陰の復讐者となりて   作:橆諳髃

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またいくらか早い段階で書く事が出来ました!

今回は……第3章終幕です!少し長くなってしまいましたが、ようやくここまで来ました!アニメで放送された所の折り返し地点になりますね‼︎

それとアルジさんとアルファさんのR-18を書くかについては予想以上にアンケートに答えて下さる方々が多く、この調子でいけばR-18の方で100件行くかと……とりあえずこちらの話を中心的に進めていきながら書いていきますので宜しくお願い致します!

では早速作品を見て頂ければ幸いです‼︎


20話 復讐者、天誅する《後編》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マルコくんと……確かグレンさんだっけ? その2人とのやりとりがあった後、俺は2人の傷とかを治すべくとある物を勧めていた。それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ2人とも……飴いる?」

 

「えっ……? 飴、ですか?」

 

「うん。いる?」

 

「いえ、でも俺達今任務中だし……」

 

「でも護衛対象であるシェリーさん、だっけ? 今どこにいるか分からないんでしょ?」

 

「だからこそ我々が今から探しn「いや、今の君達お荷物状態だから」グハーッ⁉︎」

 

「団長ーっ⁉︎」

 

「まぁともかくとしてさ……侵入者に襲われた学生の子達もいるから、倒れている子達を学園中探し回って保護して欲しいんだよねぇ〜。侵入者は俺に任せてさ」

 

「し、しかし……」

 

「それにさ、今も頑張って命を保っている子達もいるんだよ。シェリーさんについては……うん、俺の知り合いと一緒に行動しているだろうから問題ないと思うし、だから君達は学園で倒れている生徒を一刻も早く保護して外に連れ出して欲しいんだけど?」

 

「っ⁉︎ わ、分かりました! でも飴は……」

 

「あぁこれただの飴じゃなくてね、傷とか病とか治す飴でもあるんだよ。後魔力回復効果もあってね。流石に死んじゃってる人に咥えさせてもダメなんだけど、まだ命が繋がってる子達が咥えれば多少の傷とか魔力は回復するからさ。だからそっちの方をお願い出来ない?」

 

「……分かりました。我々にお任せ下さい!」

 

「騎士団に所属する者として不甲斐ないが……今回は貴殿の指示に従いましょう」

 

「うん、物分かりが良くて助かるよ。じゃ、後はよろしくねぇ〜」

 

 そう言って俺はその場から立ち去った。後に聞いた話だけど、あの後2人は懸命に傷付いて倒れている生徒達を救ったそうで、そのおかげもあって死傷者は0だったんだって。

 

(後ガンマから聞いた話だけど……騎士団の方から傷と魔力を回復させる飴を探しているって聞いたなぁ〜)

 

 騎士団の人がミツゴシまだ来て売ってるかどうか確認に来たのだとか……まぁあの飴ってどこにでも市販されているものじゃあないし、それでガンマから話を聞いたイータもその飴を研究したいって言ってたから僕の所に来てたね。まぁそういう事だったらって複数個渡したけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

閑話休題(かんわきゅうだい)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それで今なんだけど……なんか学園全体が炎に包まれてるんだよねぇ〜。これってまぁ……必ずと言って良いほど敵がやってる事だよね? ホント折角占領した所を燃やすなんて、今回の首謀者は一体何考えてるんだろうね?

 

(今はその首謀者の所に向かっているところではあるんだけど)

 

 そこに丁度兄さんもいる様だから、こっちとしては目印があって助かるよ。

 

 そんなこんなで数分後にそこへ辿り着いたんだけど……

 

「へぇ〜……これまたよく出来ているね?」

 

 そこではシャドウの姿になってる兄さんと……ルスラン先生の姿があった。見た所2人とも互角の様で、少しだけ兄さんが押してるってところかな。

 

 そんな2人の試合に俺も割って入る事にした。今まで舐めてたチュッパチャップスが丁度なくなった所だから、咥えていた飴の持ち手部分を、相手の剣を持っている手の甲目掛けて吹き出す。

 

 結果としては相手の手の甲に棒が突き刺さって、持ってた剣は地面に落ちたね。

 

「っ⁉︎ 貴様……何故ここに?」

 

 そこで兄さんが俺に気付いて問いかけてくる。

 

「えっ? あぁ……強い気配を辿ったらここに辿り着いてさ、そこで丁度シャドウとそこの首謀者が戦っていたから、割って入ってみたくなったんだよねぇ〜。それで、そこにいるピンク髪の子と頭から血を流している男の人は大丈夫そう?」

 

「わ、私の事ですかっ⁉︎」

 

「まぁ君しかピンク髪の子いないし……見た所外傷はないみたいだけど……」

 

「わ、私は大丈夫なんですけど……父が……」

 

「ぐぅ……き、君は……」

 

「あぁ、これは少し酷いなぁ〜」

 

 俺は初めて会いましたよって演技をしながら()()()()()()に近付く。

 

(なに? 俺が攻撃したルスラン先生は何者かって? そんなの決まってるじゃない‼︎ ……俺の事を好かない神が送って来た奴に決まってるじゃん?)

