女性にしか動かせないパワードスーツ、IS。だが、ISを開発した科学者と同等かそれ以上の頭脳を持った天才少年がそれを起動してしまったのだ。これはそんな少年と仲間達の物語である。

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なんとなく思いついた短編です。下手くそですができれば楽しんでください。


ダイガンダー・ストラトス

インフィニット・ストラトス、通称IS。とある天才であって天災の1人の科学者が開発したパワードスーツ。

 

本来は宇宙を目指していたのだが、誰も見向きはしなかった。しかし白騎士事件と呼ばれる事件で軍事兵器として注目されることとなった。

 

ISは全ての兵器を上回る性能を持っていたため政府は戦争への発展を恐れ、アラスカ条約を出してISを規制した。

 

また、ISにはコアが必要だがそのコアは開発者である科学者しか作ることができなかった。その科学者も467個のISコアを造った後失踪してしまった。その為ISの絶対数も増える事も無く、裏では水面下では各国や企業、果てはテロリストといった集団がISコアを巡って争っている。

 

だがそのISには最大の欠点があった。それは女性しか動かせないということ。これにより世界は女尊男卑の風潮へと変わってしまった。

 

 

そんなある日、とあるニュースが飛び込んできた。

 

 

『世界で初めてISを動かせる男性が現れた。』

 

 

そんなニュースが。そのニュースで世界は混乱に陥った。解剖したり抹殺しろという意見も出たがそれは出来なかった。何故ならば彼は少年でありながらISの開発にも関わったこともある今世界中で注目されている天才少年だったからだ。彼によって救われた国や企業も沢山あったため手を出すことが出来なかった。

 

だが貴重な男性のデータを諦める訳にはいかず、彼をISを学ぶためのIS学園に入学することとなった。

 

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4月となり新学期が始まった。IS学園の1年1組の教室には例の男性IS操縦者がいた。その為この教室では声を発する者はおらずその男子生徒に視線を集めていた。

 

???「ええっと、ここがこうで。んーと、もうちょっとなんだけどな。」

 

その少年は試行錯誤しながら何かを作っている様子だった。

 

???「よし!できた!」

 

作業が終わった少年は机の上の物を片付ける。丁度その時小柄な女性が教室に入って来たので全員が席についた。

 

真耶「皆さん、IS学園入学おめでとうございます!私はこの教室の副担任の山田真耶と申します!1年間よろしくお願いします!」

 

元気よく自己紹介したが誰も返事をせず少年に視線が向いていた。

 

???「あはは、よろしくお願いします(汗」

 

冷や汗を流し苦笑いしながら少年が返事をすると真耶は涙を流して感動した。各生徒の自己紹介が進み彼の自己紹介が終えると歓声が上がるのは言うまでもない。それからは何のトラブルもなくIS学園入学初日は過ぎていっていた。

 

だが3時間目の授業で新たなトラブルが発生した。それはクラス代表を決めるというものだった。HRで決めるのを忘れていたので授業の始めに担任の先生が決めると言ったのだ。推薦は自他ともに問わないと発言したため、彼が推薦された。だが1人だけ反対する女子生徒がいた。その生徒の名はセシリア・オルコット。イギリスの代表候補生であり、専用機持ち、そして女尊男卑主義者である。

 

セシリア「男にクラス代表を任せるだなんて、このセシリア・オルコットに1年間屈辱を味わえというのですか!」

 

最初の発言は良かったのだが段々エスカレートしていき流石に見過ごせないと思った担任が一喝して大人しくさせた。担任の名前は織斑千冬、ISの世界大会モンド・グロッソの初代優勝者でブリュンヒルデと呼ばれている誰もが知っている存在だ。現在は引退してIS学園の教師をしている。

 

千冬「では聞くがオルコット。お前は自分の立場を分かっているのか?」

 

セシリア「え?」

 

千冬「お前はイギリスの代表候補生だろ?その発言は日本への宣戦布告ということになる。ISの開発者は日本人だ。イギリスを危険にさらしたと言っても過言ではない。」

 

セシリア「!?」

 

セシリアはやっと自分の発言の重大さを理解した。

 

千冬「これからは言葉に気を付けろ、いいな。」

 

セシリア「は、はい。」

 

流石のセシリアも千冬の威圧に何も出来なかった。

 

千冬「では今のところ1人にだけ推薦されているが、織斑どうする?」

 

呼ばれたのはこの学園唯一の男性操縦者の少年だった。彼の名は織斑一夏、苗字から分かるように千冬の弟だ。

 

