皇帝から三冠を奪ってみる   作:光らないタイプのモルモット

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生存確認ヨシ!新年あけてましたおめでとう!流石に新シナリオ前に投稿したくて慌てたね。今年の目標は6話投稿、目標がまず低いし既に無理そう。毎月と言わずとも隔月くらいならわんちゃんないかな、ないかも。

同室ちゃんを書くと言ったな、あれは嘘だ。いや本当は書きたかったんだけど、途中でつまらなくなっちゃってぇ…分かりきった事なんだけどトレーナーと一切関わりないから、ふざけるところがなくて書いてて面白くなくてぇ…ずっと真面目だと息が詰まっちゃう…。頑張って書きたいんだけどね、中々ね…数千文字で挫折、やっぱ作者書くの向いてないよ、半年ROMれ。

特に書くことないし何書こっかなーで選ばれたのは温泉でした。新シナリオだったのでね、もう次のシナリオ始まるんですけど。あまりにも遅いんですけど。スクロールバーで察するかもだけど2万文字超えてんのね。まじでほぼふざけた会話だけなのにこんな長くなるのなんなんだろうね、でも書いてる時は楽しくなっちゃってぇ…。

えー注意点がいくつか。
・旅館の設定は超適当。フィクションだから何してもいいと思ってます。
・登場人物が変な事ばっかりしますが、おかしくなったのはキャラではなく作者の頭です。叩くなら作者の頭にしましょう。
・最後全部スキップしてるのはサボった訳じゃないです。ふざけ倒して満足したからこれ以上書かなくていいやってなりました。面倒だし。いやこれサボりか?
・(無駄に)長いので時間がある時に。あんまり読み直ししてなくて誤字脱字多いかもしれないけど広い心で許してちょ。


そうだ、温泉に行こう。

 

「温泉か〜」

 

「なんですか急に」

 

「やってるゲームに温泉がメインの新シナリオがきてな。効能にもよるが、療養に適してるな〜って」

 

 新……? もう環境終わるんですけど……。

 

「へー。いつ行くんですか?」

 

「いや別に行く気はないぞ?」

 

「えー何でですかー。いいじゃないですか温泉。レースも皆一区切りつきましたし丁度いい機会ですよ」

 

「とはいえ湯治したいのもCくらいだしな。経過は順調でわざわざ行く必要も無さそうだし」

 

 もう歩けるよ! 走れるのはまだ当分先だけど。激しい運動は控えて、長時間歩くのも微妙だけど。短い距離ならむしろ積極的に歩こうね期間でござる。治るの早いけど仕様です。なお車椅子やら松葉杖が邪魔でトレーナーとの密着度が足りてなかったので密着時間増量キャンペーン中。

 

「いやいや、別に温泉を楽しむだけでもいいじゃないですか。ほら、皆も行きたいよね?」

 

 同意を求めるBに、否定が返ってくる訳もなく。

 

「そうね。もう結構寒いしきっと気持ちいいわよ」

 

「私はトレーナーさんと一緒なら〜」

 

「満場一致だね。行こっか」

 

「俺の一票どこいった」

 

 そんなもの無いよ。

 

「温泉って言い出したのはトレーナーですよね」

 

「不用意だったか……。仕方ないな、ちょっと調べるか」

 

 トレーナー室で言うのが悪い。既定路線だね。

 

「んー、あ〜、ダメだな、休日は既に大概埋まってるわ。年末年始も近いしな、考える事は皆同じって事か」

 

「えー」

 

「まぁCの湯治って名目なら平日でも行けるだろうが、それだとお前らただのズル休みだしな」

 

「うーん、そこはほら、日々のトレーニングの疲れを癒すためとかで何とか」

 

「最近やってないお前が言うなよ。まぁ今調べたのは有名どころだし他に探せばあるだろうが、それだと評判調べるのが難しいんだよな」

 

「じゃあもう温泉とかいいんで普通に旅行しましょう。この際雰囲気が良ければどこでもいいです」

 

「なんでだよ。一番重要な要素だっただろ」

 

「なら〜家族風呂がある所がいいですね〜」

 

「あ、それいいね」

 

「なんでお前らは俺と入る気なんだよ」

 

「まあ最悪それでもいいですよ。露天風呂にしましょう、今なら雪景色見れるところがいいですね。流石にまだ雪降ってないかもですけど」

 

「話を聞け」

 

「いくらトレーナー相手でも限度があるわよ。私が入る時は時間をずらしてね」

 

「なんで既にその方向で話がまとまってんだよ、常識を考えろ」

 

「トレーナー、この部屋の戦績考えてください。常識で測れますか?」

 

「CBがおかしいだけでお前らはまだ常識の範囲内だろ」

 

 そうかな、そうかも……でもGI勝ってる時点で常識からかけ離れてない? 

 

「一番おかしいのはトレーナーですけどね。10代でクラシック三冠連覇は多分今後も越えられない記録ですよ。そう考えるときもいですね」

 

「きもい言うな、走ったのはお前らで俺はやってねえ。というかそれとこれとは話が違うだろ、常識は持っとけよ」

 

「なんですかさっきから否定ばっかり。そんなに私達とは温泉行きたくないんですか?」

 

「めんどくさい彼女みたいな事言うな」

 

「気持ちは嬉しいんですけどトレーナーと付き合うのはちょっと……」

 

「あーもー分かった、どこでも行くからボケるのをやめろ。いつから芸人志望になったんだよ」

 

「最初からそう言えばいいんですよ。このままだとトレーナーとキスするはめになってました」

 

「喧嘩して仲直りする予定だったのかよ。じゃあ次の土日に1泊2日な、用意しとけ」

 

「「わーい」」

 

「温泉があって飯が美味い良さげな所が無いか誰かに聞いてみるか……」

 

「確かにご飯も大事ですね。山菜……海鮮……鍋もいいですね……夢が広がりまくりました」

 

「楽しみ過ぎて喋り方おかしくなってるぞ。俺は情報収集してくるから今日は適当に解散な」

 

「了解でーす」

 

 

 来たる土曜。各々準備を整えて集合。

 

 荷物はトレーナーが旅行用のデカいやつ、AとBが小さめのキャリーケース、CはリュックでCBはちっちゃい肩掛け。CとCBの荷物少なくね? と思いますが、着替え等はトレーナーのデカバッグに入ってるので問題ナッシング。何故なら荷造りをトレーナーの部屋でしたからね! なんでだよ。

 

「よし集まったな。それでは只今より点呼を取る! ばんごー!」

 

「いーち」

「ドゥー」

「ドライ」

「ふぉー」

 

「言語を統一しろよ! 全員いるな。着くまでちょっと時間はかかるが、いい感じの場所らしいから期待していいだろ多分」

 

「どんな場所なんですか?」

 

「会長に聞いたんだが、URA主導で建てた旅館でトレセン学園とも連携してるらしい。ただそれを知ってる人が少なすぎて結局トレセン関係者はそんなに行ってないらしく、もったいないって言ってたな。URAのお偉いさんとかが常連らしいし中々良い所なんじゃないか? たまたま貸切みたいだし期待していいだろ」

 

「もしかして思ってたより豪華では?」

 

「そうだぞー、感謝しろよ〜。なんでもそこの支配人が俺とCBのファンらしくてな。お代はいいから是非泊まってほしい! なんて言われたら行くしかないよな」

 

「お〜、丁度良かったですね」

 

「うむうむ。俺の素晴らしさに感謝しろ〜?」

 

「多分トレーナーはついででシービー先輩目当てですよね。自意識過剰ですか?」

 

「は〜? 少なくとも名前が出ない人よりは好かれてますけど〜?」

 

「トレーナー相手だったから配慮したんじゃないですか? そうでもないとわざわざトレーナーのファンなんて言う訳無いですし」

 

「なんだとこんにゃろ〜、生意気なのはこの口か!」

 

「にゃいふるんれふか、乙女の顔に無断で触るなんて重罪ですよ、覚悟は出来てるんですね」

 

「その程度で指を折ろうとするな、そっちには曲がらんわぼけぇ」

 

「はいはい、早く行きましょ。シービー先輩が退屈で走って行ってしまいそうですし。カナを長時間立たせるのも止めた方がいいでしょ? 遊ぶのは旅館に着いてからでも出来るわよ」

 

「む、そうだな。CBには旅館の位置を送っとくか」

 

「流石に走らないよ? アタシの事をなんだと思ってるの。それに皆で話しながら行くのも旅行の内でしょ」

 

「なん……だと……」

 

 旅行なのに走って行く子なんている訳……いる訳……無いとは言い切れないね。走った方が早いですとか言いそう。

 

「ちょっとお話しないといけないみたいだね」

 

「ちょっとした冗談だって、許してクレメンス。旅館周辺で走るのもいいかもな、周りの山道も整備されてるらしいし」

 

「楽しみだね」

 

「ふむふむ、結構遠い感じです?」

 

「昼過ぎには着くはずだな、乗り換えミスんなければ。のんびり揺られながら行く時間も旅行っぽくていいだろ」

 

「レースがあるんで長距離移動自体はそこそこしてますけどね。でもやっぱり、単なる移動手段と旅行の道のりだと全然気持ちも違いますね。今の私にはワクワク感が溢れてますよ」

