アインクラッド解放軍。SAO内で最大規模のギルドだ。
この組織は25層以降、攻略から手を引くことを決定している。

しかし、どの組織にもせっかちな人間はいるものだ。
千人を超える組織ならば、なおさらな話だろう。



にわかです。おかしな点があっても、あしからず。

1 / 1
協力して欲しい。これは依頼だ。
達成条件は現実世界での目覚め。報酬は自慢の種だ。

想像してくれ、現実世界に戻った後、お前は誰かと話している。家族、友人、知り合い、あるいは担ぎ込まれた病院の看護師でもいい。
その時に、お前はこう言える。

"俺は戦い、この手で勝利を掴み取った。全ての元凶、茅場晶彦に目にもの見せてやった"とな!





………まあ、それはともかく。

お前たち、帰りたくないのか?


もしも、コーバッツが少し慎重だったら

 

最初、彼らがなんのギルドが分からなかった。

 

 

アスナが軍と呼んだ集団は、なんともチグハグだ。

軍のエンブレムが描かれたマント。揃っているのはそれぐらい。他の装備は驚くほどバラバラだ。装備を揃えたがる大手ギルドとはとても思えない。

それに反して、一瞬見ればわかる程度には統率された動きだ。多少の疲れは見られるが、目につくのはそれぐらいだろう。

見ているこちらに気が付いたのか、1人の男が駆け寄ってきた。

 

 

「失礼、アインクラッド解放軍のコーバッツだ。ここらで休憩したいのだが、24人分の場所は空いてるか?」

 

「あ、ああ。好きに休憩すればいいんじゃないか?クラインの方は?」

 

「まあ、場所に余裕はあるぞ」

 

「ではしばらく居させてもらうぞ。___________30分休憩だ!警戒は2班、15分後は4班が警戒だ。物資の消費はエドに報告しろ!」

 

 

指示が通るや否や、連中は道端に座り込んだ。ボトルをあおぎ、重装備な人は鎧を緩めている。警戒担当がいるおかげか、ここが圏内かのようにくつろいでいた。

 

 

 

「邪魔してすまない。うるさくはならないはずだ」

 

「……あなた達は何しに来たの?こんな大人数、まるでボス攻略に来たみたいよ」

 

「む、君は確か……血盟騎士団のアスナさんか?血盟騎士団には今朝、74層ボスに関する文書は送ったはずだ。行き違いになったか?」

 

「え、文書?」

 

「個体名グリームアイズ、ルート、攻撃方法、体力、ダメージ量などの偵察で得た情報資料だ。攻撃パターン解析のため、追加で偵察を行うとも書かれているはずだが」

 

 

……あそこ、未踏破じゃなかったのか。

軍は一体、どこまでマップを進めたんだ?ボス部屋は迷宮でも奥の方だ。少し入ったぐらいでは見つけられまい。

軍が前線に出ているのは聞いた。だが、一度攻略から手を引いたギルドが、いきなり最前線で戦えるものなのか?

 

 

「ただの偵察に、24人?」

 

「いつもこんな感じだ。アインクラッド解放軍はレベルがギリギリでな。その分を数で補っている。

それに今回の偵察は、ある種の訓練も兼ねている。__________クォーターポイントの75層の上に、何があるのか分からない。何もないかもしれないが、環境が変わっていたら事だ。その前にボス戦の経験を積みたい」

 

 

「なあ、それって大丈夫なのか?迷宮のボスは、訓練目的で戦っていい相手じゃない。犠牲者がでるぞ。訓練ならそこらの中ボスでいいんじゃないか?」

 

「大丈夫だ、問題ない」

 

 

ピシリと、空気が凍った気がした。

 

近くに座っていた軍の連中にも聞こえたようで、仲間内でヒソヒソと話し込んでいる。

 

どうかしたのかと、コーバッツが首を傾げる。首を傾げたいのはこっちだ。まさかフラグを知らないのか。

 

 

「…………役割とフォーメーションは確認済みだし、ポーションも結晶も十分に用意した。ボスの資料もある。なにか問題があるのか?」

 

「あ、いや……本当に大丈夫か?ボス戦」

 

「くどいぞ。そもそも偵察だと言っているだろう。

___________もしかしてだが、そちらを不愉快にさせてしまったか?そういえば風の噂で、閃光と黒の剣士は仲睦まじいとかなんとか」

 

「は、ハァッ!?」

 

「ちょ、ちょっと!!キリトくんは、その……あの!」

 

 

って、アスナ、否定しないのかよ!

何なんだコイツは、こんなこと本人の前で言うか普通!?

