立花響の義父となりました、石動と申します。 作:CODEZERO
「いいか、今夜中に終わらせるぞ!」
通信の相手は弦十郎。その夜、響達はとある廃墟にいた。
「明日も学校があるのに、夜半の出動を敷いてしまいすみません,」
緒川も通信で答える。
「気にする事は有りません。これが私達、防人の務めです。」
「街のすぐ外れにあの子達が潜んでいたなんて…」
そう。ここは武装組織フィーネ達のアジトなのだ。
「ここは、ずっと昔に閉鎖された病院なのですが、2ヶ月前から少しずつ物資が搬入されているみたいなんです。ただ、現段階ではこれ以上の情報が得られず、痛し痒しではあるみたいなんですが…」
「尻尾が出てないからこちらから引き摺り出すまでだ!」
そう言うとクリスが走り出す。クリスに続いて翼と響も走り出す。
「あまりコレは使いたく無いのですが……今は捕まるわけにはいかないですからね」
響達が突入していく様子を見ていたウェルはキーボードのエンターキーを押す。すると、アジト内に赤い霧が立ち込める。そして廊下の奥からノイズ達が響達を出迎えた。
ーーBalwisyall nescell gungnir tronーー
ーーImyuteus amenohabakiri tronーー
ーーKillter Ichaival tronーー
夜の廃病院に3人の聖詠が響き渡る。そして3人はギアを纏う。先陣を切ってクリスがBILLON MAIDENでノイズ達を蜂の巣にする。しかしすぐさま光弾が放たれそこからノイズが生まれる。
「やっぱりこのノイズ…」
「あぁ。間違いなく制御されている!」
3人はノイズが何者かが操っている事に気づく。そして3人はノイズ達を攻撃していく。しかし、体に穴を開けられていたにもかかわらずノイズは炭素にならない。翼が刀を大型化し蒼ノ一閃を放つ。斬撃波を受けたノイズは一度は崩れるも、再び再生する。
「!?」
「何でこんなに手間取るんだよ…!?」
「ギアの出力が落ちているのか!」
その頃司令室では3人の適合係数が低下している様子がモニターで映し出されていた。このままでは戦闘不能となる。
どうすればいいのか息を荒げてる3人の背後から突然銃弾が放たれ、ノイズに複数の風穴が空き、攻撃を受けたノイズは再生しようとするも、崩れ去り消滅した。
3人が後ろを振り返ると足音と共に何者かがやってきた。
今となっては見慣れたワインレッドのスーツ。そして二課の装者のうち2人が父と慕う人物。
ブラッドスタークであった。
「お父さん!」
「父さん!?」
「聡…ブラッドスターク!」
「……悪ぃ、待たせたな。
この赤い霧……ギアの不調…そういうことか」
『ブラッドスターク!?……すまない、向こうを説得はした…だが…!!』
「大丈夫だ…ありがとな。
とりあえず今は装者全員退却させてくれ。今回は俺1人でやる」
「なっ!ちょっと待ってくれよ父さん!!あたしはまだ…!」
「そ、そうだよ!まだ動けるし……」
娘2人の言葉に対し、ブラッドスタークの返した言葉は…
「動けねぇ奴が居たって邪魔なんだよ。さっさと帰って寝てろ」
非情な言葉だけだった。
「え……?」 「………は?」
「間違ったこと言ったか?実際動けてねぇだろ?」
「ブラッドスターク!もう少し言い方を…!!」
「悪いね、俺はこんなやり方しか知らねえんだ。
話は終わりだ、お前らはとっとと帰れ………ッ!?」
ブラッドスタークが話を切り上げようとしたその時、廊下の奥からネフィリムが4人に襲いかかってきた。
翼は咄嗟に刀で切り裂くが、手応えは感じられない。
「アームドギアで迎撃したんだぞ?!」
「なのに何故炭素と砕けない!?」
「なんだ?あのキメェの……」
「あれは何なの…?」
すると、廊下の奥から拍手と共に何者かが歩いて来る。ウェルだ。すると、ネフィリムがウェルの持っていたケージへ戻っていく。
「意外に聡いじゃ無いですか。シンフォギア装者、それにブラッドスターク」
「………まさか黒幕がアンタとはな?予想が外れたのは久しぶりだ」
