流水の勁   作:魚肴サカナ

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随分と遅くなってしまった...
いや、マジで戦闘描写が描けない。ホントに


第三話

(原作開始2年前からいたのかよ...出来るだけ関わりたくない奴ランキングTOP3の1人にこんなに早く会うことになっちまうとは...)

 

「まずは自己紹介からしようか。僕はヒソカ♠、ここ200階クラスの闘士の1人だよ♥」

 

「...ガロウ」

 

「ウン♥知ってる。君のことは100階クラスに上がった辺りからずうっと見てたから♥」

 

「(実際に会うとマジで気色悪ぃなこいつ)そうかい。で?俺に何か用でもあんのか」

 

「さっきいったろ♠僕は君を待ってたんだ...君とヤり合うために、ネ♥」

 

「別に構わねぇぜ。なんなら今すぐ登録しにいくか?」

 

「うーんとても魅力的な提案だけど...もう少し様子を見たいんだよねぇ。なにせ君はここでまだ一度も本気でヤってないだろう♠?だからお願いがあるんだ♥」

 

「お願い?」

 

「僕の指定する選手と試合をしてほしい。僕の選んだ相手だからなかなか手応えあると思うよ♥君もそれなりの相手とヤるためにここに来たんだろう?♥」

 

「(俺の目的まで見抜いてやがんのか...本当に何なんだコイツ...)ああ。その通りだ」

 

「やっぱり♥それでどうかな?僕のお願いは聞いてもらえるかい?」

 

「いいぜ、聞いてやるよ。で?誰とやりゃあいい?」

 

「そう言ってくれると思ったよ♥君ヤって欲しい相手はロマノフ。もう直ぐフロアマスターになるんじゃないかって言われてる闘士さ♣」

 

(ロマノフ...聞き覚えねぇな。原作じゃ出てこねぇ奴ってことだな。なら大したことはなさそうだ)

 

「大丈夫大丈夫、多分君が勝つから♣今回ヤって欲しいのは君のことをより深く知るための準備みたいなものだからね♥」

 

「...分かった。ロマノフだな。試合明日でいいのか」

 

「そうして貰えると嬉しいかな♥」

 

「じゃあいくか」

 

「おや、ロマノフの居場所は聞かなくていいのかい?」

 

「あ?居場所も何もさっきからそこにいるじゃねぇか。それともそいつじゃねぇのか?」

 

「...ククッこれは期待以上かもね♥」

 

「...すごいね。絶は完璧だと思ったんだけど。君の能力かな?」

 

「さあな。こんなとこで手の内さらすと思うか?」

 

「ごもっとも。それじゃあ登録にいこうか。時は金なり、だ」

 

「言われなくとも」

 

 

 

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翌日、リングの上ではガロウとロマノフが向かい合っていた。

 

(...なるほど、あのヒソカが紹介してくるだけのことはある。オーラの澱みがほとんどない。この若さでここまで念を修めているとは...)

 

「ポイントアンドノックアウト制、制限時間はなし。またあらゆる武器・道具の使用が認められます」

 

(さて、このルーキー君は一体どんな能力を使うのか...まずはそこを見極めないとね)

 

「両者構えて...始め!」

 

審判の合図と同時にロマノフはガロウへ接近、肉弾戦を仕掛けた。自分の得意分野で攻めて来てくれるならありがたいとガロウは素直に応戦する。達人同士の凄まじい攻防が暫く繰り広げられるが、ガロウは不意に違和感を感じ取った。

 

(...コイツのオーラ?いや違う、それにしちゃ感触が)

 

「どうした?こんなものではないだろう。全力を見せてくれ」

 

「ハッ。言われるまでもねぇ!」

 

(おそらくコイツの能力だな。どんな仕組みか知らねえが小手調べだ...喰らいやがれ‼︎)

 

瞬間、ガロウはリングをバラバラに破壊するほどの強烈な踏み込みを繰り出す。どのような攻撃にも対処出来るように構えていたロマノフもこれは予想しておらず、刹那の隙が生じた。ガロウがこれを見逃すはずもなく、踏み込みで得た力をそのまま拳にのせてロマノフへと叩き込んだ。

 

冥(めい)躰(てい)震(しん)虎(こ)拳(けん)

 

拳法において踏み込みの強さは打撃の威力に直結する。より強烈な踏み込みがより強力な打撃を生み出すのだ。頑強に作られているリングをバラバラにするほどの踏み込みから放たれる拳の威力はすさまじく、これをまともにくらえばひとたまりもない。現にロマノフは蹲り血反吐を吐いている。

 

「クリティカルヒット!ガロウ、2ポイント!」

 

(...ッ!!油断した...なんという威力!!能力を発動していなければこの一撃で倒されていた...!!)

