とある男が神様のミスでベル君に転生しました
誰かは直ぐに判りますけれど、一発ネタです。

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白い髪と紅い瞳の男

 初投稿です

 ベル転生憑依物であの男がベルとなってしまいました

 

 

 

 白い髪と紅い瞳の男

 

 01 プロローグ

 

「いいかベル、男だったら出会いを求めるんだ」

 

 祖父の言葉を思い出すベル。

 そして出会いを求めて迷宮都市オラリオへ向かい冒険者を目指すのだ。

 但し、このベルと言う少年は祖父にも言ったが前世の記憶が有ったのだ。

 朧げな記憶が自我を確立しある程度判断力も付いた5歳頃には完全に思い出し二つの人格が融合されていた。

 現在天上では神々が地上に降臨し人(神)手不足で魂の管理に苦労していたのに、別の世界からのヘルプ要請が来て完全にパンク状態となり浄化前の魂が地上に流れたと言うミスの結果がベル・クラネルだった。

 それを聞いた祖父は何故か天を仰いでいたが。

 なおヘルプ元は世紀末世界で亜人間も魔法も無かったが核の炎で人類だけで数十億の命が消し飛んだ世界であったのだ。

 彼は死亡時の姿である苦痛による頭髪の脱色と紅い瞳を受け継いて今生に生まれたのだ。

 そう前世は「義の星」南斗水鳥拳のレイであった。

 義の運命として育ての親の祖父の言葉に従い、そして拳士として5歳から鍛錬を続けていた9年の成果を確認して更なる高みを目指し14歳でオラリオに着いたのだった。

 前世では苦労をし命の遣り取りと生きる為に悪党とは言え命と食い物を奪うと言う暗黒面も経験していたが、田舎暮らしと祖父のおとぎ話、神話を聞きながら育った彼は見事に世間知らずに育っていたのだ。

 これも祖父の前世の記憶があると知ってからの教育の賜物であった。

 結果、義の星としての人の為に生きる宿命と世間知らずの純情さが合わさって多くのファミリアから冒険者になると長生き出来ない=冒険者に不向きと判断されて門前払いを続けて漸く受け入れて貰えたのが眷属の居ない女神ヘスティアのみであった。

 

 こうしてヘスティアファミリア所属冒険者ベル・クラネルが誕生したのであった。

 

 冒険者として恩恵を刻み身体能力の底上げにより地上のモンスターは自らの魔石を分け与えて繁殖し弱体化するがそれでも幼い頃村を襲ったゴブリンと戦い南斗水鳥拳が未熟なために苦戦をしていた記憶が有ったレイことベル。

 ダンジョンでは弱体化する事も無く上層部最弱と言われるコボルト、ゴブリンであってもそれなりに強いが普通の冒険者でも余裕で斃せるのだが、素手で戦うベルにとっては初戦は幼い頃の記憶もあって緊張したが、力を見切った今ではモヒカン以下と言う認識で早々に4階層を狩場にして半月で更に挑戦しようとしていたのだ。

 

 むしろ怖いのはギルドの受付嬢でありベルの担当迷宮アドバイザーでもあるハーフエルフのエイナ・チューレであった。

 口を酸っぱく冒険者は冒険をしてはならないと階層をより深く潜るのに挑戦するのにも早いと怒り初日の「妖精の試練」と他の冒険者からも恐れられたスパルタ教育をその後何度も受けていたのだ。

 結果上層部12階層迄の地理とモンスターデータは把握していたが。

 

 そしてこの日は5階層を無傷で切り抜けエイナに6階層挑戦を認めさせたのだ。

 これで初心者殺し「ウォーシャドウ」と漸く戦えると拳士としての前世の気持ちが高ぶっていたベル。

 

 主神「ヘスティア」に行って来ますと元気に挨拶をしてダンジョン入り口バベルに向かうベル。

 既に早く起きて南斗水鳥拳の演舞で身体を温めていたので5階層迄潜り遂に6階層だと思った時にそれは現れた。

 

 下級冒険者ならその一声で行動不能となる咆哮(ハウル)を上げながら手には石斧を持った牛頭獣(人)身のダンジョンを代表するモンスター「ミノタウロス」を目にした瞬間にスイッチが入ったベルはハウルに耐え攻撃に転じたのだった。

 

 右手を広げミノタウロスと高速移動で擦れ違い向き直るが、顔をしかめるベル。

 真空波を纏った斬撃が薄皮一枚傷付ける程度だったからだ。

 

 中層から冒険者に恐怖からパニックを起こして集団で逃亡したとはいえ、この様な弱小なヒューマンに舐められたくは無いと逃亡を止めて攻撃に転じるモンスター。

 振り下ろされる石斧を見切りまずは武器破壊と切り裂くベルと、突然得物を失い戸惑うミノタウロス。

 その後の展開は全てを避け切っているが、剛腕に中れば一撃で致命傷となるミノタウロスの攻撃と、幾つもの手技が決まっても掠り傷しか与えられないベルの千日手となっていた。

 

 最早「断己相殺拳」で相打ち狙いかと覚悟を決めた時に突然今迄苦戦した相手がバラバラになり背後から美少女が現れたのであった。

 

 女神さまに匹敵する美貌。腰まで伸びる金髪に同じく金の瞳。

 銀の胸当てと手甲、そこにあるのは迷宮都市オラリオの最強派閥の一角ロキファミリアの道化師のエンブレム。

 噂だけで実際には初めて目にしたがそれでも冒険者として半月のベルでも知っている、オラリオでも最強の女性冒険者LV.5のアイズ・ヴァレンシュタイン。神々から与えられた二つ名は【剣姫】

 その瞳の奥に隠された思い詰めた覚悟が前世のマミヤを思い出し。

 それよりも強い衝動として育ての祖父の教育(洗脳)による美しい女の子(おなご)には口説くべしという教えに突き動かされたベルは思わず手をズボンで拭いてから。

 

「アイズ・ヴァレンシュタインさん、好きです付き合って下さい」

 

 南斗水鳥拳の高速戦闘さながらの速攻告白であった。

 その早業は第一級冒険者であるアイズも反応する前に手を握ると言う偉業を成し遂げたベル。

 だが次の瞬間アイズが反応する前に顔を真っ赤にしたベルは水鳥拳として鍛えた下半身で全力で逃げ去ったのだった。

 

 その後ギルドに戻ったベルはエイナにアイズの情報を強請ったり、ステイタス更新でアイズ所縁のスキルが発現してヘスティアが膨れたりした事は余談である。

 尚アイズへの告白もロキ・ファミリアの同僚のLV.5の狼人(ウェアウルフ)の冒険者ベート・ローガに目撃されて大いに笑われていた。「駆け出しの癖に口説く度胸だけは褒める」と。

 

 あとがき

 

 プロローグと言う名の一発ネタです。

 アニメ版のトキの治療を受けた後の姿とベルが同じと言うこじつけの転生ネタ。

 水鳥拳ならヘスティアナイフは不要だし魔法もどうなるか?次のミノタウロス戦が全く想像が出来ない。

 そしてレイを斃した拳王は神にも殴りかかりそうな男だし、親友の暴力によってとは言え安定しかかっていた世紀末を暗殺拳の使い手らしく拳王、聖帝二人を斃した後に崩壊した組織を放置して更なる魂がやってきた原因と神が切れて世紀末救世主も拳王と同じく天界奥深くに封印されて互いに戦わされて地上に戻る予定は今の所ありません。

 つまり転生者の予定も無いと

 きっと闇派閥の連中もこれ以上仕事を増やす気かと送還されてからは特に多くの魂の管理に回されているんでしょう。

 


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