TS悪役令嬢が幸せに生きるチートを貰うお話 作:とりにくのくにとり
オリジナル:ファンタジー/恋愛
タグ:R-15 ボーイズラブ ガールズラブ 神様転生 残酷な描写 転生 憑依 性転換 TS 悪役令嬢 曇らせ 精神的BL
Twitterで流れて来て見てえと思ったので初投稿(真実)です。
使い方よく分からないんでタグとかは言われたら追加します
イエーイ!俺俺!何故か脈絡も無く死んだら異世界に転生させられて、しかも記憶が間違ってなければ限り悪役令嬢って奴に転生したおっさんだよ!
何でや!せめてチートを寄越せよ!そもそも何で最初からメイドを虐めてるような奴に転生させとんねん!俺が前世で一番好きな物はメイドさんやっちゅうねん!
そんなエセ関西弁で心を埋めつつ、悪役令嬢36の必殺技【不貞寝】をしてたら、夢で自称神(笑)から『絶対に幸せな人生を送れる』ってチートを貰ったんだ!
やったぜ。
これは神(真)ですわ、これでもう人生勝ち組じゃないか?幸せの定義が良く分からんが……まあ、悪い事にはならないでしょ。
でも『俺』にとっての幸せなのか『私』にとっての幸せなのか、どっち何だろうね?
『私』にとってだとしたら記憶にある婚約者の王子様とやらとイチャイチャする事何だろうけど…これは元の『私』の記憶を見るに間違いない。
だが元は何十年もおっさんだった俺氏、記憶にある限りだとずっと『私』に付いてくれている幼馴染メイドとイチャイチャしたいんですけど?だってこの子メッチャ良い子だし可愛いし綺麗だし『私』がどんだけ「アレ」でも一緒に居てくれる子なんだよ?
なので『私』には悪いけど『俺』は今日から幼馴染メイドルートを目指します!
いや『私』には悪いと思うけど、この世界のヒロインちゃんを記憶で見る限りもう無理よ?10:0付いてるよ?だって可愛さがこの世の物とは思えないし性格も清らか、なんか神がこの世界の事を話してくれた時に教えてくれたけど聖女らしいよ?
王子様も最近の『私』がヒロインちゃんに対する行動で『私』に対する評価は落ちてるし、そもそも『俺』は元は男でおっさん。どれだけ顔が良く性格の良い将来が約束された王子様であっても男って時点でちょっと……。
だから『俺』は幼馴染メイドとずっと隠居生活するんだ!その為にはまず悪評を打ち消す為にも頑張るぞ!
「シオン・サザンカ!チートに頼りつつも頑張って幸せに生きます!」
「…ン……オ…!!シオン!」
だれかがよんでいる。
「…く…くれ!…オンが!!」
ねむたいなあ。
「駄目だ!」
なにがだめなの?
「死なないでくれ!シオン!」
ああ、おうじさま。
「魔との戦争は終わった!これからやっと君が言ってた幸せな人生が始るんだ!」
ふふ、だいじょうぶですよ
「君が居なきゃ、僕は幸せに、なれる訳…ないじゃないか…。」
だいじょうぶです
「僕は…君に何も…っ!」
…なら、むかしにもどってわがままになってもいいかなあ
「…これで私は、満足ですよ。オーキッド様…大丈夫です。愛させていただきありがとうございます。シオンは幸せで御座いました。」
彼女はその言葉を最後に、本当に動かなくなってしまった。
受け入れられなかった、受け入れたくなかった。
僕の油断だ、僕の慢心だ。
最後に情けをかけた僕のせいだ。
彼女が、庇ってくれなければ死んで居たのは僕だ。
それで良かった、君を失うぐらいなら僕はあの場で殺されたって良かった。
それでも
「僕は生きて行く、君が夢見た世界を実現して見せる。だから少しだけ待っててくれ、シオン。」
僕は忘れない、忘れれられない。
例えこの身が滅んで、もう一度生まれ変わっても。
最初で、最後の口付けを。
あの血の味を
後に【500年の平和を築いた王】と呼ばれる
「ベル・オーキッド」
彼の唯一であり最大の愚行はその血を遺さなかった事と言われてる。
イエーイ!俺俺!何故か脈絡も無く死んだら異世界に転生させられたおっさんだよ!
なんか転生直後に神(笑)が現れて俺に『絶対に幸せな人生を送れる』チートとやらを授けたらしいんだけど、どうやら神にも抗えるレベルのヤベー奴によって俺は殺されたらしいんだ。
だからこのチート能力で転生したんだけど、え?俺もう既に前世と今世(?)で2回死んでるの!?アイエエエ!?
しかも中々鬼畜な殺され方したらしくて『人格に影響が出るから敢えて記憶は持ち越さなかった。』らしい。
いや!せめてそんなヤベー奴居るなら教えろよ!死に方だって教えてもらって回避したいわ!って言ったら普通に教えてくれた。案外こいつ神(有能)なのか?
曰く、記憶の『私』が惚れてるファッキン王子様が戦争で王子様を好き好きな『俺』を最後の最後に私を盾にしてくれたらしい。優しそうな顔して怖いねえ。
今世で前世の『俺』が何で男である王子様を好きになったのかは分からんが今世の『俺』はせっかくだからこの幼馴染メイドと一緒に隠居するぜ!クッソ有能な義弟もいるらしいしまあ大丈夫でしょ。
まあ、王子様とやらからは距離を取って生きていきましょ。幸いヒロインちゃんと割と今でも良い感じだし。
よし!今世は王子様からも戦争からも距離を置いて慎ましく!
「シオン・サザンカ!チートに頼りつつも頑張って幸せに生きます!」
神が居るなら、僕はどれだけ感謝を、貢物を与えれば良いのだろう。
目を疑った、頭がおかしくなったのかと思った。
確かに僕は死んだ筈だった、聖女に、そして彼女の弟に国を任せて。
血を残せず、すまないと。
それを、咎めるわけでも無く分かっていると言われて。
目を瞑った、彼女にもうすぐ会えると。
だけどすぐに目が覚めた。
あの日、君が、シオンが変わったあの日。
忘れるわけがない、忘れられない。
その日に、僕は居た。
ああ、神よ
これは祝福か
心からの感謝を
今度は間違えない、今度こそ君を。
「シオン、君の事を必ず幸せにする。」
『彼女は私の玩具ですよ?ふふふ』
お疲れ様でした。
基本的に主人公は言われた事を信じちゃうし、先に言われた事を真っ直ぐ信じちゃう。
人狼ゲームとかで良く思考ロックしちゃうタイプ
神(糞)は適当な事言ってるだけで何なら主人公が死ぬ方に世界を誘導してる。
勿論この後王子様と義弟君は曇るし、聖女(ヒロイン)ちゃんも普通に良い子なので曇る。何なら一回目でも二人の視点では居ないけど曇ってるし幼馴染メイドちゃんを死なせない為にも健気に頑張っててほしい。
後々主人公は他の人に(気まぐれに神が誰かの二周目に誘導)前世でこんな死に方したんだあってお漏らししちゃって全滅ルートとかもあって欲しいし、気まぐれに神(糞)が記憶を戻して主人公が最大限に曇って欲しい。
でも最後は皆んなで神を倒してハッピーエンド。
きっとそんなお話