすから!」

 

「あはは、そんな時が来たらね!ま、天ちゃんのお兄さんがそんな事する人じゃないってのは見てれば分かるし、何かの間違いで起きたとしても撃退出来るだけの腕っぷしはあるからねっ」

 

「仮に俺が九重に襲い掛かったとしても、指一本すら触れる事無く制圧されるだろうな……」

 

「ほー、そえば強いってにぃには言ってたね」

 

「実家で護身術の道場開いてるからねー、それなりに自信はあるよ?」

 

ふんす、と自慢げに胸を張る。……それなりねぇ、何基準でなのか……。

 

「そろそろ電車が来るぞ」

 

「うぉ、マジだ……んじゃねー!」

 

俺らに手を振りながら改札を通り、人混みに紛れながらもすぐに見えなくなる。

 

「……俺らも帰るか」

 

「ですねー」

 

「今日は自分の部屋に帰るのか?」

 

「んー……そうですね。特に実家からの連絡とかも来ていませんし、私から特段話すこともありませんので」

 

「おっけー」

 

お互い同じ方向へ足並みを揃えながら、オレンジ色に染まる街並みを歩く。

 

「あっ、そう言えばさ」

 

何か雑談的な話でもしようかと考えていると、あることを思い出す。

 

「何でしょうか?」

 

「今日の放課後に成瀬先生から言われた事があってさ……神社にあった神器が無くなってて何か知らないかって……」

 

そう、沙月ちゃんから神器を修復する為に蔵から運び出そうとしたら、箱の中から無くなっていたと話があった。把握してる範囲では俺が最後に破片を入れていたからその時はどうだったかと……。

 

当たり前だ。全部俺が取り込んでしまってるから見つかるはずが無い。けどそれを馬鹿正直に話す訳にもいかない。

 

「あ、あー……なるほどです。把握しました……」

 

九重も俺の心境を知ってか苦笑いを浮かべる。

 

「先生にも話そうかと考えたけど……多分作り話だと思われそうだしさー……」

 

「まぁ、大人の人ですし、そういった話をしても信じて貰える確率の方が低そうですもんね」

 

「やっぱそうだよな……。どうしたもんか、そのまま白を切っておくのが吉だよなぁ……」

 

「ですねぇ……。んー……ま、私の方で何とかしておきましょうか?」

 

「え、マジで……?」

 

何か良い案が無いか程度の気持ちで聞いてみたのだが……。

 

「ええ、要は代わりのレプリカがあれば良いのですよね?成瀬先生にはてきとうに誤魔化しておいて……成瀬家のおじいちゃんの方には九重家を通してある程度納得して貰う事にすれば問題にならないと思います」

 

「……そんな簡単に解決出来るのか?」

 

「多分……?おじいちゃん達で昔から交流はありますし、実はと言いますと成瀬家の方にもアーティファクトの事情……とまではいきませんが、白蛇九十九神社の白蛇様……ソフィーティアの話は少し流してたりします」

 

「どんな感じで?」

 

「昔からの伝承で、千の巡りが満ちし時再び災厄が訪れる……的な感じで。そして今年がその千年目とかなんとか?」

 

「あー……伝承か」

 

俺も天と一緒に沙月ちゃんから借りて調べていたっけ……?

 

「つまりは、どうにかなりそうだと?」

 

「お任せ下さい。厄が払われた代償に神器が消えたとか言えば納得してくれますよっ」

 

「……すまんが、頼んでも良いか?」

 

俺から首を突っ込んで言い訳を並べるよりも、九重の方から言う方が説得力があるだろうし……。

 

「勿論喜んでお引き受けいたしますよ!」

 

俺からの頼みを引き受けた九重が嬉しそうに両手を合わせる。

 

「もし何かあったら……俺も可能な限り手伝わせていただきます……」

 

「あはは、先輩が窃盗犯にならないように頑張りますね!」

 

「最悪、土下座でも何でもして許しを請うかぁ~……」

 

「その時は一緒に地面に額を擦りつけましょうねー」

 

「地面に穴が開くレベルでな」

 

「ですね!」

 

お互いに冗談を言いながら笑う……いや、俺は現実逃避に近いな。

 

