穢れなき黎明卿は「ボ卿」を目指す為に奮闘するそうです 作:Orpheus@失踪主
最近知ったのですが、ボンドルド卿のあだ名のひとつ「ボンカレー卿」で吹いてしまった人です。
突然ですが、皆さんは「アフリカンシンフォニー」と呼ばれた曲をご存知でしょうか?吹奏楽や甲子園好きな人達は1度は聞いた事はあるだろう名曲中の名曲、最近久しぶりにアフリカンシンフォニーを聞きましてね。
その……なんと言うか、ホルンのあのけたたましい音に……ふふっ、その下品なんですが…興奮してしまいましてね。久しぶりに吹いてみたいなーって……あ、この作品とは関係ありませんでしたね、どうぞお読みください()
「〜♪」
深界4層、「不屈の花園」と呼ばれた場所にて1人の祈手が花の手入れをしていた。それは、綺麗な景色だった。
【不屈の花】と別称がある「トコシエコウ」が周り一面を覆い尽くしていた。この花は、アビスのどこらかしこで見られる花。どんな地形だろうが、必ずしも生えていることから「不屈」の名を持つ花。
そんな、花を好んでいるこの祈手「ギャリケー」
見た目は白い外套を身にまとった普通に居る祈手だが、背中には火炎放射器を持ち原生生物を焼き殺して行くその姿から「灰のギャリケー」と言う名を持つ彼はおじいちゃんでもある。
いいや、正確にはこの「祈手」の中で最年長(ボンドルドを除く)であり、他の祈手達からはおじいちゃん扱いされている。そんな彼の役目はこの不屈の花園の手入れを担当していた。
そんなある日のこと。
「おやおや、ギャリケーさん。今日もお花が綺麗ですね」
1人の異様な雰囲気を纏う男が歩いてギャリケーの元へ来ていた。
「ボンドルド様。一体どうされましたか?わざわざこの「不屈の花園」へと足を運ばれるなんて」
黒一色に縦に紫に光る仮面を被った1人の男。
彼の名はボンドルド、この世界における「白笛」と呼ばれた超人の1人「黎明卿」と呼ばれた人間が居たのだ。
「トコシエコウの花を少し貰いに来たのですよ、トコシエコウによる匂いは深い層に存在する原生生物が反応する事が分かりました、もし他の植物だと反応しないのか…気になるのでその実験の為に。」
「そうでしたか、ではこちらを」
そう言うと、ギャリケーは何処からともかく取り出したトコシエコウの花が入った謎の保存ケースをボンドルドへと渡した。
「ええ、ありがとうございます。あ、そう言えばなんですが……」
「ん?どうされまし「最近、弟子を取ろうと思ってるのですが。どうでしょうかね?」……!?」
哀れ、ボンドルド。その発言が周りを苦しめる事も知らずに。
「これから『第682回目探掘家「祈手」の長「ボンドルド」様についての会』を開始する」
その中でも適任と選ばれたボラによりこの会議の幕は落とされた。
「えっ…?えっ…?」
そこにはわけも分からず呼び出されて困惑する新米祈手の姿もあった。彼女の名はウィルコ、最近若いにも関わらず黒笛になりその素質を見込んでボンドルドが勧誘を促して入ってきた新米ちゃんである。
「ああ、そう言えばウィルコちゃんはこの会議に参加するの初めてだったね」
まだ心が回復しきってないプルシュカを膝に乗せてニコニコと笑みを浮かべながらこの会議の全貌を話し出すグェイラ。
「この会議は、初代祈手メンバーから長く続く、旦那……黎明卿「ボンドルド」について最近の変化などを語る会議だね、俗に言うとファンクラブっぽい事をしてるんだよ」
そう言うグェイラにウィルコ以外の祈手達がウンウンと頷く。
「で、今回の問題についてだ。ギャリケーさん話さないといけないことがあるんだろ?」
そう言うグェイラに立ち上がっては深刻な表情(?)でギャリケーは話し始めたのである。
