陰の復讐者となりて   作:橆諳髃

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これまでに新しくご評価頂いた読者の方々

☆9 トトマル様 ナイトアーツ様 アーク0012様 Aoi0706様 わけみたま様 nifty様 寝てはいけない様

☆8 山田ヤマーディ様 姉妹の兄て弟2様

☆5 本埜詩織様

沢山のご評価ありがとうございます‼︎ いやまさかこんな短期間でこんなにも評価いただけるとは思ってなかったですが、本当に嬉しいです‼︎

さて、今回はクレアさんを助けた後の話となります! 書籍版やアニメ版の物語展開からするとオリジナルを入れてしまっていますが……今後思い描く展開としては必要だと感じましたので書きました。

本作通りの展開を期待していた読者の方々には申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いします。

ではどうぞご覧下さい!


4話 復讐者、新たな協力者を得る

 

 

 

 

 

 

 

 姉さんを助けてから数ヶ月が経った。こっちは姉さんがいなくなって少し寂しくなってしまったが、変わらず父さんと母さん、兄さんに、陰ながらいてくれる七陰の皆と過ごしていた。

 

(まぁ最低でも1ヶ月に1回のペースで王都に行っているけど……)

 

 その度に姉さんは嬉しそうにしてくれる。それで今人気の場所を案内してくれるんだ。

 

(ただその時に毎回腕に絡み付いてくるのはやめて欲しい……)

 

 それに姉さんは15歳になってからというもの……どこがとは言わないが物凄く成長している様に感じる。それをマジマジと押し付けられてみろ……何がとは言わないが耐えるの滅茶苦茶しんどいんだぞ⁉︎

 

「あらアルジ、何か考え事かしら?」

 

「えっ⁉︎ いや別にそんな事は……」

 

「もぅ……何年一緒に暮らしてきたと思っているの? アルジが何か考えている事ぐらい分かるわ。だから……」

 

 そこでわざわざ言葉を切って、顔を俺の左耳に近づけて……

 

「お姉さんに……話してみて? ね?」

 

「っ⁉︎⁉︎///」

 

 そんな顔してそんな可愛い仕草で言われて……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤバイヤバイヤバイ……恥ずか死ぬっ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 急激に顔が熱くなるのと、心拍数も途轍もなく増している事を理解する。というか理解できない奴はただの阿呆だ‼︎

 

「急に顔を赤くしてどうしたの? それに脈も早くなっているわよね?」

 

(それは全て姉さんがげんいn……っ⁉︎)

 

 そこで俺は見たんだ……姉さんがニヤけている事を……まるで悪戯が成功した時の様な笑みを……

 

(ま、また俺は弄ばれたのかっ⁉︎)

 

 クソッ! こんな歳にもなって姉さんの悪戯でまた赤面するとは……

 

「もぅ……本当にアルジは可愛い♡ ねぇ……もっとその照れた表情を見せてちょうだい?」

 

「な、なななな……んな事っ⁉︎」

 

 俺はいつの間にか壁際まで追い詰められていた。そして正面から姉さんに胴体をがっしりと抱きしめられてホールドされる。

 

「ふふっ♡ 剣術稽古の時は全く歯が立たないと思っていたのに……どうしてズレたところでこうも貴方は無防備なの? でも私としては役得だから良いのだけれど」

 

「や、役得って……お、俺にこうして抱き付いたとしても何m「貴方を感じられるから」っ⁉︎」

 

「貴方の存在を……貴方がこの世界で生きている事を、身体全体を使って感じられるから。それに私は……アルジにもっと甘えて欲しいの」

 

「俺が……姉さんに甘える?」

 

「アルジは……昔から何でも1人で出来た。もう1人の生意気な弟も小さい頃から何でも出来た記憶はあるけど、貴方はそれ以上に多くの事をこなせたわよね。前世というものが仮にあるのなら、その経験をまるで引き継いできたかの様に」

 

(っ⁉︎ まさか兄さん以外でそんな考えに行き着くなんて……)

 

「でも私から見ればそんな事関係なくて……もう1人の大事な、可愛い弟なの。ねぇアルジ……私は貴方から見て……頼りない姉に見えてしまうのかしら……」

 

 一体何故姉さんがそう言うのか……俺には分からない。分からないが、知らぬ間に姉さんにそんな思いを持たせていたのかもしれない。別に俺はそんなつもりで生きてきたつもりはなかったんだが……

 

「……ごめん」

 

「っ⁉︎」

 

「俺……別に姉さんが頼りないとか、そんな事一回も思った事はない。俺は……拾われてなければあのままのたれ死んでいたかもしれない。でもそんな俺に対しても甲斐甲斐しく世話をかけてくれた姉さんの事を……俺はいつも頼りにしているよ?