「ところで新海先輩、本日無事に天ちゃんもこちら側へ引き込めましたが、香坂先輩の方はどの様に進めるかお考えで?」

 

「それなんだよなぁ……。今の段階で接触が無いからどう切り込もうか考え中だ」

 

「あそこはどうですか?アガ……あれ?……そう、アガスティアの葉」

 

「そこが一番可能性高いよなぁ」

 

「高峰先輩経由で繋ぐか、ファンサイトの方に登録して直接メッセージでのやり取りから始めていくか、それか……」

 

「それか……?」

 

「……天ちゃんや私の方で交流の縁を作ってみるか、とかですかね?」

 

「天と九重が、か……?」

 

前の二つなら分かるけど……。

 

「例えばですよ?天ちゃんに事情を説明して私が毎朝天ちゃんを迎えに行って一緒に電車通学をします。その道中で香坂先輩と遭遇した際に何とか近づいて仲良くなる、とか……?少し時間はかかりそうですが……」

 

「いや、それは九重の負担が大きいだろ。毎日わざわざ天の居る場所まで行かないといけないし、先輩と会えるかすら確実じゃないだろ……」

 

「同じ車両に乗るだけでしたら100%まで近づけるのは可能ですし、天ちゃんと毎朝通学出来るのならむしろ私がお願いしたい程ですよ?」

 

……まぁ、確かに九重がやろうと思えば先輩が何時のどの車両に乗ったかなんて把握できるが……。

 

「とは言っても、これが必ずしも成功するとは言えません。なのでさっき程言った案を同時に進めつつ、どれか一つで成功すれば儲けもの……と考えて動いても良いかなと私は思います」

 

「そうだなぁ……」

 

九重が言いたい事は分かる。作戦を一つだけに絞るのはそれが失敗した時のリスクがデカい。ならそのリスクは分散させておくべきだと……。

 

「香坂先輩が興味持ちそうな話題は幾つかピックアップしておりますし、それを餌に少しでもこちらに近づいてくれさえすれば時間の問題です」

 

「餌て……。もっとマシな言い方をな……?でも、やってみない事にはどうなるか分からんってのはその通りだし……」

 

「因みにですが……新海先輩は他の枝で香坂先輩自身しか知っていない秘密の情報などはお持ちですか?」

 

「先輩の……?あー……そうだなぁ」

 

何かあったかぁ……?エデンの女王の詳細とか?後は、男が苦手……?……男同士の本が好きとかどっかで聞いた覚えもあるが……どこの枝だっけ?

 

「これだっ!って確信のあるのは……ちょっと難しいかもしれん」

 

「なるほどです。……急ぐ必要も無いと思うので……そうですね、四月中には何かしらの切っ掛けを作って……会ったら話す程度の知り合い、可能ならお友達になることを目指そうかと思います」

 

「先輩が一番難易度高くなるとはなぁ……いや、今までのがスムーズに進み過ぎていたのか」

 

「かなりの人見知りで警戒心も高く、そこそこの観察力を持っていますし……ですが、逆に一度心を開けば一瞬ですよ」

 

「問題はそれをどうするか……だな」

 

「そこは私の腕の見せ所です、何とか連れて来て見せましょうっ!」

 

「あまり無理すんなよ?」

 

「全然大丈夫です。やる気に満ち溢れているくらいですよ」

 

「九重ばっかり頼るのもなんだし、俺の方でもファンサイトを頑張ってみるか……望み薄そうだけど」

 

「確か……五月の頭にオフ会があるんですよね?それまでに何とか頑張るしかないですね」

 

「用語とかノリが全然わかって無いけどな……」

 

「あー……あはは……そこは私も要勉強することになりそうです」

 

「不審がられることだけは避ける様にしよう」

 

「はい、それはもう」

 

その後、俺の部屋に行ってから詳しい作戦会議を始め、最終的に他の皆にも協力してもらう計画の流れとなった。

 

 





残すは香坂先輩のみですね!……高難易度では……っ!?

原作のゲームでの新章で、翔が最後に飲み込んだが故に無くなった神器のその後の行方と言うか扱いってどうなったんだろ……?と、個人的に気になって夜しか眠れない……!

まぁ、あの最後のシーンを見る感じ何とかなったんだろなぁ……とは思いますがw

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