陰の復讐者となりて   作:橆諳髃

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先程1話を投稿後にまた投稿します!

本来ならこの話は1話と一緒に投稿する予定だったのですが、少々長過ぎたので分けました。

という事で、2話を早速ご案内致します‼︎ どうぞ!


2話 復讐者、シャドウガーデンの結成に立ち会う

 

 

 

 

 姉さんの魔力暴走を治してから数日後の事、今日も稽古が終わって夕食も済み、日課も済んで後は寝るだけとなった。だが最近になって悩みのタネがある。それは……

 

(兄さんが夜な夜などこかへ行っている……一体何しに行っているんだ?)

 

 最初は俺から教わった魔力の扱い方を訓練しているものだと感じていた。ただある日の朝に兄さんの横を通り過ぎると……

 

(あれは間違いなく……血の匂いだ。幾度も転生して戦いに巻き込まれ、そして嗅ぎ慣れてしまった匂い。それも人間の血の匂いだ)

 

 まさか俺から教わった魔力操作で罪の無い人を襲っているのか? いや、兄さんに限ってそんな事はない筈だが……

 

(考えても出てこないな。なら俺が直接行って確かめるまでだ)

 

 自身に周りからの認識を阻害する呪文をかけて、兄さんの後を追った。

 

 辿り着いて俺が見た光景……それは、

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒャッッッハーーーッ‼︎

 

 

 

 

 

 

 まるで性格が別人の様に変わった兄さんが黒い外套を羽織って盗賊らしき奴らを蹂躙している様だった。

 

(向こうに壊れた馬車と殺された商人達。商人達を殺したであろう複数の盗賊……なるほど、夜な夜な兄さんが出歩いていたのはこういう事か)

 

 盗賊は複数人がかりで兄さんと対峙するが、それも無意味に終わる。

 

 ここで話は変わるが、この世界にも魔物はいる。そしてスライムと呼ばれる魔物は……皆とあるゲームに出てくるものをイメージすると思う。基本的にスライムはランク付けするなら初心者向けの魔物だ。それはどのゲームや世界においても同じ認識を持つ人が多いだろう。

 

 だがこの世界のスライムは……物凄く有能だ。なんと魔力阻害をほぼしないと言って良い生物で、魔力の伝導率もほぼ100%近くある。まさに魔力を流し込めば形も強度も自由自在という訳だ。まぁこの事は偶々知った事で、俺がいつもやっている様な感じに近いなとその時は思った。

 

 そして兄さんはそのスライムを利用して盗賊達を蹂躙する。兄さんの手から伸びる、まるで軟体生物の様なそれは形を瞬時に変えて盗賊達を斬り刻む。

 

 もう1人背後から兄さんに仕掛けた奴もいたが、そいつも呆気なくやられていた。兄さんを斬りつけていたものの、それも兄さんの外套として纏われているスライムが完全に防ぎ、逆に盗賊の方が縦に身体を斬り裂かれていた。確かに他の盗賊よりも強い気配はしたが、10秒持たなかったな。

 

(さて、隠れて見るのもそろそろ止めようか。認識阻害解除っと)

 

 

 

 

side シド

 

 

 

 僕が今日も日課として盗賊狩りをしていると、突然アルジが数歩手前に現れた。

 

「えっ⁉︎ アルジっ⁉︎ なんでここに⁉︎ というかいつから⁉︎」

 

「兄さんと盗賊達が対面していた辺りからだよ。夜な夜な抜け出していたから何してるのかと思ってさ」

 

「あぁ〜……そういう事ね〜」

 

「それに次の朝横を通り過ぎたら血の匂いが微かにしたからさ……それでもし兄さんが秘密裏に悪事を働いている様だったら、俺が責任を持って鉄拳制裁する必要があるとも」

 

「鉄拳制裁っ⁉︎ いやぁ〜……それは勘弁してほしいなぁ〜」

 

「まぁでも相手が盗賊だっていうなら話は別だよ。そいつらだって……自分が死ぬ覚悟を持って生業としていた筈だしさ」

 

「おっ! なんか主人公が言いそうな台詞っぽい‼︎」

 

「そう言うつもりで言ったわけじゃあないんだけどな……それより目的は盗賊を倒しに来ただけ?」

 

「いや違う! 僕にはこの世界でやり遂げなければ使命がある‼︎ だから毎夜毎夜抜け出していたんだ‼︎」

 

「で? その使命って何?」

 

「それはまた帰ってから話すよ! それよりも戦利品戦利品‼︎」

 

 そして僕は商人達が運んでいた荷物を漁る。さぁ〜て! 何か良い物はないかなぁ〜‼︎

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 兄さんが目の前で商人達が扱っていたであろう荷物を漁っていた。本当はいけない事なんだろうが、それを扱う商人達は皆死んでしまっている。皆もっと生きたかっただろうに……せめて埋葬はしっかりしないとな。

