~~~~はやて視点~~~~
私は定時になり、上がる時間となっていた。
そういえば、毎回一人は同じ時間に上がっていることに気づいた。
今日はかざと君が上がっていったので私は声をかけた
「指揮官も上がりなんや?」
「八神か、もう仕事ではないから指揮官と呼ばなくてもいいぞ」
「それでは失礼をしまして、かざと君こそなんでこんなに早くあがっとるの?いつも、すごい残業しとるのに」
私は同じ苗字なこともあり、プライベートでは彼のことを下の名前で呼ぶようにしていた。
「家族がいろんな連中に狙われていてな。それで早く帰るんだよ」
「狙われてるって!?しかも家族って、あんた一人身やなかったっけ。地球でも一人やったし。あかん情報が多い・・・」
「まぁ孤児院だな。俺創設時のメンバーなんだよ。職業訓練とかも併せて行ってるんだが、優秀な子供が多くて裏の世界で狙って来る連中が現れるんだ。
隊のみんなも定時で上がってる連中は孤児院に交代で泊ってくれてる面子なんだよ。」
目の前にいる同じ年の男の子は本当に子供の時にあんな馬鹿なことをやっていた人間と同一人物なのかと目を疑った。
自分とどうしても比較をしてしまい、少し落ち込んだ。
「なぁなぁ、私も行ってええ?」
彼はため息をつき
「飯代くらいは払ってくれよ。あそこもあんまお金がないんだから」
「お金がないって、どうやって運用しとるの?」
「俺の給料と新型バリアジャケットの使用料金。あと卒業生たちも仕送りをしてくれていてぎりぎりなんとかなってる。
まぁ、建物の建て増しとかは基本終わってるし俺が協力した各企業からも資金援助もあるから割となんとかなってる。
あと、現場訓練を兼ねて陸から廃墟の撤去作業とかを子供たちにしてもらったりな。地味に素材がとれるから助かるが」
「素材って・・・・・・・」
「鉄と石類だな。うまく加工すればいろいろ作れるし」
・・・・・・・本当にこれはあの男の子なの・・・???
孤児院につき
「ただいまーーー」
「「「にいちゃんおかえりーーーー」」」
女の子の一部が「兄ちゃんこの人誰ーーー・・・まさかっ」
端っこでは女の子の一部が泣きそうな顔をしながら私のことを見ていた。
「ちがうってーまた新しい部下の人でしょ」
「いやーちょっと違うんや。研修できてる八神はやて言うんや、よろしゅうなー」
「「「「よろしくーーー」」」」
「はやてお姉ちゃんも泊ってくのー?」
と女の子たちが声をかけてきた。
「お姉ちゃん!!ごめんなーお姉ちゃん泊ってく予定はないんやー。」
お姉ちゃんと呼ばれてテンションがすごい上がってしまった。
かざと君の方を見ると
「泊ってくなら別に構わんぞ、女の子のお風呂の補佐も頼むが」
「OKや!」
私は、子供たちと遊び。お風呂に入りいろいろと話をしたり勉強を見たりしていた。
下の子たちは、文字の読み書きが主であったけど上の子たちの勉強内容を見て私は目をまわしていた。
デバイスマイスターの資格試験や、官僚関連の資格の勉強をしている子もいて
(これは優秀な子が多いはずや・・・)
「お姉ちゃんも管理局の人なんだよね?」
「そうやよ。」
「兄ちゃんたちを助けることってできない?」
子供たちが私の事を見つめてきて
私は騙されて連れていかれた件だと思い
「ごめんなぁ・・・でも、私の知り合いにそっち方面の友人がいるから頼んで見るわ。」
みんなが疲れて寝落ちしてしまったのでみんなをベッドに運んだあとにかざと君と二人になった
「八神、今日はありがとうな。」
「ええよ、今日はうちに帰っても私一人やしな。それよりも、この子たちなんやの?」
「ああ。基本はスラムで過ごしていた子供たちなんだよ。陸の治安をよくするためにも、こういった対策をしてるんだ。
まぁ、陸主体でやらないのは金がないからなんだがな」
彼はお茶を飲んでいる。
「お金がないって・・・管理局の予算ならどうにかなるんやないの?」
「はっ。あいつらは陸の予算なんて出さねぇよ。毎回難癖付けてどんどん予算を削ってきてるからな。中将の心労も大変だろうぜ」
「でも、陸のシステムってかなり優秀やよね。本局にもないようなのたくさんあるし。」
私は様々な管理システムを思い返していた
「ははははっとしまった子供たちが今ので起きないといいが。あのシステムは俺が作ったやつだよ」
「作った!?かざと君が!?」
「おう、どんどん人を奪われるからな。少ない人数でも多くの事をできるようにするために作ったんだよ」
「ほんまに・・・・・・・昔は俺の嫁ーとか言って絡んできてたのにほんまにかざと君なん・・・?」
「ぐはぁ・・・・・・子供のころの黒歴史を言うな・・・・」
「いやいや、ええやないの。今じゃすっかりええ男になってまって。」
「当時の事はすまなかった。俺の独善で相手をしてしまった。本当にすまない」
かざと君は私に頭を下げてきた
「私も考えたんやけどな・・・。まぁ、確かにあんたの対応には問題があったと思うわ。
でもな、リインフォースの事を考えると私はなぁ・・・。
家族の幸せを守ってくれたんはあんたや。まぁ功罪で考えると私は感謝のがはるかに上やね。」
(あの対応が無ければ惚れてたやもしれんもんなぁ・・・・)
「そうか・・・子供のころはなんもできんと思っていたが何か一つでもできたのならよかったよ」
それから私たちはとりとめのない会話をしていた
そうしていると、ビービーと言う音が流れた
かざと君は空中投影ディスプレイを出すと目を走らせ場所はどこだ!?と探していた
「何があったん?」
「今日職場体験で1週間だけ働かせてもらっている子がいるんだが、その子が帰りがけに何かあったようだ」
ディスプレイに女の子の姿が映されると
「兄ちゃんー、今日送り迎えしてくれる人がさっき怪我をしちゃって病院に送られちゃったの。」
「分かった今から迎えに行くから危なくない場所にいるんだぞ」
「うん!」
「じゃあ迎えに行ってくる。」
「私もいってええ?」
「いや八神はここで待っててほしい。ほかの子たちのことも心配だからな。」
「わかったわー」
その後、かざと君は子供が誘拐されたことに気づきそれを助け出したが
子供を人質に取られ、その結果怪我をし数日の療養を求められることになった。
私は定時後にはかざと君のところに行きご飯を作りに行っていた。
なおついでに、「はやてって名前でよび!」とかざとからの呼ばれ方を訂正させていた。
なおその後指揮官についに浮いた話が!と噂が立ってしまったが悪い気はせぇへんかった。
あの後クロノ君に連絡を取ってみたが
「すまん!うちの部隊の子はなんとかしようとしてるんだけど他の部隊から送り出すのを止められたり嫌がらせされるようになった。
あの子もみんなと一緒に戻りたいと言っていてそれまではうちにいると言ってくれている」
と言う話を聞き、予想以上の規模に戦慄した。
なお子供たち、とくに女の子はニコポナデポの効果が出ておりお兄ちゃんのお嫁さんになる~とか言う子はよく発生をするため兄として風輝は困っている事がある。
はやてを連れてきた際の反応は、彼女連れてきたんだと一部の子は認識して泣きそうになっていた