 

「レース目的だとどうしても移動って面が強いからな。やっぱこういうのは過程も楽しめるのが良いって訳よ。行きのわちゃわちゃと帰りのすやすやが旅行の醍醐味だからな、旅行なんてほとんどした事ないし知らんが」

 

「知らない癖に玄人ぶるの好きですよね。私もほとんどないので分からないんですけど。皆も無さそう?」

 

「「…………」」

 

 ある? ない? ないよね? みたいに顔を見合わせて首をふるふる。無言意思疎通も慣れたもんだね、これが3年間の絆か。

 

「無いのかよ、そりゃそうか。トレセン入ってからはそんな時間無いだろうし、親が旅行好きとかじゃない限りなかなか無いよな。修学旅行くらいか? トレセンは修学旅行なくて、夏合宿はトレーニングメインだしな。遠出自体は慣れてるのが普通とは違うくらいか」

 

「トレセンにいると普通ってなんなのか分かんないわね。ま、旅行なんて楽しければ何でもいいんじゃない?」

 

「その通りだな。今回は温泉だから楽しむだけじゃなくてゆっくり休むってのも大事か? でも旅館には結構遊戯スペースあるらしいし結局遊び尽くすのが正解か? 悩ましいな」

 

「旅館に着くどころかまだ電車も乗ってないので皮算用にも程がありますけどね。でもそれも旅行の楽しさなのかな?」

 

「とりあえず温泉の後は牛乳飲んで浴衣着て卓球だね」

 

「採用。良いとこの旅館なら多分そーゆーの何でもあるだろ」

 

「この時期浴衣ってちょっと寒くないですか? 暖房とかで快適なのかな? 外は流石に肌寒いですよね。今も風冷たいですし」

 

「マフラーとか手袋が悩ましいくらいの気温だよな。流石にまだ早いような、そろそろ欲しいような」

 

「いざとなったら人肌があるから大丈夫だよ」

 

「ウマ娘は体温高いしな。くっつけばすぐ温まるだろ」

 

「それセクハラですよ」

 

「判定厳しすぎるだろ。それがダメならCはいつもダメじゃねーか」

 

「こっちからなら問題ないんですよ」

 

「横暴だー、そんな圧政を許すなー」

 

「「そーだそーだ」」

 

 トレーナーを抱き寄せて体を密着させながら流れに乗るC&CB。適当に行動し過ぎで草。

 

「その距離感に少しくらいは疑問を持って欲しい所ですね。別にいいんですけど。まぁ本当に寒い時は考えてあげます」

 

 CとCBがいるから必要ないはずなのに自分も一緒に密着する前提で考えてるよ、可愛いね。それだとAがぼっちになるから皆でくっつこうね。なんで寒いと分かってて外に出る想定なんですかね、くっつく為の理由付けじゃん。別に理由無くても基本抱き着いてるし関係ないわ、なんだったんだよ。

 

「今日は晴れてるし意外と大丈夫な気がするな。っと、そろそろ電車の時刻確認しとくか」

 

 だらだらと喋りながら歩いていればいつの間にやら駅の近く。果たして無事に旅館に着くことは出来るのか! 乞うご期待! 

 

 

「到着〜!」

 

「「わ〜」」ぱちぱち〜

 

「めっちゃ広そうですね、どこまでが旅館なんだろ」

 

 すぐそこが山、周辺に建物の無い場所にどどーんと大きな旅館が鎮座しております。駅から途中まではバスで、そこから少し歩いたのでちょっとだけCをおんぶしたトレーナーであった。

 

「受付してくるから適当に待っとけー」

 

「はーい」

 

 そう言って受付……というか説明を聞きに行ったトレーナーとくっつくC共。AとBは館内図を見てますね。

 

「なんかめちゃくちゃ広くない? こっち側にいくつか部屋があって、しかも部屋にもお風呂付きでしょ? それでこっち側はもはや娯楽施設でしょ? これはお高いね」

 

「そうね、それにこれ見る限りだと大浴場もすごく広いわよ。その隣にはリラックス出来るように一人用ソファやマッサージチェアも置いてあるみたいね。あ、見てここ、マッサージも受けられるわ。至れり尽くせりね」

 

「だねー。トレーナーのせいでこういう高級な感じにちょっと慣れてる気もするけど。多分もう普通の感覚とはズレてるんだろうな〜」

 

 トレセンで普通でいられると思うなよ、ふつーの菊花賞ウマ娘が存在する様な所だからな。そもそも最初から入試倍率が普通じゃないんよ。

 

「今更ね。自覚してる限りは大丈夫と思いましょ」

 

「そうだね。何も考えずに気楽にいっぱい楽しむ方がお得だし。温泉楽しみ〜」

 

「どんな効能があるのか気になるわね」

 

 館内図を見て広さに驚いてますねぇ。まぁトレーナーがお金に無頓着、というかウマ娘に甘すぎて金額より品質を選びがちなのもあって地味に感覚がマヒってきてるAとBである。

 

「ふむふむなるほど、ありがとうございます。おーいAB、とりあえず部屋行って荷物置くぞー」

 

「りょです。なんて部屋ですか?」

 

「マップ見てたんだろ? この通路の一番奥の角部屋の有マの間だな。部屋は全部レースからもじった名前を付けてるらしいが、その中でも一番でかいとこだな」

 

「おー、いいですね流石貸切。ほんとにタダなんですか?」

 

「後で支配人が話したいって言ってたけどそれだけだな。普通に来てもトレセン関係者は割引されるらしいけどな。卒業するウマ娘の就職先の1つにもなってるらしいぞ、採用基準は高いらしいが」

 

 URAは福利厚生の一環として温泉旅行の提案が出来る、トレセン学園はウマ娘の療養に使え(あまり知られてないけど)、さらに信頼出来る就職先が増える、旅館は客数に左右されず安定した経営が出来るとWinWinの関係。URAはどこに金使ってんだよ、とも言えない絶妙な規模感だな……。

 

「ほえー、知りませんでしたね」

 

「だろうな、俺も知らなかったし。職員室とか事務室の前にパンフレットとか色々置いてある場所あるだろ? そこに混ざってるらしいぞ。後はトレセン公式ホームページにも関係各社一覧にあるらしい」

 

 らしいしか言ってないな。全部伝聞じゃねぇか。

 

「わざわざ手に取らないですし、そもそもあんまり近付かないのでなんか色々置いてあるなーとしか思いませんよね……」

 

「ちなみに置いてあるの大体スポンサー関連だぞ、後はURAのやつとか。まぁどうでもいい話だな。さてさて、部屋の広さはどんなもんかな〜」

 

「「おお〜!」」

 

「廊下も広くて綺麗ですけど、それで上がった期待を当然の様に超えてきますね……!」

 

「和! 圧倒的和! この畳の感じといい座布団とテーブル上の小物といいこれぞ旅館って感じですごいな! てか広いな!」

 

「団体客用なのかしら? ちょっと広過ぎるわね……布団敷いても全然埋まらないわよこれ」

 

「なんだっけここ、旅館っぽいベランダみたいなくつろげる場所もあるよ」

 

「広縁な。その椅子に座って酒盛りするの憧れるよなー」

 

「まだ飲めないでしょ、今度にしなさい。でもトレーナーってお酒弱そうね、すぐ潰れそうだし味分からなさそう」

 

「なんだとぉ、否定は出来ぬ。結局ジュースの方が安くて美味しいって思いそうだよな。知らんけど」

 

 多分こいつは一口飲んだだけでぽへぇ〜ってした雰囲気で甘え上戸になるね、間違いない。でも異様に強くてホントにお酒飲んでる……? って周囲に思わせるのもあり。飲み会的なのを書く日は来るのだろうか……来ないな。担当全員成人したらわんちゃん……何年後ですかね……。

 

「旅館で一杯みたいなシチュに大人っぽさを感じて憧れるのは分かりますよ。何年後かにまた機会があったらくればいいだけですし、とりあえず今は温泉ですよ温泉」

 

「そうだな。浴衣は部屋にも大浴場にも置いてあるし、いつ着替えても良いって言ってたから早速行くか〜! あ、先に部屋の風呂も見とくか、こっちも露天風呂みたいだし」

 

「確認は大事ですね。えーっと、ここが洗面所でこっちがトイレ、それでここが脱衣所なのでお風呂はここですね。既に広そうな雰囲気がしますが……ちらっ」

 

 他の皆にも伝わる様に実況してくれるBってば優しい……そしてそれに相槌しながらついていくトレーナーはピクミンの親戚でいらっしゃる? 

