9-nine- ―最高の結末を追い求めて―   作:コクーン√

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第二章も終盤に差し掛かりました。




第15話:両方この土地の歴史ある名家ですから、交流もそれなりにありますよね

 

「ん……んあ?あ、朝か……ふあぁ」

 

カーテンから差し込む朝日を浴びながら目を覚ます。

 

「今日は土曜日ですと……確か結城先輩と九條先輩が見舞いに来るんだっけ?」

 

来るのは昼頃なので時間的にはまだまだ余裕がある。

 

「……取りあえず、起きて朝ごはんでも食べよっと」

 

寝ぐせで反抗期の髪を手で梳きながら台所に向かう。

 

「GW中は外食か作ってもらっていたし、あまりストックないねぇ……」

 

日持ちしない物は事前に処理しておいたので朝食としてもレパートリーが少ない。

 

「……カリカリのベーコンが食べたいな。先輩達は昨日の内に買っていたパンとかだったっけ?」

 

悩みながら顔を洗い終え、水を飲む。

 

「ご飯は炊いてあるけど……適当におにぎりとか作ろう。そして先輩達に差し入れに行っちゃおう……いや、お昼に九條先輩が作ってくれるからその時のおにぎりと被ってしまうのでは……?具の中身なんだっけ?昆布?おかか?」

 

差し入れを口実に行こうかと考えたが、手作りが被ってしまうのはいただけない。九條先輩のありがたみを薄める行為は避けないと……。

 

「……普通にお見舞いとして行けばいっか」

 

その前に適当に食べ物とかお菓子を買って行けば大丈夫だろう。

 

「そうと決まればまずはこの空腹を収めないとね!」

 

 

 

 

 

ピンポーン

 

時刻は午前10時頃、買い物袋を持ち三つ隣の部屋のチャイムを押す。

 

「は~い」

 

中から天ちゃんの声と、こちらに向かって来る足音が聞こえる。

 

「お、舞夜ちゃん。どうぞどうぞ~」

 

「お邪魔しまーす」

 

部屋に招かれると、テーブルの前に座った先輩と目が合う。

 

「九重か、おはよう」

 

「おはようございます。石化の様子はどうですか?体調とかは……」

 

「昨日よりだいぶましになったな。肘と膝が曲がる程度には戻って来てるぞ」

 

「それは安心しました!この調子で直ぐに治ると良いですね~。あ、これ差し入れです。既に朝食は済まされたみたいですが」

 

コンビニで適当に買った総菜パンやゼリー系が入った袋をテーブルに置く。

 

「買って来たのか?すまんなわざわざ」

 

「いえいえ、念のために買って来ただけなので、一応お菓子とかも買ってきているので良かったら二人で食べてくださいね」

 

「舞夜ちゃんありがと~」

 

「こっちでお金払うよ。レシートとか貰ったりした?」

 

「お気になさらず。勝手な厚意の押し付けなので先輩は変に気を遣わずに早くその手足を直して下さい」

 

「あ~……九重がそう言うなら、今回は甘えさせてもらうよ」

 

「そうしてください。ごめん天ちゃん、冷蔵庫に入れる物とか入れてもらっても良いかな?」

 

「おっけー、任せて」

 

天ちゃんに袋を渡し、先輩の横に膝を付く。

 

「石化した足とか、触っても良いですか?」

 

「ん?ああ、別に構わんが……」

 

差し出された足を試しに触る。……うん、石だね。でも昨日より解除が進んでいるのは確かだし、元通りになるのは問題無いみたい。

 

「……ありがとうございました」

 

「九重の方は身体とか平気か?」

 

「はい、大丈夫ですよ?」

 

「ほんとか?俺たちに気を遣って無理とかしてないか?」

 

私が強がって平気そうに振る舞っている心配をして、少し不安そうな顔でこちらを見る。……私のより自分の方が大変なのに、これだから先輩は……。

 

「ほんとですよ?あ、何なら確認してみます?」

 

「は?確認って……」

 

「先輩に心配を掛けたくないので実際に攻撃を受けた箇所を見て貰った方が早いのかなって……思いまして。確か昨日受けた場所は手の平と、腕、それから右胸部分と……太ももとかでした。は、恥ずかしいですが、それで先輩の安心が買えるのでしたら……!頑張りますっ!」

 

「おい!?別に脱いで見せる必要はないからなっ!まてまて服とズボンに手を掛けるな!脱ごうとするなっ!」

 

「で、でもっ!先輩に私が健康って証明するには……これしかっ!!」

 

「お二人は……何をされているのですか?」

 

おふざけで先輩を揶揄っていると、全部を冷蔵庫に入れ終えた天ちゃんが後ろから困惑した声で話しかける。

 

「あっ!天ちゃんっ!今先輩が昨日の怪我を心配してたから大丈夫って証明を……!」

 