 

 そして死んでしまった商人達の分地面に穴を掘って埋葬した。その埋葬した一つづつに線香を立てて火をつけ、目を瞑り合掌する。一応兄さんが倒した盗賊達も掘っていた一つの穴に纏めて埋葬した。今度は悪事を働く事がない平和な世界に行けたら良いな。まっそう思うだけだが……

 

「へぇ……その埋葬の仕方変わってるね〜。それに盗賊の墓まで作るなんて」

 

「盗賊達の奴は余裕があったからやっただけだよ」

 

「まぁそれは良いとして……それってお線香でしょ?」

 

「(っ⁉︎ 線香を知っている⁉︎ この世界ではないという事は知っているし、この地域でも線香をあげる文化はない……という事は)……ひょっとして兄さんは、前世の記憶でも持っているのか?」

 

「おっ‼︎ その言葉が出るという事はアルジも転生者⁉︎ いやこれって奇遇だね! 親近感が湧くなぁ〜‼︎」

 

 恐る恐る言ったにも関わらず当の本人は素直に認めた。それに仲間を見つけた様な目をして……

 

「……はぁ。こっちは緊張感を持って言ったというのに、兄さんときたら」

 

「あぁ〜……まぁ普通はそういうもんか。でも僕はアルジが、ひょっとしたら転生者じゃないかな〜って薄々考えていたんだ。いつかさりげなく聞こうと思ってたんだけど、まさかアルジの方から聞きにくるなんてね」

 

「まぁこっちがあからさまにヒントをあげた様なもんだし……。それで? もう用事は済んだの?」

 

「うん! みてこれ‼︎ こんなにも戦利品が手に入ったよ。商隊の皆には悪いけど、これは僕が有効活用しなくちゃね‼︎」

 

「本来は然るべき所に届けるべきなんだろうけど……多分今までもそうしてきたんでしょ? 今更俺が言ってもやめなさそうだし」

 

「こればかりはアルジに言われても譲れないなぁ〜。僕にはさっきも言った様に実現させたい夢があるからね‼︎」

 

「はいはい。それは後で聞くとして……もう夜も遅いし早く家に……っ⁉︎ (この感覚……近くに悪魔憑きがいる。場所は……そこか!)」

 

「あれ? 家に帰るんじゃないの?」

 

 兄さんがそう言ってくるが、俺はそれを無視して商隊が積んでいた荷の一つに近付く。その荷を開けてみると……

 

(これは……なんと酷い)

 

 檻に入れられた奴隷……だったらまだマシだったんだろうが、その中にいたのは腐敗しようとしている肉塊……動いているからまだ生きているのは分かるが……

 

(この世界は……俺が思っている以上に闇が深いな)

 

 魔力暴走が今まで見てきた人達よりも進んでいる。最低でも数ヶ月したらこの肉塊になっている存在は死んでしまう。

 

 だが……

 

(この存在は今も苦しみながら生きている。今も孤独ながらも苦しみに抗っている! ならそれを……こんなちっぽけな俺という存在1人でも味方にならないでどうする‼︎)

 

 確かにここまで症状が進んでしまったのは初めて見た。文献でもここまできたら殺すしかないと……苦しませるよりも殺して楽にした方が良いとまで書いてある。

 

(それはあくまでもそれを書いた奴らがそう感じてるだけだ。だから……)

 

 

 

 

 

 

 

絶対に助けてやるからな‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ〜、まさか商隊がこういうのも運んでいるなんて〜……。悪魔憑きだよねそれ? それでアルジはどうするの? もし良かったら魔力の実験とかもしたいから僕に譲ってくれるとありがt「あっ?」っ⁉︎ えっ……あれ? 僕何か悪い事言った?」

 

 あぁ、兄さんはいつもの様に言っただけだよ。これもいつもの光景だったら別に何とも思っていなかったか少し呆れていたかなんだが……

 

「なぁ兄さん……兄さんは命に対して尊厳というのは無いのか?」

 

「そ、尊厳……?」

 

「別に盗賊だったら俺は何も言いやしない。アイツらも自分の命がいつか尽きる覚悟だろうからな。

 

だが……今ここで苦しんでいる存在は違うだろ? 好きでこうなった訳じゃあないだろ? それなのにどうして兄さんは物みたいに扱う事ができる? おかしく思わないのか? それとも自分の叶えたい理想とやらの前では全部等しく塵芥か何かなのか? なぁ……どうなんだよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side シド

 

 

 

 

 

 

 

(やばい……これ本気で怒ってるよね)

 

 しかも殺気を飛ばしてきている。今まで感じた事がないぐらいのプレッシャー……前世で元軍人とやり合った事があるけど、あれが子供に見えてくるぐらいアルジから放たれるプレッシャーが半端ない。

