~お見合いの道中~
私は修道士たちに囲まれて、湯あみとドレスに着替えさせられた。
お見合いとはいえ、話が合わなければ婚約という話にはならない。
その場でヒステリックな演技をするべきかと悩んでいた。
しかし、4人の今後の配属先にも手を回すと言われており抵抗するのもためらわれていた。
(これが、いろいろとコネを使ってきた人間の末路なんやな・・・。
かざとがコネを使うのを嫌う理由もここら辺にあるんかなぁ)
はやては諦観の念を持ってお見合いの場にカリムの裏について歩き向かっていた。
カリムはまだ、ろくにまともに会話をしておらずはやての感性が変わっているとは気づいていないのだ。
~かざと・クロノ~
二人の作戦会議
・はやての確保
・アインスの持っている情報の提出
・聖王教会の枢機卿に事前に相談を持ち掛け済み
率直にお見合いの件そのものを詫びられた。
さらに休職中とはいえ、こちらの陸士と連絡がつかない。
聖王教会におそらく行っていると思われており、さらに今回のお見合いの相手である。
高確率でカリムの元にいるだろう。
お見合いの場で確保をしたいためまだ、枢機卿からのカリムへの接触は避けてほしい
状況としては、機動六課絡みの事でカリムが暴走。
陸への影響力を確保しようとしている。
ヴォルケンリッターが今動けなくなっているのでそのタイミングで動いたと思われる。
ただ、現在の状況だとまだ連絡がつかなくなって短い。
言い訳をされると通される確率もある。
アインスが一緒におり、情報を収集してくれていれば証拠とできる。
逆にいうと証拠の確保まではそこまでは強行な手に出ることはできない。
ひとまずお見合いを順当に進めることになった。
~お見合い現場~
そこには、すでにルークとカリム、はやてがそろっていた。
ルークは目をつむっており、何かに耐えているようであった。
はやては信じられない目で、クロノとかざとを見ていた。
お見合い相手を教えられていなかったのである。
しかも、犯罪者のような話を聞かされておりそこに現れたのがかざととクロノである。
はやての頭はパニックを起こしていた。
お互いに席に座った所ではやてが暴走した。
いきなりかざとに抱き着いて来たのだ。
抱き着いた後はわんわんと泣き続けていた。
「クロノ!ルーク!」
かざとは、はやてを抱えたまま後ろに飛びその間にクロノとルークが壁のように前にたち
即座にセットアップをした。
「アインス!情報を集めているか!?」
「はい、はやての周辺情報はすべて記録していました」
「転送してくれ」
その転送データを目の前で確認をした。
3人ともその場で絶句していた。
クロノとルークはカリムを睨みつけていた。
かざとはこれはいくらなんでもと思い、はやての頭を優しく頭をなでていた。
はやてはかざとに抱き着いて少し落ち着てきたけど涙は止まらずかなり強い力で抱き着いていた。
※すでに恋愛モードなのでナデポは効果ありません
そのまま、枢機卿にもその情報を転送した。
周囲に待機させていた騎士たちが続々とこの場に入ってきていた。
カリムが狼狽している間にすべての事は終わった。
カリムへの説教は枢機卿が受け持つことなった。
さすがに、俺が説教をするよりも組織内さらに上の立場の人間が動くべきだと思ったからだ。
なお、カリムはかなり厳しい監視体制に置かれることになった。
~聖王教会との話し合い~
クロノもさすがに立件を視野に動こうと考えていた。
しかし、聖王教会から待ったがかかった。
立件だけは許してほしいと言う話が来たのだ。
はやての監禁事件ではあるのだが、被害者のはやてからも最後の恩情がかかっていた。
お見合いの件はともかく、はやての監禁事件を本人がかばうとなると立件が厳しいのだ。
お見合い関連は表にあまり情報が流れているものはなかったので、ひとまず聖王教会の手違いによるものとした。
ただし、はやての祭事への参加は今後完全に本人の任意とした。
(つまり名前は残っているが、今後指揮命令権は一切存在しない)
※明らかに足りないので、聖王教会側がかなりの便宜を図るという事でひとまずの話は済んだ。
正直処置に困っていました。
また、感謝とお礼を申し上げさせていただきます。
ありがとうございます。
感想にて、様々な意見をくれた方やメッセージでカリムの立場の勘違いを教えてくださった方もありそのおかげでなんとかなりました。
カリムが枢機卿だとどこかで勘違いしていたんです。
枢機卿だとすると、もう聖王教会の泥沼の足の引っ張り合いがない限りは全面戦争になりかねなくないかとなっておりました。
聖王教会に甘くね?とも思ったのですが、ひとまず形をつけるためにこうしました