人には見えるけど僕には見えないものがある。
また僕には見えるけど人には見えないものだってある。
気付きたくなかった。
見たくなかった。
でも知りたい。
楽しみたい。
こんな世界でも生きていたいと思う。
一部の方は不快に思われる表現があります。(メンヘラ、病みなど)
山も落ちも意味もありません。拙い頭をひねった文章です。
それでも読んで下さいまする方はどうぞ、よろしくお願いします。
主人公は女子中学生。自分に、社会に矛盾を感じ始めていた。
いつも通り毎日が過ぎていきました。
自分の事がよくわからない。
人生というゲームは最初のキャラクター選択からもう全て決まっていたんだ。
性別、名前、様々な設定がある。その設定でENDがほぼ決まっている。
終わりを変えられるのは天才か運のいい者だけだ。それも元々決まっているので自分でどうにかできる訳はない。プレイヤー全員が全員ハッピーエンドにはならない。不公平だ。
基本プレイ無料(無課金だと死にます)、基本的に自分が死ぬ=エンディングです。
クリアはありません。自己満足でお願いします。
攻略本もない、案内人もいない、説明もなく始まったこのゲームに私は、騙されていた。
いや、ゲームに騙されていたのではないのかも知れないけれど…
初めは楽しかった。はずだ。
なのに今は楽しいどころか速く終わりたい、ゲームオーバーでもいいからこのゲームを止めたくて辞めたくて仕方がない。
イージーモードで始めたのにいつの間にかルナティックだ。追い込まれている。少しでも間違えれば即死なのだ。
私はそんな日々を送っている。気がする。
毎日新しい難題クエストが解放され、進んでいると思っていた。
ただ、それは思っていただけであって、実際は何も進んでいなかった。
魔王がいるわけでもなく、ただただ毎日を生き抜いていくだけのこのゲーム。
こんなゲームに参加してもない、していなかったのに、いつのまにか強制参加していた。
理不尽、府理屈、不公平なこのゲームはいつでもエンドできる。
それは 死
そう、死ねばいつでもエンディングだ。どれだけ馬鹿に滑稽に死んでも再開はないのだ。終わりだ。
なにもかも。
*
私は目を覚ました。目の前には机があり、教科書やペンやノートやらルーズリーフやらが散乱している。右隣には私と同じくらいの男の子がペン回しをしてその右の女子に話しかけている。
前には真面目にノートを取る女子、後ろも真面目に勉強している女子がいた。
ここは学校か…
私は今授業中で、居眠りに勤しんでいたらしい。
ノートは真っ白。
何も考える気にならず左の窓からグランドでランニングしている生徒たちを見ていた。
私たちのクラスに授業している教師は私が居眠りしても何も言わないのだが、私以外の生徒の居眠りやよそ見を見つけるとすぐに注意し、正そうとする。私はもう既に諦められているのか。
確かに自分でももう既に諦めているのだから他人に諦められてもどうも思わない。
それ以上に快適でもある。
自分でも自分の行動はおかしいと思う。他の子たちのように色々な子と喋らないし、課題を提出しなくても罪悪感を感じない。
居眠りをして怒られても、勉強しなければと急かされても何も考えられない。頭の悪い可哀想な子なのか。
友達というとも腐れ縁の友人とズルズルと引きずった絆なのか妬みなのかわからないものを続けているだけで正直しんどくて苦しい。
元々パシリ屋として付き合われていたのでその子の前ではいつでも出来るだけ下にまわっている。土下座だってしたことがある。彼女はまだまだ子供だ。同い年であるし、学力といえば私より優れている。
ただ考え方が幼い。我が儘だ。
少し自分の思い通りに周りが動かなくなるとすぐに自分は悪くない、あちらが悪だ。私は被害者だ、と喚き教師や部活仲間を困惑させていて変な自信があり、迷惑がかかっていることに自覚がないときている。
しかし立場が逆転したら我が儘言うなだので……そんな移ろいやすい彼女と腐れ縁の私は堪らなくもどかしい。
しかし私には彼女をどうこう言う権利はない。彼女は欠点が大きく見えるが責任感があり、仲間思いであり世話焼きで心配してくれるのだ。
