幻の夢を追いかける花 作:或る記憶
特に目的も無く、リフレッシュ。というか気分転換として学園内も目的も無く歩いていれば、後者裏の方から特徴的な声。それも叫び声が聞こえてきた。
何か事故でもあったのかと思って駆け足に声の方へ向かってみれば、長い髪をこれまた特徴的なツインテール?にした子がしゃがんでいた。
周りに人は居らず、事故では無く怪我の可能性かと思いなるべく怖がらせない様に声を掛ける。
「あの……」
「!な、なによ!」
私の声に振り向いたその子は目に涙を溜め、絵本で見る魔法使いの帽子、もしくはサンタさんが被っている様な先が垂れた形の帽子を両手で大事そうに抱えていた。
そして、声だけだと気付けなかったが、帽子を抱えるその子は私もテレビで見た事があるウマ娘だった。
「叫び声が聞こえましたので、何かあったのかと」
「そ、それは申し訳無かったわ……でも大丈夫よ」
帽子を被って立ち上がるその子は何事も無かった風に応えるが、私の目には不自然な所が映ってしまう。
「もしかして、帽子の飾りが取れてしまったとか……?」
「!?……どうして分かったの!?」
「耳の横の所が少し解れている様に見えて、あと、お顔を見てあなたがスイープトウショウさんだと分かりました。スイープトウショウさんの帽子には赤いリボンのトレードマークが付いていた筈です」
私がそこまで言えば、彼女、スイープトウショウはもじもじと手遊びしていた両手を開く。
小さな可愛らしい紅葉の上に取れてしまった赤いリボン。
「差し出がましくて恐縮ですが、其方の帽子を、私に直させて頂けませんか?」
「直せるの……?」
「はい。裁縫の技術なら、この学園で1番になれる自信があります」
「ほ、本当に?」
「はい!お任せ下さい!」
ショックからなのか少し震える手を支えて目線を合わせる。
再び溢れそうになるその瞳を見れば、この帽子をどれだけ大切にしているかが分かる。
「直して……お願い、します」
「えぇ。では、少し待っていて下さいね!教室から急いで裁縫道具を持って来ます!」
「い、良いわ!お願いするのはアタシだもの。アタシも一緒に行く。アナタの、えぇと、」
「申し遅れました。私、アセビボタンと言います。宜しくお願いしますね、スイープトウショウさん」
教室までの間、スイープトウショウさんは私の半歩後ろを歩いていた。
噂では「ワガママ」「魔法少女」なんて呼ばれているのを聞いた事があるが、後者はともかく、前者の雰囲気は感じられ無かった。
・
・
・
机に裁縫道具を広げて、糸を通した針を針刺しに刺してスイープトウショウさんから帽子を受け取り、なるべく補修した跡が見えないように気を付けながら大切に縫い合わせる。
しっかりとリボンを付けて、パチンと糸を切り、針刺しに針を戻してスイープトウショウさんの頭にそっと帽子を乗せる。
やっぱり、こちらの方が可愛らしい。
「はい、できました」
「……有難う」
帽子の両端を持って顔を隠す様に深く被る魔法少女。
なんだか妹を見ている様で、思わず帽子の上から頭を撫でてしまった。
1:名無しが適当語り ID:aJeFVf6lc
唐突にアセビボタンのサポカをお出しされ、うひょ〜〜!とテンション上がって満足。と思ったら、高火力のボタン×スイーピーの組み合わせを見せられた皆様こんばんは。今墓です。
2:名無しが適当語り ID:uKAcFk78O
絶対に殺してやるという鋼の意志を感じた
3:名無しが適当語り ID:sBy0KaAFl
鋼の意思は桐生院だけが持てるものではなかったのか!?
4:名無しが適当語り ID:OwVNYvu4f
いやでも思わんて、、、
5:名無しが適当語り ID:KSSJGcIoM
久し振りにボタンのサポカ出すで←有能
それに伴いボタンの新しい一面見せたい←有能
史実でアセビの祖だしお姉さん要素欲しいな←有能
せや、スイーピーと絡ませたろ!←!?!?!?
6:名無しが適当語り ID:w0Niwqebl
なんでスイーピーなんだろうと思ったけど、スイーピーの性格って姉妹の末っ子とかで普通にいそうなんだよね
7:名無しが適当語り ID:gi57MnrD1
我儘だけど、皆から可愛がられてるのが完全に末っ子
8:名無しが適当語り ID:kxsoXHSdu
そりゃあもうボタンちゃんのお姉さんフィルター掛かりますわ
9:名無しが適当語り ID:88IxrqLPB
突然お姉さんムーブしてるのに、クリークとの違いとは
10:名無しが適当語り ID:BSiDDzvwG
>>9
クリークほら、あれじゃん
11:名無しが適当語り ID:fEu7IO6KQ
>>9
クリークは自分から出す。ボタンはふとした瞬間に出る。
この違いよ
12:名無しが適当語り ID:IEWUjaoiQ
味濃いものの後って水とか飲みたくなるじゃん?そういう事だよ
13:名無しが適当語り ID:ftFMEie/K
>>12
どういう事だよ
14:名無しが適当語り ID:kXfe2vJln
話題に出ないんでお出ししてしまうんですけど、スイーピーとボタンの身長差良くないですか?
15:名無しが適当語り ID:hKg+FU8li
公式設定を見比べると余裕で頭1個分ある身長差ええぞ
16:名無しが適当語り ID:iKB3P63E1
マジでスイープが妹になってしまう
17:名無しが適当語り ID:U/i1FVrhv
「スイープ、君もアセビ冠にならないか?」
18:名無しが適当語り ID:MAyyDqJXH
アセビスイープはちょっと語呂が悪いので……
19:名無しが適当語り ID:pH0iLCK1e
まぁ、その後ヤダヤダするんですけどね
20:名無しが適当語り ID:AugAil6Ep
>>19
安心感すらある
21:名無しが適当語り ID:vYbOkKUQF
スイープが帽子の一件で滅茶苦茶牡丹に懐くのほんま可愛い
22:名無しが適当語り ID:U4aNfNh9e
これにはトレーナーもニッコリ
23:名無しが適当語り ID:JmKaIgFwg
ガチ困惑だったがな
24:名無しが適当語り ID:MZ3Hxt2rA
また雪が積もるまで待たされるんだろうなぁ
25:名無しが適当語り ID:MFNjXdl0T
頑張れトレーナー
26:名無しが適当語り ID:8yQUpjnUt
>>26
トレーナーはお前だぞ
27:名無しが適当語り ID:1HKi3p+HT
>>26
おまトレーナー定期
28:名無しが適当語り ID:Ld0nrTWX0
でもなんか、サポカのストーリー見てやっぱり俺アセビボタン好きだ。ってなったわ。
29:名無しが適当語り ID:ruKVgPTlz
>>29
分かる
30:名無しが適当語り ID:61IHsH0xL
>>29
それは、そう。
その日の放課後。
「や〜〜だ〜〜〜っ!!」
「えっ、えぇ!?でも今日はトレーニングするって……」
「ボタンがいないとやりたくない〜!!」
「ボタンって……あのアセビボタンさんっ!?」
「ボタンが来るまでアタシは動かないから!」
「くひゅ」
「珍しいな、風邪でも引いたか?」
「いえ……多分、埃か何かに反応しただけだと」