アルまど様「干渉できない特殊な宇宙が増えてたので見てみたら自分が犯されてた」 作:夜月工房
あれから
それまでの過程ですっかり
もっとも、元々魔法少女にマトモな恋愛は難しいと諦めていた部分はあるのかもしれません。
それでも表向き魔法少女は実在していない事になっていますから、仮に自分は魔法少女だと主張する少女がいたとして、その子には
余談ですが、いっそ魔法少女同士で子孫をせるようにと生やせるウワサや一時的にTSするウワサも創造されています。定義はあやふやですが
しかし灯花ちゃんの試算によると、強化幅を劇的に伸ばす方法を考えなければ地球全土をカバーするまでには十数年単位の時間が必要になるとの予測が出されました。
魔法少女が増えていくに連れて強化の機会も減る見込みですし、強化幅も直線的ではなく対数的な動きを見せています。そもそも誰か一人でも欠けるとご破算なので、灯花ちゃんとしては気が気ではありません。
そこで仕方ないと
これにはアルまどちゃんも困惑して、うろたえるばかりです。アルまどちゃんはドイツ軍人じゃないので仕方ありません。
しかしながら、こちらの
現在は残念ながら浄化システム外の魔女化や過去の魔法少女はサービス対象外ですが、この辺りは
佐鳥かごめが魔法少女契約を結んでいないため、
とはいえ、自動浄化システムが日本全土へ拡がった事で、魔女化する魔法少女がいなくなりました。つまり魔女不足が懸念され、いよいよ久遠の
ドッペルの副作用を心配する魔法少女は少なくありませんでしたし、ないと思い込んで短期間に乱発した魔法少女が心身に異常を来す実例も現れて問題になっています。
これに関しては浄化システムの拡大よりも前に
配信の内容を覚えている魔法少女の多くは最後の手段どころか基本的にはドッペルをないものと考えて慎ましく戦っていましたし、配信を見ずにドッペルの事だけを知って力に溺れた魔法少女が主な被害者になっているようです。在りし日のマギウスは、あれで表舞台に立つ事が少なく間隔は空けてましたので、後遺症とは無縁だったようです。ねむちゃんはそもそも固有魔法の時点で命を削っていましたが。
最近では魔法少女の真実も浸透していますので、中には
それでもドッペルの後遺症を治療する能力を願った魔法少女は前例がないようで、いろはちゃんの巻き戻しなど副次的に効果が発揮される固有魔法が数例確認されているだけなのだとか。ドッペル乱発系魔法少女の多くは性格に問題があって絆を結んだ相手が少なく同情される事もないのかもしれませんね。
なお、∞いろはちゃんに関しては
実際には∞いろはちゃん自体は概念として独立しふんわり上位次元に座しているのですが、いろはちゃん達が集まって融合する事で再現可能です。まるでヒーローものの強化形態ですが、おかげで
余談ですが、∞いろはちゃん状態で
強化時の感覚も共有されるため、不満も抑えめです。共有でなく上乗せだったらもう戻れない可能性もありましたが、そうはならなかったようです。
そんなわけで魔法少女としての活動が減りつつありますが、それ以外は変わらない日常が続いています。
魔法少女同士が殺し合いながらも平和な未来を勝ち取るドラマティックな第二部は、出落ちした新キャラくらいで影も形もほとんどありませんでしたが、幕を下ろしたものと見て良さそうです。
あるいは気の遠くなるような未来になって宇宙が伸ばしたゴムよろしく縮み始めたりもするかもしれませんが、それはその時に生きる命が立ち向かうべき命題です。
改めて比較すると、
そんな減ったり増えたりな魔法少女、神浜市内では浄化システムや調整屋、あるいは久遠の影響で
魔法少女には家庭の事情や本人の性格といった環境由来の問題を抱えている者が多く、中には進学を諦め高卒や中卒で社会に繰り出し働く事を決意した者も少なくありません。
そこで久遠の会社から100%出資した子会社が魔法少女同士の互助会として機能し、そこへ魔法少女達が集まってそれぞれの得意分野を活かしました。得意分野を持たないと考えている者も魔法少女という共通点があるため比較的ではありますが打ち解けやすく、その内に資格を取ったり技術を会得していきました。
そもそも魔法少女の身体能力は常人より高いですし、固有魔法という強みがあるので人並み以上には活躍できる方が大半で一般的なのです。思考能力や感性は人並みな場合も多いですが、その場合は指導者を据える事で実力を発揮できるようにすれば良い話で、特に問題になりません。
それでも人間関係が上手くいかない
そんな感じですので、この先も多少賑やかでも穏やかな日々が続いていくと思われます。要はエンディングです。
神浜市の抱える大きな問題の一つとして東西に横たわる確執が残っていますが、劇薬が投下されたからこその雨降って地固まるになった
場合によっては時女一族の願いで久遠が抹消された世界線も存在するのかもしれませんが、神浜市長の肩書きでは利用できない可能性の方が高そうです。少なくとも、この宇宙では時女一族自体が情報収集の大切さを集落単位で学習している最中なため、今後政治家の案件を請け負う場合があっても調査もなく先走る事はないと思われます。