 

「そ、その……言葉を間違えました。ごめんなさい……」

 

 こんなの真面目に謝るしかない。アルジはいつも僕の事を兄と言って慕ってくれる所もあるけど……

 

(これじゃあアルジが兄さんにしか見えないよな〜……)

 

 さっきも自分の事を転生者って言ってたし、死んでしまった年齢も僕と同じくらいだと思うんだけど……

 

(逆にアルジが死んでしまった世界で本人がどう過ごしていたのか気になるよね〜……)

 

 僕も普通の人とは全く違う生き方をしていたと自負するけど、この言葉が出てくる限りアルジも相当他の人とは違う生き方をしてきたと思う。

 

「言葉を間違えた……か。ならどう言うつもりで言ったんだ? 謝ったら済む様な年齢でこっちに来た訳じゃあないだろ?」

 

(あぁ、これ的確に応えないといけないパターン……か)

 

「別に兄さんが嫌いだからとかで言ってる訳じゃあない。例えその言葉を言ったのが姉さん、父さんや母さんであれ俺はこの問いを投げかけている。命に対しての尊厳はないのかと。

 

兄さんが前世でどう生きていたかなんて分からないし知らない。その事を今日聞いたばかりだからな。だからその理想とやらに対しても悪どい事でない限りとやかく言うつもりもないさ。

 

だがその事と今回兄さんが言った事は違う事で全く無関係だろ? 確かに力がないとこの世界を生きていけないのは俺だって理解している。そう思ったから兄さんはこの肉塊に対してさっきの言葉を口にして、今の自分よりも成長したいと感じた筈だ。

 

だからと言ってだ……目の前の存在をそんな風に言うのは人としておかしいと俺は感じた。だから俺は今兄さんに本気で怒ってる。兄さんにこれから生きていく中で、そんな間違いな事を感じ続けながら生きて欲しくないから」

 

(この目……本気で言ってる目だ)

 

 僕は目の前で誰が何して、結果的にどうなろうとその人の責任だから何とも思わないし言わない。

 

 でもアルジは……本気で僕の事を考えて言ってくれている。前世の僕だったら有難迷惑だと感じて適当に流しているんだけど……

 

(なんかこの目から背けちゃダメな気がする……)

 

「僕は……うん、正直に言って尊厳なんて考えた事なかった。ただ自分が思い描く夢、目標の為に生きてきたみたいなもんだし……なんならどこの誰が死んだとしても、あぁ死んだんだって……そう思うくらいだと思う」

 

 なんか思ったよりも言葉がスラスラ出てくるな……何でだろう? でも今はアルジに自分の考えを言う事に集中した方が良いよね。

 

「だから僕はその蠢いている肉塊に対して、さっきの言葉が出たんだ。このまま朽ち果てるのを待つよりかは僕が有効活用しようって……それだけしか思わなかった。

 

でも……アルジが何を言いたいのかは、なんとなくだけど分かったよ。その方が今の自分よりももっと良い自分になれるって……そう言ってくれている様な気がする。今はまだ尊厳がどうとかって自分の中ではないけれど……でもいつかアルジが満足する様な応えを出すって約束する」

 

 僕はアルジの目をまっすぐ見つめて言い切った。これが正しいかなんて分からないけど、今自分が考えれる限りを応えたと思う。

 

「……そうか。分かった。今度そんな事言ったら、例え兄さんでも鉄拳制裁するからそのつもりで」

 

「あっ……うん」

 

 どうやらアルジの中では及第点の内容だったと思う。

 

(多分アルジがいない所で言ってもその対象になりそうだから、これからは出来るだけ言葉を選ばないとね)

 

 でもそういう発言の一つで陰の実力者としての評判みたいなのも下がるって事だよね。評判云々は今はいいとして、そういうところも磨いた方がいいかな。

 

 僕は今日、アルジのおかげでまた一つ学んだ気がした。

 

(でもそう考えるとやっぱりアルジの方が兄さんっぽいよね〜)

 

 とりあえず自分の中ではそう考えをまとめた。

 

 それでアルジはこの腐りかけの肉塊を人目のつかない所に移動させて治療すると言うし、僕も魔力の練習……もとい治療の手伝いをしたいと申し出た。

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 腐りかけの肉塊になってしまった存在を治療しておよそ1ヶ月経つ。あの後直ぐに廃村にある建物の一つを拝借して肉塊になってしまった存在を治療する事になった。

 

 その日はもう遅かったから、慰め程度で魔力の流れを正常にする治療を施し屋敷に帰り着く。あぁ、勿論俺と兄さんの身体は清潔にする事を忘れない。特に兄さんから漂う血の匂いは徹底的に……

 

 それで次の日に改めて兄さんの野望とやらを聞いたんだが……

 

(陰の実力者になりたいって……えっ? 本当にそれだけか?)

