幻の夢を追いかける花 作:或る記憶
サポートカード:アセビボタン
[千客万来?お花の牧場]
昼休み。雲1つ無い様な晴天の中、アセビボタンは1人外通路に設置されたベンチに腰掛けながら腹8分目に満たされたお腹を休めながら、午後の授業が始まる迄の休憩をしていた。
と言っても、何時もの癖で頭の中はトレーニングや今後の事を考えているのだが。
ニャーン
人通りが多いとは言えないが、それでもある程度の騒がしさがあるこの場所に聞き慣れない小さく響いた声にボタンの耳が反応する。
音の主を探す様に無意識にピコピコと動く耳をそのままに顔を動かし、辺りを見渡す。
ニャーン
再び同じ声が聞こえて、今度はその声に誘われるかの様に目線を動かす。
いつの間にか自分の隣、ベンチに相席していた1人の、嫌、1匹の小さい子。
黒い身体に所々明るい毛色が混じった所謂錆猫。
逃げる気配も、襲って来る気配も無く只甘える様な高い声で鳴いている。
ニャーン
アセビボタンは勝負の時こそ恐れられてはいるものの、それ以外では他のウマ娘、人間の女の子と変わらない。
ボタンはおずおずと錆猫に近い右の手で、その小さな頭を1回撫でる。
逃げる所か頭を擦り寄せてくるやけに人馴れした可愛らしい子。
錆猫が次を催促する様に「ニャーン」と声を上げたので、もう1度、もう1度と優しく撫でる。
何回か撫でれば錆猫はベンチの上でねっ転がり自分の急所を堂々と晒す。
ボタンはその錆猫を慈しむかの様にクスクスと笑いながら頭からお腹へと手が移らせ、その身体を優しく撫でた。
アセビボタンは、動物好きで、更には好かれる体質だった。
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昼休みの終わりを告げる予鈴が鳴る前に、メイショウドトウは自分のクラスへ戻ろうと脚を進めていた。
転ばない様に注意しながら歩いているその途中、目の端に蠢く塊を見てしまった。
飛び出そうになった叫び声を押し込んで怖いもの見たさを抱えながら、もしもがあれば全力で走れば良いと少しずつ塊へと近付いて行く。
1歩。また1歩近付く度にその塊が得体の知れない物では無く、生き物が集まった所為で謎の塊に見えていたのだと理解する。
ワンワン、ニャンニャン、チュピチュピ、シカシカ、タヌタヌ。
何種類もの音が混じったその塊はトレセン学園へと迷い込んだ野生の、もしくは飼われている動物だった。
猫に始まり、犬、鳥、狸、鹿と動物園かと見間違えてしまいそうな数と種類。
ドトウは恐怖よりも驚きが勝った気持ちになりながら、自分でも見慣れたタヌキをそっと胸に抱いてみる。
そうすれば、タヌキがいなくなった隙間にニンゲンの顔が晒される。
ギョロリと動いた瞳孔と、自分の目が合ったその瞬間、メイショウドトウ渾身の悲鳴がトレセン学園へと響き渡った。
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「……あ、あの〜。大丈夫ですか……?」
「大丈夫です。何時もの事なの、で……」
「そ、そうですか?……それにしても、どこからやって来たのでしょう?」
「えぇ、どこからなんでしょうか」
「あぁ!こんな所にいたんだねボクのプリンセスッ!」
「オ、オペラオーさん!?」
「ぷりんせす……?」
693:名無しが適当語り ID:stlfv21G3
アセビボタンのサポートカードイベントが可愛いという話なんですけれども
694:名無しが適当語り ID:/t7TLb+gF
まさかオペドトウが出てくるとは思わなかった
695:名無しが適当語り ID:ZltPqbL1P
史実の関係性が無いなら新しく作れば良いじゃない!
696:名無しが適当語り ID:tmeaRoKup
これには王妃もニッコリ
697:名無しが適当語り ID:M7U07MOxw
それにしてもドトウの叫び声は健康に良い
698:名無しが適当語り ID:1WIiTmeUy
>>697
分かる
699:名無しが適当語り ID:pPoGXUw27
最悪な健康法で草
700:名無しが適当語り ID:vfcagoQXC
にしてもイラストから何まで可愛いなぁお前ェ!!!
701:名無しが適当語り ID:rabauMqwE
急にキレるな。訴えたら勝つぞ。
702:名無しが適当語り ID:dpMtYZXnX
太陽に照らされてリボンの飾りがキラキラと光る中、聖母の様な微笑みでネコチャンを抱き上げるアセビボタン......
703:名無しが適当語り ID:xmUEhxXHH
>>702
俺のママ......
704:名無しが適当語り ID:yml/iLFsr
>>702
カーチャン......
705:名無しが適当語り ID:Nj4gpDuXy
>>702
マッマ......
706:名無しが適当語り ID:ORLM1/qH5
産駒ワラワラで草
707:名無しが適当語り ID:J41/FCAqv
自分をアセビボタンの産駒だと勘違いしている精神異常者の集まりやんけ
708:名無しが適当語り ID:XNK0P6pCA
怖、近寄らんとこ
709:名無しが適当語り ID:VNLSH1Ahj
くわばら、くわばら
710:名無しが適当語り ID:XScfXerFC
アセビボタン「ヒトさん達だれ〜?」
711:名無しが適当語り ID:ht+5I71mt
アセビボタン史実が友好的過ぎる
712:名無しが適当語り ID:cFvCoT59g
まぁ、馬の輪に入れなかった結果なんですけどね
713:名無しが適当語り ID:WlfpCcNex
>>712
泣いちゃった......
私の周りにはずっと動物がいた。
犬に猫、鳥やハムスターまで。
寂しい時も、
悲しい時も、
悩んでいる時も、
落ち込んだ時も。必ず皆が側にいた。
抱き締めて、その温もりに安心して、沢山の力を貰った。
「だから、
私も沢山の人に力をあげられる様なウマ娘になりたい」
昔は持っていなかった目標を掲げ、次のレースへと歩みを進める。
大丈夫。
私の中には大切な人からの言葉と、消えない暖かさがあるのだから。