Fate/憑依転生ワカメは死にたくない   作:エドアルド

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おまたせしましたァ!!
専門学校の入学とか生活費問題とか引越し先に慣れるとか色々あって遅くなりました。
あと綺礼の扱いがむずかったのもある。


言峰綺礼の願い

 

「私は答えを知りたい」

 

そう言い出したのは綺礼だった。

 

「答え?一体なんの?」

 

イスカンダルにそう言われれば綺礼は喋り始めた。

 

「私は万人が「美しい」と感じるものを美しいと思えない。

10代のある日私は自らの他者の不幸によって自身の幸福を満たす自身の悪という性質を理解し、そして苦悩した。教えられた道徳を理解し、信じ、人として善であることが正しいと思い過ごしてきた。そして常識から外れた自分を正し、人並みの幸福を得るためにひたすら苦行や試みを繰り返していたが結局どうあっても正すことはできなかった。私は、人並みの幸せを手にしたいのだ」

「綺礼、お前……」

 

綺礼の言葉に璃正さんが愕然としている。それもそうだろう、自分の息子が長年そんな苦悩を抱えていたのを父でありながら見逃していたのだし。

それにしても綺礼の願いは概ね変わらないな。俺が関わらないでこのまま第四次聖杯戦争が進んでいたらやべぇ事になってたからなひとまず安心……いや、ここからだな。原作のようにアンリマユを誕生させようとか考え始めたら厄介以外の何ものでもねぇ。

 

「そしてその答えを衛宮切嗣。お前に問えばわかるのではと考えた」

「僕にか?」

「ああ」

 

やっぱ、衛宮さんに話持っていくのね。

 

「私はお前の経歴を見た時こう思った。私と同じ「心の虚無を埋める為に、あえて苛烈な人生を選んだ人物」では無いのかと」

 

そう言うと綺礼は黙り込んだ。衛宮さんの言葉を待っているのだろう。

 

「すまないが君の望む答えは僕には出せない。僕は君が思う様な人間では無い」

「……そうか」

 

衛宮さんの言葉を聞いた綺礼は黙ってしまった。

まあ、衛宮さんは〈正義の味方〉になりたかった人だからね。綺礼とは真逆と言っていい。

 

さてと、ここからが勝負所だ。ここで綺礼が愉悦系神父になるかどうかが決まる。

 

「綺礼さん良いですか?」

「ああ、良いとも」

 

心無しか声が少し落ち込んでいる気もしないけど俺は綺礼に声を掛ける。ここで闇堕ちされたら大変なので。

王様がニヤニヤしながらこっちを見ているが頼むから何もしないでくださいよ!

 

「綺礼さんは真面目すぎると思います」

 

はっきりいって普通の人ならまずそこまで悩みはしない。殆どの人は妥協をするだろう。

そこが言峰綺礼を真面目と言った点だ。

 

「あなたはもう少し自分に正直に生きた方が良い」

「だが、それでは……」

 

そう、それでは綺礼の願いからは外れる。普通の幸せを得たいという彼の願いからは、だがそれで潰れてしまっては元も子も無い。

それに

 

「あなたのその性質は人である証なんです」

「人である。証……」

 

他人の不幸で喜ぶ?そんなの人にとって当たり前の事だ

 

「自分よりも不幸な者を見て心を満たす。それは人のあり方の一つだ。ことわざにも他人の不幸は蜜の味なんてのもある。確かに教会の人間としては良くないのかもしれないけど少なくとも人間そのものとしてはあってる」

「……確かにそれはそうなのだろう。だが、私の願いは……」

「それはもっと年月を重ねてからでも良いと思います。それに今まで一人で抱え込んできたんでしょう?家族である璃正さんにも相談してみてはどうですかね?」

 

そう言えば綺礼は璃正さんに目を向ける。

 

「綺礼、すまなかった!私はお前の事を何もわかっていなかった。一番お前の近くにいたというのに!」

「父上……」

 

璃正さんは綺礼の心を聞いて謝った。一番近くにいたはずの自分が気づいてやれなかった事が悔しいのだろう。

 

「後でゆっくりと御家族でお話すると良いと思います」

「ありがとう、間桐慎二」

「いえいえ」

 

貴方に口だししたのはマジで個人的なあれなんで、感謝されるいわれはないです。というかこちらこそ覚醒しなくてありがとうございます!!

 

「あ、後、綺礼さんが幸せを見つけるまで苦悩で潰れてしまっては意味無いのである程度は発散すると良いと思いますよ」

「……発散」

「綺礼さんは埋葬機関に所属していた事があったはずですよね。この世には綺礼さん達風に言えば隣人たりえぬものもいると思います。彼らで発散するのも手かと。あとは他にも色々試すのも手ですよ、麻婆豆腐とか」

 

完全覚醒はダメだが半覚醒程が丁度いい。綺礼さんの性質の矛先を隣人たりえぬ奴らに向ける事で被害を無くしある程度発散させる事で爆発を防ぐ。そして璃正さんのサポートで無事に真人間になってくれればなおよし!!

あの殺人的麻婆もあれば綺礼さんマシになるはず!

パーフェクトだ!

 

「なんだつまらん、中途半端に目覚めさせるとは」

「やめてくださいよ王様!?俺の苦労をここで消さないで!!」

 

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙、マジで王様やめてね!あんたが綺礼に関わったらマジで完全覚醒して大変な事になるから!!

愉悦の為に色々やらかすあの愉悦神父になるから!!

 

王様さえ手を出さなければ外道にはならないはずだから!きっと、たぶん、おそらく、メイビー。

 

あ、痛みがやわらいだ胃痛がまた。マジで不安が俺を殺しにくる。

誰か胃痛に効くクスリくれなぁい?




グダグダ「ステンバーイ、ステンバーイ、ステンバーイ」
ワカメ「ウウ、イガイタイ。ソレニイヤナヨカンガスル」
サクシャ「モウメチャクチャニシテヤル!!」
AUO&死神「愉☆悦」
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