 

アスナは耳まで赤くなっていた。口から出る言葉は意味をなしていない。完全にオーバーヒートしている。

 

 

「フッ、青春しているな」

 

 

コーバッツは顔を歪ませるように笑っている。オマエのせいだぞ。

 

 

「最近、めでたい話をよく聞く。うちの隊にもそういう奴がいてだな。

__________そら、あそこでエストック傍らにメモを書いているエドだ。結婚システムを使うと、夫婦間でストレージが共有されるのは知っているか?エドはそれを利用して、後方から前線へ物資を輸送している。

初めは白い結婚だったそうだが………最近、二人でデートしたとかなんとか。そのうち本気で付き合うかもしれないって噂だ」

 

「は、はぁ」

 

 

確かにおめでたい話だが、そんなギルドの内情を話してもいいのか?アルゴあたりが喜々として食いつきそうな話だ。

こいつ、意外と抜けている?

 

 

 

 

 

「っと、話し込んでしまったな。そろそろ私は失礼する。本部に進捗の連絡をしなくてはならないのでね。

……そうだ。これも何かの縁。この先のマップデータを交換しないか?我々はそれなりにルート開拓もした。いい話だとおもうが」

 

「まあ、いいぞ」

 

「ちょっとキリト君」

 

「いいんだ。どうせ街に戻ったら公開するつもりだったし」

 

 

コーバッツにマップデータを送信する。直後、こちらにもデータが送られた。

かなりの踏破率だ。主要な通路だけでなく、細い横道も確認済みらしい。

 

 

「________データを確認した。他に、迷宮でなにか気になった点はあったか?」

 

「いや、迷宮には関係ないんだけど……なんで装備がバラバラなんだ?」

 

「む?ああ……実は74層で通じる統一装備を用意するには、金も資源も足りなくてな。仕方なくマントのみで妥協している。

統一装備は仲間内でのいさかいを減らすのに役立つが、今更そんなことは言ってられない。他には?」

 

「へ、へぇ……いや、もう無いよ」

 

「では、失礼させてもらおう。ありがとう。協力に感謝する」

 

 

 

 

 

 

コーバッツは頭を軽く下げると、エドとかいう男の元に向かった。この先について話し合うのだろう。

 

 

「……なんか、変わったやつだったな。コーバッツ」

 

「うん……なんか私、軍の印象変わったかも」

 

「俺ことクラインは、完全に空気だったな。それよりキリの字、アスナさんと何だって?仲睦まじいだと?」

 

「あ、いやあれは_________」

 

 

クラインの追求を躱している内に、軍は休憩を終えたらしい。ここに来たときと同じような隊列を組み、迷宮へと向かった。

その様子を、アスナはどこか心配そうに見ている。

 

 

 

 

「アスナ?」

 

「……やっぱりちょっと気になってね」

 

「フラグのことか?でも結局のところ迷信だろ?」

 

「それもあるけど、なんか嫌な予感がする。なんていうのかな、一つのピースから、ぜんぶ崩れて行くような」

 

「それって、」

 

 

 

「___________おいキリト!話はまだ終わってねえぞ!!」

 

 

 

 

 

//////////////////////

 

 

 

 

「コルト隊1班2班、準備完了」

 

「エド隊3班4班、いつでも」

 

 

ボス部屋の前で、最後の確認をする。

ボス部屋の前は、嫌な空気で満たされていた。扉は固く閉ざされているにも関わらず、ボスの気配がこちらまで届いているかのようだ。

 

隊長たちの声は固く、見れば周りの顔は強張っている。

無理もないだろう。ここにいる殆どは、ボスを直接見たことすらない。数少ないボス戦経験者も、その経験は遥か下層で止まっている。

 

しかし、だからといって引き返すことは出来ない。

 

 

 

「……いいか、この戦闘は単なる偵察だ。だが、現実への帰還に近づく足掛かりでもある。気合い入れていけ!」

 

「「おうっ!」」

 

「3秒カウントで扉を開け。3、2、1、今っ!」

 

 

 

 

 

 

 

筋力値が高い2人が、全身を使って扉を押す。

ゴリゴリという音と共に、重厚な扉が動き始めた。

全開にする必要はない。2人分の幅が開けばいい。

 

部屋の中が見えると同時に、青白い灯りがボスを照らす。

 

 

 

「戦闘開始っ!訓練通り1班が引き付け及び足止め、3班4班は各自投擲っ、DPSが1班を超えないよう注意しろ!2班は一斉突撃用意!」

 

 

ほえながら迫りくる牛頭の化け物に、恐怖で足が止まりそうになる。前回の偵察で、74層ボスは扉を開けると突進してくることはわかっていた。だが、それと恐怖心は別だ。

 