 

 という事で頭から血を流している方が本物のルスラン先生だよ。どうせ兄さんと対峙した奴は……まぁ『ディアボロス教団』がなにかの拍子で実験している偽ルスランって所だろうね。

 

(それにアイツの中から……今の俺が変身している存在と因縁のある奴の気配がするし)

 

 でも今はとりあえずピンク髪……あぁなんか面倒くさいからシェリーさんとルスラン先生を安全な所に行かせるか。

 

「てな訳で、これ舐めて」

 

「こ、これは……」

 

「良いから良いから……ね」

 

 半ば強引にルスラン先生へと飴をあげる。それを訝しながらも先生が加えてくれると、見る見るうちに傷が塞がって魔力も回復した。

 

「こ、これはっ⁉︎ 傷や痛みが治って行く⁉︎」

 

「まぁ特殊な飴だしね。てな訳で、ここは危ないから早く外に行った方が良いよ。護衛は勿論君ね?」

 

「……後から来た貴様が俺のメインディッシュを奪うというのか?」

 

「あぁあぁそんな格好付けとか陰の実力者っぽいのは良いから……さっさと出て行った‼︎」

 

「……納得が出来ん。俺と勝負しろ」

 

「……へぇ? んじゃ久々に本気で()っても良いって事で……良いよなぁ〜?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side ルスラン

 

 

 

 

 

 

 

 

(な、何なのだこの2人は⁉︎)

 

 私は学園の危機を知り、野外での採取などは中止して学園へと急いだ。そして学園に入った瞬間魔力が扱いづらくなる感覚を覚えたが、アスタロトくんと戦って以来魔力操作にも力を入れていた為になんとかここまで進む事ができた。

 

 途中で魔力を阻害していた感覚も無くなったのは良かったのだが、学園が炎に包まれていた。これは急いでシェリーを探さねばと思い、私の研究室へと向かい、そしてシェリーを見つけたのである。

 

 だがそこで見たのは、襲われそうになっているシェリーと……自分の姿形をした何かだった。

 

(いかんっ‼︎)

 

 咄嗟に自分の愛用する剣を持ち、シェリーに迫っていた剣を何とかギリギリに逸らす事ができた。

 

「っ⁉︎ お、お父さん⁉︎ お、お父さんが……2人?」

 

「あぁシェリー……無事で良かった」

 

 だがそこで安心したのも束の間、私の姿をした者から攻撃を受けてしまった。何とか剣で防ぐが、防ぎ損ねて吹き飛ばされてしまう。その拍子に剣も飛んでいってしまい、このままでは相手になぶり殺しにされると思っていた所……全身黒ずくめの男が現れたのだ。

 

 そしてその男と私の姿をした者が互いにぶつかり合った。

 

(この動き……どこかで……)

 

 黒ずくめの男の動き……物凄く精錬されている様に見えるが、それが誰かの動きに微かにだが似ている気がしたのだ。それから僅か数分後にはまた別の者が現れて、私の姿をした者に攻撃をした。それも口に咥えていた何か小さな白い棒で……

 

 後から現れた者は奇抜な格好をしており……髪は金髪で後ろの方を何か黒い筒状の物で結えてあり、上はタンクトップに可愛らしいウサギが書かれたイラストで、下は……あれは僧侶の様な者達が着る法衣だろうか? だがそこいらの僧侶が着るような安価な物ではない事は確かだろう。

 

 その後すぐに奇抜な男は私に飴を差し出して来た。こんな状況で飴を舐めさせるとは何を考えているのかとも思ったが、それを舐め始めた瞬間私の傷が治り、消費した魔力も元通りに回復したのだ。

 

(この舐めている飴は一体どんな成分で出来ているのか……あぁすぐにでも研究をしたい所だ!)