 

 その為に毎夜毎夜盗賊を狩っては資金集めをするって……いや、本当に意味が分からないな。そもそも陰の実力者になりたいならお金はいらないと思うが……えっ? それ相応の内装やら設定が必要? ……はぁ〜。

 

 とにかくその答えを聞いた俺の感想は……兄さんは違うベクトルに行き着いてしまった阿呆なんだなと……まぁ、

 

(悪の組織を作り上げて世界征服とかよりもよっぽどマシなもので良かったよ)

 

 でも俺も他人から見たら似たり寄ったりの阿呆なんだろうな……全てとはいかなくても、目の前で苦しんでいる人を出来る限り助けていきたいっていう漠然とした考えも。

 

(だがそれが俺が今まで思い描いてきた願いだ。だからこれからも変わる事はない。偽善と言われても、俺はそれをひたすら突き進んで行く)

 

 とりあえず兄さんの野望とやらは分かった。出来る限りの範囲で手伝う事は約束したし……

 

(でも問題は姉さんなんだよな……)

 

 昨日帰ったら俺の部屋の中で姉さんが俯いて立っていた。どうやら昨日も添い寝する気満々だった様で……でもいつもと様子がおかしい。

 

「ねぇアルジ……こんな夜中にどこに行ってたの? とても心配したのよ?」

 

 字面だけ見たら俺の事を心配している様に見えるが……

 

(その言葉と表情が全然合致してない⁉︎ というか目のハイライトが消えてる⁉︎)

 

 その時は何とか言い繕って誤魔化せはしたが、おかげでその日は姉さんの抱き枕と化した……

 

(あぁ〜……全くもって恥ずかしかった……)

 

 眠れた事には眠れたが……問題は姉さんの寝相だ。何で俺の頭を抱き締めて寝るんだ⁉︎ しかも自分の身体に引き寄せようとしてか結構力が強かった気がするし、おまけに自然な感じで頭を撫でられていた気がするんだが……

 

(これでは兄さんの手伝いが出来ないな……まぁ正直兄さんだけで全然大丈夫な気がするが)

 

 とにかく姉さんに対しての対策をしなくては……

 

 そう言う事で俺は部屋に幾らかの仕掛けを施し、出かける時は俺の分身を配置する事にした。分身が経験した事は俺にもリアルタイムの経験として伝わる様にしているし、何か危なくなったら俺が直ぐ戻る事も可能だ。

 

(これだけしても姉さんは勘が良いからな……どれだけ誤魔化せるか)

 

 誤魔化せそうにないのならその時は違う方法を考えよう。

 

 その事を考えながら肉塊になってしまった存在の治療も同時並行でこなしていく。基本的に兄さんが治療を行なっているが……

 

(まぁ魔力の実験を治療と称してやってるんだよなぁ〜……まぁ前世では魔力とかの特別な能力が皆無で平和な世界だったからその気持ちが分からない訳ではないけど……)

 

 でも治療という面では荒い。だから俺は肉塊に両手を当てて、魔力の暴走を抑えつつ流れを正常に戻す事に努める。落雷に打たれる前に見た魔力暴走が起きている少女と姉さんの症状よりもさらに先を進んでいる。だから俺も手探りの状態だが……

 

(必ず……君を助ける‼︎)

 

 アルジはその想いを魔力に乗せて治療をしていった。その想いが届いたのか、肉塊を治療して1月と少し……シドが魔力で治療をしている傍らでアルジもいつもの様に肉塊に両手を当てて魔力を流していた。

 

 すると肉塊が大きく波立つ様に動き出し、光を発しながら姿を変えていった。そこにいた者は……

 

「へぇ〜……肉塊が元に戻ったらまさかエルフとはねぇ〜」

 

 先程まで肉塊だった存在は……美しいエルフへと姿を変えていた。歳は俺達と変わらないくらいで、髪は金髪で腰くらいの長さまである。耳は物語に出てくる様に尖り、肌は白く綺麗だった。

 

 俺ははさっきまで肉塊だったエルフの少女に両手を当てている状態だったのだが、今はへたり込んで座っている体勢の少女の右手を握っていた。

 

「うぅっ……」

 

「あっ、目が覚めるね」

 

(おいおい! そんな呑気に言ってる場合じゃあないだろ⁉︎)

 

「にしてもこの状況どうしようかな? あっ、良い事考えた!」

 

「お、おい兄さん! 何をする気だ⁉︎」

 

「ここが陰の実力者の初舞台ってね!」

 

 そう言って兄さんは丁度良さそうな高さの木箱に格好付けて座る。

 

 一方俺の方はは焦っていた。何故なら……

 

(確かにあの大きな肉塊になってしまったのなら元の体積が小さかった事は分かるが……何で服が身に纏われていないんだ⁉︎)