 

でも、だからこそ俺もしっかりしないといけないって思ったんだ。父さんや母さん、兄さんに姉さん……この人達の為に恩を返さないとって、ずっと思ってきた。今でもそう思ってる」

 

「アルジ……」

 

「そんな姿が……もしかしたら姉さんにはそう見えてしまったかもしれない。だけど安心して欲しい。俺は……姉さんの事をいつも頼りに思ってるって」

 

「っ‼︎ うんっ‼︎」

 

 さっきの悲しそうな顔は笑顔に変わった。あぁ、やっぱり姉さんには笑顔が似合う。

 

「そ、それにしてもさ……いつまで姉さんは俺に抱き付いているの?」

 

「えっ? 私がアルジ成分を補充し終えるまでに決まっているじゃない?」

 

(ハッ? 何その成分……初耳なんだけど?)

 

 そこからアルジは10分程クレアに抱きしめられて漸く解放された。その時のアルジの顔は……まるで茹で蛸の様に真っ赤になっていたと、すれ違った人達は言った。

 

 

 

 

 

 

 

 そんな事があった数日後、俺はアルファの隠れ家へと呼び出されていた。そこに着くと七陰達が勢揃いしており、何かを話し合っている途中だった。

 

「来たわねアルジ」

 

「お待ちしておりましたアスタロト様、どうぞこちらに」

 

 ガンマに案内されて空いてる席に座る。そしてその隣にガンマが座る。

 

「おいガンマ……席ならこっちだって空いてる。こっちに案内しても良かっただろ?」

 

「これは早い者勝ちです。アスタロト様の隣を誰が座るか……それは1番に案内した者が決めれるのですわ!」

 

「クッ……確かに……」

 

「……話を続けても良いかしら?」

 

(おいおい……なんで俺がどこかに座るかどうかで少し剣呑な雰囲気になるんだ)

 

「んんっ……アルジも来た事だし、今後の事についておさらいするわね。ゼータ」

 

「はいよ。ここ数ヶ月で奴らの事を洗ってみた。調べてみただけでもこの近隣で複数箇所に似た様なアジトがある事。規模としては全部同じくらいだけど、この様子じゃ大陸全土に同じ様なアジトがある」

 

「そこで私達は、一旦シャドウ達とは別行動を取る事にするわ」

 

「別行動……か」

 

「えぇ。このままでは『ディアボロス教団』の悪事を阻止する事ができない……一刻も早く私達も戦力の増強をしないといけないわ。

 

そこで私達と同じく、悪魔憑きになってしまった者達の救助と、その中から私達と志を同じくする者を引き入れる」

 

「……成程。同じ被害を負ってしまい、病気だから仕方ないと諦めていた者達を助けて真実を告げる事によって、世界に騙されていた事を認識させる。そしてこの歪な世界を変える……か」

 

「そうよ。でも当面の事で困る事もあるわ」

 

「いつまでもこの廃村を利用する訳にはいかないって事と、資金面だな」

 

「えぇ、その通りよ。資金面はガンマが担当しているものがあるから問題ないけど……」

 

「これから同士を増やしていくとなると……ちゃんとした設備が必要だな。後は……しっかりした戦力を育てる為の指南役か」

 

「そこは既に人員を確保しているわ。出てきてちょうだい」

 

 アルファが言うと、地下に繋がる部屋から1人の女の子が現れる。容姿として肌は浅黒く、耳も長い。ダークエルフと呼ばれる存在だろう。そして髪は白髪で、瞳は赤い。纏っているものは、これまた指南役に相応しい軍服を纏った様な出立だ。

 

「彼女は『ラムダ』といって元軍人よ。この近辺のアジトに囚われていた『元悪魔憑き』。そして今は、私達シャドウガーデンの戦術指南役……といったところかしら」

 

「あなた様がアスタロト様でよろしいでしょうか?」

 

「あぁ。本名はアルジ・カゲノーだ」

 

「っ⁉︎ こ、こんな新参者の私に真の名を告げても宜しいのですか⁉︎」

 

「別に俺の名を広めるとか変な事はしないでしょう? だから、これから一緒に戦っていく仲間としては当然だと思って名乗ったんだが……変だったかな?」

 

「っ‼︎ いいえ! その様に思ってくださる事が私にとっては光栄な事です‼︎ 私の命、アスタロト様に捧げます‼︎」

 

「あぁ……ま、まぁ程々にね? それと宜しく」

 

「サーッ! イェッサーッ‼︎」

 

(この子ガチガチの軍人気質なんだなぁ〜……)

 

 まぁしっかりしている子だし、これから入ってくる子達を育てる意味では適任だと感じる。

 

「で、この事をシャドウには伝えているのか?」

 

「いえ、今日伝えるつもりよ」

 

「そう……か」

 

「でもこの場をすぐ離れる訳ではないわ。最初こそ肝心なのだから」

 

「分かった……もし俺の力が必要だったらいつでも言ってくれ。その時はすぐ駆けつけるから」

 