 

「あれ、意外と狭めかも……? あっちの扉から外に出れますね」

 

「部屋に備え付けなら広い方だと思うぞ。大事なのは露天風呂と景色だろ、さあ行くぞ〜」

 

「それもそうですね。ではではどんな感じかなっと」

 

「「おお〜……?」」

 

「なんかこう、あれだな。思ってた露天風呂なんだけど、想像通り過ぎて拍子抜けというか。予想通りの広さだったからこんなに広いのか〜って反応も出来んし」

 

「景色もまぁさっき見えたのと大きくは変わんないですしね。驚く準備をし過ぎて逆に何も反応出来なくてびっくりしました」

 

「うん、まぁ……大浴場行くか! そもそもまだ昼だから景色っつっても見えるの明るいただの山だしな。いや普通の山より見栄えが良いしがっつり整備されてそうなんだが、やっぱ楽しみなのは夜空だな」

 

「自然に囲まれてて空気も綺麗ですし、今日は晴れてますからね。期待大ですよ」

 

「うむ。とりあえず着替え用意して、まぁ浴衣あるし下着だけでいいんだが、広い自慢の大浴場とやらを見せてもらおうか」

 

「そうですね。……うわぁっ、シービー先輩何脱いでるんですかっ、浴衣が楽しみなのは分かりますけど温泉入ってからでも遅くないですよね!? トレーナーもいるんですし少しは気にして「あっ、お前だけずるい! 俺も浴衣になろ!」……いや別にいいか」

 

 どうしてそこで諦めるんだ! もっと頑張れよB! 距離感を改善するにはお前の力が必要なんだ! いやまぁ今更だもんね、もういっか……。

 

「ふはははは! この浴衣姿から溢れ出る圧倒的色気! これはモテモテ間違いないな!」

 

 出てるの多分色気じゃなくてバカっぽさじゃないかな……。知性がどっかに出ていったよ。

 

「はいはい良かったですねー。行きますよー」

 

「ねえミケ、浴衣って右と左どっちが前だったかしら?」

 

「あ〜覚えてないや。左前って言葉は聞き覚えある様な、でもそれって死装束だっけ? 一応旅館の人に聞いてみよっか」

 

「浴衣は右前だぞ、右手を突っ込める方が正しい着方だ。こんな風にな!」

 

 ズボっとCBの浴衣に右手を突っ込む。それはシンプルなセクハラでは? なおウマ娘用浴衣にはパッと見分からないくらい自然に尻尾穴が付いてます。

 

「大胆な誘い方だね。覚悟は出来てる?」

 

「? そんな装備で大丈夫か?」

 

 何も分かってないトレーナー。このおばか……誰だよ純粋培養したやつ! あぁトレ母だわじゃあ仕方ないべ、実践で覚えてもらうんがよか。貞操は必要経費だね。

 

 さぁ教えてもらったABよ、お礼にこの蛮行を止めるのだ。え? 淫行? そうかも……あ、見なかった事にしてる。自分達だけ温泉を楽しむ気ですよ。

 

「この辺をちょっとはだけさせて、こんな感じで」

 

「なるほどこうだな」

 

 誰かCBに言われるがまま浴衣でポージングしてるバカを止めないか? 健全な乙女の性癖に悪いあられもない姿になってるぞ。CBは完全に捕食しようとしてる目だね、トレーナーが誘うのが悪いって言い訳しそう。

 

「私達も行きますよ〜」

 

 装甲をトレーナーの頭に乗せることで無理やり終わらせたC。あなたが救世主か……。

 

「そうだな。ちょっとだけテンション上がってたわ。今からはしゃいでも体力がもたないからな、一旦休憩フェーズを挟まないとな」

 

 わちゃわちゃしながら廊下を歩き。さぁ大浴場に到着ですという所でハプニング発生。

 

「んじゃまた後でな。特に予定ないし時間とかも決めずに適当に、待ち時間あってもその辺で潰しとけばいいだろ」

 

「りょーかいでっす」

 

 男湯に入ろうとしたトレーナーを掴む魔の手が2つ。当然横にいたC共である。

 

「まあまあ、まあまあまあ」

 

「こっちですよ〜」

 

「おい、ここは旅館だぞ、離せ。やめるのだ、俺は美味しくないのだ」

 

「まーまーまー」

 

「貸切ですし〜」

 

 あーあ。トレセン学園のトレーナーの株が下がっちゃうね。

 

「薄々そんな気はしてたのよね……」

 

「流石に他にお客さんがいたらしなかっただろうけど、私達だけだからねー。仕方ないよね」

 

「明らかにおかしい事のはずなのに驚きもないわ。まぁトレーナーだしね」

 

「今回はトレーナーは常識あったんだけどね、なんでだろうね」

 

 フシギダネー。

 

 あっ、通りすがりの従業員がこちらを見ているよ。担がれて抵抗出来なくなったトレーナーと目が合ったみたい。逸らされたね。さーて仕事仕事〜ってわざとらしく動き始めたよ。使われない男湯を清掃するみたい。あーあ、逃げ場塞がれちゃったね。もう連れ込まれてるから関係ないか。

 

「全くもうお前らはさぁ、少しは旅館の迷惑とか考えたか?」

 

「むしろ使う場所が少なくなって掃除とか楽になるよね」

 

「そうかぁ? どっちにしろこんだけの広さなら日頃の整備も大変だろうしそこまで変わんない気もするけどな」

 

「絶対そこじゃないのよね」

 

「結局トレーナーと一緒に温泉入る事になるんですね。ちゃんと別れるはずだったんですけどねー」

 

「文句はわがまま姫様に言ってくれ」

 

 今回に限ってはトレーナーには非はないからね……まぁ責任はトレーナーが取るんですけど。世論くらいならCBの人気でどうとでも出来るから……。

 

「あー負けちゃった。仕方ない、アタシは髪をお願いするよ」

 

「私は身体を〜」

 

「なんで勝手に俺の作業が決まってんの? おかしくない?」

 

 じゃんけんで決まる処遇。まぁその為に持ってきたからね、仕方ないね。身体洗う事を作業って言えるあたり健全というかなんというか。愛と優しさは込めるけどそこに不純物が入らないのが流石だね。中央のトレーナーってこれが普通なんですかね(風評被害)。

 

「おかしいのはこの状況でしょ、こっち見ないでくれる?」

 

「変態ですね」

 

「理不尽だろ。流石に知らない場所で目隠し移動は無理だわ」

 

「アタシだけを見ていればいいよ」

 

「ヤンデレみたいなセリフやめて? 怖いわ」

 

「えーっと、タオルはここですね。持ってこ」

 

「注意事項があるな。色々書いてあるが結局は走るな、騒ぐな、のぼせる前に出ろ、タオルを温泉につけるな。うん、ただのマナーだな。あぁ、体をちゃんと洗ってから入るタイプの温泉だから気をつけろよ〜。行くぞー!」

 

 温泉の成分も書いてありましたがよく分からないのでスルー。危険行為されたら旅館側にも責任が向かうからね、注意喚起をしているという事実は大事。ところで騒ぐ気満々の人いませんか? 

 

「ひーろーいーぞー」

 

「早速騒ぐんじゃないわよバカ」

 

「実際広いから気持ちは分かりますけど。トレセン近くの銭湯より広いよねこれ」

 

「部屋数と宿泊可能な客数を考えればこの広さも納得だけどな。とはいえ五人でこの広さは普通に持て余すな」

 

「いや本当ならトレーナーは一人のはずなんですけどね」

 

「それはそう。一人だったらちょっと寂しい気もするしこれで良かった気もするな」

 

「良くはないわよ? 普通だったら警察沙汰よ」

 

「異議あり! 情状酌量の余地ありだと思います! どうか再考を!」

 

「却下します」

 

「ああ無情」

 

 可哀想なトレーナー、だが貴様が好感度を稼ぎすぎたのが悪いんだ。大人しく受け入れるんだな。

 

「可哀想なトレーナーの刑は大人しく洗われる事だね〜」

 

「ですね〜」

 

「なにィ、自分の体くらい自分で洗えるわボケェ」

 

「刑だから仕方ないよね〜」

 

「ね〜」

 

 いつになくノリノリのC……いやCって普通にノリ良いよ、若干口数少ないだけで行動はしてるし。トレーナーが楽しそうにしてるのを眺めてる事も多いけど、一緒に楽しめる時は結構参加するし。意外と強欲かもしれない。

 

「じゃあ勝手にやっててくださいね、私達は別行動するので」

 

「普通は異性の裸って慣れてないものなのよ」

 

 なんという事でしょう。AとBは羞恥心があるようです。当たり前だろ、なんで少数派なんだよ。

 

「ういー、あんまりはしゃぐなよ〜」

 

「鏡見てから言ってくれますか?」

 

「じゃあまずはトレーナーをキレイキレイしてあげるね〜」

 

「くっ、洗え!」

 

 初めて聞いたよその単語の組み合わせ。ただの命令になる事あるんだ。

 

 という訳で色々あってC共と洗い洗われの関係になった、まぁそれで言うと元々そんな関係ではあるんだけど、ともかく綺麗になったので温泉へ。

 

「いくつか種類があるんだよな。えーとなになに、ここは健康の湯か。疲労骨折捻挫打撲肩こり腰痛何でもござれと。よしC、入るぞ」

 

 Cの身体の上に重なる様に肩まで浸かる。どことは言わないがいい感じに枕になってますね。CBはその横。

 

 うぇぁぁ〜と溶けていくトレーナー。力を抜きすぎて浮きそう。Cによってホールドされてるので大事なところは湯に隠れてます。ホントか? Cトベルト、なんちゃって。

 

「はぁ〜、気持ちいいね〜」

 

「なー。疲れが溶けていきそうだ」

 

「疲れてたの?」

 

「別に〜」

 

 会話が適当すぎんか? 温泉に言葉は不要? それはそうかも。

 

