アーチャー「オィィィィ!!貴様!!ヤケ酒にも程があるだろう!!」
時臣「だって..........だって....葵が....あの葵が..........間桐雁夜の子を妊娠したんだぞ!!しかも男の子!!」
アーチャー「だからって、ヤケ酒の容量でロマネ・コンティを飲めばいいってことでもないだろう!!」
時臣「うるさい!!今日の私はロマネ・コンティを飲まないと気が済まん!!アーチャー!!もう一本持ってこい!!」
アーチャー「王に命令するなぁぁぁぁぁ!!」
コンテナターミナルの戦いが終わって数日後、俺たちの元にある情報が届いた。
そう、あの間桐臓硯がソラウ・ヌァザレ・ソフィアリのいるホテルを襲撃したのだ。
しかも、ご丁寧にバーサーカーを連れて。
当然ながら、そのせいでホテル内は大パニック。
パニックになった宿泊客がうるさかったのか、バーサーカーは宿泊客を殺しまくった結果、大惨事になったらしい。
しかし、ソラウは間一髪のところでウェイバーに助けられたため、今現在、ソラウはウェイバーの拠点にあるのだとか。
ニュースキャスター『次のニュースです。昨日、冬木市にある○○ホテルで何者かが大量殺人を起こしました。警察によりますと..........』
言峰「.................切羽詰まってるとはいえ、まさか間桐臓硯とバーサーカーが人前に現れるとは」
切嗣「しかも、邪魔するものは容赦なく殺す..........確かに、これなら息子たちから嫌われて当然だな」
言峰「だが..........一般人を巻き込むのはルール違反ではないのか?」
切嗣「だろうな。現に、お前の父親は間桐臓硯の行動に対して怒りが爆発する寸前らしいぞ」
言峰「父上らしいな」
それは仕方ないね、うん。
ん?てことは..........もしかしたら、原作のキャスター退治が間桐臓硯とバーサーカー退治に置き換わる可能性もあるな..................。
言峰「いずれにしても、間桐臓硯対策を考えないとな」
切嗣「あぁ」
☆☆☆
さて、ここはバーサーカーが襲撃したホテル。
現場の様子を見るために来たんだけど..........。
言峰「............ギャラリーが多くないか?」
切嗣「ここまで野次馬多いと、魔術協会も隠蔽には一苦労するだろうな」
言峰「しかも犠牲者が出たということは..........」
切嗣「警察が介入することは確実..........か」
警察の介入か〜。
うーむ、これは大変なことになったぞ。
面倒なことにならなきゃいいけど..........。
摛正「それなら安心しろ」
「「ギャアアアア!?」」
後ろからひょこり現れ、そう発言する摛正パッパに対し、思わずビックリして声を上げる俺と衛宮切嗣。
言峰「ち、父上!?」
切嗣「あっぶね、ビックリして起源弾を撃つとこだった」
言峰「父上、安心しろとはどういうことですか?」
摛正「うむ..........ついさっき、魔術協会から連絡があってな。間桐臓硯とバーサーカーが起こした事件は、『パニックになった宿泊客が起こしたもの』として処理したらしい」
うわ〜、行動が早いなぁ。
言峰「さすがは魔術協会。そういうとこは早いのですね」
切嗣「奴らからしてみれば、昨日のことは大事件だからな」
頭をポリポリと掻きながら、そう言う衛宮切嗣。
確かに、今回のことで魔術師の存在がバレる確率は高めだしな。
???「あのなぁ!!普通、パニックになった人間があんな死に方するはずがないだろ!!もっと調べてくれよ!!」
警察1「すまない、このことについてはもう終わったことなんだ」
???「終わったこと?こんなに不自然な点が多いのにか!!」
..........一言言わせてくれ。
何でここに工藤新一がいるんだよぉぉぉぉ!!
てか、ここはFate世界だぞ!!
ただでさえヤバめな世界なのに、そこに歩く死神を追加するって.................地獄じゃねぇか!!
新一「クッソ〜、どう考えてもおかしいのに..........」
言峰「..........切嗣、とうとう俺の目がおかしくなったらしい」
切嗣「安心しろ、お前の目は正常だ..........信じたくはないがな」
どうやら、衛宮切嗣は工藤新一の存在を知っているみたいだ。
言峰「..........同士よ」
切嗣「(コクリ)」
俺たちは、工藤新一を知る存在として、自分たちの手と手を堅く握り合った。
摛正「あれは..........確か高校生探偵の.......」
言峰「昨日のホテルの件でやって来たんじゃないですか?」
摛正「うむ..........それならあり得そうだな」
切嗣「だったら、早くこの場から逃げたほうが」
新一「なぁ、アンタら」
「「「ヒョオッ!?」」」
工藤新一に話しかけられ、思わず変な声が出る俺たち。
新一「この事件..........どう思う?」
言峰「どう........とは?」
新一「だって考えてみろよ!!パニック状態になったとはいえ、人間の握力では頭を握り潰さないし、人間を何度も壁にぶつけるほどの腕力はない..........つまり、これは誰かが重大な何かを隠蔽しているんだ!!」
..........その重大な何かの関係者が俺らなんだけどね。
言峰「..........君は、この世に魔法が存在すると思うか?」
新一「はぁ?何を言って」
言峰「この世にはな、触れてはならない禁断というものがあるのだ。それに触れるとどうなるのかは.................君にも分かるはずだ」
新一「..........アンタら、この事件の関係者なのか?」
切嗣「一応はな。だが..........あまり詮索はしないでほしい」
新一「そんな言葉が信用できるわけ」
摛正「これは我々からの警告だ。もしも、この警告を破れば..........君がどうなるのかは我々にも分からない」
新一「っ!?」
ようやく、自分がとんでもない事件に関わろうとしていたことに気づく工藤新一。
その顔は、苦虫を噛み潰したような顔をしていた。
言峰「そういうわけで、この件はもう解決した。だからもう..........君は必要ない」
新一「............そうかよ」
そう言うと、工藤新一はその場から立ち去ったのだった。
言峰「..........」
工藤新一、君の言うことも正しい。
だけど..........この事件、いや、この戦いには関わらない方がいい。
間桐臓硯とバーサーカーに対抗できるのは.................俺たちしかいないんだ。
申し訳ないという気持ちを抱えながら、俺はそう思うのだった。
工藤新一(17歳)
国民的アニメ『名探偵コナン』の主人公。
たまたま冬木に来ていたのだが、今回の事件に対する警察の対応に不満を持ち、クレームを言いに現場にやって来たのだが、この事件の犯人が魔術師ということもあって、言峰たちに関わるなと言われたため、渋々米花町に帰ったらしい。
余談だが、この一件が原因なのか、いじけた工藤新一が蘭とのデートを延期したため、トロピカルランドでの事件に遭遇することなく、結果的に子ども化する事態が回避された。