変なウマソウルと共に歩む架空ウマ娘の日々   作:ウヅキ

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 今度こそ最後の回です



オマケ回 みんなのその後

 

 

 

 ≪フォーチュン≫

 

 アパオシャ

 ご存じ本作主人公。シニア以降はドリームトロフィーリーグに進みつつ海外長距離G1を度々走り、現役引退までG1勝利数を15勝(うち長距離は13勝)まで伸ばして、世界史上最強のステイヤーの名を欲しいままにした。なお数十年経っても、この長距離G1勝利数記録は破られていない。

 シニア二年目に生徒会に入り、一年後にはナリタブライアンに会長職を全力で押し付けて副会長に収まり、ブチブチ文句を言う生徒会長の補佐をしながら実務を担っている。

 トレセン学園附属大学を卒業後はURAに就職して世界中を飛び回り、有望なウマ娘をスカウトしたり、海外留学の斡旋や受け入れの手助けに尽力した。

 働く傍らで、現役時代に築いた人脈をパトロンにして福祉団体を設立して、経済的に困窮するウマ娘などの支援もしている。

 生涯結婚はしなかったが、彼女の世話になった数多くのウマ娘からは母親のように慕われている。

 あと全国味噌工業組合会の終生名誉役員に選ばれて、暇な時は味噌と醤油の布教に努めている。

 

 

 同居者(黒助)

 生まれた時からアパオシャの傍に居続けたよく分からない存在。その正体はゾロアスター教神話に出てくる同名の悪魔ないし悪神の分霊。姿形は我々の世界の馬によく似ているけど、首が長かったり毛が全く生えていないなど若干の違いがある。

 アパオシャの事は暇潰しのオモチャぐらいにしか思ってないけど、嫌いではないし愛着もそこそこある。

 実はアパオシャは只の人として生を受ける筈だったが、こいつが神界から暇潰しで分霊を送り込み憑り付いたためにウマ娘として生きることになった。

 彼女が無毛症になったり異様に頑丈になったのも、大体こいつがインストールしたウマソウル(デビルソウル)の欠片のせいである。大仰な言い方をすれば≪神造ウマ娘≫とでも言うべきか。

 

 

 マンハッタンカフェ (カフェさん)

 ≪フォーチュン≫の初代チームリーダーでトレーナーラブ勢。長距離G1四冠の超実力派にして霊障体質のウマ娘。

 トレセン学園高等部卒業後は、調理師専門学校に通って無事に卒業した。調理師免許を取得後はコーヒーを売りにした喫茶店で修業している。

 トレーナーとは学園卒業後から付き合い始めて、四年後に結婚して幸せな家庭を築く。子供は四人居る。

 さらに二十年後にはトレーナーの実家の喫茶店を引き継いで、トレセンを退職した旦那とコーヒーにこだわった神秘的な雰囲気の良店を営んでいる。

 

 

 アグネスタキオン (オンさん)

 ≪フォーチュン≫最初の一人。中距離G1六冠の怪物的速さを誇ったウマ娘にして、学生ながら数多くの技術特許を取得した才女。

 在学中に中央トレーナー資格を取り、学生兼同チームのトレーナーをしている。高等部卒業後はトレーナーとして働く傍ら通信教育で海外の大学を卒業した。

 アパオシャとアルダンの高等部卒業を機に、髭トレーナーから独り立ちして自分のチームを立ち上げる。

 病気や怪我の不安を抱えたり、才能豊かでも気性難のウマ娘を大成させる、『訳アリの天才を育てられる天才』として高い評価を受ける。

 恋愛とは無縁だったが本人は全く気にしておらず、生涯研究者兼トレーナーとして充実した毎日を過ごしている。

 

 

 マチカネフクキタル (フクキタさん)