 

 そう……これである。いつの間にかなくなってしまった羞恥を抑えるリミッター。女神様達に言われて仕事をしていた時は羞恥を全く感じる事なく淡々と対処していた。

 

 だがそのリミッターが無くなり今は目の前に着衣を一つも身に付けていない少女が目に入ってしまった。前の世界線までは問題なかったが……今は冷静な判断が付けないでいる。例えるならLv.100の状態だったのが呪いをかけられてLv.1になり、パラメーターも初期状態となっているイメージだ。

 

 そうこうしているうちに少女の瞳が開かれる。その瞳に映っていたのは……未だにこの状況で彼女の右手を握っている俺だろう。それも下着の類すら身に付けていない少女の……

 

 だから俺が自然と取る手段は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side???

 

 

 

 

 

 

 

「え、えぇっと……これは……ごめん」

 

「えっ……?」

 

 目の前に映る少年から聞こえた言葉は……何故か謝罪だった。その為エルフの少女も疑問に感じる。何故自分は謝られているのか……

 

「そ、その……大丈夫だろうか」

 

「っ⁉︎ わ、私の身体が……元に戻っている……。あなたが、治してくれたの?」

 

「俺が全部やった訳じゃあないけど……後ろに座っている兄さんが殆どやった様なもんかな。俺はただ君が苦しみから解放される様に兄さんを手伝っただけで」

 

「後ろに座る彼が?」

 

 そこで漸く少女の視線がもう1人の方に向いた。そのタイミングでその人も話し始める。威厳のあると錯覚させられそうな低い声を出して……

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

「君を蝕んでいた“呪い”は解けた。最早君は自由の身だ」

 

(……なるほど。もう治療も必要ないからこの子は自由にどこにでも好きな場所に行っても良いと言っているんだろう)

 

 まぁさっきまで嬉々として魔力操作していた事だし、兄さんからしたらあまり少女をここに止まらせてもメリットはないと思ったからそう言ったんだと思う。

 

 俺としては……この子は一文無しだと思うし、最悪彼女が故郷に帰れるくらいまでのサポートはするべきだと感じる。だから俺は途中までこの子と寄り添うべきだと考えているが……

 

「……その“呪い"って?」

 

(あっ、そこに興味持ったか。さて兄さんはどう切り返す?)

 

 そう思いながら兄さんの方を見る。兄さんは中二病だ。それも頭のネジが3つ4つどころじゃない程抜けた……。多分少女を納得させるだろう設定を語るだろうが……即興でどう話すかな。

 

「あぁ、“呪い”というのは……君達『英雄の子孫』にかけられたものの事さ」

 

(っ⁉︎ これは……)

 

「驚くのも無理はない。だが君も知ってるだろ? ……教典に記された三人の英雄が『魔神ディアボロス』を倒し、世界を救ったお伽噺(おとぎばなし)を。あれは紛う事なき真実だ」

 

(おいおい……兄さんそれ本当に兄さんが即興で考えた事なのか?)

 

「魔神は死の間際に呪いをかけた……それが君を腐った肉塊へと変えたものの正体さ。だが何者かによって歴史は捻じ曲げられ、君達『英雄の子孫』は『悪魔憑き』などと呼ばれ蔑まれることになった」

 

(即興にしては……最低限話の辻褄は合う……)

 

「はっ……‼︎」

 

 本来ならそんな話はないと思っていた。兄さんは重度の中二病だし、あの日から俺に対してその姿勢を隠す事は無くなった。そんな兄さんと話していると……何だろうな、本当に阿呆だなとしか思えなくなってくる。

 

(ただ今回の話は……簡単に切り捨てるものではないかもしれない)

 

 そう感じるのは俺の勘だ。だから邪魔をせずに俺も兄さんの話を聞いていく。

 

「その黒幕の正体は……そうだな。黒幕は……まだ教える事は出来ない。君にも危害が及ぶだろう」

 

 そう思った矢先に兄さんがネタ切れを起こした。オイオイオイオイ! そこまで言ってしまったのならもう少し捻り出せ中二病‼︎ 目が右へ左へと忙しなく動いているし……

 

「構わないわ! 一体何者なのっ‼︎」

 

 逆にエルフの少女が兄さんに先を促す様に聞く。さぁ中二病兄さん……どうする?