「いやいや、それでなんでわざわざ脱ごうとしてるのさっ」

 

「だって、言葉より証拠を見せた方が安心できるかなって」

 

「いやそこからおかしいよ!それにあの攻撃って体に傷とか負わないんじゃないのっ!?」

 

「そうだ!だから九重が今からしようとしているのは意味が無いぞ!」

 

「……落ち込んでいる先輩が元気になるかなって、色々と?」

 

「いらん気遣いだ!」

 

「ほんとに要りませんか?心の底から意味は無いと言い切れますか……?男として」

 

「………」

 

「にいやんっ!?そこで何黙ってんのさ!欲望に忠実過ぎるでしょ!」

 

「すまない天。男として嘘は付けないんだ……!」

 

「いや、全然かっこよく無いからね!クソださいからっ!?」

 

「とまぁ、冗談はこの位にしておきますね」

 

服に掛けていた手を離し服装を整える。若干残念そうにこちらをチラ見した先輩の事は言わないであげよう。

 

「でも、私に関しては問題無いので大丈夫です。ご心配ありがとうございますね」

 

「そっか、それならよかった」

 

「それじゃあ、私は一旦離脱しますね?この後少し用事が入っているので~」

 

「もう行くのか?昼から九條と結城も来るけど」

 

「名残惜しいですが、お二人の顔を見れたので満足しておきます。あ、でも、何かあったらすぐに連絡下さいね?何を差し置いても最優先で駆けつけますので~。それではっ!」

 

「またね~」

 

天ちゃんに見送られながら部屋を出る。最近九條先輩と結城先輩に会えてなかったから会いたかったけど……仕方ないかぁ。多分次会えるなら夜の神社とかかな?香坂先輩には月曜日に会おうと思えば会えるもんね。

 

部屋に戻り、これからの為の準備を始める。休みが終われば後は駆け足になるので、動ける内に備えておこう。

 

「まずはおじいちゃんに詳細を話しておかないと……怒られはしないだろうけど、心配させちゃうだろうなぁ」

 

申し訳ない気持ちもあるが全ては先輩と天ちゃんのためにと通話のボタンを押した。

 

 

 

 

 

 

休みが終わり、いよいよ重要局面に入ろうとしていた。

 

「……ふぅー、よっしっ!今日も元気に頑張ろうっ」

 

気合を入れて部屋を出る。今日は天ちゃんが先輩の部屋から通学と聞いているので折角だし一緒に行こうと誘っておいた。

 

「天ちゃ~ん。迎えに来たよー」

 

玄関のピンポンを鳴らしながらいつもの二割増し位のやる気を出す。

 

「は~い、今行くー」

 

玄関が開き、制服姿の天ちゃんが出てくる。

 

「おは~、準備大丈夫そう?」

 

「おはよー、うんバッチリ」

 

「それじゃあ、行こっか」

 

「了解、んじゃ、あたし行くね~。一人だけど気を付けてね」

 

「おう、気を付けて行けよ」

 

玄関から出て来たので、一緒に学校へ向かう。

 

「先輩の体調、どうだった?」

 

「ん~、徐々に治って来ているのは確かだねっ。今週あれば完治出来ると思うよ」

 

「なら大丈夫そうだね。欠席の連絡とかもうしてるの?」

 

「あ、やべっ。そういえば言って無かった。流石ににぃにが言うとは思うけど……、一応しておいてって連絡は入れておくか……」

 

スマホを取り出しメッセージを送る。

 

「これで大丈夫っしょ。おまたせ、いこ」

 

「お供させていただきますともー」

 

通学途中に、アーティファクトの話や、土日の話をしながら学校に着く。

 

廊下を歩き、1のDクラスの前に立つ。天ちゃんより前に立ち先に扉を開けて中に入る。

 

「おはよー」

 

中に入ると、既に席に座ったり、友達はお喋りしているクラスメイトがこちらを向き返事をする。

 

「おはよ~」

 

続けて天ちゃんも挨拶をする……が、一瞬天ちゃんを見て一部の人間が不審な顔をした。

 

後ろの天ちゃんは特に気にした様子は無く一緒に席へ向かう。

 

まずは、ゲーム通りだった。次はお昼休みだろう。

 

気を抜けないまま授業が進み、あっという間に昼を迎えた。

 

「舞夜ちゃん、お昼たべよ~」

 

席を立ち、こちらを向いた天ちゃんが弁当の入れ物を持って声を掛けてくる。

 

「うんっ、食べよっか!」

 

席をこちらに向けて互いに向き合う。その時、横に居た生徒が不思議そうな顔で天ちゃんを見ている。

 

「……?どうしたの?」

 

じっとこっちを見ているクラスメイトを不思議そうに思って声を掛けたが、よそよそしく返事を返され去って行く。

 

「……んー?どしたんだろ」

 

