~銃弾と対価~   作:クマぴょん

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※注意※
やらないか?
ストックさえあれば、隙あらばホイホイと予約投稿する男なんだぜ?

Q:注意書きとは?
A:ネタをお披露目すること


【前回のBullets Price】
少女の正体が明らかになった。だが、フレディの活躍によって、DAはフレディの二重、三重の罠に嵌ってしまい、なんとかフリッツの傭兵団は一命を取り留めた。
だが、そんなプロフェッショナルの傭兵集団でも、苦戦を強いられた戦争に参加した過去を持つ・・・


【回想録:第二次イエローケーキ戦争】

 

12年前戦争があった。

 

イラク、トルコ、シリアの国境線で発生した紛争をきっかけに、第二次イエローケーキ戦争が勃発した。

反政府軍が核兵器を保有した情報が出回ったことにより、”イエローケーキ戦争”という名がついた。

しかも、これが2回目である。

1回目はさらに15年前。

核条約で廃止されたはずのDavy Crockettが奪われたことの始まりである。

しかし、西側諸国で編成された多国籍軍が2ヶ月の激戦の末、終戦を迎えた。

このときから、フリッツ率いる傭兵集団も戦闘に参加していると確認された。

しかし、第二次イエローケーキ戦争は東側の不手際で強奪された短距離弾道ミサイルの戦略核兵器と判明。

世界中を敵にしてまで、11年も続いた戦争だ。

反政府軍の中には、「核による国境なき世界」というテロ組織が後ろ盾になり、元特殊部隊出身の士官が75名が派遣された事が、戦争を長引いた原因であり、フリッツたちも苦戦に次ぐ苦戦で、一時的には壊滅寸前まで追い込まれていた。

 

戦争終結まで1年前

イラク北部、トルコ国境線

 

苦戦を強いられ続けたフリッツたちは、最後の任務として、イラク軍ほか兵士5名の救出に向かっていた。

しかし、この救出作戦でフリッツ以外の友軍や傭兵達は、通称:キルゾーンと呼ばれた地形で全滅しており、その戦死数は200~500前後と言われていた。

そんな絶望の中でも、フリッツの傭兵集団だけは諦めなかった。

この救出作戦が囮だとしても、フリッツたちは決して友軍を見捨てなかった。

 

キルゾーン

 

四方から飛び交う銃弾の中、フリッツら11名と救出された5名の戦う兵士達は、反撃をしつづけたが決定打が無かった。

 

「クソッ!四方から撃たれ続けている!」

「んなもんわかってる!黙って戦え!」

「手榴弾!!」

「投げ返してやれ!」

「1人やった!」

「畜生!また補充されたぞ!」

「やり返してやれ!」

「フリッツ!このままだと全員死ぬぞ!」

「わかってる!フレディとリーの支援を待つほか無い!」

 

阿鼻叫喚だった。

倒しても倒しても敵兵は補充される。

一方的に嬲られる状態だが、フリッツたちは後方支援にまわっている2人に確かな希望があった。

フリッツは全員を鼓舞した。

 

「ここを絶対に死守しろ!絶対に助かる!希望の光は摘まれていない!絶対に諦めるな!」

「フリッツ、わかってるぜ!こんな絶望的な防衛線だからこそ、俺たちの力を見せ付けるべきだな!」

「ジョン!口だけ達者だな!」

「フン!マイケルこそ、ちゃんと数減らしてるじゃねぇか!」

 

ジョージが銃弾が飛び交う中で笑っている2人に対して一喝した。

 

「ジョン!マイケル!死にたくないなら真面目にやれ!」

「「了解!」」

 

消耗する体力と弾薬。

減っても減らずの敵兵。

地面は薬莢と友軍の骸。

そして敵兵の大量の血。

フリッツたちもそろそろ限界が近づいたとき、敵軍の攻撃が一斉に止んだ。

そして、フリッツの上空には煌々と照らす照明弾が打ち上げられていた。

直後、砲弾の雨が敵軍の頭に直撃した。

吹き飛ばされる四肢。

敵兵の顔。

フリッツたちが居るところに血の雨と土砂が降り注いだ。

そして、フリッツの通信に後方支援に回り込んだフレディからの連絡が入った。

 

<<フリッツ!生きてるか。今すぐそこから離れて後方の林に逃げるんだ。そこにはアメリカ海兵隊やスペツナズがフリッツたちを待っている。アウト。>>

「了解した。各員、この場から離れるぞ!」

 

フリッツたちが退路に向かっている最中、フレディとすれ違った。

ワタナベらが呼びかけたが、フレディはキルゾーン地帯に向かって走っていった。

 

「あいつ!死ぬ気か!」

「Mr.フリッツ!」

「足を止めるな!フレディが確保したチャンスを逃すな!」

 