 

 だが今はそんな事を言っている暇はなく、すぐにここから出なければ……

 

 そう思っていた矢先に、今度は黒ずくめの男と奇抜な男が険悪な雰囲気を醸し出していた。どうやら私達を護衛する様奇抜な男が黒ずくめの男に言っている様だが、言われた方はそれに対して納得がいかない様で……両者共に見た事がないほどの魔力を帯び始めたのだ。

 

 それに対して私達は静観することしか出来ずにいたのだが……そのやり取りが終わるのも意外と早かったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……はぁ。貴様はまた出鱈目な魔力量を出す……」

 

「いやいや、だって本気で()るんだったらそれぐらいは出さないといけないでしょ?」

 

「……分かった。この2人は安全な所まで連れて行く。だがもし貴様が苦戦なりなんなりしているのなら……すぐ様変わってもらうぞ?」

 

「あぁ良いよそれで。まぁそんな場面があればだけどね?」

 

 いやぁ〜……今回は兄さん聞き分けが良くて助かったよ。いつもこんなんだったら良いんだけどなぁ〜。

 

 そう思っていると兄さんはシェリーさんとルスラン先生を連れて行った。そしてこの場に残ったのは俺と……

 

「律儀に待ってくれるなんて……どういった風の吹き回しかな?」

 

「フンッ……邪魔者ならばいつでも滅する事ができる。そもそも()はあの壮年の男を始末するのもそうだが……貴様に天誅を下す事が最大の目的だったからな」

 

 そう言って偽ルスラン先生の胸に嵌め込まれたアーティファクトから2体のドス黒い雰囲気を放った龍が現れて、そのまま部屋の壁や天井を壊して空を舞い始める。そして龍は偽ルスラン先生を覆い隠す様に動いて、やがて丸い球体になった。大きさからして2.5mくらいかな。

 

 その球体から大きめの腕が中から突き出てくる。そこから順にどんどん球体は壊れていって、中にいた存在を露わにしたんだ。ソイツは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我……第六天魔王波旬なり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ソイツはとある世界……俺が行ったことのある世界で滅茶苦茶に害悪の存在だと感じた奴だ。まぁ他にもいたっちゃいたんだが……

 

(偽ルスラン先生に化けていた時からコイツだなって感じだけど……まさか神ともあろう奴がこんな邪悪な奴を拾ってくるなんてさ……)

 

 えっ? 王都上空に現れた奴も大概だって? あぁ……まぁあれはなんっていうか……逆にラスボスに操られた哀れな道化の様なもんだし、どちらかと言ったら踏み台扱いじゃない?

 

「ククッ……クククッ……ようやく……ようやく貴様に天誅を喰らわす事が出来る! この時を……この機会をどれ程待ち侘びたかっ‼︎ 今度は貴様が地獄に落ちる番だ……釈迦(しゃか)

 

(へぇ〜……しかもあの世界での事もちゃんと記憶に残ってるし……)

 

「どうした釈迦……よもや我の事を忘れた、とは言わせんぞ? あの闘い……あの苗床は下級の神であれ最高の苗床であった事は間違いない……。それを貴様は……我が致命傷を終えたにも関わらず我を打ち負かした。それがどれ程屈辱だったか……貴様に分かるか釈迦ァッ‼︎」

 

 とまぁそんな事を言ってくるんだけど……俺が言う事はただ一つだけでね……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ? そんなの知らないし知る気もないよ? そもそも君って誰?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ——————プッチーンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

釈ァァァァ迦ァァァァッッッッ‼︎‼︎‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とまぁ、アルジさんもとい釈迦さんは第六天魔王波旬さんをブチギレさせたといいます……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 三人称視点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それは苛烈と言って良いほどの物だった。戦いの場面は既に狭い部屋の中ではなく屋外になっており、外に避難していた生徒達全員がその者達の闘いを見ていたのである。

 

 1人は第六天魔王波旬……ドス黒い雰囲気を持つ人型の何かで、誰がどう見ても禍々しい出立ちだった。そして自らの身体を武器に変えて、通常の魔剣士では捉える事ができない攻撃をする。

 

 そしてもう1人の者は釈迦というこの世界にはいない人物に姿を変えたアルジで、ヤンキーの様な出立ちではあるが雰囲気は逆にどこか優しげな人で、その者は錫杖を持って一方の攻撃を捌く。そして少しの隙も見逃さず反撃をしていた。

 

「フフッ……どうした釈迦⁉︎ その程度の攻撃しか出来ぬのか⁉︎」

 

 だが波旬にはその攻撃が効いていない様子で、攻撃が当たったとしても無視して釈迦に攻撃を加える。

 

「おっと……危ない危ない」

 

 しかしながらアルジは、自分の攻撃が効いていないにも関わらず焦る事なく、反撃が来ても余裕で捌く。

 

(おかしい……何故こんな手緩い攻撃しかしてこぬ?)

