~~はやて視点~~
私は風輝の元を訪れていた。
「風輝!管理局をやめるって本気やの!?」
「どうしてやの!かざと達はあの事件でも地上の被害を最低限に抑え陸の英雄なんていわれるようになったやないか!」
レジアスは、風輝が表の英雄をこなしてくれている事を信用しており悪い事に関しては一切関わらせていなかった。
「ははは英雄か・・・どこが英雄なんだ・・・。俺は俺は10年もレジアスさんと関わってきた。俺のできる限りの方法で陸の治安も改善してきた!
ミッドチルダの治安も以前に比べればはるかにましにはしたさ!
でも、それでもレジアスさんは犯罪者と協力しなければどうにもならない事態になっていたんだ!
それのどこが英雄なんだ・・・。
俺が俺が不甲斐なかったから・・・・・」
涙を流しながらの慟哭に周囲で見張っている機動六課の面々も言葉がなかった。
私は風輝に抱きついた。
「不甲斐ないなんて言わせへんで・・・・前にも言ったけどリインフォースが今おるんわあんたのおかげや。
それにミッドチルダの民衆たちは私たちの事よりもかざと達の事を認めてるんだよ・・・。それにや、私はレジアス中将に言われとるんよ?
遺言とはちょっと違うんやけど・・・
風輝はいずれ陸のトップになるから助けてやってくれと」
「そやから、風輝は管理局を辞めちゃだめなんよ」
「いや!それでもレジアス中将の生贄に捧げるような腐った連中とは・・・」
ぴろん。通信端末の表示に目をやると
「・・・オーリス・・・さん・・・?」
「失礼します風輝。今まで管理局に拘束されており連絡が遅れて申し訳ありません。
この動画を見ていただきたいのです。」
動画のデータが風輝のデバイスに送られてくる。
「これ・・は?」
「父の・・・遺言です・・・」
「風輝・・・これを見ているということは儂はもうこの世におらんということじゃろう。
ゼストが出てきた事で儂も覚悟がいると思いこの動画を残している。
長く言うのもあれだな・・・。
陸のみんなを頼む。今までも苦労を掛けてすまない。ありがとう。後を頼む。」
「レ、レジアス・・・さん・・・」
「ほらな!だから、かざとは陸のトップになるべきなんよ!」
「だが、今の状況では正直陸のトップなんてやる気にはなれない。」
「そりゃそうやな。提督とも話をせんといかんけどもし条件を出すとしたらどうするんや?」
「レジアス中将の名誉回復。
陸と空海の人事権の完全分割・優先順位の同率化。
予算分配の変更(最低25%保障)また不当に予算を削った部分についての明確な説明および実施。
海と空、陸の責任の分割化。
」
「あと、ついでに私との結婚やね」
「はっ?」
「夜天の主の旦那って状態になるだけで、聖王協会は味方につくやろ?私も陸に移動して同じ職場でがんばるで?あ、当然ツヴァイもな」
「いやいや、そんな理由で結婚なんて!?んっ」
私は彼の唇をキスにてふさぎ
「私はリインフォースの件でも感謝してるっていったやん。
それにあれ以外にもいろいろと一緒にやってきてるやない。
だから離さへんでー♪」
周囲についている機動六課の面々は、なのはとヴィータ以外はきゃーと黄色い声を上げていたが、なのはとヴィータは目が死んでいた。
特にヴィータは完全に身内になるわけであり、高町なのは幼児退行事件もあり完全にトラウマとかしていた。
「いやさすがにそんな理由で結婚するわけないだろう」
「なんでやー」
~~レティ提督視点~~
はやてを通してレティ提督は話を聞いており、かなり顔を引きつらせていた。
人事権の完全分割は今でもかなり進んでいるので問題はない
(5年前の件でかなり民間から叩かれて懲りてる。)
が、発言権と予算の問題だ。
風輝の分析をしていた際に判明したことだが
地上の治安は、今まであのレベルで維持されていたのが奇跡だと言われている。
それをさらに改善するための予算にどれだけ必要か。
長く予算をまともに払われていなかったことを考えると次元艦隊にも影響がでかねない。
しかも、彼は非常に頭もよければ意志も強い。
また実際にその予算で何とかしてきていた事実もあるためそれを空・海へ持ち込まれたとしても否定する言葉も見つからない。
彼のバックボーンに企業群がいるのは把握している。
そこに聖王協会と言うバックボーンが追加されるとなると、その段階で一大派閥になりかねない。
しかも、まだ発展途上これから10年・20年とたつとその派閥は信じられないほどの規模になるであろう。
風輝は精神年齢が40+20に差し迫っており結婚願望もあまりありません。
孤児院の子供たちはいるし、その子供たちも一部は結婚して既に赤ちゃんを見せに来るなどしているので既に気分はお爺ちゃんです。