フリッツたちが林に逃げ込むと、海兵隊やスペツナズといった多国籍軍が待っていた。

フリッツはキルゾーン地帯を振り返ると、フレディが地面に何かを仕込んでいた。

その姿を見た海兵隊の連中が言った

 

「おい、あいつは何をするんだ?」

「囮ってつもりじゃないよな?」

「死に急ぎたいだけじゃないのか?」

 

海兵隊連中が口々に言ってる最中、フリッツは海兵隊に一喝した。

 

「黙れ!」

 

海兵隊連中は黙った。

 

「あいつは、決死の支援を送り続けなければならない。いわば通信兵だ。今はあいつを信じるしかない。」

 

フリッツが言い終わると、フレディが仕掛けたモノは上空に打ち上げられた。

打ち上げれたものは、航空支援を要請する信号弾だっだ。

突如、通信機にリーの声が聞こえた。

 

<<こちらリー。フレディのフレアを視認。多国籍軍による航空支援を開始する。全機、attack formation。>>

<<Wilco>>

<<ja>>

<<Roger>>

<<Rodzher>>

 

退避したフリッツの上空にアメリカ、ロシア、ドイツ、イギリスの多国籍航空部隊がフリッツたちのいる林を通り過ぎて、フレディのいるキルゾーン地帯に爆弾の雨が降り注いだ。

爆風は林に隠れているフリッツたちにも届いた。

その爆風の中から、フレディが飛び込んできた。

 

「危ねぇ・・・死ぬところだったぜ・・・」

「フレディ・・・!」

 

フリッツは気づいた。

フレディの右肩に爆弾の破片が刺さっている事に。

フリッツだけじゃない。

そこにいた全員がフレディの右肩に注目していた。

 

「おい、フレディ。右肩・・・」

「ん?あぁ。フリッツ取ってくれ。あと、ロシアの友よ。モルヒネをくれないか?」

「・・・da」

 

フリッツはフレディの右肩にある爆弾の破片を取り除き、スペツナズはモルヒネをフレディに渡した。

フレディは雑にモルヒネを首元に刺して、言った。

 

「あと、ワタナベ。止血も頼んだ。」

 

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こうして、フリッツたちの第二次イエローケーキ戦争は、果敢な戦いで凌いだフリッツたちと、友軍の為なら死を躊躇わないフレディ、航空支援の根回しを行なったリーの活躍によって、このあと終戦へと向かう。

・・・はずだった。

フリッツたちは任務終了後、フレディの負傷の為に帰投した。

だが、敵主力部隊が存在しないはずの戦車師団により、さらに約1年も続いてしまった。

しかし、既にフリッツたちの依頼期間は終了してしまっているため、多国籍軍と敵主力部隊はさらなる血を求めて、死闘を繰り広げる事となった。

これが12年前の戦争。

 

一方フリッツたちは、フレディの回復を待ちながら1年が経っていた。

そしてある日、リーのPCから依頼主不明で日本での高額の依頼が来た。

このときには、フレディは”ある程度”回復していた。

しかし、依頼主がわからないままでは、傭兵団壊滅する恐れがあり、中々手を出せなかった。

ああでもなければ、こうでもない。

話が進まなかった。

だがフレディは、

「相手に2ヶ月待ってて欲しいと伝えてくれ。その間に情報をかき集めてくる。」

と、言い残しフレディが単独で日本に旅たった。

オールラウンダーの暗殺者として、鋭い鷹の目を持つ諜報員としてはピッタリの任務だが、このときフリッツを筆頭に傭兵全員、フレディが未だに完治していないのと、リーがかき集めた情報の中に、日本で起きた電波塔テロを凝視していた。

 

そして・・・

2ヵ月後、日本のフリッツたちの隠れ家に様々なプロフェッショナルの傭兵らが全員が居る。

 

 

次回⇒【0800時】

 

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【メインキャラ】

フリッツ:

出身不明。60代だが傭兵歴35年の老兵。

かつてフランス外人部隊の第2外人落下傘連隊 (2e REP)の連隊長。

連隊長をフランス人以外の異例の選抜されたほどの実力者。

 

ジョン:

元アメリカ海兵隊のエリート偵察兵。フリッツの右腕的存在。

組織の全体のバランスを保つことが役割。銃の腕前はヘリコプターから200m先の頭部を精確に打ち抜くほど。

 

ワタナベ:

元自衛官。傭兵歴20年の古参。

フリッツと同様、フランス外人部隊の第2外人落下傘連隊 (2e REP)の背中を長年守りきった。尚、日本人だが約20年以上帰国していない。

 

マイケル:

元SAS。北アイルランドの紛争から唯一の生存者。

ジョンとはジョーク仲間であり相棒でもある。長年、アイルランドの対テロリストで性格が短気になってしまった過去がある。

 

リー:

現代情報戦と現代電子戦の天才。現代のアインシュタインとも呼ばれている。

上海のテロ事件を無血解決した事で、中国の英雄と言われてる。だが、彼の曾祖父の時から日本と関わりを持つが、出身は大陸であり偽名で活動してる。

 

フレディ:

9歳から少年兵として活躍した。東南アジアの革命軍の英雄の息子。

革命後は渡米。某組織で暗殺者と諜報員となった。旧世代の装備ながら闇社会の人間を多く闇に葬っている。旧ソ連のスパイ「ゾルゲ」と同様、国家の中枢部まで浸透することもできる。

多才な実力を持ちながら傭兵としては結構若い。

 

ジョージ:

元SAS。マイケルの元上官。

様々なテロ事件を解決した対テロリストのスペシャリスト。傭兵歴は2年と短いが、軍に在籍した期間が30年以上もあり、一時は最高職まで上りつめた。

ジョージとフリッツは義兄弟でもあるが、血は繋がっていない。

 

【本編ではほぼ出番がないジョージの部下】

ロック:

元アメリカ陸軍武器科。武器調達員の1人。

以前の共同作戦でジョージに最新武器提供から出会う。傭兵の活躍の裏で弾薬の製造、調達及び維持を支援する。

 

リック:

元アメリカ陸軍輸送科。武器調達員の1人。

以前の共同作戦でジョージの戦闘後方支援(CSS)で出会う。多才な運転技術を持っており、輸送兵站面では陸空海全てを制している。

 

チュレンコフ:

元カディロフツィ(ロシア連邦英雄アフマド・ハジ・カディロフ。名称:第141特殊自動車化連隊)。

モスクワテロ未遂事件でジョージと出会う。国家的忠誠という疑問を持ち、除隊後フリッツの傭兵集団に入隊。

 

アレク:

元ロシア連邦保安庁して元KGB。チュレンコフと戦友。

モスクワテロ未遂事件でジョージと出会う。銃の扱いは不慣れだが、フレディやリーの情報・電子戦を支援する側面をもつ実力がある。

 

ハリス:

元リビア国民軍。リビア内戦で複数の部隊を率いた実績がある。

戦っているうちに戦う意味を失う。自ら除隊後、新アレクサンドリア図書館テロ事件で自ら志願。

その後ジョージと出会い、彼の運命を変えたきっかけになった。

 

カウディー:

出身不明。50代で傭兵歴25年の古参。

各地の紛争地域を渡り歩き”紛争に現る死神”と呼ばれているほど、火器の扱いが特殊部隊レベル。ベオグラードのテロ事件でジョージの捕虜になった経緯がある。だが、ジョージの説得で改心。

以後、武器調達員の最強のガードマンが誕生する。




諸君、クマぴょんだ。

間違わないで欲しいが、月2回投稿だということを覚えて欲しい(第5週は原則的にお休み)。
なぜ6日に投稿しなかったのは、スケジュールがズレる恐れがある為、組み込んでいないからだ。
活動報告でも恐らく言ってた気もするが、ここでも敢て言わせていただく。

さて、今回モチーフになったのは、イラク戦争です。現実だと、当時フセイン政権がビンラディンを匿った事で、アメリカとイギリスによる「テロと核兵器」によるでっち上げ(悪魔の証明)により、イラク戦争が勃発した事で歴史に刻まれてます。
海外だとイエローケーキ(つまり核物質)を巡った多国籍による戦争映画をモデルとしており、また当時、一家の海外転勤先がバクダットに居たものですから、それに合わせた状態(お話)ですね。はい。
え?脱出?出来ませんでしたよ。戦争終結してからバクダットが解放されたんですから、砲弾と銃弾の雨や音でノイローゼになりながらも、耐えてましたから精神面はガリガリ削れましたね。途中、イラク政府と多国籍軍の両方から脅されましたけど、中立を維持しましたからね。我ながらよく死ななかったと思いましたわ。
そんな中、親父は日本本社からの命令を背いて、「戦争」という暴風雨の中でインフラのお仕事してました。親父は命よりも、仕事を最優先にしてましたから、「戦争」という人災でも普通に活動してましたよ。ワイも見習って、金<仕事を優先したぐらいなんでね。
そういや親父が言ってました。
「金は直ぐに手に入る。ただ、それはその場しのぎにしか過ぎないし、災害でその価値がなくなる。なら、仕事のために命をささげたほうが100倍楽しい」と。
それを聞いたワイは、こうして「労働を楽しみ噛みしめながら」今を生きてるんでしょうね。

今回はここまで。
それでは次回まで、ごきげんよう。
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