「……さぁー?それよりお昼食べよ?」

 

「だね」

 

着実に浸食は進んでいる。今も外野からチラチラと天ちゃんを見ている視線を感じる。

 

「舞夜ちゃんは今日は惣菜パン?」

 

「あーうん。作るのめんどくさくて適当な余りを持って来たの」

 

「たまに食べるコンビニのパンとかめっちゃ美味しいよね~」

 

「同じ物ばっかりだと飽きが来ちゃうしねー。刺激は必要なのは確か」

 

「うんうん、わかる」

 

他愛もない会話をしながら昼食を終え、午後へと入る。周囲を注意深く観察しているが、午前と変わり時間が進むごとに明らかに天ちゃんへの認識が減ってきているのが分かる。プリントなどを渡すとき、授業の担任が入って来た時の一瞬の不思議そうな表情。

 

当の本人も何となくおかしく感じ始めてきている。

 

「なんか今日よく皆に見られる気がするけど……どこかおかしかったりする?」

 

度々自分に視線が集まるのを感じ、身なりがおかしくないかあちこちを触っていた。

 

「ふふ、大丈夫。今日も天ちゃんは可愛いから」

 

「いやいや、ほんとに変じゃない?内心ビクビクなんですが」

 

「うん、今日もいつもと変わりないよ。でも、確かに良く見られるねぇ……」

 

「何かしたかなぁ……?」

 

放課後になり、ホームルームが終わる。

 

「……天ちゃん、帰ろっか?」

 

「う、うん。わかった」

 

この辺りになると明らかにクラスメイトメイトからの態度の違いに流石の天ちゃんもおかしく感じている。

 

席を立ち、鞄を持つと、クラスメイトの視線が一斉に天ちゃんに集中する。

 

「え……なになに?どしたの?」

 

急に皆が変な目で見ていることに困惑気味で聞く。

 

「天ちゃん、早くいこ?」

 

立ったままの手を引きながら教室を出て行く。その間も皆は知らない人を見る様な顔でこちらを……天ちゃんを見ていた。

 

室内を出て、取りあえず校舎のベンチに一緒に座る。

 

「……ねぇ舞夜ちゃん。これってもしかして、さ……」

 

さっきの異常が何だったのかを震える様な声を絞り出しながら言い始めた。

 

「これって……、あたしの力が……」

 

「多分、暴走し始めているんだと思う……」

 

「や、やっぱりそう、おもう……?」

 

恐怖する様な声と瞳でこちらを見る。

 

「……うん、前に話していた能力の暴走……それが進行して来たって……ことだと……」

 

「今日一日、皆から変に見られていたのは、そういう……ことだったんだ……」

 

謎が分かり顔を伏せる。

 

「天ちゃん」

 

安心させるように手の甲に手を重ねる。

 

励ます資格があるのか分からないけど、目の前のこの子に声をかけないと言う選択肢はあり得なかった。

 

「確かにクラスメイトは忘れていた。でも私は天ちゃんの事を忘れていない。多分だけど、ユーザーとかアーティファクトに対する抵抗力があったりすれば問題無いと思うの」

 

「そ、そうかなぁ……」

 

「現に私は天ちゃんの事をちゃんと認識出来ているよ?私が問題無いなら新海先輩や九條先輩、結城先輩に香坂先輩も覚えていると思う……」

 

「お兄ちゃんも、あたしの事忘れてたりしていたらどうしよ……」

 

「天ちゃんのお兄ちゃんならちゃんと覚えているに決まってるよ。……取りあえず、帰ろっか?実際に確かめに行こ?私が付いているから……ね?」

 

「……うん、ここに居ても仕方ないよね……」

 

スマホとかで確認をした方が良いかもしれないが、面と向かって会った方が安心感が出る……と思う。

 

天ちゃんの手を引きながら学校から出る。暗い雰囲気を何とかしようと可能な限り会話を続けた。

 

「今日って放課後、何かする予定とかあったりする?」

 

「……家に着替えを取りに戻ろうかなって……それと、にぃにのご飯も買って行かないと……」

 

「……そうなんだ。じゃあ、早く先輩の部屋に行かないとね」

 

マンションが近づくにつれて天ちゃんが不安そうな表情を浮かべる。安心させるように手を強く握りながら歩き続ける。

 

マンションに入り、先輩の部屋まで辿り着く。

 

「天ちゃん。鍵持ってる?」

 

「うん、これ……」

 

「良かった、それじゃあ開けるね?」

 

「あっ……」

 

心の準備をしていない天ちゃんを見ながら扉を開ける。

 

「お邪魔しまーす!先輩の可愛い妹と可愛い後輩が来ましたよーっ」

 

靴を脱ぎ、天ちゃんを引っ張りながら奥へと入る。

 

「先輩!身体の進捗はどうですかっ!」

 

