踏み台転生者の末路   作:カカオ_

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反省と新たな道

もう一人の転生者に敗れた風輝は自分の部屋に引きこもっていた。

 

何かをしているわけでもなく、椅子に座り虚空を眺めていた。

その目には生気がなく、何を見ているのかすらわからなかった。

 

その間に一度クロノから連絡があり

「今回だけは大目に見るが次は容赦はできないぞ」

と連絡があり、前回の決闘騒ぎに対する処罰はなかった。

 

~~独白~~

 

「俺は今まで何をやっていたんだろう。」

原作に介入して自分にできる限りのことはやってきたと思う。

プレシアやアリシアを助けるような力はないが、リインフォースの意識だけでも助けるという結果は出したと思う。

だがその結果はどうだ。

原作キャラ達は自分を嫌っており近づいてもこない。

もう一人の転生者の手島はみんなと一緒におり仲良くしている。

 

結果も最低であり自分の行動を思い返していた。

 

なのはの最初の戦闘

・颯爽と現れて助けて俺をアピールするつもりが

実際は、現れたはいいが初戦闘で俺も力の使い方がわからず、結局は黒い影の攻撃を逃げ惑うだけ。

時間稼ぎももう一人の転生者が行っており、なのはとユーノも困惑していたし印象は弱い人となっただろう。

 

・フェイトとの初戦闘時にも二人を止めようとして、間に挟まって魔力攻撃を受けてあえなく撃沈

 

・クロノが止めに来た時も、バインドでぐるぐる巻きのミノムシにされていた。

 

・プレシア戦でも、軽く吹っ飛ばされていた。

 

・闇の書事件でも、どの戦いでも役に立たずに飛ばされているだけだった。

また最後の戦いでも、なのははもう一人の男とペアを組んで戦っていたことを思い出し。

 

 

「ははははは。これはお笑い草だ。本当にただの道化じゃないか俺は。はーはっはっはっは」

自分が何の役にも立っておらず、さんざん現場を邪魔しただけじゃないかと認識をし自分に対して笑いあげていた。

 

 

しかし、元社畜の根性かテンションが最悪のままではあったが嘱託魔導士として任務には参加をしていた。

 

「八神、さすがにそんなに集中力が落ちている状態だと危ないぞ」

「クロノ・・・・わりぃ・・・ちゃんと集中するよ」

指摘に対して、ちゃんと受け止めている状況に今までと反応が違うと全局員ざわついていた。

でも「他の子たちは未来のエースになりそうだけど、アイツだけは出涸らしだよな」と言われていた。

 

 

 

~~任務後~~

 

「クロノ一つお願いがあるんだけどいいか」

「必ずかなえれるとは言わないが、とりあえず聞かせてもらおうか。」

「1度、ミッドチルダに行ってみたい。いや正確には1度 陸の部隊を見てみたい」

「陸?なぜ陸なんだ?」

「彼らに聞いてみたい事があるんだ。多分それが俺に今一番足りていないことだと思うから・・・。」

「何を聞きたいのかは分からないが要望は理解した。すぐには手配をできないだろうが、タイミングがあえば会えるようにとりはかろう」

「ありがとう」と俺は頭を下げる

 

あれから俺は、真剣にミッションにも参加をした。

事務関連の能力は非常に早くてクロノは少し彼を見直していた。

 

 

~~それから数か月後~~

 

俺はゼスト=グランガイツ率いるゼスト隊と面談させてもらっていた。

「ゼスト=グランガイツだが、何か聞きたい事があると言われたが?」

「初めまして八神風輝と言います。お聞きしたかった事は・・・

管理局の広報とかの資料を見ていて気付いたのですが、あなたたちはなぜここまで不遇な環境でも戦うことが続けられているのですか。」

 

(この子供、空や海に何度言っても認識してもらえていない事に気づいているだと!?・・・真剣に答えんといかんな。。)

 

「やる必要があるからだ。この世界に住む者の大半も魔法の力がないものだ。

だが、犯罪者たちの中には魔力の高いものがいる。たった一人で何百何千と言う人が犠牲になっていく。

それを許容できるか?だからこそ俺もレジアスも力を尽くしている。

 

逆に君に問いたい。

今まで陸の状態を認識したうえでこのような質問をしてくるものはいなかった。

大半の物は、自分の家族が住んでいるからという理由から入っている物が大半だからだ。

君は限られた資料から陸の状況を推測するほど聡明な頭もある。

それなのに海からの相談でここへきていることも疑問だ。

君は何を求めてここにきている」

 

「俺は・・・・自分の欲望の元に彼女たちを傷つけてきました。

いや、その欲望に対して彼女たちのやさしさに甘えてきたんです。

それを自覚をしたけど、でも心は折れたままなんですよ。

でも、それは自業自得と言う言葉が正しいと思っています。

その中で陸は他からの状況から見ても心が折れずに戦い続けているのが気になったためにきました」

 

ゼストは目をつむり

「そうか・・・その彼女たちと言うのは分からない。だが君はまだ若い。この先無限の可能性が広がっているはずだ。精進しなさい」

「はい・・・」

「少し動きを見てやろう。訓練場にでなさい」

「よろしくお願いします!」

 

 

