~はやての家~
私は一人椅子に座り。
(さみしい・・・さみしい・・・さみしい・・・さみしい)
10年間、一緒にいたみんながいない。
状況も理解はしているし当然のことなのだが、それでも心が耐えれそうになかった。
今まではがむしゃらに働いてきた。
クロノ・カリム・ヴェロッサからはたまに注意を受けたことがあるくらいだ。
それが今になって分かった。
私は1人で焦っていたのだろう。
落ち着いて1人になってしまった・・・・・さみしい。
いきなり立ち上がり
「アインスでかけるで!」
「はやて、どこにいくのですか?」
「市場や!」
私は久しぶりに市場に出かけていた。
まだ働き始めた当初は自炊をしていたが、ある時期から仕事が忙しく出来合いのものが増えていた。
久しぶりに思いっきり料理を作りたくなったのだ。
地球にあるような香辛料(類似品)を買いあさり、お肉や野菜を大量に買う。
「あのぅ・・はやて?買いすぎでは?」
「ええんやこれで」
会計を済ませた後に私はある所に向かった。
時間はすでに夕方であった。
~孤児院~
私はインターフォンを鳴らした
「は~い」
中からツヴァイの声が聞こえてきた。
その声に心の中の一部が満たされた感覚をもった。
「はやてちゃん?いったい何を・・・?」
胸の前には大きな紙袋があり、食材がたくさん入っていた。
「ほ、ほら私も今暇やし・・・たまには料理でもふるまおうかと思ってな・・・・だめ?」
少し照れたような、はにかむような顔をしながら言うはやてにツヴァイは・・・・・・あれ?この反応だれだっけ・・・?
今までとなんか反応がおかしいと思い・・少しうーんと悩んでいた。
「あ、どうぞどうぞ・・・」
少し混乱しながらも中にはやてを入れた。
はやては台所に行き、久しぶりに思いっきり料理をしていた。
しばらくやっていなかったとはいえ、体には作り方がしみ込んでいた。
カレーの匂いがしてくると、孤児院子供たちがこの匂いなに~と集まってきていた。
子供たちにもご飯を食べさせたが、おいしい~~~とみんながつがつと食べていた。
それを柔らかい笑みで眺めているはやての姿があった。
ツヴァイは
(あれこの女の人だれだっけ・・・?)
明らかに今までのはやてにはなかったであろう反応をしており大混乱をしていた。
「ただいま~」
風輝は夕方を少し超えたあたりで帰宅をした。
「おかえりなさいやで~」
エプロン姿のはやてが、かざとを迎えに現れた。
「いつもお疲れ様やで~」
ほらスーツを渡しみたいな感じの手の出し方をしており
「お、おう」
上着を脱いで渡した。
「ってなんでいるんだ?」
「暇なら遊びに来いいうたやないのー」
「いや確かに言ったが・・・・・この時間???」
既に午後8時くらい(地球換算)。普通こんな時間にくるかと。
「いやいや夕方くらいに来て料理してたんやで。」
「ああ、なるほど」
「兄ちゃんおかえりー。はやて姉ちゃんのごはんすげぇーおいしかったんだよーー」
「口に合ったようでよかったわ~」
その子供の頭を優しい笑みを浮かべながら撫でている。
今までになかった反応である
(・・・ん・・・?え・・・は・・?)
ヴォルケンリッターと別れて一人暮らし状態になったことが何かいい方向に働いたかもとは思っていたが、なんか反応がおかしい。
いや同じような仕草は以前にもあったのだが、なんだろう・・・なんか違和感が?
「所で、ご飯にする?それともお風呂?」
「いやそりゃ飯なんだが・・・・」
子供の手を引きながら台所に行くはやて。
「ツヴァイ・・・なにあれ・・・?」
「お父さんも思います?」
ご飯を食べた後にはやては子供たちに頼まれてそのまま泊っていった。
また料理を教えて欲しいと言う子供もたくさんおり、はやてはこれからはほぼ入り浸りになっていった。
風輝とツヴァイはもしかして新しい依存先を見つけたみたいになってないか?と心配をしていたが
またツヴァイはもしかして、既成事実狙ってないか?と少し警戒をしていた。
しかしそういったこともなく。
子供が自立していくような事があっても平静に対応をしていた。
たまにその子供が遊びに来るような事があったり相談があると乗ったりもしており、どうやら杞憂だったと認識することができた。
問題は・・・八神家のチャットに子供たちの写真を上げたりするとヴォルケンリッターの精神に大ダメージが入る事であった。
はやて
・幼少期の経験から家族が欲しいと言う思いはあったがそこはヴォルケンリッターがいるため問題はない。
・今までにも精神的には焦りがあり、実は少しぴりぴりしていた所があった。
その観点から行動を見た結果、クロノたちは心配をしていた。
しかしそこから解放された事で本来のペースに戻ってきた。
って感じの違和感があると思ってください