「九重か、天と一緒に帰って来たのか?」

 

「そうなんですよー。先輩の様子が心配で即座に参りました!ね?天ちゃん?」

 

いつもと変わらない様子の先輩を確認出来たので、後ろに居る天ちゃんに声を掛ける。

 

「ぁ、う、うん!」

 

「それは心配かけたな。見ての通り療養中だよ」

 

「何か食べたい物とかありますか?不便な点やお困りの事など!今なら大サービスでお助け致しますよっ」

 

「動きにくい位だなぁ。あと日中暇だわぁ~……」

 

「おやおや、そんなこと言って……ほんとは色々考え込んでいるくせにぃ~」

 

「そう言うのは気づいても指摘しないもんじゃなかったのか?」

 

「そうでした。失礼」

 

「そうだ。すまん天、後で晩御飯適当に買ってきてくれないか?」

 

「え、あ、うんっ。任せてっ!」

 

「……大丈夫だったね?」

 

「うん」

 

安心して嬉しそうに頷いた天ちゃんに小声で話しかける。

 

「二人してこそこそと話してどうしたんだ?」

 

「えーっと、実は色々ありまして……」

 

学校での事を話し始めようとすると、不意にインターホンが鳴り響く。

 

そのせいで全員が無言になる。

 

「……にぃに、何か頼んだ?」

 

「いや、特には……たまに来るセールスとかじゃないか?」

 

……成瀬先生と香坂先輩のご登場だね、これは……。

 

「……私が見てきますね?念のため」

 

部屋を出て玄関を開ける。

 

「お~い、いるのはーーって……あれ?新海君……じゃない。部屋間違えた……?」

 

家主では無い事に驚きながらも横に居る香坂先輩に確認する。

 

「いえいえ、新海先輩の部屋で間違いないですよー?どうかされましたか?」

 

「えっと、君は……どこかで見た事あるような……」

 

「九重舞夜です。多分そちらの成瀬家とのパーティーとかで見た事があると思いますよ?」

 

「あーー!君かぁ……、あれでしょ?前に家のおじいちゃんの話を長時間聞きに来たって子でしょ?」

 

「それですそれです」

 

「あれ?沙月ちゃん?」

 

「お、天ちゃんも居たのかー。二人して翔くんのお見舞い?」

 

「あ、そんな感じ~。にぃに、結構重症でね~」

 

「へぇーそんなに風邪拗らせるんだ。大変だねぇ」

 

「あと数日もあればケロって治ると思うよ?沙月ちゃんと香坂先輩はお見舞いに?」

 

「マンションの前でウロウロしている所を連れて来た。翔くんに用事だろうなって思ってさー。で、良かったんだよね?」

 

「え、ぁ、は、はい……」

 

「だよね~、良かった。あ、一応これ、今日の配布物。渡しておくね?」

 

「うん、ありがとね、にいやんに渡しておく」

 

「翔くんにお大事にって伝えといて、それじゃあ私は帰るね~」

 

「お見舞いありがとねー」

 

目的を果たした成瀬先生はさっさと帰って行った。

 

「……香坂先輩は、上がりますか?」

 

「ぁ、えっと……そ、その……」

 

「多分新海先輩の様子を見に来たんですよね?」

 

「そ、それも……ありますが、み、なさんに……謝りたくて……」

 

「ん?あたしたちに……?」

 

「私が……リグ・ヴェーダに、入って、な、なか、ったら……こんなことに……。ご、ごめん、なさい……」

 

「あー!そんなこと気にしなくて大丈夫ですよっ!?寧ろ春風先輩はこの前の夜ににぃにを助けてくれたじゃないですかっ」

 

「そうですよ。ゴーストから助けようとこちら側に来てくれたじゃないですか。先輩のせいじゃありませんですって~」

 

「ぁ、……ぅ、そ、それは、もう一人の、あの……私が……」

 

「二人ともー、先生は帰ったのかー?」

 

私達が玄関で立ち話をしているのを聞いて、新海先輩がこちらに顔を覗かせる。

 

「ぁ……」

 

「先輩も来ていたんですね」

 

「ぇ、ぁ、あの……そ、その……」

 

突然の会話にあからさまに動揺していた。

 

「きょ、今日は……か、か、帰り、ます」

 

顔を俯かせながら小さく呟いた。

 

「あー……了解ですぅ~。またです」

 

くるりと踵を返して帰っていく。

 

「……俺、またやらかしたよな?」

 

「また翔様のせいで帰っちゃったじゃんっ!」

 

「香坂先輩、翔様のお声がけに耐えられなかったみたいだね……」

 

「だからそれやめろっ!」

 

 

 

 





一応この時点では成瀬先生も天ちゃんのこと覚えてはいるんだよな……。それがいつまでなのか気になる、成瀬家の巫女抵抗力高そう。

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