 やたらと開運グッズとシラオキ様なる神様のお告げにこだわるウマ娘ながら、菊花賞と秋天皇賞を勝利した優秀なG1ウマ娘。

 高等部卒業後は進学せずに、実家の北海道に帰って家業の神社で働いている。帰郷の数年後に、実家の勧めで神主の資格を持つ男性とお見合い結婚している。

 時々後輩の走るレースを直接見に来る事もあり、チームの絆は途切れていない。

 トレーナーとマンハッタンカフェの結婚式のスピーチは、あまりにも酷くてある意味伝説になったが、笑い話で済むのが彼女の一番の魅力なのかもしれない。

 

 

 サクラバクシンオー (バクシさん)

 日本レース界におけるサイレンススズカと並んで『逃げ』の代表者にして、短距離の最強談義では大抵殿堂入りして除外される枠。高松宮記念一勝、スプリンターズステークス三連覇したら当たり前だよなぁ。

 高等部卒業後は学園の附属大学のスポーツ科学を専攻して、卒業後は地元のジュニアレーシングクラブのコーチをしている。

 ある意味教え子第一号の後輩キタサンブラックが菊花賞と翌年春天皇賞を『逃げ』勝ちしたのには超ご満悦だった。

 二十代半ばで一般人男性と恋愛結婚して、幸せな家庭を築いている。

 

 

 メジロアルダン (ダン)

 名門メジロ家の一員にしてアグネスタキオンの最初の教え子。

 生まれつき体が弱く、常に体調不良と怪我に悩まされていたが、タキオンの徹底した体調管理によってNHKマイル杯、ヴィクトリアマイルのG1二勝を挙げる一流ウマ娘になった。

 学園の大学卒業後は、実家の仕事を手伝いつつ結婚した。その後は旦那の仕事の都合で中国に長期滞在したり、優雅な生活をしている。

 アパオシャの設立した福祉団体の実質的な運営者でもある。

 

 

 メジロマックイーン (クイーンちゃん)

 名門メジロ家の分家筋でありながら、一族から最も期待されたウマ娘。その期待を裏切らず、史上二人目の春天皇賞二連覇、菊花賞、宝塚記念と輝かしい勝利を手にした。

 二度目の春天皇賞では先輩のアパオシャを僅差で下して勝利した、3000m以上でアパオシャに勝った数少ないウマ娘。しかし三連覇のかかった春天皇賞は≪リギル≫のテイエムオペラオーと≪スピカ≫のライスシャワーに敗れた。

 シニア以降はドリームトロフィーリーグに進み、長くレース生活を満喫している。

 レースを引退してからは運動量が減っても大好きなスイーツを食べる量が減らせずに、度々太り気味に陥って頭を抱える日々。

 

 

 マヤノトップガン (ガンちゃん)

 気分屋の天才少女。G1勝利数は日本ダービー、有マ記念二回、大阪杯、の四勝。G1を全て異なる脚質で勝っている異色の存在。

 高等部卒業後はトレセンの大学には行かずに、航空大学校に入学してパイロットの資格を取得した。

 大学卒業後は父親と同様に民間航空機のパイロットになって、刺激的な日々を過ごしている。二十代後半に結婚した。

 

 

 アドマイヤジャパン (ジャン)

 お調子者だが中央トレセンに来る程度に優秀なアホの子。しかしテイエムオペラオー、ナリタトップロード、アドマイヤベガ等のライバルの影に隠れがちで、あまり目立たないが愛される子で人気者。

 クラシック期から重賞勝利こそすれ、同期のライバルに阻まれてG1入賞までで勝ちきれなかった。

 シニア三年目でようやく秋天皇賞を勝って、晴れてG1ウマ娘の仲間入りを果たした。

 附属大学卒業後は有名寝具メーカーに就職して、営業したり新製品のモニターを任されたりと、毎日楽しく過ごしている。

 

 

 キタサンブラック (ブラックちゃん)

 演歌歌手の父を持つ人助けが日課のウマ娘。菊花賞を始めとして英ゴールドカップ、豪州メルボルンカップなどG1七冠を勝利した超一流。ある意味最もサクラバクシンオーとアパオシャに似た後輩。

 クラシック期は親友のサトノダイヤモンド、≪スピカ≫のゼンノロブロイ、≪リギル≫のブリュスクマンと鎬を削ったが、クラシック途中に怪我で引退したブリュスクマンには最後まで勝てなかった。