そう思えば私の方がよっぽど劣っている。
何もせずただ毎日居眠りするだけの鳥頭で見た目も冴えない声も低く暗い、例えると墓地にいるただれたカラスのような声だ。こんな言い方をするとカラスが可愛そうか。
例えようもないほど酷い人間でも今日も命があるというだけの理由で生きている。
きっと私は幸せなのだろう。
自分の幸福は自分には見えないように私もきっと幸せなのだ。
どれだけ冴えない人間であれど。
どれだけ情けない人であれど。
私はまた眠りに就いた。未来なんてどうでもいい。卒業すればそれでいい。困って悩めば死ねばいい。死んでこのゲームを終わらせられれは大満足だ。
最悪な、至上最低の親不孝な娘は死ねばどうにかなると思って生きている。
親が可哀想だ。その娘の身勝手さには飽きれて死んだとしても葬式すら挙げられないだろう。
そして友はどうだろうか。
私の死をどう見るのだろうか。笑うだろうか。泣くのだろうか。何も思わずいつも通りの生活を送るのだろうか。
先生はどう思うのだろうか。悲しむだろうか。面倒事が片付いたとほくそ笑むだろうか。どちらでもなく人は死ぬのだと授業の教材にされてしまうことも考えられる。
死ねばお約束の「あの子は本当にいい子だった」と言ってくれるのだろうか。私はあの台詞がはっきり言って嫌いだ。(私はいい子でないし、友人も少ないのだけれど)
私は意味もなくむしゃくしゃする。
イライラして後ろ髪をわしゃわしゃと掻き乱した。いつものように隣が私を頭のおかしい人間を見るようにして様子を伺っているだろう。
私はどうして生けばいいのだろう。
このままでいいのか?いつも自問自答が無限に続き、最後は疲れて眠ってしまう。
この生き方はそう簡単には変えられない気がする。
何度も嫌になった。弱気になって内気になって、恐くなった。
生きていくのが恐い。人と関われば関わるほど不安や心配が積もっていく。
何をしても満たされない。欲しい物も、望みもどうでもよくなってつまらない。
………………
私は何を期待しているのだろう。
ここに何を期待して毎日通っているのだろう。何を期待して生きているのだろう。何か起こそうとしているのか?変えたいのか?壊したいのか?作りたいのか?
自分のこともわからないまま毎日が過ぎて行く。
自分とは何か。この世界とは何か。
楽しいとはなんだったのか。
ただ、それだけ。それだけで毎日私はここにいる、楽しいと感じたい。
今日も明日も明後日も何もなくただダラダラと流れていくだけの人生。きっと終わりだって気がつかないうちに過ぎてしまうのだろう。
いや、ここはもう終わった後なのかもしれない。私は何もわからない。不器用だから。冴えないから。信じられないから。友人だって私を信じていない。私自身も自分を信じられないから。
矛盾しているから。悪は正義で正義は悪だってこともあるから。
今の部活は友人が入ったから一緒に入った。女特有のグループ行動。ハブられれば社会から切り離されたようなもの。私はまだ大丈夫。きっと大丈夫。
そういえば趣味の合う二人、三人に教えたつもりだったSNSがいつの間にかクラブの人たちに広がっていたのは心外だったな。趣味で描いている絵が知れわたってしまう。友人の描く絵は一人一人綺麗で個性があって素敵なのに私が描く絵は所詮真似事で線もあやふやで私の人生そのもののようだ。
ここまでだけでは私が美術部に所属していると言うことになってしまうだろうか。
私はバレーボール部に入部している。
意外だ。とよく言われる。そりゃあそうだ。暗い、大人しい、静か、読書やお絵描き等、文化部を思わせるところばかりの私だから、運動部のしかもバレーボール部なんてものとはかけ離れた、別世界のような存在に見えているだろう。
私はまた1日、流されてゆく。遠く遠く何も考えずに流れるままに流されて記憶さえもあやふやで、頭に入っていた学問さえも流されて途方もなくやはり流される。いつまでこうしているつもりなのかさえも考えられない。鳥頭。