「分かったわ。でも私としてはあまり貴方の手を煩わせたくないところではあるけれども……」

 

 そんなこんなで廃村での会議は終わって、俺はいつもの日常に戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

side オルバ

 

 

 

 

 

 

 

「こちらが私の使い魔が持ち帰ってきた情報です」

 

 薄暗い部屋に数人の男女が集まる。そして使い魔を使役した女性が、使い魔の記憶を魔法を介して部屋の壁に投影した。

 

 その女性の容姿は中世ヨーロッパで見られた風体ではなく、どちらかといえば現実世界の日本で巫女さんが着る様な着物を着ていた。

 

 肌は色白で黒髪ロング、前髪は眉毛の上あたりで揃えられている。瞳は黄色で、目尻は少し吊り上がっている。齢としては16あたりだろう。

 

 

 

 

 

人前では……

 

帽子を脱げぇぇっ‼︎

 

 そこには甲冑を纏うレグを一刀両断したアルジの姿があった。しかし記憶できたのはそこだけなのか、投影はそこで終了した。

 

そして薄暗かった部屋が明るくなる。

 

「おぉ……映像越しから伝わるこの魔力……間違えるはずもない‼︎ まさか……まさかこうしてまたあなた様を見れる日が来ようとは……」

 

 30代ぐらいの男が涙を流しながら言う。

 

「あの方が……私を救って下さったアスタロト様なのですね! なんと凛々しい……」

 

 次に齢16ぐらいの少女が、これまた涙を流して感嘆の声を上げる。

 

「まさかあの甲冑を纏う方がミリアと同年代ぐらいだとは……」

 

「オルバ様達が出逢われた頃アスタロト様の年齢がおいくつだったかは分かりませぬが……アスタロト様を見かけた近隣にて聞き込みを行ったところ、彼は現在田舎領主のカゲノー家の次男として生を受け齢13である事が分かりました。名前はアルジ・カゲノー様との事で」

 

「そ、それでしたら2年後に魔剣士学園に入学されるかもしれませんね‼︎」

 

「確かにその確率は高い……。うむ、では我々もその機をてらって着々と準備を進めていこう。全てはアスタロト殿のご意志のままに……この世界で暮らす全ての者が幸せになれる様に」

 

 

 

 

 

 

 

 彼……オルバはアルジに助けられてから地方に隠れ住んでいた。爵位はそのままであるが、表向きの理由としては娘の休養として、学園にも娘の体調が戻り次第復学するという届け出を出している。

 

 その期間、彼は調べ上げた。この世界の真実を……今の平和が偽りのものだと。

 

 アルジに救われてその後、地方に隠れ住むと共に伝を通じて、まずアルジが自分達を助けてくれた時に倒した敵を知ろうとした。相手は教会連中で、この大陸に住まうほぼ全ての者が信仰しているに等しい。

 

 そこで掲げられている経典から下り、そこから連想ゲームの如く深く調べ上げていった。怪しい記述や気になった物は特に調べ、そして辿り着いたのがとある古文書。そこで知ったのが……

 

(『ディアボロス教団』……ディアボロスを祖と崇め復活を企む者達。そしてお伽話に出てくる三英雄と、その血を受け継いだ子孫……)

 

 ディアボロスが倒される時に放ったと云われる呪い……それが『悪魔憑き』の正体であり、教団は不治の病としているが……長い年月をかけてその事実を歪ませて来たという事か。

 

(組織としては強大なものだと認識できる。だがそれをアスタロト殿は討ち滅ぼそうと動くだろう……

 

なれば我々もそれに合わせて動かねば‼︎ 救って下さったこの命……全てはアスタロト殿の為に‼︎)

 

「お父様、アスタロト様が魔剣士学園に入学すると共に私も復学を致しますわ!あの方を側で守れる様に」

 

「私もそれをお前に言おうとしていたところだ。それまでにアスタロト殿を何者からでも守れる様に力を付けねばな」

 

「はいっ‼︎」

 

「うむ。コトハ、各地に散らばる同胞達に伝えよ。ディアボロス教団の動向を今後以上に探りつつ、力を蓄える様にと」

 

「はっ! オルバ様の仰せの通りに」

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

side コトハ

 

 

 

 

 

 

 

 使い魔でアルジの情報を集めた女性、コトハはその部屋を後にする。そして使い魔を各地に放ち、オルバの指示を伝達した。

 

(アスタロト様……オルバ様以上の魔力を持ち、戦闘力も未知数な方。使い魔を介して手にできた情報もこれのみで、それ以外の戦闘は全くと言って良いほど何をしているか分からなかった)

 

 その前からコトハの放った使い魔はアルジの姿を記録していた。だが元々彼女はアルジを探す為に使い魔を放っていた訳ではない。ディアボロス教団の動きを見る為と、田舎領主であるカゲノー家に天才と謳われる子供がいた事からその近辺に放っていたのだ。