 

 それに対して波旬は疑問に思った。初めて釈迦と会った時、釈迦は自分を得体の知れないような目で見てきた。それもその筈で、己の力は例え神が何人束になろうと壊すことのできる存在だ。人間から神になった釈迦も例外ではなく、最初は自分に苦戦していたのだ。

 

 だが今はどうだ? あの時よりも条件はこちらの方が上で、用意してもらった苗床もあの下級の神よりも特上の物だった。現に今もすこぶる調子が良いと波旬は感じている。

 

(だが何故……奴は傷一つつかぬのだ?)

 

 攻撃は効いていないとはいえ、逆にこちらは攻撃を受けている始末……あの時の様に目の前の存在に対して恐れの様な類は持ち合わせていない筈なのに……奴は自分の攻撃をまるで()()()()()()()かの様に捌いてかわす。

 

(ならばこれはどうだ‼︎)

 

 あの時も釈迦に喰らわせた攻撃を波旬は行った。今は右腕全体を斧のようにしているが、その先端をドリル状の尖った物に形状変化……そして釈迦に向けて突進すると同時に右腕全体を捻るように回転させる。そうする事であの時波旬は、釈迦がもつ絶対防御の類である盾を貫いたのだ。

 

(前の時と同じように刺し貫かれろっ‼︎)

 

 そうして波旬はアルジに攻撃をした。対するアルジは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんな攻撃が俺に通用するとでも?」

 

「っ⁉︎ ぐっ⁉︎」

 

 アルジは波旬の鋭く尖った先端の側面を少しだけ掴むようにすると、そのまま上に躱した。躱したと同時にアルジは持っていた錫杖の石突で波旬の顎を下から上へと振り上げて殴る。

 

 そのカウンターは先ほどの攻撃よりも強烈だったようで、少なからず波旬にダメージを与えた。

 

「ホンットさぁ〜……どこの誰と勘違いしているか分からないけど……君ってその程度?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 波旬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(こ、小癪なァァァァァァァッ‼︎)

 

 この者……確かにあの釈迦の筈! 彼奴の能力はここに来る前に嫌と言うほど理解した。そして対策もして来たのだ。何があったとしても奴に対して恐怖の様な類は抱かぬ事。そして奴の言動に対しても揺さぶられぬ事だ。

 

 この我が修行の様な事をするとは思わなかったが、()()()はそうすれば必ず釈迦を殺せると言ったのだ。だからこそ、矮小な存在の口車に乗せられるのは癪には障ったが……その激情をなんとか押し留めてやって来たのだ。

 

(そして手に入れた! あの釈迦、いやどの様な存在にも恐怖しない心をっ‼︎)

 

 だというのに現状はどうだ? 奴は……我の攻撃を先読みしているかどうかは分からぬが紙一重で避ける。そして先程顎にカウンターで1発喰らったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話が違うではないかぁぁぁぁぁっっっっっ‼︎‼︎‼︎ 彼奴めぇぇぇっっっ‼︎‼︎‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが今は激昂している場合では無い。何とかこの不利を打開せねば……

 

 と、波旬が思った瞬間、視界に何かを捉えた。それを確認すると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(……あぁ、これは使えるなぁ〜)

 

 波旬はニヤリと笑みをこぼした。そして再度アルジに攻撃を加えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(奴の動きが変わった?)

 

 俺がカウンターを加えてからというもの……どことなく波旬の動きが変わった。傍目から見れば対して変わってない様にも見えるが……

 

(何かを狙っている?)

 

 そう思った瞬間……奴の顔が邪悪なニヤリ顔を見せる。そして先ほどの様な鋭い突きを繰り出してきたが……

 

(狙いが若干俺から逸れている?)