 シニア以降はトレセン附属大学に通いつつ、ドリームトロフィーリーグでレースを続けている。

 その後は芸能界に入り、歌手になって忙しい毎日を送っている。歌手になった数年後には父親の弟子の一人と結婚した。

 

 

 藤村大河(トレーナー)

 顎髭がトレードマークの≪フォーチュン≫のチーフトレーナー。

 アグネスタキオンの走りに脳を焼かれて率先して試薬のモルモットに志願したり、霊障体質のマンハッタンカフェの被害にもめげずにトレーナーを引き受けるナイスガイ。

 癖者の多いチームメンバー全員を最低一回はG1勝利させる、何気に≪リギル≫や≪スピカ≫のトレーナーに匹敵するトップクラスの指導者。

 基本ウマ娘第一に考えて働き過ぎるのが玉に瑕でも、そういう所を見ている教え子達から多大な信頼を寄せられている。

 三十代半ばで、チーム初期のメンバーだったマンハッタンカフェに押し切られる形で結婚している。二人の干支は一つ違い、つまり13歳差での結婚である。

 その後は多くの名ウマ娘を育て上げ、五十代半から実家の喫茶店を引き継いで、オーナーとして第二の人生を歩んでいる。

 

 

 ≪友人≫

 

 ゴールドシチー (ゴルシー)

 ≪スピカ≫所属のウマ娘で、アパオシャの学園での最初の友達。G1三冠の超一流アスリートで、中距離に強いがマイルと長距離も対応可能で器用。

 シニア二年目の宝塚記念で骨折してからピークが過ぎて、三年目はオープン戦やG3までしか勝てなくなったため、レースからすっぱり引退。

 高等部卒業後は友人達と共に附属大学に行きつつ、モデルを専業にして満ち足りた生活を送っている。

 社会人になってからも友人達やチームの後輩と繋がりは保ち、何かと頼りにされている。

 

 

 ユキノビジン (ビジン)

 アパオシャの友人兼クラスメイトで、芝ダートを選ばないG1三勝ウマ娘。アメリカ遠征もしていてG3を二勝、かのブリーダーズカップでマイルのフィリー&メアターフを三着と善戦した。

 帰国後もG1入賞したり、重賞勝利をした後は同期と同じようにレースを引退した。

 引退後はトレセンの附属大学に通って教員免許を取った。

 それから故郷岩手で教師をしつつ、地元のレーシングクラブのコーチも務めて、優しさと厳しさを併せ持ち多くの生徒から慕われている。地元の一般人男性と結婚。

 

 

 トーセンジョーダン (センジ)

 ゴールドシチーのクラスメイトで、アパオシャ達の友人。

 自他共に認める勉強の苦手な落第生でも、レースは一流以上の才能がある秋天皇賞ウマ娘。

 シニア二年目をピークに、段々と衰えが目立ったため、ゴールドシチーに続くようにレースを引退した。

 高等部卒業後は進学せずに、以前から独学ながら技術を磨いていたネイルアートのサロンを開業して、レースで得た名声を利用して繁盛している。ただし経営能力はさっぱりだったから、シチーに泣きついて彼女のマネージャーの伝で、経理や事務が出来る人を探してもらった。

 彼女の店には爪が弱くて怪我をしやすいトレセン学園の生徒がよく相談に訪れる。

 

 

 

 ≪リギル≫

 

 シンボリルドルフ

 ご存じクラシック三冠を無敗で勝利した日本ウマ娘レース界の雄にして、トレセン学園の生徒会長。

 いい加減、生徒会長職を後任に譲りたいと思ってるけど、なかなか後釜が育たないからやきもきしていた。

 学生をやれるギリギリの年齢になって、ようやくアパオシャとナリタブライアンという、後継になりそうな二人が育ってくれてホッとしている。

 二人を生徒会で鍛えて、会長をナリタブライアンに譲った後は、URAに管理職待遇で招かれて着々と内部に足場を築いている。

 

 