~~少し動きを見てもらった後~~

「完全に技術不足だな。なまじ素質はあるだけに惜しいな。海でもそういわれたのではないか?」

「そんなことないですよ。俺はあちらでは未来のエースオブエースの出涸らしとか汚点とか言われていますから」

「こちらには当分いるのか?」

「1週間ほどミッドチルダにいる予定です。一応、ハラオウンにホテルをとってもらいましたが」

「嘱託魔導士に登録してあるのだろう。もしよかったら、多少鍛えてやろう。代わりに仕事を手伝ってもらいたい。

当然なるべく安全なものにはするが怪我もするかもしれない。どうする?」

「よろしくお願いします。」

 

それから、1週間みっちりとした訓練と本屋にてデバイス関連の本を購入してきて勉強、仕事の手伝いをしていた。

クロノたちの前ではなのは達にいい顔を見せようとしていて空回りしていた。

しかし、もともとのITエンジニアとしての経験。

チートにてもらった頭の良さを組み合わせた結果

報告書作成・集まった情報からの犯罪者の行動予測などを行っていた。

また幻術にも適正があることがわかりそちらの訓練も併せて行った。

 

 

~~レジアスとゼスト~~

 

「あの小僧の様子はどうだ?」

「まさに原石と言ったところだな。正直海でどういう風な評価を受けたのかわからないが期待ができる人材だ。

これがD-556事件の犯人の行動予測だ。」

ゼストは、風輝が作成した行動予測を書き出した資料をレジアスに見せた。

 

「で、結果はどうだったんだ」

「多少の乖離はあったが、おおむね予測通りの結果であった。」

「そうか優秀だな。できればずっといてほしい所だが・・・だが海に戻るのだろう?」

「ああ、明後日に帰る予定だ」

「そこまでに一度会っておくこととしよう。」

 

 

~~ある休憩所~~

「ぜぇぜぇ、ゼストさん・・・やっぱりすごいなぁ・・・俺はまだまだだな・・・」

風輝は訓練後にベンチに座り休憩をといっていた。

自分の手を見ながらにぎにぎとしていると

「小僧、お前が八神か?」

「れ、レジアス中将!おつかれさまです!」

「よい、訓練後で疲れているのだろう。それに君は管理局の正式な局員ではないのだからそこまで改まった挨拶をする必要はない。」

 

そしてレジアス中将は俺のほうをじっと見て

「明後日に帰るそうだな。」

「はい・・・・・・でも、できればこちらでゼストさんに鍛えてもらいたい所ですが住む所もなければこちらのお金もないですしね。」

「・・・・・・では、住む場所と最低限生活できるだけの仕事を用意するとしたらどうする」

「もし、そうであれば即こちらに移住したいくらいなんですが・・・」

「だが親はどうする?97世界では働き出す年齢はもっと上なのだろう親の説得はどうするつもりだ」

「俺に親はいません。なので、そこは問題がないと思っています。

またここで鍛えて海にいくつもりだろうとか思われるかもしれませんが

俺はあの3人娘に嫌われてますからね。

未来のエースオブエースの出涸らしとも言われています。

魔法には触れて行きたいけど彼女たちとは距離を取りたいです」

 

「先に言った条件でよければ手配をするが?」

 

「よろしくお願いします。あと局員の一般的なデバイスを支給してもらえないでしょうか?」

 

「デバイスはもっているのだろう?」

「このデバイスは、クロノたちに渡すつもりです。身一つでやっていきたいので」

「それにはさすがに反対をさせてもらおう。デバイスも含めて君の力だ。これから先新たにやっていくことを考えると持っている力を捨てるのはおすすめしない。

それくらいならば、こちらで預かり時が来たら返すという形にもできる。」

「・・・・・・よろしくお願いします」

「分かった。身一つで来るとよいあとの手配任せておけ」

そういうとレジアス中将は立ち

「仕事にもどるまたな」

と言い、職務に戻っていった。

 

 

~~アースラへの帰還後~~

 

俺はゼストさんたちとの別れを惜しみながらも、アースラに転移をした。

ポータルから出てきた俺を見て女性局員なんかは遠くにいるのに隠れて警戒したりしている。

(まぁこれが俺のやってきた実績だよな)

俺は、人の目を気にしながもエイミィさんに連絡をとった

「エイミィさん、お疲れ様です。クロノがどこにいるか知りませんか?」

 

「えっ風輝君。・・・クロノ君なら執務室にいるよ~」

「ありがとうございます」

 

俺はクロノの執務室に向かった。

偶然にもその場にリンディさんもいた

「お疲れ様です」

「八神か。帰ってきたんだな。どうだったんだ?」

「いろいろと貴重な経験をさせてもらったよ。あこれお土産」

「わざわざすまないな。それで何か話があってきたんじゃないのか?」

「ああ、近くミッドチルダに引っ越すことになった。なので海での嘱託魔導士を近々解雇してほしい」

「いきなりなにがあった!?」

 

「待ちなさいクロノ。八神君一体あちらで何があったの?」

「ある信頼できる方に師事することになりまして、保証人や住処も用意してくれると言われまして受けてきました。」

俺は目をつむりながら

 

「それに俺は未来のエースオブエースの4人からも嫌われています。

海と言う組織から見てもそんな「出涸らし」が近場にいるよりもいいと思いまして。」

「君はそれでいいのか?

それに最近の君の能力は下手な局員よりも優秀だと思っているんだが」

「いいも悪いもないでしょう。この状況は俺の行動の結果です。

0から自分を見つめなおすにも今まで知っている人達からは離れた方がよいと思って・・・・」

 

そう今後の話を進めていると、緊急の連絡が入った

 

「第94管理世界にて大規模モンスターハザードが発生、至急民間人の救援に向かってください」

 




ゼストは彼の将来に期待をし、レジアスはそのためにお膳立てをすることを決める回
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