いつもの日常の話です。

1 / 1
初投稿です。
ほのぼのしてます。
最後まで見てくれると嬉しいです。


晩御飯リクエスト

初投稿

 

最近の晩御飯事情です。

 

とりあえず、次から本文

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

私は今日も帰る。

時計を見ると、もう7時になろうとしている。

私からすれば、この時間に帰ることは、とても遅い方だ。

社会人からすれば、これは普通なのかも知れないが、誰がなんと言おうと、私は中学生。児童だ。

ついこの前まで、帰る時間は6時ほど。

中学校が遠くにしか無いので、下校中の時間は長くなり、帰る時間は遅くなる。

「たった1時間しか変わらない」と言われれば確かにそうだ。

しかし、6時に帰るのと、7時に帰ることはまるで違う。

7時では、どの季節であっても、日が傾いている。冬なんて真っ暗だ。

そんな中、中学生の児童が歩いたらどうなると思う?

変なオジサンが私を連れ去っても、誰も気づかないではないか、

さらに、私の学校の制服の色は黒い。

夜に黒い服を着ていたら、車から私の事が見えないではないか。

車に引かれても、おかしくない。

しかし、この時間に帰ることで、私はいつも悩みを持っている。

一体それはなんなのか。

それは、

 

 

晩御飯のリクエストが出来ない事だ。

 

 

これは、私の今一番の悩みだ。

メニューが分かれば、日課になっている帰ってすぐ食べるチョコの量だって考えれるし、

今日だって、リクエストを募集していただろう。

母の作るご飯は、いわゆるオフクロの味というと物で、それはもうすごい。

特に、お母さんお得意のカレーうどんが私のお気に入りだ。

口に入れれば、まず、うどんがカレーをたっぷり連れてきてくれる。

カレーのピリッと辛いスパイスが刺激して、うどんもモチモチ。

そんなお母さんのカレーうどんが食べたかった。

しかし、学校にスマホは持ち込み禁止だ。

さらに、朝はだいたい寝坊。

そんな暇があったら、目の前の食パンを口にねじ込んで、弁当をカバンに放り込むのが最優先だ。

そして今の時間は7時。

リクエストする暇は何処に行ったのか、

 

こんな時間、母はすでにご飯を作り終えてしまっている。

はぁ、カレーうどん、食べたかったなぁ

 

 

 

 

 

今日の晩御飯の主役は、ハムと、マーボーハルサメという、個体でも、液体でも無い赤い何かだそうだ。

なんだそれ

マーボーという所から、麻婆豆腐の兄弟みたいな物なのだろうか、よくわからないので見てみれば、そいつは小さな鍋のそこで、固まっていた。

 

やはり、食卓にもそいつが出た。

少し小さな皿にどっかりといた。

そして、ハムも食卓にいた。

ハムは家一番の大皿に並んでいる。

いただきますと言うと、家族揃って、ハムを食べた。

というか、ハムしか食べない。

だって考えれば分かる事だ。

少し分厚いジューシーなハムと、個体でも液体でも無い赤い物、どっちが欲しい?と聞かれれば、もちろんハムだろう。

 

なので一番最初に無くなるのもハムだ。

家族の皆夢中になって、口に放り込んでいた。

もうハムの入っていた大皿はもぬけの殻だ。

安定した、美味しさだった。

 

もう一つの小皿には、マーボーハルサメがどっかりといた。

さすがに余るのも良くない。

少しぐらい食べてやろう。

そう思い、ハルサメを箸で摘まんだ。

が、ハルサメは細くて、互いに絡まり合う。

なので、想像の3倍多く摘まめた。

わぁ、しつこい。

皿に戻すのも行儀が悪いと思い、一気にすすり上げた。

 

すると、まず、ピリッと辛い物が口に広がるのだが、これがとても美味しかった。

さらに、ハルサメがマーボーをたくさん連れてきて、長く、美味しく味わえた。

なんだこれ、すごい。

これを口いっぱいにしたいと思い、この次は皿にある4分の1を口に詰めた。

 

ハムは何回かご飯に出てきていたので、すぐ想像出来たが、初めて食べたマーボーハルサメがまさかあんな美味しいとは、発見だ。大発見だ。

そしてふと思う。

これを作っている人は天才では?

初めて作る料理も美味しく作る人は、とても偉い人なのではないだろうか。

自分のでき事を軽々とする。そう簡単にはいかないだろう。

そんな偉い人の手助けを私は少しでもやりたいのだ。

 

 

 

 

ある土曜日、母は言う。

「今日の晩御飯何が良い?」

私の中の偉い人がネタ切れを起こした。

いつもの事だ。

そして、私は答える。

「逆に冷蔵庫には、何があるの?」

 




閲覧ありがとうございました。

お母さんはエライ人~♪

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。