「カナはどうだ〜? いい感じに脚に効いてそうか〜?」

 

「はい〜。トレーナーと一緒なので多分治ってます〜」

 

「今会話繋がってたか? もしかして俺寝てた?」

 

「っふふふ、なんでそうなるの」

 

「何かがおかしかったよな」

 

「気のせいですよ〜」

 

「ならいいか〜」

 

 あ〜知性が無くなるんじゃ〜。やっぱ温泉で会話は不要なのでは? 意味無いよこれ。でも悔しいっ、楽しくて書いちゃうっ。

 

 ある程度満喫したので移動する事に。お次は美肌の湯ですね。

 

「お? お前らここにいたのか。えーと、美肌の湯、ニキビ乾燥シミしわ等肌荒れ全般に加えて美白付きか。……必要か?」

 

「当たり前よ!」

 

「私達がどれだけ気をつけてると思ってるんですか!」

 

「うおぉ、すまん。いやでも別にお前らも綺麗じゃないか?」

 

「これだからトレーナーは! このっこの、つるつるすべすべもちもちした肌しやがって、当てつけですか!」

 

 湯に入ったトレーナーにスイーッと近づいてほっぺやら腕やらをむにむにぐいー、自分と比べて悔しがるB。まぁうん、超健康的な生活を送ってる10代なのでね……いやBも条件同じじゃん。なら才能……ですかね……。

 

「そう騒ぐなって。俺の美貌が羨ましいのは分かるが、俺を触ってもこの肌が移る訳じゃないんだぞ。だからつねるのをやめろ、痛い痛い」

 

「仕方ないですね、この辺にしておいてあげます。見ててくださいよ、この温泉で理想のすべすべ肌になってみせますから」

 

「はいはい、頑張ってくれ」

 

「なに見てるんですか変態」

 

「なんか理不尽多くないか? 温泉旅行でテンション上がってるからか?」

 

「女湯にトレーナーが入ってるからですよ」

 

「否定は出来ない。そんな時もある」

 

 この間、トレーナーはCBの上にいるしすぐ隣にCもいるのである。やっぱおかしいよね。

 

「ふ〜、そろそろ次行くか。お前らものぼせない程度にしとけよー?」

 

「わかってまーす」

 

 次が屋内ラストですね。幸運の湯ですって。

 

「温泉で運が上がる事あるのか? とりあえず入るけど」

 

「気分ですよ〜」

 

「運が良くなったと自分が思っていれば、小さな幸福にも気付けるって事じゃないかな」

 

「あー、それはあるかもな。運って結局受け取り方次第って考え方もあるしな。それはそれとして確率的な面で運の良し悪しはあると思うんだが、温泉で変わるものなのか……?」

 

「それを試すのも良いんじゃない?」

 

「まぁそうだな。せっかく入ってるんだし、後でなんか運試しでもするか」

 

「ロシアンルーレットとか?」

 

「旅館に頼めば作ってくれそうだが、わざわざ準備してもらうのは気が引けるよなぁ」

 

「じゃあトランプ?」

 

「まーそれが無難か〜。どっちにしろ、AとBもここに入ったら結局分からないんだよな〜。確か受付してた時に部屋と逆側の方にチラッとクレーンゲームとか見えたし、ガチャガチャとかもあったりしないか〜?」

 

「あるかもね〜」

 

 ちなみに現在の配置はトレーナーの上にCBが乗ってます。あの、それ……いえ、なんでもないです。濡れて密度を増した尻尾が気分良く上げられ、トレーナーの鎖骨辺りを撫で回してますね。

 

「うぁー、既に満喫してそろそろのぼせそう。最後に残しておいた露天風呂行くか〜」

 

 3つの効果の温泉を堪能して身体も心もぽっかぽか。割と限界の見えてるトレーナーに対しダブルCは余裕そう。これもウマ娘の力か(個人差あり)。

 

「外は寒いな〜、あーでもむしろ気持ちいい〜。冷える前に一応説明も読んどくか、ふっ、シンプル過ぎて強キャラ感あるな」

 

 でっかく一言、万能。隅っこに大体何でも効きます(個人の見解です)と保険がかけられてるのもポイント高い。

 

 左右には仕切りがありまして、前方は立ち入り禁止だよ〜と分かる程度の低い柵だけで、山が見えます。

 

「流石に風が冷たいから入るぞ! あっつ、いや熱いと思ったが気温の低さといい感じに噛み合ってやばいかも、気持ちよよよよよ」

 

「バグってるね、大丈夫?」

 

「気をつけてくださいね〜?」

 

 トレーナーが無事着水したのを確認してからそっと入ったCズ。そのままぬるーっと近づいてドッキング。

 

「へーきへーき〜、ちょ〜っと気分が最高潮突入しただけだ〜。てか密着し過ぎじゃね〜? 温泉よりお前らの体温で茹だりそうなんだが?」

 

 えー、最終形態のトレ、C、CBの合体フォームについてですが。まずCが土台を務め、そこにトレーナーが緩衝材ないし接着剤として乗っかり、最後にCBがトレーナーと向き合う形で(ここ重要)くっつきます。これ絶対、いやまぁ何も言うまい。CはCでトレーナーを抱き締めてるし、CBもCBでトレーナーに完全に体重を預けてるしで酷いことになってる。トレーナーの右肩に頭を乗せるCと左肩に乗せてるCB。何これ、所有権の奪い合い? 温泉でイチャつくのはルール違反っすよね? ウマ娘はルール無用でしたっす。

 

「お前らちゃんと温泉楽しんでるか〜? 景色も見てみろよ、冬でも意外と緑が多いし、所々に白い雪の残骸もあって中々綺麗だぞ〜? 明るい時に入る露天風呂も結構面白いぞ?」

 

「「楽しんでる(ます)よ〜」」

 

 それ別の楽しみじゃない? トレーナーの肉体を、みたいな注釈つかない? 

 

「それならいいんだが。空も雲ひとつないぞ〜これは夜も楽しみだな〜。とはいえ結構満喫したし夜は部屋の風呂でもいいかもなぁ」

 

「楽しみだね」

 

 ……もしかして夜のお楽しみを楽しむつもりでは? 逃げろー! 身の危険が迫ってるぞー! いや無理だな、この状況で素直に温泉と景色楽しめるやつに理解出来る訳ないわ。おかしいな、トレ母に身を守る為の最低限の知識程度は教わってるはずなんだけど……自分が対象にされると微塵も思ってないから無防備過ぎる。そんなんだから性癖破壊の被害者が生まれるんやぞ、気を付けなはれや。

 

「うぅあぁ〜、そろそろ出るか〜。頭がぼーっとしてきた……もう満足だろ〜」

 

 火照った体と若干虚ろな視線。時と場合によっては襲われますよ? 良かったね秩序善ばっかで。

 

 いよいよちょっと思考が怪しくなってきたCBを諌める様に視線を向け、トレーナーを支えるC。完全に保護者。低い気温が体を冷ましますが、完全に温まった状態なのでちょっと気持ちいい程度。もう少し涼みたい気持ちを抑え、風邪をひかないようすぐ屋内に。そのまま脱衣場に直行。チラッと見たところ、Bはまだ美肌で粘り、Aはサウナを楽しんでいる様ですね。

 

「ふぃー、タオルタオル〜っと、おっとと。あー、まだぼーっとするな……」

 

「トレーナーさんはそこで動かないでくださいね〜。私が拭きますよ〜、頭わしゃわしゃ〜」

 

「ああああ」

 

「はい腕上げて〜」

 

「うー」

 

「後でドライヤーするので、そこで座って待っててくださいね〜」

 

「あーい」

 

 もう全部任せた方が楽だと気付いてされるがままのトレーナーと、いつもよりお世話出来て喜んでるC、これが理想的な関係性か。それにしても幼児退行してない? と思ったら頭がカックンカックンしてますね。完全に眠気にやられてます。じゃあ仕方ないわ。

 

 自分でちゃんと乾かして着替えも済ませたCBが恍惚とした表情でトレーナーを眺めています。旅行という非日常感によるハイテンションと、いつになく多いトレーナーとの触れ合いでしゅきしゅきゲージが振り切れた模様。あまりにも好き過ぎて食べちゃいそうなのを理性が抑えてます。守護らねばという思いからくる鋼鉄の理性が有能過ぎる。

 

「ふふふ、これだけ入れば私の肌は無敵になったはず! どうせなら他も入りたかったけどまた夜に入ればいいかな〜。あれ、もしかしてトレーナー寝てる?」

 

「はい。今から髪を乾かしてあげるんですよ〜」

 

「ずっとテンション高かったもんね。すぐ疲れて寝るの、完全にお子様だね。あ、せっかくだしカナちゃんの髪は私が乾かしてあげる」

 

「ありがとうございます〜」

 

「じゃあミケちゃんはアタシがやるよ」

 

「本当ですか、ありがとうございます。3人でずっとくっついてましたよね、色々と大丈夫なんですか?」

 

「もちろん。ダメだから今こうして我慢してるんだよ」

 

 我慢出来て偉い! 絶賛高等部の思春期真っ只中なのに欲望の制御出来るのは誇っていいよ、これからも頑張ってね(鬼畜)。

 