こんな私でも、楽しいと言える人生をプレイ出来るなら。今からでも遅くないのなら、努力したい。
誰かに助けてほしい。
私は流される。このままだとずっとずっと死ぬまで流され続ける。
それとも溺死してしまうか、長く水に浸かりすぎて体がスライムか何かのようにぶよぶよになってしまい水死するのか。
そんな死に方は嫌だ。絶対に避けたい。でもそのくせ、駄目だったら死ねばいいだとか思っている私である。
誰かに助け船を出してもらいたくて、手をさしのべてくれる人と「私」をもう一度やり直せるのなら、そんなに素敵なことは他にない。ただの夢でも良いから、私を変えてほしい。心も体ももう一度コンティニューしたい。
だから、あの頃まで、出来事が始まる前までもう一度だけ……
そして私はまた1日を無駄にする。
いつの間にかもう3月か…
3月という春直前にも関わらず窓の外には雪がちらついている。
やはり冬はいい。気分が滅入る事もあるうえ、冬季鬱になることもしばしばあるが、外の景色に白い雪があるだけで少し落ち着ける。
先輩ももう卒業か…お世話になりました。こんなただ流れで入部しただけの私にもきちんと正面から接して下さった。こんな駄目な人間でも一緒に泣いてくれた。
…………
私はまた寝ていたようだ。
後ろのクラスメイトが噂していた。内容は私が自慰行為をしていると言う出所が何処だかわからない噂や、クラスの女子の風評被害等、ばかばかしい話ばかりでそんなことを考える暇があるのか、と言うほど意味のない話ばかりだった。
年中発情期の中学生男子達は本当に無駄な事に時間を使うのだな、馬鹿じゃないのかい?と一度殴ってやりたかった。
あいにく私にはそれが出来ない。
ただでさえ言葉を発する事が珍しい自分が悪態をついた挙げ句には暴力を振るったとなるとかなりの社会ダメージだ。他人は何を考えているのか本当にわからない。理解できない。
私は何日たっても変わらない。
感じない。傷付くなら感じたくない。
忘れたい。汚れてしまったから、綺麗なままでいた、あのときに戻りたい。怖いことからは目を背けていたい。
逃げたい。逃げたい。辛いことは嫌。悲しむなんてただ時間の無駄。知ることなんて、感じることなんて、全部無駄。無駄無駄無駄無駄。
私にとっては無駄。ただの意味のない時間。
そうに決まっている。
*
私はいつの間にか汚れている。
きっと元には戻れないな。
あははは。こんな汚いのなんか親達に見せられないや。ふふふっ。
この一年で私は変わってしまった。
一つは、現実を見た。厨ニ病が少々治った。中1のときは本当に酷かった。
迷惑をかけた人に謝る勇気が無いため、とりあえず学校の方角に向かって土下座した。
次に、絶望を見た。この、春からは私は受験生だ。部活の夏の引退試合が終われば毎日勉強漬けの日々が待っている。受験に落ちれば私の人生は荒れ狂うだろう。しかし、私は頭が悪いのでこのまま急降下でどん底なのだろうか。とても不安なんです。
そして最後に、人と喋ることに少々苦手意識が芽生えた。コミュニケーションが怖い。
しかし人は、人間は自分自身を変えて生きることができる。その場に対応できるように進化する。
そうだ。ここから変えていかなければ。
生きていれば、いつか汚れる。消しゴムだって使っていれば黒く汚れ、小さくなって、やがてくずかごに入れられてまた新しい消しゴムと世代交代する。そのように、私達も世代交代する時があるではないか。
私は今、心を世代交代させようとしている。
ここから先に進むにはグレードアップが必要だ。
【プロローグが終わりました。次に進むにはセーブしてから、×××××してください残り:2ヶ月】
«««このままゲームを続ケますカ?»»»
はい
いいえ
読んで下さった方に感謝致します。
自分の思っていることを、人に伝えたいことを精一杯詰め込めたものだったのですが、
伝わりましたでしょうか?
このお話しの続きをもっと丁寧に読みやすく書けたらなぁ...と思います。
失礼しました。ありがとうございました。
ゲームはいつでも終わらせられるとは限らない。