 

 だが事態は思いもよらぬ形で動き出した。カゲノー家の長女が誘拐された事から始まり、長男と次男が長女の救出に動き出す。いつの間にか長男はどこかへ行ってしまったが、次男は黒衣を見に纏う7人の少女と合流し、自分達も怪しいと踏んでいたディアボロス教団のアジトへと潜入した。

 

 そこで彼女達の実力も見たが……あの歳でまさかあそこまでの実力を持つ者達が揃っているとは考えていなかった。

 

(だが問題はアスタロト様の方……)

 

 彼も見慣れない服装をしていたが、彼女ら7人に比べて動きは自然だった。戦闘の際もまるで手慣れているかの様に相手を斬り伏せる。だが斬った相手から出血は見られず、しかも生きている状態だ。どんな手品を使えばそんな事が出来るのか……

 

 そして場面は最終局面、アルジがレグを斬り伏せた所だ。

 

(あんな魔力量……見た事がない‼︎)

 

 彼女は巫女服の様な格好をしているが、彼女は神事を司る家系だ。この大陸に来たのは日が浅く、他大陸の信仰がどの様に行われているのかを学ぶ為に送り出された。

 

 その為彼女自身の魔力量もずば抜けて高い。それもオルバの2倍程の保有量だ。だがそんな彼女も、映像越しとはいえアルジの魔力量に舌を巻く。

 

(それに流れ出る魔力の質……批難する点が出ない程精錬されていた)

 

 あの歳でここまでの実力を持つ……

 

(彼は一体……何者なのでしょうか?)

 

 オルバから聞いたアスタロトの目的……それとこの大陸で信仰されている存在が、自分の勘ではあるが奥底で良くない事をしようとしている事からこの組織に属してはいるものの……

 

(オルバ様みたく彼を実際に見た訳ではない……)

 

 コトハはアルジの人となりが未だ分からない。聞き込みをした時は、皆アルジに対して優しい少年であると言っていた。いつの間にかふらりと現れては、自分達の手伝いなども積極的にしてくれる。将来あんな子が領主となってくれたなら、誰もが住みやすい健やかな地域になるだろうと……

 

 そして使い魔の記録したものからは、合流した7人の少女の内3人がアルジをかなり慕っている事も見て取れる。

 

 だが……

 

(やはり私は……彼を実際に見てみなければ人となりを判断できない)

 

 ここまで用心深くなるのは、彼女の生まれた環境下にも起因する。使い魔が届けてくれた記録は確かに真実……しかし使い魔が記録出来ていない所で、もしかしたら裏の顔をもって悪事を働いているかもしれない……

 

 そう思いコトハは行動した。彼をもっと観察し、隙あらば彼に接触しようと……

 

 その結果、考えていた事とは全く真逆の事になるとは……今の彼女は知る由もない。

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(この前から誰かに見られているな……)

 

 その異変を最初に感じたのは、姉さんを拐われた時からだ。あの時はまだ気のせいだと感じた。だがそれも回を重ねられては気付いてくださいと言っている様なものだ。

 

(使役しているのは小型動物……蝙蝠、リス、蛇、野鳥の類。だが術者は遠隔で操作している様だな)

 

 なら相手がどんな存在かを見極めないとな。ディアボロス教団に連なる者ならばいつも通りにし、それ以外で比較的友好関係を築けるというのなら……

 

(アルファ達の肩の荷も少しは軽くなる……か)

 

 最近の彼女達の報告を聞くと、次々とシャドウガーデンに加入する人員を増やしている様だ。そうすれば今潜伏している廃村にはいられない。

 

 また彼女達は、逆に襲撃されてしまった時の状況も考えている。だから尚更彼女達が潜伏しつつ敵にも襲撃されにくい。仮に襲撃されても逆に返り討ちに出来る場所が欲しい。

 

(もし俺を監視している者が友好的な存在であったのなら……そんな場所があるか聞いてみるか)

 

 ともかくこちらも相手に会わなければ進展しない。また俺が監視された時n《ジーッ……》……

 

(なんか異様にこっちを見てくる兎がいるんだが……)

 

 小麦色の兎が草むらの影からジーッとこちらを覗き込む様に見てくる。ふむ……

 

「こっちにおいで〜」

 

 出来るだけ威圧しない声で、そして手には先程素早く切った林檎の一欠片を持って兎に呼びかける。すると兎は……俺に害が無いと感じたのか直ぐに近寄ってきて、持っていた林檎に齧り付く。

 

「(おっ、あっという間に無くなったな。相当お腹が空いていたのか)ほら、沢山あるから急いで食べる必要は無いぞ」

 

 次を差し出すと、兎はまた林檎に齧り付く。しかしアルジの言葉が理解できているのか、今度は急がずゆっくりと咀嚼していた。そんな兎をアルジは優しい手つきで撫でる。

 