 

 今の俺は……釈迦の持つ能力である正覚阿頼耶識(しょうがくあらやしき)を勿論使えるが、奴の心は闇のベールに包まれていて未来視は出来ない。まぁ奴の動きはそれ無しでも見えるから普通に捌けているんだけど……

 

(奴は一体何を狙って……っ⁉︎)

 

 その軌道を確認した瞬間……俺は全速力でそこから移動した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side ガンマ

 

 

 

 

 

 

 

 

 一体何が起こったのか……私には分かりませんでした。アルジ様と今回の首謀者……とても禍々しい気配を放つ存在が戦っているのを、建物の屋上から見ていたのです。これは戦いの被害がこれ以上広がってはならないという判断で私がこの辺り一帯に結界じみた物を張っているのと、アルジ様の戦闘を直接見ておきたいと考えての事でした。

 

(やはりアルジ様はすごいお方ですわ……)

 

 そう思った時、アルジ様と戦っていた首謀者がこちらに顔を向けて……

 

(っ⁉︎ な、何ですかこの悪寒はっ⁉︎)

 

 これには……覚えがあります。私が『悪魔憑き』を発症し、そして肉塊となりかけた……正にあの時と同じ感覚の……

 

 そう考えていたと同時に……目の前に先程までなかった何かが私の頭めがけて飛んで来ました。それは紛れも無く悪意ある攻撃で、あの距離からアルジ様と戦っている者が飛ばして来たのだろうと認識はしましたが……

 

(これは……詰みですね)

 

 認識したと同時に避ける事も防御する事も出来無い事は……私も理解出来ました。そしてアルジ様の顔を見れば……

 

(あぁ……アルジ様が私を心配していらっしゃる……)

 

 思えば私は……ダメなエルフです。『七陰』の中では3番目に入ったというのに後から入った子達に実力で抜かされて『最弱』と言われてしまい、シャドウ様からも私が戦闘技術の類がからっきしダメだという事を遠回しに言われた気がしました。

 

(でもアルジ様だけは……そんな私の事を見捨てませんでした)

 

 どれだけ私が転んでも手を差し伸べ続けてくれた。だからこそ今の私がいます。その手はいつも温かくて……アルジ様からすればそんな事は絶対に無いでしょうが、例えそれがただ使える駒を育てる為に差し伸ばされたものだったとしても……私には救いでしかありませんでした。

 

(でも私はここまでの様です。アルジ様……私は貴方にとって……良い駒でありましたか? 良い駒であったのなら……ガンマはとても嬉しく思います)

 

 心配するアルジ様に私は……ニッコリと笑みを浮かべて、最後のお別れのつもりで、ありがとうございましたという想いを胸に……その攻撃に貫かれる……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(あれ……意識が……ある?)

 

 私が瞑っていた目を開けると……私の顔めがけて来た攻撃は既になく、代わりに私の身体を何か温かいものが包んでいました。そして私の頬に何か温かい液体が落ちて来て……っ⁉︎

 

「よぉ……無事かガンマ?」

 

「あ……アルジ様……?」

 

 そこには先程までかけていた筈の眼鏡がなく、左頬に切傷が出来たアルジ様が……私の身体を抱き締めていたのです……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は波旬がガンマ目掛けて放った攻撃に対し、すかさずガンマの下まで行って攻撃を弾いた。ただ弾いたのが少し浅かったのか眼鏡が吹き飛んで左頬に少し浅い切傷が出来てしまったが……

 

(でもガンマが無事なら傷の1つ……いや、数十数百は別に大した事ないな)

 

「あ、アルジ様……そ、その傷は……」

 

 そこにガンマが不安で泣き出しそうな顔をしながら聞いてきた。まぁ自分のせいで相手に傷を負わせてしまった時なんて……凄くショックに思うだろうさ。逆に俺も自分のせいでそうなったとあれば意気消沈してしまうし……

 

「これか? 別に大したことはないさ。ガンマにどこにも怪我が無かったのなら俺は別に「大したことあります‼︎」ガンマ?」

 

「私は……小さい頃からずっとアルジ様……貴方に手を引かれて来ました。日常生活から戦闘のノウハウに至るまで……誰もが諦めた私を貴方だけは離さなかった。ずっと手を繋いでくれたんです‼︎ それでここまで大きくなって、それで漸く貴方様のお役に立てると思って……

 

それなのにまた私のせいで貴方が傷付いて! 負担をかけてしまって……それなのに貴方は大した事が無いと言って‼︎ 私は……嫌なんです……私のせいで貴方に負担をかけて今の様に傷付いてしまう事が……私には……」

 

 俺はただ、いつもの様に何気ない一言で安心させようとしただけなんだが……でも彼女、ガンマからすれば違って泣かせてしまった様だ。だけどなガンマ……

 

「俺も……嫌なんだよ。『七陰』や『シャドウガーデン』の皆、姉さんや俺にとっての大切な人が傷付いてしまうのを見るのが……自分が動くのを躊躇って誰かが傷付いてしまうのが」

 

「アルジ様……?」

 

「だからさガンマ……心配するなっていう事は無理な話だって分かってる。でも……守らせて欲しいんだ。『シャドウガーデン』や『七陰』の皆……そして君の事も」

 