固まる足を、無理矢理動かす。今更逃げ帰ることは出来ない。

 

 

 

流れとしては、まず耐久値の高い1班が戦い、動きを止める。そこにエド隊こと3班4班が武器を投擲し、少しでもダメージを稼ぐ。

投げる武器はお古の2級武器だ。武器を持ち替える5秒があれば、また戦える。

 

 

74層ボス、ザ・グリーム・アイズの大剣と前衛の盾がぶつかり、火花が散った。同時に剣、槍、斧、短剣が頭上を舞う。

 

いくつかは外れ、当たっても弾かれる。しかし少数は傷跡を残し、1本の剣が突き刺さった。貫通継続ダメージが発生し、僅かながら行動阻害のデバフを与える。

 

 

ボスの皮膚に弾かれた武器が1班に降り注ぐが、特に問題はない。数字が奇数の班は防備をガチガチに固めているし、こんなことは訓練、実戦問わずに何度も経験したことだ。

ダメージは受けるが、無視できるレベルだ。投擲が直接当たるなんてことがなければ、何とかなる。

転がった武器で足場が悪くなるが、そこは人数だ。1人が転んでも他がカバーする。

 

 

しかし、どう取り繕おうが解放軍の平均レベルがギリギリなのに変わりはない。すぐに限界が来る。

 

 

 

 

「1班、イエロー2!」

 

「ッチ、投擲止め!コルトっ」

 

「2班行くぞ!3、2、1、今っ!」

 

 

武器をソードスキルで光らせながら、2班が一斉に突撃する。

普通ならば愚策だ。味方同士で武器がぶつかり、技が中断される恐れがある。そうなれば体が硬直し、敵に対して大きな隙を晒すことになるだろう。

 

ただし、2班においてはその限りではない。いや、この場にいる全員に当て嵌まることはないだろう。

 

 

「「うおおぉおっッ!」」

 

 

ボスの硬い皮膚に、振り下ろしと突きが一斉に当たる。複数人のソードスキルが同時に当たったことで、ボスの巨体は大きくノックバックした。吹き飛んだと言えるほどに後ろへ下がる。2班はそのまま追撃し、戦闘域を移動させる。

 

 

 

 

軍が使った技は、振り下ろしと突きのみだ。

 

現在、アインクラッド解放軍・攻略隊では、集団戦闘時に使用するソードスキルを限定している。連続技は多くても2、3連撃に留め、単発技を推奨している。更に振り下ろし、突きなど、武器の動きを縦に制限し、味方に武器が当たらないようにしているのだ。

 

 

 

 

ここにいるほとんどの人間は、戦いの才能には恵まれていない。才能がある人間は、25層で死ぬか、戦うのを辞めた。

 

 

ただの凡人には、多彩なソードスキルは扱いきれない。緊張で視野が狭まる戦闘時はなおさらだ。ならばソードスキルを限定し、迷いを無くす方がいい。

単発のソードスキルは、決定打には欠ける。ただし 、集団で使えばその限りではない。加えて単発技は硬直時間は短く、追撃に移りやすい。

 

 

「3班カバーッ、2班からタゲを取れ!横薙ぎに注意、最大ダメージ3000!

1班はポーションで回復。4班は一斉突撃用意っ、右の壁際に押し込め!!手隙の奴は武器を拾って投擲しろ!」

 

 

 

 

基本はこの繰り返しだ。

 

奇数班がヘイトを稼ぎ、偶数班が一斉突撃で吹き飛ばす。手が空いている人は回復しつつ、拾った武器を投擲。継続ダメージと行動阻害で弱体化を狙う。

弾切れ時は心配ない。偶数班がボスを吹き飛ばすおかげで、武器がボスの足元に留まることはない。すべて刺さったら刺さったで、貫通継続ダメージは膨大なものになるだろう。

 

 

「投擲止め!エドっ!」

 

「4班用意!3、2、1、今っ!」

 

「1班カバー急げ!投擲は中断、回収に専念しろ!2班は突撃用意!」

 

 

 

 

思考を回す。この先どうなるかを考える。

 

まず、ローテーションが早過ぎる。被ダメージが大きいせいで、交代を早めざるを得ない。

投擲武器の回収が追いつかない。致命的だ。ただでさえ転倒しやすい環境なのに、これ以上武器の散らばりは許容できない。

 

更に考える。

 

現状、回服が追いついていない。カバーに向かった1班の平均体力は7割。最低限度の安全を考えて、あと一周。回復の結晶を使えば、もう一周いける。

対してボスのHPは6割。理論上、討伐可能だ。

 

 

……いや、本来の目的を思い出せ。今回の戦闘は、あくまで偵察だ。攻撃の予兆および種類、攻撃力、攻撃後の硬直、耐久力の情報は揃った。

それに討伐可能というのは所詮、理論上の話。確実なものではない。

 

 

「撤退するっ!