「うん、偉いなぁ〜(あぁ、なんか癒される)」

 

 最近は、1ヶ月に一度会う姉さんから滅茶苦茶スキンシップを食らって心臓に悪かったし、七陰の皆も良い子達だけど、偶に出る会議でも俺がどこに座るかで少し剣呑な雰囲気になるし……こうして何も考えずに動物と戯れるのも良いな。転生する前の世界でも動物達と心を通わせる事によってメンタルケアを行なっていたし……

 

(まぁこの兎がただの兎だったらな……)

 

 この兎は使役されている。それにこの感覚……この前から俺を見ていた存在だな。

 

(さて……この魔力を注ぎ込んでいる術者の居所は把握した)

 

 距離的にいえば……確かにこの世界の人であれば歩いて半日はかかる距離か。今回は比較的に近くにいたという事だな。

 

「(少し名残惜しいが……)ごめんな、俺もうそろそろ行かないといけないから。また今度会ったらこれより美味しい物を食べさせてあげるよ」

 

 そう言って俺は兎の下から去る。兎は名残惜しそうにムームーと鳴いていたが、多分これから次第で触れ合う機会は多くなるだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 兎と別れてから俺は、姉さんを救出した時に纏っていたスーツと中折れハットを被り、兎を使役していた術者の魔力を辿って移動していた。あっ、普通に馬とか徒歩は使わずに宙を蹴りながらだが……

 

(ふむ、あそこか)

 

 はたから見ればなんて事ない森だ。だがこれは高度な幻術をかけている。陸から来た者は一時的に方向感覚を狂わせてその場所を迂回させる。そしてこの術者は念には念を押して空から侵入されない様に、空からの侵入対策として結界を張っているな。無害な動物の類ならいざ知らず、人や危険な生物がそれにに触れると術者にすぐ察知されて逃げられるか、予め仕掛けているトラップが発動して攻撃を受ける事になるだろう。

 

(敵だとしたら厄介か……だが)

 

 こちらも認識阻害をかけている。俺を監視していた奴に効くかどうかは分からないが、折角ここまで来たんだし、効かなかったら効かなかったでその時の俺がなんとかするだろ。

 

 そう思いながら俺は結界に触れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side コトハ

 

 

 

 

(なんと心優しい人だろう……)

 

 今日も彼女はアルジを監視していた。そして使い魔として選んだのは、彼女が巫女になった時に初めて契約した兎だ。その兎とは長年苦楽を共にしてきた仲であり、彼女が生まれた地域でも神聖視されている動物だ。

 

 そしてその地域に住まう兎は少し特殊で、悪人には決して懐くどころか近付きもしない。だからこそ彼女は長年連れ添った相棒をアルジの監視として遣わしたのだ。

 

 するとどうだろうか……アルジが兎を呼ぶと、兎はなんの躊躇いもなくアルジに近付いていき、そして林檎をアルジの手から奪い取る事なくそのまま食べていたのだ。

 

(私が契約した兎は特に人の心を見る事に長けている。だから悪意が少なからず心の中に存在していれば、その対象に対して決して近付く事はしない子なのに)

 

 近付くどころか彼の手から林檎を食べていた。

 

「彼は……間違いなく善性の大きな存在。それも悪徳などを孕まない。(この地を見て回った時、大なり小なり悪性を持つ人達を見てきた。どれだけ良い人でも必ず……何かしらの物は一物抱えている。でも彼はまるでそれが無い。という事は……)「君か? 前々から俺を見ていたのは」っ⁉︎」

 

 背後から声をかけられる。驚くと共に後ろへ振り返ると、どこかで見た事がある様な無い様な……そんな格好をした人物が立っていた。

 

 俺というからには男なのだろうが、声が中性的に聞こえて性別がどちらなのかハッキリしない。

 

 それよりも前に……

 

(あ、ありえません! この地域一帯には結界を張っていた筈……。なのに目の前の人は気配すら無く私の背後に立って見せた……)

 

 この時点でコトハは目の前の人物との力関係を把握してしまった。自分に敵対する者であれば急いでここから逃げなければ……だがそんな思考をしている間に相手は自分に近付いてくる。

 

「返事がない様だが……ならば聞き方を変えよう。貴様はディアボロス教団に属する存在で、俺の大切な人達を傷付ける者か?