「あっそうですか、そうですよね。やっぱりおかしいのはトレーナーですよね。カナちゃんは……親子みたいな感じだもんね」

 

「可愛い我が子です〜、なんちゃって。家族ですよ〜」

 

「出会ったの私達同じタイミングだったよね? まぁ運命と言われたら納得するしかないんだけど。私は別にトレーナーに何も感じなかったんだけどなー、でもダービー勝てたって事は運命だったのかな」

 

「アタシも特別な運命は感じてないけど結構勝ってるから、関係ないと思うよ。たぶんトレーナーが優秀なだけじゃないかな。出会いは運命じゃなくて幸運だね」

 

「シービー先輩はトレーナーがいなくても当然のように勝ってる気がしますけど。でも幸運なのは間違いないですね、こうしてのんびり温泉旅行なんて楽しめなかったでしょうし」

 

「そうだね。まだまだこれから楽しいはずなのにもう寝ちゃったね、どうしよっか。一緒に少し昼寝しようかな?」

 

「ありだと思いますよ。のんびりするだけでも温泉旅行の目的は果たせてますし。もちろんせっかく色々遊べるみたいなので満喫したいですけど、どうせならトレーナーも含めて全員で楽しみたいですし」

 

「今から少し寝ても夕方だし時間はあるね。じゃあアタシはトレーナーと寝るかな」

 

「私も一緒ですね〜、念の為の見張りもかねて〜」

 

「流石に寝てる所を襲わないよ、そんなに信用ない?」

 

「トレーナーが寝ぼけて触ってきても〜?」

 

「……今やられると自信はないかな……」

 

「ですよね〜」

 

 火照った身体、はだけた浴衣、寝惚け眼、旅行中。防御力の低い時に攻め込まれては一溜まりもないですね。普通立場が逆では? 

 

「うーん、私はどうしようかな〜。とりあえずここでエーちゃん待とうかな。そこにコーヒー牛乳あるから飲みながら休めそうだし」

 

「ほんとだ、無料自販機が置いてあるね。冷蔵庫代わりかな、それか雰囲気作り? アタシも飲もっと、フルーツ牛乳で」

 

 せっかくの風呂上がり牛乳を逃すとは、愚かなりトレーナー。ひとえにはしゃぎ過ぎて疲れたのが悪いんだが……前日の準備でうきうきしてちょっと夜更かししたのも悪いんだよ。

 

「んーおいしい。それにしてもこの浴衣いいですね。着方が書いてあったので見ながらでしたけど、肌触りも良くて楽ですね」

 

「ね、着心地良いよね。激しい運動は出来なさそうだけど」

 

「まぁ浴衣で走ったりは無いでしょうし。卓球するなら気をつけないと下着が見えるかもしれませんね。今更トレーナーに見られた所でなんですけど」

 

 まぁトレーナーだし詳細な身体情報は持ってるからね、恥じらう間柄でもないというか……いやそんな事はないが? 体の全部を知られてる事と見られる事だと話が違うと思うんですけど? 

 

「浴衣は着慣れてないから動く時は気を付けよっか。今のトレーナーみたいに無防備になるかもしれないし」

 

 トレーナーが無防備なのはいつもの事……精神が小学生からまるで成長していないぞ。男はみんな心に小学生を飼っていると言われればまぁ否定は出来ないか。仕方ない事かもしれん。

 

 よいしょ、と熟睡してるトレーナーをお姫様だっこするC。結局ドライヤーの音が耳元で鳴っても起きませんでしたね。スイッチ切れちゃった……後で再起動しときますね。

 

 部屋への帰り道、従業員さんが微笑ましい顔をしてすれ違った後、あれトレーナーの方が年上なんじゃないの!? と動揺を隠しきれず振り返ったかもしれないし無いかもしれない。

 

 

 さてさて、部屋に帰ったダブルC&トレ。まずは押し入れに収納されてる布団を取り出して敷きました。1人分としては大きめの布団を見て思案。やや悩んだ後、隣にもう1つ並べました。トレーナーを仲良く半分こする事にした模様。

 

 起きる気配の無いトレーナーを真ん中に置き、その際温かみが欲しかったのか若干抵抗したトレーナーにやっぱりこのままでいようかなと揺らいだCがいたりしましたが、とりあえずは川の字を作る事に成功。きちんと布団をかけ、隙間を埋めるようにくっつき、トレーナーの寝顔を見ながらお昼寝。あまりにもぐっすり眠るトレーナーを見ていると眠気がうつったようで気が付けば仲良く眠っていましたとさ。めでたしめでたし。

 

 

 しかしまだ旅行は終わりません。十分に睡眠を取り回復したトレーナーが起きた時、既に空は夕焼けに染まりつつありました。が、それはつまりまだまだ1日は続くということ。夕食まで時間があるので何かしようかとなる次第。

 

 ちなみに他の面々はというと、ちょっと前から起きてたけどトレーナーにくっついて横になっていたCB、既に起きて座ってお茶をしばきながらトレーナーを見ていたC、縁側の椅子に座ってスマホをいじるB、同じく縁側で外を眺めつつBと雑談するA。

 

「おはよ」

 

「ん、あぁおはよ。んぅっ、ぁぁー。俺いつの間に寝てた?」

 

「露天風呂で結構怪しかったね、着替える頃にはほとんど寝てたよ」

 

「あー言われてみればそんな気がするようなしないような。時間は……5時くらいか? 夕食が確か6時半とかだったよな。なら割と時間あるな」

 

「うん」

 

「やっと起きたんですかトレーナー。せっかくの旅行を寝て終わる気ですか」

 

「体を休めるって点では間違ってねえだろ、いやまぁ寝る気は無かったんだが。どうする、せっかくだし遊戯スペースみたいなとこ行ってみるか?」

 

「そうですね。トレーナーが寝てたから結局見てないんですよね。マップだと結構な広さでしたけど何があるんでしょうね」

 

「クレーンゲームっぽいのはチラッと見えたんだよなー。流石に卓球台はあるだろうし。他はなんだろうな、漫画とかもあるのかもな。とりあえず行ってみるぞー!」

 

「寝起きなのに随分元気ですね。だいぶまったりしてたのでテンションが追いつかないんですけど」

 

「ほらほら、早く行くぞ!」

 

「のんびり寝てたのはあなたでしょ……」

 

「まぁ待ってたのは私達だしね。夕食も楽しみだけど、その前にお腹を空かせるのもいいじゃん」

 

「もう少し眺めていても良かったんですよ〜」

 

「トレーナーの寝顔で時間が潰せるのはカナちゃんくらいだよ……」

 

「あ、ストップ」

 

「ぐぇっ。何するんだCB」

 

「紐が緩んでるよ、ちゃんと結ばないと。他の人に見せつける気?」

 

「そんな趣味は無いな。寝てたし身だしなみ変か? 顔洗うついでに鏡見てくるか」

 

「それがいいね」

 

 変な所で常識的……いや逆だな、常識はあるはずなのに謎に頻繁に常識を失ってるだけか。普通から外れてる人しか活躍出来ないのがレースなんですかね。

 

「気を取り直してでっぱーつ」

 

「そういえば財布持ってます?」

 

「うむ。旅行だからな、夢も希望も諭吉も詰まってるぞ」

 

「二つくらい異物混入してますね」

 

「貴様ァ、諭吉が要らぬと申すか」

 

「それが一番必要なんですけど? というか遊ぶとしても流石に諭吉は要らないと思いますけど……」

 

「分かんねぇだろ、メダルゲームとかあるかもしれないぞ?」

 

「どう考えても温泉旅館に求めるものじゃないんですけど?」

 

「可能性はゼロじゃない、観測するまでは確定しないんだよ」

 

「シュレディンガーのメダルゲーム……絶妙にワクワクしませんね。レトロな感じのちっちゃい筐体ならまだ分かりますけど」

 

「なんでだよ楽しいだろ。いかに効率良くジャックポットを狙えるかでちまちまメダル落として、スロットとかルーレットとかを眺めるドキドキ感」

 

「楽しいのは分かりますけど、温泉目的ですよ? なんでそんな喧騒を浴びないといけないんですか。安寧と休息を求めて来る場所ですよね」

 

「まぁそうかもしれん。だがしかし、その熱を感じる為の遊びこそが最高の息抜きに、ひいては最高の休息であり休日というものではないかね?」

 

「むむむ……そうですね。残念な事に論破されちゃったので仕方ないです、遊びましょうか」

 

「いや待て、メダルゲーム無さそう」

 

「何だったんですか今の話」

 

 なんだったんだろうね。

 

「でももはやゲーセンみたいな感じだな。なんでこんなにクレーンゲームあんの? って思うくらいはあるし。あっちに卓球台もあるな、よしよし。離れた向こう側には色んなジャンルの本、あとなんかカフェみたいな所あるしなんで旅館の中に店あんの?」

 

 アーケードゲームも音ゲーも少しだけありますよ。ゲーセンとの違いはかなり静かで落ち着けそうな雰囲気な事くらいか。主にスポンサーの意向、というかお偉いさんが子や孫からの要望に応えていった結果どんどん物が増えていったという……。

 

「見てください、シービー先輩のぱかプチありますよ。せっかくですし取りましょ」

 

「お菓子あるよお菓子。これやろう」

 

