踏み台転生者の末路   作:カカオ_

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ミッドチルダ防衛戦(STS本編終了)

~ミッドチルダの市街地区~

俺はミッドチルダの上空に飛び、ガジェットの数に驚いていた。

「なっこの数は!?」

上空に上がった段階ではやてからの通信ウィンドウが開き

「かざと!あんた今までどこに!いやそれはええ、そっちにガジェットドローンの群れが行ったんや。

数は約2000、私らはゆりかご抑えるのに動けへん。

なんとかしてほしいんや!」

「分かった。ツヴァイ・・・ユニゾンしてくれ」

「はい!」

 

「ツヴァイ、氷結変換と操作に集中。

管制はこちらで引き継ぐ。

デバイスにも氷結変換術式を組み込んである。」

(でもそれだけじゃ魔力足りないですよ~)

 

「いやそれだけじゃない・・・凍結魔力「リリース」」

魔力の供給量が急に増えていった。

(これならいけます!)

「さぁやるぞ」

そうすると、周囲の空間は猛烈な勢いで氷付き始めた。

氷が周辺にまとわりつき、ガジェットたちに襲い掛かっていった。

「きゃーーーー」

地上からはガジェットの攻撃により市民たちにも被害がでそうになっていた。

氷がその市民の前に発生し助けていた。

「やはり俺一人だけだと管制が間に合わないか」

「八神司令官!」

特務一課の面々や陸上魔導士たちが地上の防衛にあたっていた。

そうだこういう時のために仕込んでいたんだ。

 

「特務一課、量産型デュランダル装備!

特務一課総員は術式の発動および各魔導士たちの管制の統括の補助に入れ!

各魔導士部隊は攻撃対象の選定と救出対象の洗い出しを!

みんなミッドチルダを守り抜くぞ!」

 

「承知しました!お前たち気張れ!司令官が一番重い所を担ってくれているんだ。」

「「「「了解です!」」」」

 

「「「「魔力凍結「リリース」!」」」」

 

氷が地を這い、すごい速度でミッドチルダ全域に広がっていった。

氷が一瞬で這い人は凍らず襲い掛かるガジェットのみ氷つき割れていく。

 

その氷は風輝・特務一課・陸戦魔導士たちにより制御されガジェットたちに襲い掛かるのと合わせて建物の補強、一般人の避難などをこなしていった。

 

そのまま氷の範囲は、聖王のゆりかごの近辺にまで来ていた

 

 

~はやて視点~

私は空を多い尽くさんとするようなガジェットの群れと相対していた。

 

あまりの数の多さに、魔法結合が溶け飛行を維持できなくなるものまで発生し全滅は近かった。

 

警告表示がでてウィンドウが開かれた

「なっ!?ミッドチルダの上空に巨大な魔力反応!?総量は!?」

error!error!

「はやて!ミッドチルダが!」

シグナムからの言葉に私はミッドチルダに目を向けた

ミッドチルダには氷が張っており、ガジェットに襲い掛かっていっていた。

また氷がだんだんと空中にも発生しガジェットたちに襲い掛かっていった。

 

「な、なんやこの氷は!?」

そうしていると、ガジェットたちに氷がまとわりつきはじめ

その氷の一部が尻尾のようになりガジェットたちにどんどん突き刺さっていった。

そうして、動いているガジェットの数は目に見える勢いで減っていった。

 

その氷は止まらず、聖王のゆりかごに張り付いた。

聖王のゆりかごの船体を外から削り取り始め海上には欠片が落ち始めていた。

 

氷が張り付いた場所ではAMFの効果が減衰をし氷は内部にまで広がっていった。

氷その物に外魔力遮断内魔力伝導特性を付与し、AMF空間内でも氷が発生する速度は落ちることはなかった。

 

その中で動きの取れなくなっていたなのは、ヴィータ、ヴィヴィオ。またナンバーズの捕縛をし氷が移動し外まで連れだされていた。

 

その後、聖王のゆりかごは崩れ落ち海上に落ちていった。

 

かざとは、空を飛びこちらに向かってきていた

「かざといったい何をしたんや!?」

「一通り落とすことには成功したか・・・

広範囲精密陣地術式 STOP!

・・・ユニゾンアウト・・・ふぅ疲れた・・・」

 

肩の上には、疲れ切ったツヴァイがぐでっと乗っていた。

「かざと!」

「あーなんだ・・・切り札ってやつ・・・。氷結変換体質や術式を組み合わせて広範囲陣地を作る術式なだけだよ。」

「だけって、そんだけの魔力をどっから」

明らかにミッドチルダ全域を氷結させ、そのまま海や空の上まで範囲に収めるような物を個人の魔導士の魔力量でこなせるわけがない。

 

「俺だけの魔力じゃなくて、特務一課総員の魔力。

さらに魔力を蓄積する技術は、デュランダルの頃には実用化されている。

ならそれをうまく再現すればどうなると思う?」

 

「・・・まさか・・・あんたが普段、相手の魔力を使って戦うスタイルになったのって」

「いざと言うときの切り札は一応とってあるということさ」

「AMFは!どうやったん!?」

「魔力の量と魔力結合強度でごり押し。」

カートリッジどころじゃない魔力量に空いた口がふさがらなかった。

 

 

そこからしばらくして、聖王のゆりかごはばらばらに崩れ落ちていった。

 




風輝切り札解説:
[術式の背景]
もともと、陸の戦力規模では大規模な魔法犯罪者による襲撃を受けた時に対応が不可能なことは明白であった。
ミッド式やベルカ式の魔法は基本一人用である、大規模魔法は才能に依存する。

そのため低ランクの魔導士ばかりの陸の魔導士たちで対抗するにはどうすればよいかを突き詰めた術式。

[術式の内容]
魔法タイプ:広範囲精密陣地術式
使用者:八神風輝・ツヴァイ・特務一課

魔法タイプ:広範囲精密陣地 感知・操作術式
使用者:陸の魔導士たち(本局への野心のあるような人間には未通達)

量産型デュランダルにも広範囲精密陣地術式が組み込まれており特務一課の面々も陣地維持に参加をしている。

広域殲滅魔法ではなく、民間人の救出と敵撃破を両立させる魔法である。

そのため、自分一人の管制能力では足らないため役割を分割した。
魔法の発動維持:風輝・ツヴァイ・特務一課
魔法対象の選定、操作内容の決定:[風輝・特務一課]⇔陸戦魔導士たち
と分担をし大規模な魔法を実施している。

ただし、これだけだと魔力量を考えるとそこまで範囲を広げれない。
(かなりの広範囲を短時間であれば維持できる計算)

[切り札2:魔力凍結[リリース]]
魔力を凍結貯蓄をしておく魔道具+術式。

作成背景はデュランダルの魔力貯蔵機能を研究し自分の魔力を蓄え凍結させる魔力貯蔵術式を作成・隠匿していた。
(つまり一応既存の技術の延長戦)
またこれは特務一課総員が使え。
実は制作超難易度の魔道具と術式であり、普通ならばコスパが悪すぎて運用が不可能。
風輝が個人で作成をし真の仲間にのみ託した切り札である。
また魔力量の多い魔法使いには無用の長物であり使われない。

[知ってた人]
なお本局に知られないようにするため、陸の中でも限られた人間たちのみしかこの術式は知られていなかった。
はやてと距離が近すぎると言う事になり中島一家はこの術式には触れられることはなかった。
(ツヴァイは例外(そもそも知られると陸の不利になりかねないため誰にも言わなかった))
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