 エアグルーヴ

 女帝の二つ名を持つG1三勝ウマ娘。言葉遣いがややきついがカリスマ性に富んで、男女ともにファンが多い。

 ルドルフが生徒会長を辞してURAに入っても、暫く相談役として生徒会に居座って後輩達をビシビシ鍛えていた。

 その後はルドルフの後を追ってURAに入り、いつの間にか彼女の秘書的な立場に収まって、学生時代と変わらぬ関係を築いている。

 真面目に仕事をして割と面倒見の良いアパオシャを買っていて、厳しい指導をすれど見どころのある後輩と評価が高い。同じ職場に入ってからも、それとなく助けたりして関係は良好。

 

 

 ナリタブライアン

 本来はクラシック三冠さえ取れたシンボリルドルフに比肩する大器。

 今作では日本初の凱旋門賞ウマ娘として有名だけど、プリンスオブウェールズSやKジョージ6&QエリザベスSのような格式高いイギリスG1も勝つ、アパオシャに並んで日本史上最強のウマ娘と名高い。

 その格からルドルフの次の生徒会長と思われていたが本人は凄く面倒臭そうにしている。しかし徹底したアパオシャの押し付けにより、不本意ながら会長の椅子に座らされた。おかげで生徒会室に居る間は大体不機嫌な顔をしている。

 大学に行きつつ、ドリームトロフィーリーグでレースを走り続けて、現役引退後は海外を旅しながら草レースに興じて現地の子供に簡単な指導をしたり、肉料理を満喫している。

 その後は日本に帰り、姉が継いだ実家の酒店の近くで多国籍肉料理屋を開いてオーナーになった。姉との関係は良好である。

 

 

 テイエムオペラオー

 ≪リギル≫のメンバーでナリタブライアンやシンボリルドルフの後輩。やたらと芝居がかった言動のウマ娘だが前述の二人に匹敵する歴代最高クラスのウマ娘。

 シニア一年目でマックイーンの春天皇賞三連覇を阻んだ張本人にして、一年間でG1五冠の上に無敗を達成している。通称覇王。

 生徒会長にうんざりしていたナリタブライアンに、シニア二年目開始時に速攻で会長職を押し付けられても、むしろ当然と思うぐらい自己肯定力が高くてタフなメンタルをしている。

 この子の代から生徒会長は≪リギル≫が担うものという既成事実が根付き始めている。

 

 

 東条ハナ

 ≪リギル≫のチーフトレーナー。多くの超一流ウマ娘を育て上げた、トレセン学園最高のトレーナーと内外に名高い。

 でも後輩トレーナー達が結婚しているのを見て、ちょっと焦り始めて同期の≪スピカ≫の沖野トレーナーと色々あって結婚した。色々あったんだ(強弁)。

 

 

 ≪その他≫

 

 

 セイウンスカイ (ウンスカ先輩)

 アパオシャのルームメイトの先輩。クラシック皐月賞、菊花賞ウマ娘。シニアに入ってからは重賞はマメに勝っていても、G1勝利は一度もしていない。

 三年目のアルゼンチン共和国杯で、二月にダイヤモンドステークスで敗れたマチカネタンホイザに借りを返して優勝する。そのレースがラストランになり、レースを引退した。

 以前アパオシャに言った通り、引退したら思いっきり昼寝をしつつ、トレセンの大学に通う。

 卒業後は釣りと大自然を紹介する動画をウマチューブに投稿して人気者になりつつ、悠々自適な生活を送っている。

 

 

 ティシュトリヤ

 アパオシャがイランから日本に連れて来た白毛のウマ娘。彼女の傍らにはアパオシャと同様に、他者には見えない四つ足の白い獣が佇む。

 この異国の少女がどのようなレースをするかは、まだ誰も知らない。

 

 

 






 大体アパオシャに関わりの深いウマ娘は書いたつもりです。
 それとこの話を投稿して三日ぐらいしたら、新作の『オグリの娘』を引き続きハーメルン様で投稿しようと思います。
 興味のある方は、是非読んでください。それではまたのちほど。


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