 そう言うとガンマは……俺の顔を見る為に見上げる様にしていた顔を俯かせて、それで俺の胸を手をグーにしてポカポカと弱く叩いて来る。

 

「アルジ様……うぅ……ズルイです……そんな優しい笑みでそんな事を言われたら……私はこれ以上何も言えなくなってしまうではないですか」

 

「ごめんなガンマ? でもこれが……俺の信念だから」

 

「……です」

 

「えっ?」

 

「そんな頑固なところも、全てを包み込む様な優しいところも、そして……この温かさを持つアルジ様……貴方の事が好きです。お慕いしております……」

 

「えっ……それって……」

 

「いつまでそうするつもりだ釈迦ァァァッッッ‼︎」

 

 ガンマの心意を聞くよりも前に、また波旬から攻撃が来た。それもまたガンマの顔めがけて……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

良い加減にしやがれよ異物風情が——っ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ガンマの顔に迫る攻撃を俺は左手で掴んで止めた。

 

「んなっ⁉︎ 我の攻撃を素手でt「なぁ……」っ⁉︎ (こ、この感覚は……っ⁉︎)」

 

テメェの相手は俺の筈だろうが? 関係ない奴巻き込んでんじゃあねぇぞゴラ? 後でキッチリ相手してやるから黙って待ってろ

 

 俺が睨みながらそう言い放つと、波旬はまるで石化したかの様に動きを止めた。それも顔から脂汗を垂らしまくって……

 

「ごめんなガンマ……横槍が入った。それでガンマにはこれを持ってて欲しい」

 

 そう言って俺は髪を結っていた黒い筒状の物を外してガンマに渡す。

 

「こ、これは……」

 

「それがあれば、さっきの様にアイツの攻撃が飛んで来ても守ってくれるんだ。だからそれは離さずに持っておく事。それとさっきの話だけど……これが終わってからまた聞かせて欲しい。良いかな?」

 

「っ⁉︎ はいっ! 貴方の勝利と無事の帰還を……ガンマは心よりお待ちしておりますっ‼︎」

 

「うん、帰って来るよ」

 

 そう言って俺は元の場所に戻る……今をもって、君誰だっけの状態から、一気にいけ好かない奴にかなりランクダウンした波旬の所に……

 

「オイテメェ……俺の大切にしている人を傷つけようとした落とし前、もとい……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺に復讐される覚悟は持ってるんだろうなぁ? なぁっ⁉︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひ、ひぃっ⁉︎」

 

 第六天魔王波旬は……完全に萎縮してしまったのである……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 波旬

 

 

 

 

 

 

 

(なんだコイツなんだコイツなんだコイツなんだコイツなんだコイツゥゥゥゥゥゥッッッッッ⁉︎)

 

 わ、我は悪魔でも見ているのか? い、いや我自身が悪魔の様な存在だっ‼︎ その筈なのに……

 

(わ、我が一歩も動けん……そ、それになんだ……お、鬼が……っ⁉︎)

 

 波旬も鬼と言われれば鬼に近い部類である筈なのに、その波旬ですらも鬼と言わしめるものが顕現していた。正確に言えばアルジから漏れ出ている魔力が波旬に鬼を見せていたのである。それも前の世界とは全く違う姿形をした鬼を……血に染まっていると言って良い程の全身紅色をして、こちらを凍させる程のアイスブルーの瞳で睨みつけて来る鬼の姿を……

 

「まぁとりあえずだ……」

 

 そこでアルジから言われるのだ。あの世界と同じ意味合いではあるが、アルジからすればそれすらも生ぬるいと言わしめん程の死刑宣告を……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(あぁ……この感情は姉さんが攫われて以来だったな……)

 

 頭の中ではそう呑気に考えている(アイツは絶対に殺す。地の果てだろうが輪廻の輪に逃げ込もうが俺の事を邪魔する神の元に帰り着こうが……生きている事が苦痛だと感じさせた上で殺し切って、輪廻の輪から外して2度と生きる事を望めないように……存在そのものを殺し切ってやる——っ‼︎)……訳がなく、頭の中も心の中も真っ赤な、血の様に真っ赤な激情になられていた。

 

「まぁとりあえずだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テメェは俺が()ッ殺すっ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう叫びながら錫杖の石突を地面に叩きつける様にぶっ刺す。そして錫杖の杖頭の部分、本来輪と呼ばれる部位がマニ車の様になっている。マニ車には何か文字が記されているが、何語にあたるのか検討がつかない。そしてそのマニ車は回りだし……