一夏「別に俺はどっちでもいいけど、色んな企業から注文受けてるからな。」

 

セシリア「注文?」

 

千冬「ああ、言い忘れていたが苗字から分かるようにこいつは私の弟で最近話題のISロボットの開発者でもある。」

 

「え?あのIS武装として知られているロボットの?」

 

「織斑君ってそんな凄い男子だったの!?」

 

周りから驚きの声が上がる。それでもセシリアは食い掛る。

 

セシリア「決闘ですわ!」

 

一夏「は?」

 

セシリア「わたくしが勝ったら奴隷にして差し上げますわ!」

 

一夏「いや、何でそうなるんだよ?」

 

一夏の意見も無視して2人の模擬戦が決まった。

 

 

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週も明け模擬戦の日となった月曜日。この日はクラス代表を掛けた模擬戦がIS学園の第一アリーナで行われ、それを見ようと観客席には学園の生徒達で賑わっていた。全員が入れる訳ではないので観客席に座れなかった生徒は中継で見ている。

 

アリーナではセシリアが自身の専用機、ブルー・ティアーズを展開して浮遊していた。反対側のピットでは一夏が準備を行っていた。

 

一夏「さて、後は実戦だな。」

 

真耶「頑張ってくださいね、織斑君。」

 

一夏「はい。」

 

千冬「一夏、決して無理はするな。全力でやれ。」

 

一夏「分かってるよ、千冬姉。」

 

今この時だけは教師と生徒としてではなく姉弟として接する。

 

一夏「行くぞ、竜騎士(リューグ)!」

 

一夏がそう言うと同時に彼は光に包まれ、光が止むと一夏はISを纏っていた。その姿はメインカラーが白で赤が差し色として入っている騎士の姿をしており剣と盾を持っていた。同時に一夏はアリーナに飛び出してセシリアに向かい合う位置に来た。

 

一夏「待たせたな。」

 

セシリア「な、何ですのそれは!?」

 

一夏「俺が作った専用機、竜騎士だ。」

 

セシリア「あ、あなたが作った!?」

 

セシリアが驚く暇もなく試合開始の放送が流れる。

 

『それではセシリア・オルコット VS 織斑一夏・・・試合開始!』

 

セシリア「く、喰らいなさい!」

 

一瞬戸惑ったセシリアだが気を取り直してブルー・ティアーズの武装であるレーザーライフル、スターライトmkⅢを展開して一夏に向かって発砲した。一夏は慌てることなく剣を構えて迎え撃つ。

 

 

一夏「ナイトスラッシュ!」

 

バシュン!

 

飛んできた弾丸を真っ二つにするとそのまま突っ込む。

 

セシリア「そ、そんな!?」

 

一夏「まだまだ行くぜ!」

 

セシリアは慌ててもう一度発砲するも一夏は盾でそれを防ぎながら接近する。

 

一夏「ナイトスラッシュ!」

 

バシュン!

 

セシリア「きゃあ!?」

 

一夏の技を受けたセシリアはそのまま地面へと落下する。一夏はセシリアが落下する前に一気に急降下して剣を地面に突き刺す。

 

一夏「ナイトクエイク!」

 

ズキッ!ドゴーン!

 

セシリア「きゃあ!?」

 

地面からマグマ状のエネルギーが爆発し、セシリアにダメージを与える。

 

セシリア「やってくれましたわね!もう許しませんわ!」

 

一夏「俺も全力で行くぜ!(やっと完成した”あれ”を試すいい機会だけど出番はまだ先だな。)」

 

そこからは一進一退の攻防戦が始まった。

 

 

 

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セシリア「な、なかなかやりますわね。」

 

開始から10分、セシリアのシールドエネルギーは殆ど減っており半分以下となっている。一方の一夏はあまりダメージを受けていないためまだ余裕があった。

 

セシリア「ですがこれ以上好きにはさせませんわ!」

 

一夏「本番はここからだ!」

 

すると一夏は左腕のボイス機能を起動させる。

 

一夏「来い、ガンダー!」

 

すると竜騎士から粒子が出て一夏の隣に集束し白いドラゴンが現れた。

 

ガンダー「ガンダー!」

 

突然出てきた存在にセシリアだけでなく観客席にいた生徒達も驚いて目を見開いた。

 

セシリア「な、何ですのそれは!?」

 

一夏「俺のISのサポートロボットさ!」

 

セシリア「さ、サポートロボット?」

 

一夏「行くぞガンダー!」

 