 

(っ⁉︎⁉︎ な、なにこの威圧⁉︎ こんなの一度も……)

 

 その威圧を受けて、コトハはまともに思考する事が出来ない。そして身体が震えている事にも今気付いた。そのせいでまともに言葉を発する事も難しい……

 

(い、息が……出来ない……)

 

 アルジから放たれる威圧は次第に強くなる。それと共に呼吸も苦しくなり、終いにはその場でへたり込んでしまった。

 

「……YESかNOか、その意思表示ぐらいなら出来るだろう? それで、貴様はどちらだ? 俺の大切な人達を害する者かそうでないのか……」

 

 コトハはNOの意味合いを込めて首を横に振る。自分はディアボロス教団の関係者ではない事を。

 

「……そうか。だがこの場での難を逃れたいだけかもしれない……だから今度は俺の目を真っ直ぐ見てもらおう」

 

「っ⁉︎」

 

 次にアルジはコトハに目線を合わせる為に自分も屈んだ。コトハの目の前に自分の顔が来る様にしたのだ。そして彼女の顔を覗き込む。

 

(す、吸い込まれる……っ⁉︎ この人の瞳に私の全てが……)

 

 そこでコトハは意識を失ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

「えっ? あっ! お、おいっ⁉︎ しっかりしろ‼︎」

 

 一方アルジは……目の前の女性が倒れてしまった事に慌てふためく。自分としては少し威圧した程度だったのだが……

 

(まさかこの程度で意識を失ってしまうとは……)

 

 この人にとっては強過ぎてしまったか……敵であればなんとも思わないが、そうでなければ本当に悪い事をしたな。

 

(さて……気絶させてしまったお詫びとしてはなんだが、何か寝起きにいい物を作るか)

 

 そしてアルジはどこからとも無く調理道具を一式揃えて何かを作り始めた。

 

 

 

 

 

 

side コトハ

 

 

 

 

 

 

(はっ⁉︎ 私は一体……?)

 

 コトハが目を覚ますと、何故か自分はフカフカなベッドの上で寝ていた。

 

「おっ、目が覚めたか」

 

「あ、あなたは先程の……」

 

「さっきは悪かった。俺としては少し程度だったんだが、あなたからしてみれば強過ぎたみたいだ。それとこれはさっきのお詫びだ。毒とかそんな類の物は入っていないから安心して欲しい」

 

「ど、どうも……」

 

 コトハは木で作られたコップに入った飲み物を受け取る。その飲み物からは果物特有の甘い匂いが漂い、コトハも自然とその飲み物を口にしていた。

 

「っ⁉︎ お、美味しい……」

 

「それは良かった。この森になっていた果実と栄養の良い薬草を獲って、細かくした後に牛乳と一緒に蕩けるぐらいまで混ぜた物だ。っと、そういえば自己紹介もしていなかったし、挨拶するのに“人前で帽子を被ったまま”っていうのも礼儀としてなってなかったな」

 

 アルジは被っていた帽子を取る。そこで漸くコトハは気付いた。

 

「あ、アスタロト様⁉︎」

 

「ん? 何故その名前を? そもそも俺と君はさっき会ったばかりだろ?」

 

「……その通りです。ですが、私が今所属しているトップの方が、数年前にアスタロト様に助けられたとの事でして」

 

「数年前……(そもそも俺はここから離れたことなんて殆どないが? あったとしてもゼータと一緒に諜報活動に付き合った程度だし、それ以外で会った人物とかいない筈だが……)」

 

「お、覚えておられませんか⁉︎ 数年前悪魔憑きになった少女をディアボロス教団の魔の手から救い、癒やされた事を‼︎」

 

 そう言われたアルジはようやく思い当たった。この世界に初めて転生した時だ。転生直後に目の前で悪魔憑きの症状で苦しんでいる少女と、それを藁にもすがるほど助けを求めていた父親。そしてそれを利用せんとしていた愚か者ども。

 

「成程……俺が助けた親子の知り合いか」

 

「はい、私の名前はコトハ。アスタロト様が助けたオルバ様の同志でございます」

 

「オルバ? 俺が助けた少女のお父さんか?」

 

「そうです。そしてオルバ様はアスタロト様に助けられて以来、ディアボロス教団の事を調べ上げました。それと同時に悪魔憑きの被害に遭われている方々を救出すると共に、秘密裏に組織を立ち上げたのです。そこに私も所属しております」

 

「なるほど……それで俺を見ていた訳か」

 

「いえ、あなた様を初めて記録に収めた時は……カゲノー家のご息女様が魔剣士としての才能をお持ちだとの事で、悪魔憑きの兆候が見られないか調査を名目にしておりました。

 

悪魔憑きになってしまう原因としては、非常に高い魔力をお持ちの方が該当する確率が高い。その為に各地へと調査ができる者を派遣し、使い魔などを通して情報を集め、兆候が見られたら速やかに治せる者を遣わします」

 

「そうしたら俺の姉さんが拐われてしまい、姉さんを救出したところも記録したと」

 

「はい……それと、アスタロト様と7人の黒衣を纏った方々についても」

 

「……そうか。できればその7人については秘密にして欲しい。あの子達も悪魔憑きの被害者で、ディアボロス教団を打倒する為に組織を作っているんだ。だがその事を公にされたくないんでな……その代わりとしては、俺を有効活用してくれて構わない」

 