「え…でも…博士は岩国基地が襲われた時に…」
響はウェルが岩国基地で行方不明になった事を思い出す。
「ドクターウェルの言う通り、ノイズの襲撃は全部…!」
「明かしてしまえば単純な仕掛けです。あの時すでにアタッシュケースにソロモンの杖は無く、コートの内側にて隠し持っていたんですよ。」
「ソロモンの杖を奪う為に自分で制御し、自分に襲わせる芝居を打ったのか!」
「バビロニアの宝物庫よりノイズを呼び出し、制御する事を可能にする事などこの杖をおいて他にありません。」
ウェルはソロモンの杖でノイズを召喚する。
「そしてこの所有者は、今や自分こそが相応しい! そう思いませんか?」
「思うかよ!」
クリスが叫ぶと共にウェルがノイズ達を前進させる。クリスはミサイルユニットを展開してミサイルを発射する。
「ぐあああああ!!」
クリスの絶叫と共にミサイルはノイズ達へ直撃。爆発でアジトの一部が吹っ飛ぶ。
「適合係数の低下に伴うギアからのバックファイアが装者を蝕んでいます!」
二課の司令部では3人の危険な状態である事をモニターのCAUTIONの文字が表していた。
その頃、爆発の中から4人は脱出し、外に出ていた。クリスは疲労し、翼に肩を貸してもらっていた。
「クソ…何でこっちがズタボロなんだよ…!」
(この状況で出力が大きい技を使えば、最悪の場合…バックファイアで身に纏ったシンフォギアに殺されかねない…!!)
その時空に巨大なノイズがネフィリムが入ったゲージを運んでいるのが目に見えた。
「ノイズがさっきのケージを持ってる!」
当然その様子を二課も見ていた。
「このまま直進すると、洋上に出ます!」
「(もう少しデータを取りたいところですが……あまり欲を出してもいい事は無いでしょう)」
ウェルはブラッドスタークを見た後に、響を見る。身構える響に両手を上げるウェル。
「立花!その男の確保を!雪音を頼む!」
「全部俺がやる、お前らはそのまま帰ってろ」
「なっ!?待て!!」
その会話の直後、海面から巨大な潜水艦が浮上する。そう。フィーネとの戦いで壊滅した二課は本部を潜水艦という移動基地にしていたのだ。
ブラッドスタークは潜水艦の艦首からジャンプし、ノイズを撃ち抜く。そして落下するケージを回収しようとすると突如横から攻撃され、体を捻って避けたもののそのまま海に落ちてしまった。
そして海面には一本の槍が立てられていた。槍の持ち手に降り立ち、ケージを持つ人物。
「チッ…やっぱり出やがったか」
「お父さん!!」
「気にすんな。ちょっと濡れただけだ……で、今になって現れるのかよ?テロリスト」
ブラッドスタークの声と夜明けとともにその姿が明らかとなる。
そう、マリア・カデンツァヴナ・イヴである。
「時間通りですよ。フィーネ。」
「フィーネだと……?」
ウェルの言葉にクリスが反応する。
「終わりを意味する名は、我々組織の象徴であり彼女の二つ名でもある。新たに目覚めし、再誕したフィーネです!」
ウェルは高らかに響とクリス、翼、そしてブラッドスタークに告げるが、二課の基地内部は疑問符に包まれていた。
「………あの子たち……そういうことね」
櫻井了子……フィーネは1人、事を理解したかのように声を出した。
中途半端ですが…お許しください……
それと……本当に言いにくいのですが……感想返信を辞めさせていただきます……
理由は、全部の感想に返そうとするとなんか変な文章を書いてることがありまして……
疑問などはしっかりと返信いたしますが、感想に対する返信は辞めさせていただきます。
本当に申し訳ございません……
ちなみに今回、ブラッドスタークはめちゃくちゃ酷いことを言っていますが……ちゃんと理由がありますので今後の更新をお待ちください……
セレナ生存or原作通り?
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生存
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原作通り