 

「そ、そうか……ならば教えよう」

 

(ん? 何で俺に目を向けてくる? いや、これは兄さんが話し始めた事だろ? 頑張れ中二病‼︎)

 

 俺から何か意見がないかを期待していた様だが、そんな物はないと俺が視線で答えた為に露骨にガックリとしていた。それで顔から少し脂汗みたいなものを浮かべながら前髪を弄る……そうだ、考えなければそこで終わりだ。

 

 そこから数秒後、兄さんの前髪弄りが止まった。何か言う言葉が見つかった様だ。

 

「……『ディアボロス教団』」

 

(っ⁉︎ その名は……)

 

「『魔神ディアボロス』の復活を目論む組織だ。奴らは決して表舞台には出て来ない」

 

(……これは因果律か何かが作用しているのか? ここ10年生きてからというもの、兄さんはその名前を見た事も聞いた事もない筈だ。なのに何でその名前が出てくる⁉︎)

 

 落雷に打たれる前……とある親子を唆そうとしていた奴らがいた。娘は魔力暴走を引き起こし、父親は何かに縋り付くしかなかった。そしてそいつらは現れた。娘の治療と称してその親子を利用しようと……

 

 それこそがさっき兄さんが言った『ディアボロス教団』だ。俺はそいつらの動向を探ろうとした矢先、女神様サイドのどこぞの神に邪魔をされた。そして今ここにいる。

 

 正直あれから何年先が今なのか分からないが……

 

(アイツらは変わらず悪事を企んでるって事だよな?)

 

 このエルフの少女こそその証拠だ。彼女は商隊の荷物としてどこかに運ばれていた。それは多分悪魔憑きを祓う教会かどこかだろう。教会は悪魔憑きを祓うのも仕事のうちで、だから悪魔憑きの少女を何者かが商隊に運ぶ様に依頼した……成程、何となくピースはハマりそうだ。

 

(そしてその教会の大元は真っ黒と仮定しても良いだろう)

 

 全く……本来人に希望の光を見せなきゃならない筈の側が見えない所で悪事を働くとは……

 

「くっ……‼︎」

 

 そして目の前の少女も苦虫を噛み潰したかの様に険しい表情となる。それはそうもなるだろう……公には病としてきたものが、実は遥か昔からの“呪い”で、しかもその事実を捻じ曲げた組織があるのだから。

 

(それで過去にそうなってしまった人達は、罪も無いのに他人の勝手な理屈や事情で苦しんで、死んでしまった……)

 

 

 

 

 

 

 そんな事……許せる訳が無いだろうが‼︎

 

 

「「っ⁉︎」」

 

(あっ……つい感情に任せて魔力がダダ漏れたか)

 

 そのせいで間近にいた2人が驚く。俺も急いで魔力の流れを正常に戻した。

 

「んっんん……そして我等の使命は、『ディアボロス教団』が成そうとする野望を陰から阻止する……かな」

 

……なんか勝手に俺も頭数に入れられた気がするんだが。

 

(まぁ表からであれ裏からであれ関係ないか……そいつらが無関係な人達を苦しめると言うのなら2度とそうさせないくらいの絶望を与えよう)

 

 でも最後の「かな」ってなんだ……そこは最後まで言い切るところだろ?

 

「我が名は……シャドウ。陰に潜み陰を狩る者だ」

 

(一瞬前世で使ってた奴名乗ろうとしてたな……)

 

 シャドウと名乗る前に、多分前世で名乗っていたものを言おうとしたんだろうが……言い淀んで結局違う言葉が出ていたな。まぁその名前はこの世界に全然合ってないし、言わなくて正解だろ。

 

(で……これは俺も名乗る流れなんだろうな〜)

 

「それで……あなたは?」

 

 やっぱりそうくるよな……

 

(さて、なんと名乗ったものか……)

 

 俺にはネーミングセンスはぶっちゃけ言ってない。なんと名乗ろうと迷ったが……

 

「(仕方ない。普通に言うか)俺はアルジ・カゲノー。歳は一緒だが、後ろにいるシャドウの弟だ」

 

「えっ? それってあなたの本名じゃ……」

 

 目の前にいる少女がまるで心配そうな目でこちらを見てくる。そして兄さんも……なんともまぁ微妙そうな顔をしていた。

 

(いや他にどう言えと……他に名前を名乗るとするとあれしかないか)

 

 俺は仕方なくだが、その名を口にする。

 

「……アスタロト。もしさっき言った俺の本名が嫌だっていうならそう呼んでくれ」

 

「アスタロト……」

 

「それで良い。して『英雄の子』よ。我等と共に歩む覚悟はあるか?」

 

 どうやら兄さんのお眼鏡にかなった様だから、そのまま会話は再開される。

 

「病……いえ、呪いに侵されたあの日……私は全てを失いました。醜く腐り落ちるしかなかった私を、救ってくれたのは貴方達です。貴方達がそれを望むと言うなら、私はこの命を懸けましょう。そして、罪人には死の制裁を」

 

 どうやら彼女はこれからの道を決めた様だ。

 

「アスタロト、彼女に服を。それといつまで彼女の手を握っているつもりだ?」

 

「ん? ……あっ⁉︎」

 

 言われて俺は気付く。彼女を元の姿に戻してからずっと手を握りっぱなしだった事を……兄さんの話があまりにも的を射ているからすっかりそのままだった。

 