「あ、このガチャガチャ探してたやつじゃない。トレーナーお金」

 

「散らばって一気に喋るな聞き取れん。予算は渡すからちゃんと考えて使え、両替機どこだ」

 

「こっちにありますよ〜」

 

「おう。んー、じゃあ一人二千円な。一番成果を上げるか、楽しんだやつが勝ちって事で。もし足りなくなったら懇願したら考えてやる」

 

 とりあえず両替したお札を分配。そして各々一旦両替。

 

「けちー。どうせなら全員に諭吉配布くらいしてくださいよ」

 

「バカ言え、限られた予算をいかにやりくりするかがゲーセンの楽しみだろ」

 

「ここゲーセンじゃないのでノーカンでーす。旅行なんですからもっと財布の紐緩めていきましょうよ」

 

「文句は無くなってから言うんだな、使い道をプレゼンしたら検討してやる」

 

「仕方ないですね……こうなったら私の力を見せてあげます。あんまりやった事ないですけど」

 

「クレーンゲームマスターの俺が教えてやってもいいんだが? そうだな、この辺のフィギュアなら二千五百円もあれば取れるぞ」

 

「予算オーバーなんですけど? そもそもそれ欲しいやつじゃないですし。ぱかプチの手本を見せてくださいよ」

 

「仕方ねーなー。んじゃとりあえず丁度良い感じに手前にあるお前のやつでも取ってやるよ」

 

「別に私のである必要無いですよね? というか持ってるんですけど?」

 

「俺も持ってる。特に必要はないが取りやすそうだから狙うだけだしな、お前である必要はない」

 

「それはそれで腹立つんですけど? 私がたくさんいたら嬉しいですよね?」

 

「どちらかと言えばそう、部分的にそう」

 

「あーもう、さっさと手本だけ見せてどっか行っててください」

 

「はいはい。こういうのはな、どうせ持ち上がる様なパワーは無いからアームを寄せて引っ掛けてずらす感じでやれば、ま、こんなもんよ。これは誰でも取れそうなくそざこ配置だったからいけただけだが、狙い方は参考に出来るだろ。というかアーム強そうだったな、これ普通に持ち上がるんじゃね?」

 

 くっそ良心的やぞ。なんせ1プレイでわんちゃん5個獲得出来るからね。まぁゲーム準拠とまではいかないからそこまでじゃないけど。種類も多いし一点狙いは割と難しいけど。

 

「誰が雑魚ですか、ひっぱたきますよ? なんかいけそうなんでもう帰っていいですよ」

 

「感謝の言葉の一つも言えねえとは何様だぁ?」

 

「ありあとーござあしたー」

 

「やる気ない夜勤バイトじゃねぇか。まぁいい、俺は俺で良さげな景品でも探してくるかな。とりあえず最低限の戦利品はゲットしたし」

 

 Bのぱかプチをむにむに手遊びしながら移動。の前に背後からAの声がかかる。

 

「トレーナー、もう無くなったわ。狙いのキャラが出なかったの、代わりに引いてくれる?」

 

「何やってんだお前。……被りばっかで運無さすぎだろ」

 

「欲しいのはこの子なの。他の子も好きではあるけれどそんなにって感じね。あ、被った分はあげるわ」

 

 1回400円のガチャガチャに迷いなく全て突っ込んだAは、まさかの5連で2種類しか出ないというクズ運。これには流石のトレーナーも同情。物欲センサーに引っかかったんやね。

 

「ちゃんと幸運の湯に入ったか? 入ってないからそんな事になるんだろ。見てろって、これが持つ者と持たざる者の差な訳よ」

 

 そう言ってガチャガチャを回すトレーナー。流れでトレーナーの金で回してるけど大丈夫そ? 

 

「……ほらな! 俺の手にかかればこんなもんよ」

 

「狙いの子じゃないわよ、でもシークレットの子ね。これはネタバレなのだけど、この子はアニメ版で終盤に登場した子なんだけど実は最初の頃から伏線が貼られて……」

 

「知らん作品のネタバレされても困るんだが?」

 

「まあいいわ、じゃあお金。こうなったら出るまで回すわよ」

 

「ATMじゃねぇんだぞ」

 

「レースの賞金の一部はトレーナーに入るんだから実質ATMでしょ。両替してきて」

 

「態度がなってねぇなぁ、頼む側って分かってんのかおおん?」

 

「無理やり財布を奪ってもいいわよ?」

 

 なんかトレーナーの事を脅したら何でもやってくれると思ってない……? まぁ大体合ってるけど。

 

「脅迫になんて屈しないぞー! 俺にはCという頼れる味方が……どこ行った?」

 

「カナなら向こうでトレーナーの同人誌読んでるわよ」

 

「何やってんだ、というかそんなのあるのか」

 

「随分目立ったからじゃない。トレーナーと生徒の禁断の関係……みたいなタイトルだったわ」

 

「フィクションにも程があるだろ。つーかなんで本人がいるのに本で見るんだよ」

 

「実物とイラストじゃ全然違うわよ。チラッと見た事あるけれど、随分魅力的なトレーナーが描かれていたわ。見習ってほしいくらいね」

 

「どう考えても実物の方が格上なんだが? 平面如きに負けんが?」

 

「ハッ」

 

「はーまじ許せん、貴様この俺を鼻で笑いやがったな?」

 

「トレーナーが面白い冗談を言うからでしょ? いいから回してくれる? 実物ならイラストと違って財布があるでしょう」

 

「だーれが金を持ってる事だけが魅力のカスだとぉ?」

 

「そこまでは言ってないわよ、被害妄想やめてくれる? 普段の偉そうな態度はどこ行ったのよ」

 

「全く、あと少しだけだからな? 俺の寛大な心に感謝して回せ?」

 

「はいはいありがとうありがとう。次の一発で決めるから問題ないわ」

 

 この後めちゃくちゃガチャガチャした、最後の一個でようやくお目当てが出た。資金は当然トレーナーの財布。Aのあまりの運の悪さにドン引きした。

 

 

「予想外の出費だったな、なんだあいつ運悪すぎるだろ……」

 

「あ、トレーナーも食べる? どれがいい?」

 

「おーじゃあこのチョコでも貰うか。いや取りすぎじゃね? 本当に予算守った?」

 

 ビニール袋が必要な程お菓子をゲットしたCBに遭遇。

 

「あー、設定? が良かったのかな。取りやすかったし、なんか運良くまとめて落ちてきたりしたんだよね」

 

「ほーん、まぁそもそも温泉旅館だしな、利益重視じゃないのかもな。全部お菓子に使ったのか?」

 

「うん、特に欲しい物も無かったしね。お菓子なら誰かは食べるでしょ?」

 

「それはそうだな。俺もなんか良さげな景品でも狙おうかなー」

 

「あっちに良いものがあったよ」

 

「ほうほう、なんじゃろな」

 

「これ、アタシのフィギュア」

 

「いらねー」

 

「は? は?」

 

「ギブギブ絞まってる絞まってる。だってこれもう既に家にあるだろ」

 

「多ければ多い程嬉しいでしょ?」

 

「なんでBと同じ様な事言ってんだよ、ウマ娘の共通認識なの? ただでさえグッズが増えて部屋が狭くなってんだからこれ以上増やそうとするなよ。どうせお前のグッズはこれからも増えるんだし」

 

「じゃあちゃんと手作りしてくれる?」

 

「いや流石にフィギュア手作りは無理じゃん」

 

「じゃあこれ取るよね?」

 

「あー分かった、トレーナー室にはあんま置いてないしそっち用にすればいいか。これ二千で取れるかぁ?」

 

「もちろん取れるまでやるよね?」

 

「そりゃそうだろ、やると決めたら最後までがモットーだからな。おっ意外と動いたぞ、割とすんなりいけそうか?」

 

「もっとギリギリを攻めた方が良くない?」

 

「そうだな、設定優しいし多少安全策でいいかと思ったが、どうせなら攻めていかに少ない手数でいけるかチャレンジするか。あっミスった」

 

 おい即落ち二コマ。分かりきったフラグをたてるな。

 

「おっあっなんか引っかかってるきてるきてるうおおお! 今のまじか絶対ミスったと思ったし奇跡だろ見た?」

 

「見た見たすごい動きだったね流石トレーナー!」

 

「そうだろうそうだろう完全に運だったけどまぁ実質実力みたいなとこあるしな! これは勝ち確だわ」

 

「じゃあその勢いで隣のアクスタも取ろっか」

 

「任セロリ!」

 

 十分後。

 

「で、この燃え尽きたトレーナーはなんですか?」

 

「フィギュアが数回で取れてはしゃいでたらアクスタで沼って予算の二千円超えても取れる気配が無くて、結局途中で哀れに思ったお店の人がすごいお膳立てしてくれてようやく取れたんだけどよくよく考えたらもう持ってるしここまでやる必要無かったのでは、と正気に戻った姿だね」

 

 説明感謝ぁ。トレーナーも気を失ったフリをやめてありがとうと言って。

 

「えぇと、調子乗ってる姿はすごい目に浮かぶんですけど、バカなんですかね。いやバカなのは知ってるんですけど、それはそれとしてバカですよね」

 

「バカじゃないが? グッズは多ければ多い程いいから実質プラスだが?」

 