1班はヘイトトップを維持、2班は1班を結晶で回復しろ!突撃はなしだ。他は武器を回収しつつ撤退。遅滞戦闘に________」

 

「結晶が使えない!!」

 

 

 

 

 

その時、時間が遅くなった。

ゆっくり動く世界の中、理解する。ここは結晶無効果空間だ。

 

 

「2班っ、突撃してカイティング!1班から引き離せっ!!」

 

 

口に出してから気が付いた。この指示は悪手でしかない。

半ば止まっている時間の中で、状況を確認する。

 

 

 

1班は、すでに体力がグリーンゾーンの人間がいない。それは疎か、レッドゾーンが1人。死者が出ていないのが不思議なほどだ。

 

2班は1班の回復のために、突撃の陣形を崩してしまっている。個人がバラバラに突撃しようとしているが、根本的解決には至らないだろう。1班へのヘイトが高まった今、それごときでタゲは移らない。それに2班は機動力重視のアタッカーだ。盾にはなれない。

 

エド隊は間に合わない。離れ過ぎている。たどり着く頃には、レッドゾーンの人間1人は死ぬだろう。

 

もう指示を出す時間すらない。ボスの大剣は、すでに振り上げられている。

 

 

「クソがぁぁっ!!」

 

 

ソニックリープ、突進技で距離を詰める。

当てなくていい。目的は割り込みだ。体力満タンの前衛職は自分しかいない。

耳を壊すが如くの轟音が聞こえた。ダメージ5133。なるほど、まともに食らうとこうなるのか。

 

自分の残りHPは7043。あと一発は行けるか。

 

 

「援護だ!引き付けろっ!」

 

「お前ら下がれ、邪魔だ!」

 

「ダメージ上げろ!死ぬ気で殴れっ!!」

 

 

下がっていた班が戻り、タゲが1班から外れる。

 

 

_____________そこに隊の編成後、ほとんど聞かなくなった音が響く。1本の剣が連続で使われる音だ。

 

これは……スター・スプラッシュ?

 

 

「エド!?」

 

 

エドは班から離れ、単独で攻撃していた。

もちろんボスも黙って刺されるわけもなく、ソードスキル発動後の硬直を狙い、大剣を振り下ろす。体力バーが黄色くなった。しかしそこで止まらず、ボスを引き付けながら逃げる。カイティングだ。

 

 

「エドっ、バカ下がれ!」

 

「行け!」

 

 

囮になるつもりか。

撤退支援として、ボスの引きつけはありがたい。だが、個人でやれとは言っていない。

 

 

自分はあの状況から、どうすれば安全に撤退できるか分からなかった。

これも1つの手だ。大多数の人員が、ほぼ確実に退ける。

ただし、納得できるかは別だ。

 

大剣の切っ先がエドをかする。ついに体力バーが赤く染まった。

 

 

「突撃用意!とにかくボスを__________は?」

 

 

援護させようとしたところで、異変に気がついた。

 

白いなにかが、視界に入る。おかしい、隊に白い衣装のやつは居ないはず。体力バーは緑。減ってすらいない。

更には見知らぬ男まで乱入してきた。

 

いや、どこかで……?

 

 

「アスナ、クライン!15秒耐えてくれっ!」

 

 

思い出した、C地点で休憩中に話したプレイヤーだ!

 

 

「振り下ろしに注意っ!最大ダメージ5000だ!

エド戻れ!1班は扉まで後退、3班4班は援護の用意だ。2班は回復しろ!」

 

 

呆気にとられていた面々は正気に戻り、また動き始める。

 

本音としては今すぐ援護したいが、こちらがボロボロなのに加えて、戦い方が違いすぎる。邪魔にしかならないだろう。

 

 

そして、援護の必要はなかった。

 

 

____________なんだあれは。ボスの残りHPは3割だったはず。一瞬で消し飛んだぞ。

しかもソードスキルを強制中断した雰囲気だ。全力ではなかったらしい。まず二刀流なんていつ実装された?

 

 

 

 

 

 

…………まあ、生き残った。今はそれを喜ぶべきだろう。

 

今回の偵察は失敗だ。ボスは倒れたが、露呈した問題が多すぎる。

だが、この世界に勝利するまでは、止まるわけにはいかない。

 

 

自分たちを、待っている人がいる。

 




続きはありません。

評価、コメントお願いします。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。