 そして俺は彼女の手をパッと離し、兄さんからあの日の夜貰ったスライムの一部を切り離して彼女の身体を覆える程の外套を羽織らせる。

 

「あっ……」

 

 だが何故だろうか……彼女の手を離した時、彼女の顔が悲しそうに見えてしまったのは。

 

(まぁ考えすぎだな)

 

 そもそも手汗も酷かったろうし。一瞬だけ見えたあの表情はきっと気のせいだ。

 

「立ち塞がる者に……容赦は出来ないわ!」

 

「そうそう、そんな感じ!」

 

 おい兄さん……さっきまでの中二病設定が抜けてるぞ。完全に素の返事をしてたろ。

 

(だがその設定は……多分あながち間違いじゃあない。兄さんは当てずっぽうでその設定を持ち出したんだろうが、俺の考えでは十中八九合ってる)

 

「他の『英雄の子孫』達を探し出して、保護する必要もあるわね?」

 

「……えっ?」

 

「組織の拡張と並行して、拠点を整備しないと」

 

「は、はぁ……」

 

「そのための資金集めも」

 

「ほ、ほどほどにね」

 

 目の前にいる少女は本気の目でそう言った。兄さんは兄さんでその様子に呆気に取られている。にしてもこのエルフの少女は実に優秀だと感じる。俺らと変わらない歳でそこまで考えが働くとは……

 

(いや、正確には俺この2人よりも何十倍も歳を取ってるよな……)

 

 この姿だからすっかり忘れていた。女神様達の元数え切れないほど転生を繰り返してきた。だから実年齢なんてもう分からないが……俺もしっかりしないとな。

 

「中々ノリが良いね彼女は。良い拾い……いや、良い人材だね」

 

 兄さんはあの夜に俺が言った言葉を思い出してか言い直す。あぁ、自分で気付いて直せるのは成長している証拠だ。

 

「じゃあ僕らの組織は───『シャドウガーデン』それから君は『アルファ』と名乗れ」

 

「兄さん……組織名はまだしも女の子にそのネーミングは無いだろ?」

 

「本当は部下Aとかでも良かったんだけど」

 

「それはもはや名前じゃなくて名称だろ? もう少し彼女に合う名前w「アルファ……ふふっ、アルファね」……気に入ったんだな」

 

 彼女は誰から見ても優秀なんだろうが……少し抜けている様な気がした。ちょっと心配だな……

 

 そしてこの場での事も終わり、兄さんはこの状況を十分に楽しめたのかさっさと帰って行った。さて、残された俺とアルファはどうするか……

 

(まずアルファが安心して過ごせる環境を作らないとな……)

 

「ねぇ……アルジ」

 

「ん?っ⁉︎///」

 

 そう考えていたら唐突にアルファから声をかけられる。振り向くと小さく首を傾げているアルファがいた。その仕草が……凄く綺麗に見えて、俺の心もドキッとする感覚がした。

 

「私の手を……もう一回両手で包んでくれるかしら?」

 

 そして差し出されるアルファの手……。さっきから思っていたがとても綺麗な手だ。さっきまで肉塊だったのがまるで嘘の様に……

 

「ま、まぁ良いけど///」

 

 照れ臭く感じながらも俺はアルファの手を包み込む様に握る。本人から言われた事ではあるが、自分の顔が赤くなる程恥かしくなっている事は分かる。

 

 そしてアルファはアルファで、俺の手をまるで何か確認する様に目を閉じて握ってくる。それにしても異様ににぎにぎとしてくるな……

 

「えぇ……やっぱりそう」

 

 俺の手をにぎにぎしていたアルファが何かを確認したかの様に呟いて目を開く。

 

「え、えぇっとぉ〜……」

 

「あなただったのね……暗闇の中で私をずっと励ましてくれたのは」

 

「励ます? 俺が君を?」

 

「私が肉塊になって朽ち果てるのを待つしかなかった時……周りはとても暗くて寂しくて、凍えるほど寒かったの。

 

でもそんな時に私を一筋の光が照らしてくれたの。そして私を優しく包み込んでくれる様な温かさと、あなたの声が聞こえた。

 

あなたの手から感じるこの魔力は……間違いなく私を包み込んでくれたものと同じ。そして声も……あなたのものと一緒で、とても救われたの」

 

 アルファは握っていた俺の右手に左手を添える。そして右手は俺の右手首を持つ様に添えて、そのまま……

 

「っ⁉︎/// な、何してっ⁉︎」

 

 なんとアルファが俺の右手を自分の頬に当てていたのだ。正直今彼女が何を考えているかさっぱり分からない。

 

「とても……心地が良いわ」

 

 彼女は彼女で目を細めながら俺の右手に頬擦りしている……

 