 

廻れ! 六道‼︎

 

 アルジがそう唱えると、マニ車に記された文字がそこから抜け出し、まるで巻物の様にアルジの周りを巡り始め、やがてそれが止まると……アルジの手には先程とは姿形も異なる異形な大鎌が握られていた。

 

 

 

 

 

 

六道棍 五之道・餓鬼道聖観音(がきどうせいかんのん)荒神の戦鎌(サラーカァヤス)

 

 

 

 

 

 

 俺の手には、先端に竜の頭からまるで胴体の様に生える禍々しい刃が形成された大鎌が握られている。

 

(あぁ……あの人も大切な人がいなくなったと思った時今の俺と同じ事を想ったんだろうな……)

 

 あの世界での釈迦さんも、波旬に大切だと思っていた存在を食われて、自らが捨てた筈の毒をその身に宿して……

 

「そ、そんな刃こぼれを簡単にする様な物で我を傷付ける事など出来るものk「ルセェ……」ガァァァァァッッッッ⁉︎」

 

 俺は五月蝿い俗物(波旬)の言葉を途中で遮る様に俗物の左腕を根本から刈り取る。

 

「マジで最初から誰と勘違いしてんだよ? まぁ勘違いしたところで最早俺からすればどうでも良い……貴様に復讐すればそれで

 

「ひっ⁉︎」

 

「んで? あるだろ奥の手? 待ってやるからさっさと作れよ」

 

 そう言うと俗物はガタガタと身体を震わせながらも必死こいて武器を作り出していた。身体から切断された左腕を震える右手で拾う。拾った左腕を右手で固定しながら足で伸ばしていく。それで出来たのが……まるで腕がそのまま鋭い剣の形状みたくなった大剣だった。

 

「こ、これをだ、出させたという事は……も、最早貴様に勝ち目などない……っ! こ、これで潰えるが良いっ‼︎」

 

(いやどの口が言ってんだどの口が……)

 

 言葉は確かに何者をも屠るといった宣言に等しいが……

 

「わ、矮小な存在よっ! この一振りで滅べぇーっ‼︎」

 

 (あらたか)

 

 渾身の一振りを俗物が俺に振るってくる。確かにこの一撃は……いくら目の前の俗物が恐怖で震えていても神を両断して消滅させる……それ程の威力を持っている事は確かだ。だが……

 

(正直もうアイツの次の動きこの後の事も()()()()()んだよなぁ〜……余裕で避けれる程に)

 

 それは奴が完全に恐怖した事の現れだ。まぁそんな事はどうでも良いんだが……

 

(俗物を絶望させるのなら……避けずに受け止めるのが1番だよな)

 

 俺はそう思いながら俗物の渾身の一振りを大鎌で受け止めた。

 

「っ⁉︎ は、はぁっ⁉︎ な、何故だっ⁉︎ 何故叩き折れぬっ⁉︎」

 

「はぁ〜……それ全力? もう一度チャンスやるからさ……今度こそ本気で撃て?

 

「っ⁉︎ そ、その傲慢な態度っ……後悔するが良いっ‼︎ (あらたか)ァァァッッッ

 

 さっきとは違う威力の一振りが俺に振られる。これも紛う事なき神を屠る一撃……それも神の意識すら一片も残さない様な一撃を。

 

 まぁそれも……

 

 

 

 

 

 

 

 

ガギンッ‼︎

 

 

 

 

「っ⁉︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 アルジに俗物と言われる波旬の放った攻撃は……これまた軽々とアルジに受け止められたのだ。

 

「……うん、もう君良いよ」

 

 アルジは波旬の攻撃を受け止めた大鎌を大きく振りかぶり……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

業滅輪廻(ごうめつりんね)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その横凪の一振りは……呆気なく波旬の首を一狩りした。こうして完全に波旬の意識は刈り取らr「これで終わらせる訳が無いだろう?」……えっ?

