~はやての家~
あれから1か月がたった
機動六課の解散処理をなるべく早く終わらせた。
シグナムたちは先に次の職場への移動を最優先で行うとなり、既に家を出ており家には私一人とアインスだけとなっていた。
私の復帰は、3か月の休職後と言う事になった。
精神的な面でのダメージが非常に大きいとなり、今までの無茶も込みで一度腰を落ち着かせることになった。
まともにお風呂にも入らずに1人ベッドの上で体育座りをしながら丸くなっていた。
(私は間違ってたんやろうか・・・。
4人は家族と思っていたのは事実や。
でも、かざとからは一回距離を見直せと言われていたんや
その結果がこれや。
なんでや・・・なんでみんなはあないな事をしたんや・・・。
襲撃の時に「私の思いを歪めた」と言っていた。
距離を取った所で家族であることには変わりはないんや。
みんなはそうは思ってくれてへんかったんやろうか・・・。)
「共依存」かざとの言葉が思いだされた。
調べてみたが、「世話を焼く、支える」側と「心配をかける、困らせる」側に大きくは分けられるとのこと。
かざとにはあの後、この言葉が送られていた
「お前が闇の書の罪の償いをしたいと言うのは分かる。
だが、どうにもお前だけが一人だけ頑張っている気がする。
ヴィータは高町の事ばかり見ているし、ザフィーラは管理局に入らずに道場主をやろうとしている
シグナムとシャマルはまだいい方向だが、所謂近場に配属されているのが気になる。
法的に禊は終わっているが、とてもじゃないが償いをやろうとしているようには見えない。」
「そうか・・・・・私らは家族と言う名前を付けて、依存しあってたんやね・・・・。
だからかざとは一度一人暮らしをしろと・・・」
ぴぴぴぴぴ。
電話の着信音が流れた。
「はやて、風輝より電話です。
いかがしますか?」
アインスの声が流れた。
「ありがとうな、繋げてええよ」
言った後で今の状態を思い出してしまった。
空中にディスプレイが映りそこにはかざとの姿があった。
「はやて「見んといてーーー」・・・はっ?」
毛布を頭から被り顔を見られないようにしているはやてがいた。
「かざと、お願いやからみんといてや・・・。
私、いまの顔を見られとない・・・」
自分がしばらくお風呂にも入らずにいた事に気づいた事と合わせてものすごく恥ずかしくなっていた。
「なんかあったのか!?」
「いやや!聞くんやない!乙女のプライバシーや!」
「乙女っておまえ・・・・・まぁ予想外に元気そうでよかった」
「心配してくれてたん?」
「まぁ、状況が状況だからな。いい落とし所だったとは思うがそれでもお前からあいつらを引きはがした事には変わりはないからな。」
「4人の事ほんまにごめんなさい」
私はディスプレイ越しにかざとに頭を下げた。
かざとは目をそらしていた。
風呂にしばらく入ってないことに気づいてしまったのでなるべく見ないようにするために目をそらした
「お前のせいじゃないだろう。あの4人の責任だ。そこを直せと」
「わかっとる。でも、その上で私は家族の一人として謝らないかんと思う。」
やわらかい顔をしているかざとの姿があった
「少しは分かったようだな。じゃあそろそろ切るわ。風呂にはちゃんと入れよ」
「へっ・・・あっ!ああぁぁぁぁ」
お風呂に入れておらず、髪の毛もぼさぼさな状態を見られた事に気づいた。
顔が真っ赤になっていく。
「まぁ、あんまり暇なら孤児院にでも遊びにこいよ」
かざとからの連絡が途絶えた。
「はやて、一回落ち着いてお風呂にはいりましょう。」
「うう、そうするわ・・・」
その後風呂場で、必死に体を洗うはやての姿があった。