(やばいやばいやばいっ⁉︎ なんなんだよこの状況は⁉︎ もう語彙力が壊滅する程なんと形容して良いか分からん⁉︎ と、とにかくこの状況が早く終わって欲しいんだが……)

 

 そんな俺の想いとは裏腹にそれか後10分程続いた……

 

「ふぅ……とても良いものだったわ。ありがとうアルジ……あら? そんなに顔を赤くしてどうしたの? っ⁉︎ まさか毎日私に魔力を注いでくれてたから疲れが溜まっていたの⁉︎」

 

「い、いいいいや違うんだ気にしないでくれ‼︎」

 

「でも……」

 

「ほ、本当にだだだだ大丈夫だから‼︎ そ、それよりもアルファが取り敢えず住みやすい環境を整えないとな‼︎ じゃ、じゃあ俺は何か良さそうな資材とか調度品とか探してくるから‼︎」

 

 そうして俺は小屋から出て行く。

 

(あぁ〜……やっと解放された〜……)

 

 本人に悪気が無い事は分かる。分かるが心臓に悪い……今も胸が高鳴っているし、顔も赤いだろう。

 

(くそぉ〜……今後もまた何かしらがあると考えたら身が持たん。慣れ……しか無いんだろうな〜やっぱり)

 

 だがアルジが思う様に彼の羞恥が成長する事は無かった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこから数日、アルファが住みやすい様に小屋を改築した。といっても外からは分かりにくい様にだが。彼女にも気に入ってもらえているとありがたいな。

 

 そして魔剣士としての訓練を一通り終わらせた時、アルファから呼び出しを受けた。そこに行くと、アルファが真剣な表情をして待っていた。

 

「シャドウの言っていた通りだった。……『ディアボロス教団』は実在していたわ。古文書の中に奴らのものと思われる記述があった。貴方達の使命を疑うような行動をして……ごめんなさい」

 

 アルファはそういった後に申し訳無さそうな顔をしていた。まぁ急にあんな事を言われたら、辻褄は合うとしても調べたくなるのが人の性だと思う。だから俺としては別に謝らなくても良いと思う。

 

 逆に俺としては難しい本からその情報を引っ張り出す能力と行動力に脱帽したいくらいだよ。

 

「別に良いさ。俺は気にしない。だってあんな事を急に言われたら誰だって怪しむさ。特に君は酷い目に遭った後なんだから、それぐらい警戒しても良いと思う」

 

「アルジ……」

 

「だから、あんまり気にするなよ?」

 

「あっ……」

 

 俺はそう言いながらアルファの頭を優しく撫でる。手から彼女のサラサラな髪の感触が伝わる。それに彼女から……微かにだが良い香りもするし……

 

(……はっ⁉︎ お、俺は何を⁉︎)

 

 なんか自然な手つきで彼女の頭を撫でてしまったが……普通に考えて気持ち悪いよな。彼女も顔を俯かせているし……

 

「わ、悪い……なんかつい撫でてしまって」

 

 俺は彼女の頭から手を離す。だが何故だろうか……逆に彼女の両手が俺の手を離さない。

 

「大丈夫……寧ろもっと撫でていて欲しいわ」

 

 顔を赤くしながらも笑みを向けながら俺にそう言ってくる。そう言われたら続けざるを得ない……

 

(いや……恥ずかしいんだが……)

 

 それがまた10分程続いて俺の手が漸く解放された……確かに頭を撫でたのは俺の方なんだけど、ここまで拘束されるとは流石に思ってなかったよ。

 

「それと……改めてあなた達に私の命を預けるわ」

 

「あ、あぁ……うん。じゃあ俺も……アルファが危なそうになったら、命を賭けて助けに行くよ」

 

「っ⁉︎ そ、それだったら本末転倒だと思うのだけど⁉︎」

 

「そうか? まぁアルファから見たらそうかもしれないけど、俺はとっくの昔に決めているからな。こんな俺に関わってくれた人達を、何が何でも守るって」

 

「……お人好しすぎるわ」

 

 アルファは呆れた様に言う。

 

「でも……そんな貴方だからこそ私は救われたの」

 

 呆れて言った後に笑みを浮かべながらそう言われて、また手を両手で包まれる。

 

「行きましょう。貴方を遮るものは……私が全て薙ぎ払うわ」

 

 とても物騒な事を言った彼女の顔は……その言葉とは真逆で綺麗な笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

 




オリ主が理不尽に原作主人公に説教をする……書いてたらまたこうなりました。最近話を書いていると途端にオリ主が誰かに説教をしています。

あれ? これってもしかして私が今の世の中に対しての不満が作品に出てしまっている……いやまさかそんな事はないない。

そもそも私としては説教するよりされる側にいると自分では思っていますが……

さて、次回も早めに投稿できる様に準備します! てはこの辺で!
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