 

 これで完全に収束したであろうと誰が見ても思っていた事だったのだが、何を考えたのかアルジは波旬に魔力を流し、傷が一切ない状態にしたのだ。

 

「なっ……はっ? こ、これは……」

 

「俺が治した……何故か分かるか?」

 

 アルジはそこで言葉を切り、生き返らせた波旬の左腕を……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ガァァァァァッッッッ⁉︎」

 

 苦悶の表情に満ちた波旬の表情を見るアルジの顔は……獰猛な笑みを浮かべていた。その笑みを浮かべながら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さっきも言っただろ? テメェは()ッ殺す……と」

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ……よ、寄るな……来るな……来るなァァァァッッッッッッ……」

 

 

 

 

 

 

 波旬は断末魔をあげる……何回も何回も……アルジに死ぬ度に蘇生させられて……

 

 そして波旬は生きる事に絶望しきり……アルジによって絶命させられた。また波旬はアルジの宣言通り魂すらも葬られ……例え神が手を出したとしても2度と復活出来ない程に、魂の残り滓一片も滅ぼし尽くして……

 

 

 

 

 

 

 一方その光景を後方でずっと見ていたガンマさんは……

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ……あぁあぁあぁあぁあぁ……苛烈な貴方のそのお顔……とても……とても良いです♡ ますます貴方に惚れてしまいました……アルジ様♡」

 

 と、惚れ惚れとした表情でアルジさんを見ていました。

 

 

 

 

 

 

 

 




学園襲撃編……これにて終幕です。結構長くかかりましたが、第2章の最後よりかはコンパクトに終わらせる事は出来たと思います。

さて、今回の解説に入ります。



◼️釈迦

『終末のワルキューレ』より
本名:ゴータマ・シッダールタ

元々人の子として王族に生まれ、神からも世界の王として約束された存在。だが仲の良い親類の兄が亡くなってしまった事により『悟り』を開き、身分や妻子を捨てて旅に出た。そして自分のやりたい様にやる事を心情に旅をして、その後神様となる。

能力

正覚阿頼耶識(しょうがくあらやしき)
『悟り』を開いた事により獲得した能力で、一寸秒先の相手の行動が分かる。その為に相手が攻撃したとしても先に行動して避ける事が可能。しかし弱点があり、魂や感情が無いものは見えない。ただしアルジが変身した釈迦はそれよりも数倍先の未来を視る事が出来る。魂や感情がない所の設定は一緒だが、鍛え抜かれた動体視力によって次の相手の行動が予測できる為に、感情を持たなかった波旬の攻撃さえも先読みして見切る事が出来る。

武器
・神器『六道棍(りくどうこん)

錫杖の様な形で杖頭の輪の部分がマニ車の様な形状になっている。そのマニ車が回り出す事で様々な形状の武器になるが、どんな武器になるかは釈迦のその時抱いている感情によって変わる為、自由に武器を選ぶ事が出来ない。武器の種類は全部で6種類あり、それぞれ『六界』を守護する観音の名前が付く。今回は伍之道のみの登場である。

餓鬼道聖観音(がきどうせいかんのん)荒神の戦鎌(サラーカァヤス)

釈迦の持つ錫杖のマニ車部分が竜の頭と竜の頭の後ろから禍々しい刃が形成された大鎌である。


業滅輪廻(ごうめつりんね)
荒神の戦鎌の状態から放たれる必殺の一撃。しかしアルジの場合はその技でなくても必殺の一撃となる。




◼️第六天魔王波旬(だいろくてんおうはじゅん)

『終末のワルキューレ』より
異界のに伝わる狂戦士とされており、作中では冥界を統べるハデスよりもずっと前の存在である。自らが肉体を維持出来ず滅んだ時、何者かの手によって滅んだ肉体の一部を回収、培養される。その者がとある福の神に寄生する形で過ごし、その神と釈迦がとある理由で争った時、隙をついて福の神を乗っ取り第六天魔王波旬として降臨した。その作品内では釈迦を後一歩のところまで追い詰めるも、釈迦が新たな神器を持つ事によって形成逆転してしまい、その世界から立ち去る事になった。

だがアルジを邪魔する神によって魂が回収されてしまい、今回アーティファクトである『強欲の瞳』に真の力を隠して入り込み、偽ルスランとして生まれ変わり『ディアボロス教団』として入り込む事で今作に登場した。

今回の目的は邪魔する神によってルスランに対しての憎悪を植え込まれた事により、真のルスランを殺害してラウンズに加わる事と、そしていずれは元の世界に還り釈迦を殺害する事であった。だがアルジが釈迦に変身した事により勘違いした。


(あらたか)
波旬が自分の身体の一部を鋭い剣の形に変え、渾身の一撃を振るう。その一撃は神さえも滅ぼすもの。





今回はここらで終わります。次回は後日談を書きますが、予定としては主にアルジとガンマのその後の話になるかと思います。

それでは次回またお会い致しましょう。

第17話であったアルジさんとアルファさんの絡みを書いて欲しい方

  • R-18で書いて欲しい。
  • R-17.9までで書いて欲しい。
  • 本編をとにかく進めて欲しい。
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