 

(まともに入ったと思ったが...なにかに邪魔されたな。クッションみてぇな感触だったが凝(ギョウ)でもなにも見えねえ...となると透明な何か...!まさか空気の塊、か?ありえねぇ話ではねぇな。変化系能力者ならそれぐらい訳ねぇはずだ)

 

「もろに入ったと思ったが意識あんのか。大したもんだ」

 

「ハハ...褒められてる気が...しないな...ハァハァ...ッガハ!」

 

「...降参しねぇのか?」

 

「こう見えて負けず嫌いでね...まだ諦めるつもりはないよ」

 

「そうかい...まあまだ色々隠し玉があんのかもしんねぇが、悪いな。俺は嗜虐趣味は持ち合わせちゃいねぇんだ」

 

瞬間、ガロウはリングの上から姿を消した。もう2度と先ほどの一撃を喰らうわけにはいかないと凝(ギョウ)でガロウの動きに注視していたはずのロマノフは、視界からガロウが消えると同時に驚きながらも反射で防御姿勢をとった。ロマノフの能力は気体生成(エアワーク)。オーラによって気体を生み出し、ある程度ならば操作が可能である。先程のガロウの一撃に耐えることが出来たのは、気体生成によって生み出した高密度の空気を纏う能力、気鎧(スーツ)により、体を守っていたからだった。今、ロマノフが発動したのはこの気鎧の上位互換である気殻(ウォール)と名付けた能力。これは高密度の空気を重ねて自分を中心に球体状に纏い、絶対的な防御力を誇るバリアを生み出すというものである。

 

(反撃に転じることは出来ないがこれなら少なくとも攻撃を喰らうことはない...いまガロウが目の前から消えたのは何かの能力ではなく単純な高速移動によるものだ。なら体力が尽きるまで気殻を維持し続けることが出来れば...)

 

絶技(ぜつぎ)・閃光(せんこう)脚(きゃく)

 

凄まじい連撃がロマノフの気殻を襲う。突然の衝撃に多少動揺したものの、一切ダメージが通っていないことにロマノフは安堵の息を漏らす。

 

(よし、やはり気殻なら耐えられる)

 

その後も姿を捉えられないガロウによる攻撃は続くがそれがロマノフに届くことはなく、時間だけが経過してゆく。

 

「...ガロウ君。あきらめろ。君に私の気殻を打ち破ることは出来ない」

 

「...」

 

「この能力は物理攻撃に対して無類の強さを誇る。さらにオーラの消費も少なく、持続力もかなり高い。君がどれだけ拳法に秀でた才能を持っていても、このまま続ければ先に倒れるのは君の方だ」

 

ロマノフはガロウに諦めるよう語りかけるがガロウはそれを気に留めることなく攻撃を続けていく。

 

「...いい加減にしろ‼無駄だというのが何故分からn「うるせぇよ」

 

諦めずに攻撃を続けるガロウに痺れを切らしたロマノフが叫ぶと、先程まで無言だったガロウがロマノフの言葉を遮って話し始めた。

 

「確かにその能力はすげぇ。それは認めるぜ。おそらく冥躰震虎拳でもダメージは通らねぇだろうよ」

 

「それが分かっているのならさっさと諦めろ」

 

「悪いが俺も諦めの悪い質でね。やれること全部やらねぇと気が済まねぇんだわ」

 

爆心解放拳(ばくしんかいほうけん)

 

(...‼さっきの一撃よりも強い⁉)

 

「これも通らねぇか。んじゃ次だ」

 

旋風鉄斬拳(せんぷうてつざんけん)

 

(な!...斬撃だと⁉)

 

「チッこれもダメか...しゃあねぇ、まだ使いたくなかったんだが...とっておきだぜ」

 

そういうとガロウはロマノフの背後で動きを止めて両足を強く踏み込んだ。

 

旋風(せんぷう)

 

左手には鉄をも切り裂く旋風を

 

流(りゅう)水(すい)

 

右手にはあらゆる力を受け流し、巨石をも打ち砕く激流を

 

(不味い...‼これは喰らってはいけない...‼)

 

ガロウが『とっておき』だといって放とうとしている技に嫌な寒気を感じ、直ぐに能力を解除して回避に移ろうとしたロマノフだったが、その判断は余りにも遅すぎた。

 

轟気空裂拳(ごうきくうれつけん)

 

大気ごと対象を破壊し、その衝撃はそのまま対象の内部へと浸透して内側からも破壊を齎す奥義。通常であれば連撃を叩き込むこの技だが、ガロウは初撃のみで拳を止めた。それはただの一撃で敵を打倒した確信が拳に伝わったからに他ならない。フロアどころか塔そのものを震わす圧倒的な破壊力の前では如何なる防御も意味をなさず、立ち込める土煙が晴れると、そこには構えたままリングに立つガロウと、場外に吹き飛ばされ、倒れ伏し、意識を失ったロマノフの姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、てことでガロウ君、念能力者との初戦闘でノーダメ勝利。おめでとう。
この作品のガロウ君はガロウの容姿と才能をもって転生したオリ主なので、知ってる武術は何でも使います。
閃光脚は好きなので使ってもらいました。
今回はワンパンマンに登場する技術だけでしたけど、これからはネタ切れしたらどんどん別作品の技も使っていきます。
では、次回の投稿がいつになるかは分かりませんが、さようなら
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