「へー。じゃあこれもあげますよ、なんかいい感じに巻き込んでまとめて取れたんですけど被りなので」

 

「あざ。ふぅ〜、まぁ何はともあれこれでC以外は予算終了か? んじゃCに使い道聞いてから誰の成果が良かったか投票だな」

 

「好きに使っただけなので誰が良いとか無いんですけどね。というか明らかに予算守ってませんよね?」

 

「俺はそこまでじゃないんだが? 破産したのはAだろ、ガチャガチャで最後の一つまで引いた人初めて見たぞ」

 

「あーそういえばエーちゃんってガチャガチャとかクジとかの運が極端なんですよね〜。一発で引くか沼るかの二択しかないみたいな。今日は運が悪かったみたいですね」

 

「あ、トレーナーここにいたのね。次の獲物を見つけたわ、今度こそすぐに引けるはずだから安心して私に授けて頂戴」

 

 さっき悪かったから次は良くなるみたいな考え方って実は良くないんですよね(n敗)。

 

「既にいくら使ってると思ってんだお前。代わりにCBに引いてもらえ、多分こういうの強いだろ」

 

「アタシが? あんまり引いた事ないけど任せて、幸運の湯にも入ったからね」

 

「それは俺もだが、Bのお目当ては引けなかったぞ。まぁシークレットを引いたのは運が良いと思うんだが」

 

「お願いしますシービー先輩……!」

 

「まぁ俺の金なんだよな。さくっと引いてCと合流するぞ」

 

「「おー」」

 

 そしてCBの奮闘により無事勝利。一発だった。

 

「やっぱこれが持つ者と持たざる者の違いだよな」

 

「なんでトレーナーが偉そうなのかは分からないけれど、今回ばかりは否定出来ないわね。さっきよりも種類多かったのにまさか一発とは……今すぐそのドヤ顔をやめなさい、あんたの功績じゃないのよ」

 

「俺の金で俺の担当が引いた、つまり実質俺の力だな」

 

「なら私も担当なんだからさっき引きが悪かったのもトレーナーの力なのね」

 

「それはお前が悪い」

 

「都合のいい口ね、少し黙ってなさい」

 

 CBの持ってるお菓子を詰め込んでリスみたいにモゴモゴ。こぼす訳にもいかないし最後まで食べきらないと勿体ないから一旦食べる事に集中させ、見事黙らせる事に成功。

 

「もぐもぐ」

 

「ところでカナはどこかしら? あまり物欲が無いイメージだから何に使うのか興味あるわね」

 

「カナちゃんなら少し前まであっちのソファにいたと思うんだけど今いないんだよね、どこ行ったんだろ」

 

「もぐもぐごくん。ん、こっちだな」

 

「知ってるの?」

 

「いや別に。なんとなく勘だな」

 

「びっくりしました、まさかカナちゃんの匂いを覚えてる変態かと思いました。いや変態ではありますか」

 

「違ぇ。まぁお前らの匂いくらいなら当てられるが、そりゃ普段から一緒にいるしなんとなく分かるだろ」

 

「いやまぁ私達はウマ娘なので多少は鼻も良いですし分かるのも理解出来ますが、トレーナーが分かるのは変態でしょう」

 

「流石に担当なら誰でも分かるだろ。トレセンで検証してもいいぞ」

 

「それはやめましょう、生徒の匂いを嗅ぐトレーナーの絵面は余りにもやばいですしシンプルに恥ずかしいと思うので」

 

「そうか。でもCBが俺の服着てる時とかよく匂い嗅いでるしそういうもんじゃないのか」

 

「もしかして嫌なの? 本人を吸った方がいい?」

 

「吸うな体を乗せるな動きづらい。あぁほら、Cいただろ」

 

「うわほんとにいた、全然見えてなかったのになんで分かったんですかこわ……」

 

「だから勘だって。Cは予算は何かに使ったのか?」

 

「そろそろかなと思いまして〜ちょっとしたスイーツですよ〜」

 

「お〜、ソフトクリームか。小腹は空いてるが夕食前だし、このくらいが丁度いいな。もうCが勝ちでいいよ」

 

「カナちゃんありがと〜。自分だけじゃなくて皆も笑顔にさせてる時点で格が違いますね、カナちゃんの勝利で異論なしです」

 

「荒んだ心に優しさが染み渡るわ……」

 

「ガチャガチャでダメージ受けすぎだろ、俺の財布の方が重傷だわ」

 

「勝手に補充される物よりも精神的苦痛の方が重いのよ」

 

「俺が補充してるんだが? 数字は減るんだが?」

 

「また来年には私が増やしてあげるわよ」

 

「確実にお前よりCBの方が貢献してるぞ」

 

「それは比較対象が間違ってるわ」

 

「エーちゃんもいい線いってると思うよ?」

 

「努力じゃ埋まらない差もあるんだとついさっき思い知ったの」

 

「だからなんでガチャガチャで全てを悟ってダメージくらってんだよ。もっと早く気付けただろ」

 

「そこは慰めなさいよ」

 

「原因ガチャガチャなのがノイズ過ぎるんだよな。もっとシリアスな展開でやれよ」

 

「もういいわ、トレーナーに期待した私がバカだったわね。表に出なさい、卓球で白黒つけましょう」

 

「いいだろう、望むところだ。ところでこの中に卓球経験者いる?」

 

 しーん。

 

「まじか、俺も無いんだが。まぁいいか、雰囲気だけ楽しめればそれで」

 

「持ち方すら知らないわ」

 

「ルールよく分かんないですね」

 

「なんとかなるよ」

 

「そうだな、いけるいける。やってれば上達するだろ」

 

「一応時間も気にしてくださいね〜」

 

「む、どうやら早期決着が必要か。どの辺にあったっけ?」

 

「えーっと、広くて現在地が分かりにくいんですよねぇ。確かこっちだったと思うんですけど」

 

「バカめ、正解はこっちだ」

 

「なんで分かってるのに聞いたんですか意味わかんないんですけど」

 

「マヌケが見つかるかなって」

 

「ラケットでぶん殴りますよ」

 

「旅館で事件を起こそうとするな、大体探偵ものだったら温泉旅行なんて殺人事件の前振りみたいなもんなんだから」

 

「探偵役いないから問題ないですね。そもそもトレセンならスポ根か日常系でしょうし」

 

 ラブコメという説もあると思うんですよね(名推理)。というか異能バトルしてたじゃねぇかジャンルを統一しろぉ。

 

「持ち方とルール説明ちゃんとあるな。あーなるほど? こっち向きになる様に持つのね?」

 

「ふんふん、トレーナーいくよー」

 

「おいまてはやい」

 

「えいっ」

 

 勢いよく振り切ったCBのサーブ(?)はしっかりとピンポン玉を捉え、一切バウンドすること無くトレーナーの首横を通り過ぎた。

 

「あっぶね、もっとかる〜い力でやれよ、パワートレーニングの成果発表じゃないんだから」

 

「……今の当たったら流石に痛そうじゃない?」

 

「なんで平然としてるのかしら……」

 

「まあ〜トレーナーには当てないと思いますよ〜」

 

 それは信頼というより脅しでは……? 

 

「手本を見せてやる。もっと軽めにコンっと、あれ、どっかいったわ」

 

 えー初心者によるぐだぐだ卓球はスキップしましょう。

 

 十分後。

 

「そろそろAと決着をつける時がきたか」カンコン

 

「慣れるまでにちょっとかかったね」コンカン

 

「……もう私の負けでいいわ」

 

「なんで普通にラリーしてるのこの人達怖い……」

 

 たまに観るスポーツ選手の見様見真似……ですかね……。身体のコントロールが上手いからスポーツへの適応が早くてぇ……たぶん頭上でガコンッてなってる。

 

「なんだよつまんねーなー」

 

「普通そんなに早く上達しないわよ」

 

「でもCBも出来てるし……」

 

「今更言う必要も無いわよね?」

 

 意訳:黙れ天才。

 

「今の聞いたか、こいつCBの事常識外れのやべーやつ扱いしたぞ」

 

 概ね事実……。

 

「え〜、そんな事思ってたんだ悲しいなー」

 

「ニヤニヤしないでください! もう、部屋に戻りましょ、夕食の時間が近いわ」

 

「おいおいやるまでもなく逃げるって事はお前の不戦敗だよな〜? なら言うべきことがあるんじゃないか〜? 私の負けです私が全部悪かったですって土下座でもしたらどうだ〜? ん〜?」

 

 そもそも発端からして別にどっちも悪い事してないんだよね、なんか適当に話してたらノリと勢いで対決始めただけだし。どちらかといえばトレーナーが悪いし。完全におちょくってたからね。

 

「ふーん? トレーナーは担当ウマ娘に泣きながら土下座させるクソ外道畜生だってネットに拡散されるのがお好みなのかしら?」

 

 Aがめちゃくちゃ脅してくる……まぁ旅行中だからトレーナーにテンションを合わせて悪ふざけしてる部分が大きいと思うんだけど。というか大体トレーナーがふざけ倒すからそのノリに染まってきたんだと思うんだけど。

 

「旅行中に変な事しようなんて考えるやつもいるんだな、さっさと部屋に戻ろうぜ。夕食はなんだろうな〜」

 