「(えっ……? この方は今なんと……)も、申し訳ありません。聞き間違えてしまったかもしれないので念の為にもう一度言ってもらっても良いですか?」

 

「あ、あぁ……。その7人の子達に関しては、情報とか探って欲しくないんだ。その代わりとして俺の事を好き勝手に扱って良いと、そう言ったんだ。あぁ、でも彼女達の方で何かあれば何がなんでもそちらを優先させてもらうが」

 

「(そ、そんな……聞き間違えではなかったと言うの⁉︎)しょ、承知致しました。ですが……何故そこまでして」

 

「俺にとっては大切な存在だからだ。だから俺は、その人達が危険に遭いそうならばこの身体を張って守る。昔からそう決めているからな。まぁ姉さんが拐われてしまった時は、本当の意味で守る事が出来なかった俺が情けなかったが……」

 

(……あぁ、分かってしまった。オルバ様がどうしてそれ程までにこの方の為に動こうとするのか)

 

 私は実際に聞いただけで、オルバ様がどの様に助けられたかを見てはいない。だからこそ心の奥底ではアスタロト様の事をどこか、この大陸に蔓延る悪の存在として見ていたのかもしれない……

 

(ただ直接会ってみて、漸く分かりました……この方がどれ程心優しい存在なのかを。なればこそ私も……)

 

「アスタロト様……数々の非礼、誠に申し訳ございませんでした」

 

 コトハが片膝を付いてアルジに詫びる。

 

「えっ? 急にどうしたの?」

 

「私は……アスタロト様の事をどこか疑っていたのです。使い魔が持ち帰ってきた記録越しで見ても、カゲノー家が治める領地の領民に聞いて殆どの人が優しい人物だと答えても……貴方様の人となりが私には分からなかった。だからこうして数日にかけて監視をしておりました。

 

ですが貴方様に直接会って、こうして語らう事が出来て……漸く確信したのです。私が真に仕える存在はアスタロト様、貴方様なのだと!」

 

「(えっ? 仕える? 俺に? いや、さっき初めて会ったばかりなんだけど?)すまんが……話が急過ぎてついていけないんだが?」

 

「それで構いませぬ! 私が勝手に貴方様の力になりたいのです‼︎」

 

「そ、そうなんだ……じゃあ俺の名前も伝えt「名前も存じております! アルジ・カゲノー様でいらっしゃいますよね‼︎」あっ……うん」

 

「私はここで貴方様に誓わせて頂きます。貴方様の障害となる者は私が全身全霊をもって対処し、貴方様の進む道を切り拓きましょう‼︎」

 

「(あっれ〜? なんかどこかで聞いた様な台詞なんだけど〜……)ま、まぁ……よろしくね?」

 

 こうしてコトハはアルジに従属する道を選んだ。勿論オルバが指揮する組織に残ってだが……

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば君が友好的な人であるなら一つ聞きたい事があったんだ」

 

「どう言った事でしょうか?」

 

「まぁ知っていたらで良いんだけど、この大陸の中で多くの人員が潜伏できて、相手に攻め込まれ難く且つ責められたとしても逆に返り討ちにできる様な地域ってあるのかなって考えていてさ。近いうちにそんなところがあれば行ってみたいと思っているんだけど……」

 

「なるほど……それも貴方様を慕っている方々の為に、という事でございましょうか?」

 

「まぁ……うん、簡単に言うとね」

 

「分かりました。ですが私もこの大陸に来て日が浅く、各地に諜報として人員を派遣する権限を持ち合わせてはおりますが……その様な場所は報告として聞いた事はありませんね」

 

「そうか〜……やっぱり簡単にはいかないか(ならいっそ俺がその環境を作るか……)「あっ、ですが」ん?」

 

「確か私の国に遥か昔から伝わるお話で、その当時唯一この大陸と貿易を開いていた国があったと聞き及んでおります。それも大昔に何かが原因で国交を断絶したとも……そしてこの大陸で唯一、派遣していない地域があります」

 

「派遣していない地域?」

 

「はい……それは大陸のはるか東側にある地、毒の瘴気に覆われた森があります。もしかすれば私の国と貿易を開いていた国と何か関係があるかもしれません」

 

「(確かに何かの本でそんな記述があった様な……取り敢えずアルファ達に共有するか)分かった。情報提供してくれてありがとう」

 

「いえ、アスタロト様のお役に立てれば何よりです」

 

 その情報を聞いたアルジはコトハと別れ、早速アルファ達に共有した。それと同時にアルファ達もその地域に進出しようと話し合っていた様で、次の方針はすぐに決まった。

 

 その後アルファ達シャドウガーデンは毒の瘴気に覆われた森の奥を目指す。そこで毒の瘴気を生み出す存在と対峙するものの、危機に駆けつけたアルジによって場は収まり、無事シャドウガーデンは潜伏出来る地を手に入れたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 それから時が過ぎ早2年……アルジ達も15となり、魔剣士学園へと入学する為に王都へと向かっていた。