ガンダー「ガンダー!」

 

 

 

BGM:爆闘宣言ダイガンダー

 

 

一夏「ヘッド合体!」

 

一夏がそう叫ぶとガンダーは機械音を鳴らしながら人型に変形していき最後に一夏がそれに搭乗する。それと同時に一夏の手足が人型と接続されホーンが展開される。

 

ダイガンダー「爆闘王!ダイガンダー!」

 

 

『えぇ〜〜〜〜〜Σ(; ゚Д゚)!?』

 

 

セシリア「が、合体した!?」

 

ダイガンダー(一夏)「これが新しい可能性だ!」

 

目の前で起こっている現状に誰もが驚愕した。

 

セシリア「こ、こけおどしですわ!」

 

セシリアはそう叫びブルー・ティアーズのスカート部分から、4基のビットが切り離され空中に浮遊させる。これはブルー・ティアーズと呼ばれ、専用機と同じ名前だが別のものである。セシリアの指示に従って動く武器だ。

 

セシリア「やりなさい!」

 

セシリアがそう叫び4方向からビットでダイガンダーを狙撃する。

 

ダイガンダー(一夏)「先ずはドラゴンソードだ!」

 

ダイガンダー「ドラゴンソード!」

 

 

ダイガンダーは慌てずに一夏の指示でガンダーの頭部が変形したドラゴンソードを装備して狙撃を弾く。

 

セシリア「守ってばかりでは勝てませんわ!」

 

だが暫くこの状況が続き、いつまで経っても射撃が一夏に命中せずセシリアは苛立っていた。

 

セシリア「何故当たりませんの!?」

 

ダイガンダー(一夏)「攻め方が一方的なんだよ!」

 

セシリアの苛立ちを確認するとダイガンダーはドラゴンソードでビットを破壊していく。

 

セシリア「なっ!ティアーズが!?」

 

破壊されると思わなかったセシリアは動揺し、ダイガンダーはその間に接近する。だがセシリアは不敵な笑みを浮かべる。

 

セシリア「お生憎様、ティアーズは6機ありましてよ!」

 

バキューン! 

 

ドーン!

 

残ったビットの射撃はダイガンダーに見事命中した。

 

ダイガンダー「ダー!」

 

セシリア「な、無傷!?」

 

しかしダイガンダーは無傷だった。そして残りのビットもドラゴンソードで破壊し、セシリアにもダメージを与える。

 

ダイガンダー(一夏)「止めのドラゴンキャノンだ!」

 

ダイガンダー「ドラゴンキャノン!」

 

 

肩のキャノン砲がセシリアに向けられる。

 

ダイガンダー(一夏)「ターゲットロック!」

 

一夏のその言葉と同時に片目のバイザーで狙いを定める。

 

ダイガンダー(一夏)「アタッーーク!」

 

ダイガンダー「ダー!」

 

バン!バンバンバンバン!

 

ドドドドドドドドドーン!

 

セシリア「きゃああああああ!?」

 

ドラゴンキャノンの連射を受けセシリアはアリーナの壁の端まで吹き飛ばされ、ISが強制解除される。

 

『し、試合終了!勝者織斑一夏!』

 

ダイガンダー(一夏)「やったぜ!」

 

ダイガンダー「ダー!」

 

試合終了と同時にダイガンダーは右拳を握り天に突き上げる。少し遅れて観客席から拍手が上げられ、ダイガンダーは合体を解除する。

 

一夏「ガンダー、お疲れ様。ゆっくり休んでくれ。」

 

ガンダー「ガンダー。」

 

一夏が称賛の声を上げるとガンダーは粒子状になって一夏のISに戻る。

 

一夏「後でメンテナンスしておかないとな。」

 

そう言って自身のピットに戻るのだった。

 

 


 

 

簡単な設定

 

織斑一夏

主人公。ISの開発者に並ぶ頭脳を有しており、幼いながらも心を持ったロボットを生み出していた。そのロボット達はISの武装としても使用され各企業から注文が殺到するほどだった。IS世界大会第2回モンドグロッソの際、姉の優勝妨害目的で誘拐されるも「伝説の暗黒獣」の異名を持つあるロボットが助け出したため無事で済んだ。それからはいつも通り生活していたがISを動かしてしまったためIS学園に入学することになった。




初めての読み切り小説です。いかがでしたでしょうか?

昔見てたテレビアニメ、爆闘宣言ダイガンダーを思い出して投稿しました。

評価や感想、できればお願いします。

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