「……はい、私だけが多分知っているのですが、この間私の担当地域である第4層の「不屈の花園」そこにボンドルド様が実験の為、トコシエソウの花を回収しに来ました。そん時に放った発言です「弟子を取ろうと思ってるのですが…」と」
『!?』「……???」
その発言によって、議会は大いに荒れた。
新米のウィルコに関しては不思議そうに首を傾けて、頭に「???」の文字が着くほどに。
グェイラは、プルシュカが膝に居たため謎の葛藤が起きていた。
一方、他の祈手達は大狂乱、冷静そうに身を保っているが後ろの2本のアームがガタガタと震える
「今回はそれに対して、ボンドルド様が「弟子を取る事を拒否するか賛成するか」多数決で決めようと思う。」
まぁその決着は、ボンドルド本人が参戦して決まったと言う…
一方、そんな事も知らない哀れなホンドルドと言うと……。
「くぁw背drftgyふじこlp;@:「」」
何故かバグっていた。
彼は「黎明卿」この
「はぁ…はぁ…ダメだ、アビスの呪いに耐えれる生物でカートリッジの代わりを作ろうと言う発想がダメなのか…?或いは、原生生物の中でもアビスの呪いを受ける生き物を探さなければならないのか…?」
1人つぶやく彼は、空を見つめる。
前線基地の明かりへ目を向けて、飛ぶ小バエ達を追う。
人として、この深淵の謎を解く為に1人、彼は頭を悩ます。祈手達がギャアギャア言っている時には彼は本当に心を苦しそうに顔を歪めて悩む。
彼は孤独であった。
「はぁ…いえ、考えても仕方ありません。探しましょう。これも私と言う人間の為です…「彼」の様には、成れないかも知れませんが私は必ず私のやり方で彼に近づきます。必ず…」
彼の心には1つの決心と祈手と言う仲間たちを燃料にして動き始めた。それが彼が唯一、孤独と戦える所以なのだから。
前線基地の中をぐるぐると彼は回り始めた。
新たな発見を見つける仲間たちを呼ぶ為にと。
しかし、至る所を回るが祈手達が居ない事を気づいてしまった。
「そういえば…今日は皆さん
1人探検に行こうと思っていた矢先、壁似合う様にカモフラージュされた扉が開いておりその隙間からは、光が。
彼は、この前線基地の主としてその扉の先を探索し始めたのであった。
その先に映ったのは…
「神々しきボンドルド様に、赤子同然の赤笛の弟子を取るだと!?そんなことは断じて認めん!!」
「アア、ソレニ関シテハ同感ダ」
中華テーブルのような真ん丸な机を囲むように座る彼ら、祈手達であった。彼はこっそりと隠れながらその様子を確認する事にしたのである。
「ですが、それだとボンドルド様の意見を無視してしまう事になってしまいますが…」
「うむぅ…」
「ええ、そうですよ?」
『!?』
しかし彼はうずうずが止まらなくなり出てきてしまった。未知なる物に対して興味津々な研究者ならではの性が出てしまったのである。
「それで、私が『弟子を取る』と言う発言をした事について語っていましたが…私は今の内は弟子を取る気はありませんよ。今はプルシュカや貴方達祈手を愛でる事が最優先事項なのですから。」
おお、神よ。この優しき者に感謝を。
と、言わんばかりに神々しく見えるボンドルドの姿を見た祈手達は椅子から飛び出しては土下座をして崇め始めた。
その様子を見るグェイラとウィルコ、彼彼女は心の中でこう思っただろう。
((この人まじで神様じゃん))
と。
えー、この度。学園生活が忙しくスランプ状態に陥り、仮面ライダーの小説を書き始めるという暴挙に出てしまった失踪者です。
誠に申し訳ございませんでした。
小説の質も少し下がっておりますが、何卒。この小説を楽しめて貰えるように遅れながらも出せるように頑張っていきたいと思います。
後、仮面ライダーの小説を描き始めた経緯はビルドのかずみんが好きになってしまったからですはい。
グリス…かっこよくない…?よくない?
(感想、誤字報告等もお待ちしております)