 

「特待生おめでとうアルジ」

 

「いや、あれ程度で特待生と言われてもな……」

 

「まぁ確かに、アルジからすれば余裕すぎる内容だったよね〜」

 

「それで兄さんはわざと実力を隠して一般生として入学するんだろう?」

 

「まぁ平時はモブとしてモブらしく行動して、陰では暗躍出来るほどの実力を隠し持った存在……これで僕の野望に一歩近づいたね‼︎」

 

「はぁ〜……兄さんはいつもそれだな。この中二病め」

 

「中二病だからこそだよ! そういうアルジだってその塊みたいなものでしょ?」

 

「グッ……俺が常々気にしている事を」

 

「いやぁ〜……でもアルジが本気で戦うとどうなるんだろうと思ってなんとなしに本気の模擬戦を申し込んだんだけど……あれは流石に死ぬと思ったよ」

 

「あぁ〜あの時か。でもあれ、少ししか本気でやってなかったんだが?」

 

「それを聞いた時は落ち込んだよ……でも、僕もまだまだ胡座をかいてちゃダメだって気付かされたし、本当に良い薬になったと思うよ」

 

「さいで……(にしても魔剣士学園か……また学園生活を送れるのは楽しみだな)」

 

 転生する前は……高校生が最後だったな。そこからの転生生活は学生の“が”の字も無かったから、この精神年齢で通う事になるのは多少気恥ずかしさもある。だがそれ以上に知らない事を知れる良い機会だ。それは純粋に楽しみに思っている。

 

(あっ……でも寮生活って事は……)

 

 ……ね、姉さんが俺の部屋に突撃してくるのでは?

 

(まっ、その時はその時でその時の俺がなんとかするだろう……)

 

 そのアルジさんの予想通り……クレアさんはアルジさんが入学したと同時にアルジさんの部屋によく突撃する様になりました……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

———おまけ———

 

 

 

 

 コトハと別れた後の事……

 

「アルジ、丁度良いところで会えたわ。今後の方針について進展があったから話そうと思って」

 

「俺もさっき収穫があってな。アルファ達に共有したいと思っていたんだ」

 

「そう、なら早速……ちょっと待って」

 

「ん? どうかしたか?」

 

「ちょっとそこを動かないでもらえるかしら?」

 

「あ、あぁ……」

 

「じゃあ……スンスン」

 

「あ、アルファっ⁉︎ な、何をして⁉︎」

 

「嗅いだ事がない匂い。それも女性特有の……一体誰と会っていたのかしら?」

 

(えっ? な、なんだ……アルファの様子がへんなんだが……というか目のハイライトが正常に働いていないっ⁉︎)

 

「正直に……話してもらえるわよね?」

 

「あ、あぁ……も、勿論だとも」

 

 そしてアルジはタジタジになりながらも、先程までコトハと呼ばれる女性と会っていた事を話し、そうなった経緯も事細かに話した。またそれを追求していたアルファの目のハイライトは正常に働いていなかったという……

 

「そう……まぁそう言う事で納得しておくわ。それと、今度は私に一言相談してからにしてちょうだい」

 

「あぁ……うん、分かった」

 

 アルファとのO☆HA☆NA☆SHIが終わった後、漸く七陰が集まっている所まで行って情報共有をしようとしたが、ゼータが先程のアルファと同じ様に「アスタロトから知らない女の匂いがする……HA☆NA☆SHI、してもらえる?」と言ってくる。そして、これまた先程のアルファと同じ様にハイライトが仕事をしないゼータに対してアルジは、もう勘弁してくれと思いながらアルファにした話をするのだった。

 

 

 

 

 




はい、4話を書き上げました。なんかいつの間にかオリジナルの人物を書いていましたね。ホントになんでだろう……

まぁこれからアルジとオルバ達が協力し合える体制を築き、そしてシャドウガーデンと組織的に共闘……出来たら良いなと思っています。今現在はそんな漠然とした展開を思い描いています。




解説



◾️コトハ


大陸の遥か東側に位置する島国『ホウライ』と呼ばれる地で神事の家系に生まれた長女。生まれた頃から魔力保有量が高く、幼少から英才教育も受けてきた為に全体的に能力値も高い。

また使い魔の使役にも長けており、本来最大で100mの距離までしか使い魔を離して操れないのに対し、コトハは10km以上離れても余裕で指示を送る事が出来る。

容姿は『Monster Hunter RISE』にて登場したミノトをイメージ。勿論イメージCVも伊藤静さんです。

との事で、今度の話は魔剣士学園に入学後の話からやっていく予定です。それと同時並行で、『陰の実力者になりたくて! マスターオブガーデン』にてシナリオ展開している七陰列伝編も書いていけたらと思っています‼︎

それではまたお会いしましょう‼︎
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