 無かった事になりました。

 

 

 えー、夕食はスキップ! すごくすごい豪華でした。

 

 ついでに支配人さんとの会話イベントもスキップ! トレセンのOGだったのでトレーナーが知ってる名前でしたが、まさか知られてるとは思ってなかったようで驚いてました。なんやかんや話してサインを書いて終了。割とちゃんとトレーナーのファンでした。特に、C以外は一切故障しておらずそのCも明らかに無茶の反動だったと分かるので、とてもウマ娘の脚を大事にしている事が高評価。担当との仲睦まじい様子も見ていて、終始笑顔で交流を終えました。

 

 なんだかんだで夜もスキップ。二度目の大浴場に行ったAとBを見送って、残り三人は部屋の露天風呂で十分だと部屋に残り。仲良く三人並んで綺麗な星空を見上げ、ゆったりとしたかけがえのない時間を過ごしました。

 

 なお、昼寝したからかいつもより夜更かしする気満々のトレーナーでしたが、Cによる寝かしつけには勝てず秒で就寝。ウマ娘だけでおしゃべりを楽しんでから寝ました。

 

 帰るまでが遠足……とはいえ特にハプニングもなく。ちょっとしたお土産だけ買って帰りましたとさ。

 




書くのを諦めたくせに同室ちゃんへの未練があるのでちょっとだけ。CBとはなんとなくこのくらいの関係性だったんだなと知ってほしい。願わくば作者が好きな理由を欠片でも理解ってほしい。



『見た?』

ついさっきまで画面越しに観ていた子からの、数年振りの連絡はたった一言。私がどれだけ複雑な思いだったのかも知らずに。マイペースなのは変わらないみたい、いつも観ているから知っていたけど。

少しだけ跳ねる思いを抑えて、返信を考える。半ば一方的に避けていたとはいえ、何も気にして無かったかの様に連絡されるのはどこか腹が立つ。私だけ意識しているみたいで。

素直に返信するのも面白くない。とはいえ、もし既読に気付かれていたらと思うとあまり時間はかけていられない。たった一言の主語もない不親切な連絡をしてきたのは彼女なのだから、こっちが言いたい事だけ言うのもありか。いつかは伝えようとしていた文字を打つ。

「来年デビュー戦だから」

「見てろ」

……送ってから、少し喧嘩腰過ぎたかなと思った。それに、これだけじゃ何も伝わらないかもしれない。何かいい言葉はないかと唸っていると、既読が付いた。そしてすぐに返信がくる。

『楽しみにしてる』

……っ!!あーもぉっ、もういい、素直に負けを認める事にしよう。今日のレースを観て、連絡が来た時。私の事を覚えていて、意識していたんだと分かってとても嬉しかった。私の事なんてとうに忘れていると思っていたから。


喧嘩別れ、というには私が一方的に爆発した感情をまくしたてて、次の日には部屋にいなくて。元々準備していた一人暮らしの予定を早めたと聞いてからずっと気になっていた。言いすぎた事を謝りたい、でも逃げるようにいなくなるのはどうなんだと怒りたいような。直接話すのは気まずくてつい避けて、でもLANEで済ませるのは違うからと何もしないまま時が過ぎて、時間が経つ程より精神的ハードルが高くなって。もう諦めて忘れようとしても、飛び抜けた才能の彼女の話はどうしても耳に入る。

担当トレーナーがついたと聞いた時はとても驚いた。トレーナーに対して抱いている夢も期待も失望も知ってるから、余計に驚きが強かった。それ以上に、担当トレーナーが出来てからの生き生きとした表情に安心した。少しの嫉妬も。

ダートを走ることに驚きはなかったけど、クラシック三冠も走るんだ、とは思った。ダートを走ると聞いた時は、その一因は私だよねとどこか暗い喜びと、もう私の事なんて覚えてないかと冷静に落ち込んだり。そんな風に勝手に一喜一憂してる自分がバカらしくて、みじめで。

当然のようにクラシック三冠をとったあの子を観るだけの私には、未だトレーナーがついてなくて、本格化もこない。ついつい、彼女がいた、今は新入生の後輩がいる場所を見てしまう。同じ様に過ごした瞬間もあったのに、何処まで離れていくのかと。私だって努力してるのに、なんて、彼女の努力も知っているけど。

芝でもダートでも勝つ姿はとてもカッコよくて、その分だけ羨望と嫉妬と情けなさが湧いてくる。レースを観る度にトレーニングに気合いが入る。心のどこかに、負けてたまるかという意地が残っている。そんな私に何かを感じたのか、担当トレーナーがついた。


そして今日、彼女本来の適性とは真逆のレースで、対策してきたライバルを真っ向から倒す、とても楽しそうな姿。そして、インタビューでの言葉。不可能なんて無い。適性だけが全てじゃない。走りたいレースを目指していい。そして見たかという一言の連絡。随分前に私と話した、自身の適性と目指すレースの乖離。きっと、覚えていたからダートの短距離を走ったんだと思った。

彼女の事だから、自分が走りたいからがメインで私の事はついでだろうけど、それでも。私が、トレセンに入学してからダートの短距離に適性があると言われて、母と祖母に望まれたティアラは難しいと。密かに憧れていたダービーも無理だろうと。荒れていた私の愚痴が、彼女の行動のきっかけになったんだと、ずっと覚えていたんだと知って、どうしても込み上げてくるものがあった。理解のあるトレーナーもついて、より一層頑張ろうと思っていたところだった事もあって余計に。あぁそうだ、担当トレーナーがついた事も言わないと。まあでもいいか、今度は直接話すのも出来そうな気がするし。とりあえず今はこの抑えきれない感情のまま、ただ走りたい。

「あは、あははっ!よーしっ、頑張るぞ〜っ!」

明日は、気持ちよく起きられそう。



はい。ただでさえ本文が長いのに後書きまで長くしていくの救いようのない阿呆ですね。駄文にも程があるし。脳内の同室ちゃんはもっと魅力的なはずなのにそれを伝える手段を持ち合わせていないのがあまりにも悔しい。同室ちゃんの魅力って多分作者の拙い文章じゃ表しきれない何かなんだよね、雰囲気とか精神性とか、どこか平凡な感じというか。でも1番は、CBとかいう才能の塊に脳を焼かれてる感じが好きなのかもしれない。自分じゃ届かないしそんな風になれないのは分かっているのに見苦しく手を伸ばしてしまうんだよね。自分とは比較にならない能力なのに自分の事を意識してくれるから、どうにか期待に応えようとして、でも無理な現実に苦しみながら前に進もうとするんだよね。あーー好き。(高速詠唱)

まぁそもそもたった一話で同室ちゃんの魅力を伝えようとしたのが誤りだったのかもしれない。つーかオリ主のトレーナーとABCがメインなのになぜか何も関係ないどっからか生えてきたCBの元同室とかいう設定だけで膨らんだ妄想を書こうとしてるのがバカでは。なんならCBを一人暮らしの前に寮に入らせる事がまず妄想なのに。でももしかしてこれが二次創作の楽しさ?普通にオリジナルで考えろよって感じもする。何も分からない。

世迷言は置いといて、まずは謝罪かな。まーじで遅くてごめんなさい。まぁここまで読んでる奇特な読者はこれが不定期更新で亀なのは知ってると思いますが。言い訳としては、同室ちゃんが上手く書けなくて萎えてたら気付けば年末手前、諦めて何か書くかぁ温泉シナリオだし温泉行かせたろと気の向くまま書いてたらなんか長いぞこれ……?となり。せめて1月に投稿したいなーと書いてたら余裕で一万文字超え始め。無理だこれせめて新シナリオ前には……と滑り込んだのが今ですね。冬は寒いから布団に潜り込むし、布団が気持ちよくて眠くなるから書こうと思ってても全然進まないね。全体的にキャラがおかしくなってたのは眠気と戦っててテンションがおかしいから説。別に関係なくて作者の頭がいかれちゃった説もある。

正直何書くかずっと決まんないんだけど、次からは一回季節イベント書いてこうかなーと思ったり思わなかったり。書くならバレンタインかな、その次がファン感謝祭とか。未定。何を書くにしろ、シチュさえ決まれば勝手に進むし書くのを止める気はなし。まぁバレンタイン書くとして投稿は頑張っても四月とかだろうけど、まぁ最初っから季節感とか気にしてないしいいよね。

賢サポカ強すぎて引きたいんだけど石が1天井分しか無い。まぁ無料分と配布とか込みで2天井は出来るだろうけど今年は今のところソシャゲのガチャ運が両極端なんだよね。完全爆死か超神引きかで爆死多め。ここで神引き出来れば半々くらいなんだけど、どうなるか。アモアイはほぼ諦め。ガチャチケでツモればラッキーくらい。オラに力を分けてくれー。

感想とかここすきとかあるとね、テンション上がって投稿が早くなる……かもしれないからね、してくれると嬉しいなって。少なくともモチベは上がるよ、それが結果に繋がるかが怪しいだけで。まぁ今回みたいに異常に長くならない限りはそんなに遅くならないんじゃないかなぁ(信用ゼロ)。正直季節の変わり目で体調崩しそうで怖い。体には気をつけて過ごしましょう。
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