貧富差に関しては東側のインフラを整えるため施工業者で人足を募り、雇用を増やす事である程度は解消しました。労働環境の維持にも力を入れたので人当たりもマイルドになりましたし、西側の持つ偏見には新聞社やテレビ局の力で対処しました。
また、∞いろはちゃんが試しに時間を超えて収集できないかとサルベージした過去の魔法少女が、ちょうど現代まで伝承が残っている戦国時代の戦巫女だった水名露と千鶴でした。そしてそれが呼び水となり、中央区のマンションの敷地内にある畑へ二人が
とはいえ、ねむちゃんや灯花ちゃんの強化が巡り巡って概念が薄まることなく過去を観測でき、現代では観測された魔法少女がマンションの畑に生えてきては久遠に
そして戦国時代の二人からインタビューできたねむちゃんが新作の短編集として発行した作品内に二人の話をねじ込んだ事で、若者の間で真実が広がっていきました。読者が話そのものは創作だとしても結局のところ人伝いの話だけで東だ西だと言っている一部の大人が駄目だよねと悟り、垣根を取り払うための運動団体が結成されたのも一つの成果と言えるでしょう。この世界では石を投げられる
前者の場合は背伸びに近いものの姉の力になりたい一心から姉に内緒で久遠に強化を希望して施術を受けていましたので、不意打ちだろうと全て掴み取ったり拳で砕いたりした事でしょうが。妹に先を越されたみたまさんの心境やいかに。そんな知らぬ内に哀しみを背負わされてた皆の
さて、エンディングといえば手強いシミュレーションの如く生存キャラのその後に関する一言エピソードなんかも羅列したくはあるのですが、全てを明かすよりも想像の余地を残す方が読者の楽しみに繋がると脳内まどか先輩に説得されたのでこの辺でぶつ切りにしたいと思います。
最後の最後に、アルまど様が劇場版に入ってしまった上にイろはちゃんもなんだかんだ現界してしまったので空になった円環の理の様子をご覧頂きましょう。
そこの片隅でシックな蓄音機にセットされたまま音を奏でているレコードが当物語になります。円環の理に時間の概念はなさそうですし、今も続いている物語とも、あるいはもう終わってしまった宇宙の記録と言えるかもしれませんね。一度は多元宇宙からパージされたことで
干渉は変わらずできないままですが、理由がレコードを歪めてしまうのではなく近付くと流れてくる
思えばアルまど様が見つけた一枚のレコード、偶然見つけた干渉できない特別な宇宙。発見してしまったアルまど様と巻き込まれたイろはちゃんには、ご愁傷さまと言うよりほかないでしょう。今もふとした拍子に思い出し笑いとかをしてしまうんじゃないでしょうか。アルまど様はまだしも、イろはちゃんは知人友人を見る目が
ですが円環の理に時間の概念はなく、つまりイろはちゃんが
しかしながらパウチュウで誕生した∞いろはちゃんも一応は円環の理なわけで、この場所にアクセスできる権限を持っている事になり、ちょっと工夫すればパウチュウの記録を持ち出せもします。それが魔法少女以外のものであっても。
よって、アルまど様とイろはちゃんが円環の理に戻ってきた際、そこに竿役がいる可能性が生まれました。あるいはその時いなくても、連れて来られる事を二柱は知るでしょう。
はてさて、どうなる事やら。
これで完全に終わりです。お付き合い頂きありがとうございました。
お気に入りや高評価下さった方には感謝の念と申し訳なさが絶えません。拙いながらに完結させる事ができたのは皆様のおかげです。タイトル時点で見えている地雷でしかないのに踏んで下さった開拓精神に限りない敬意を。
低評価に関しても自発的に評価するカロリーを消費する程に感情を動かされた、つまり感動してくれたのだと前向きに考えます。いじめ被害者が無視されるよりマシだと思い込む危険な状態に近い気もしますが、いじめと違って巻き込まれるかもと人が離れ孤立する事はありませんし、実際に高評価してくださっている方がいるのに凹むのはそちらに失礼というものでしょう。ならば低評価側を都合良く解釈してモチベに繋げる方が生産的かと。
余談になりますが、アルまど様は叛逆の物語を通してお出かけ中なもののシステムは残ってますし、多分その内に戻ってくる予定です。むしろアルまどちゃんがパウチュウまどかちゃんと融合して代行者みたいになりかねないような。
イろはちゃんも現界してますが自動浄化システムそのものは機能し続けているので本体というか概念は円環の理に常駐しています。特にウワサ化しているねむちゃん灯花ちゃん。こちらは偶然そのタイミングで構成員が丸ごと席を外していただけ。間が良いのか悪いのかは個人の判断にお任せします。
まぁ、どたばた騒がしく終わる機会を逃した事だけは確かです。イろはちゃんと新しく生まれた∞いろはちゃんとで被ってますが、その辺はマギレコ二次創作なのである意味しゃーない。
第二話以降を考えた当初は久遠が円環の理になって初の男神として女神二柱や円環の理に招かれた魔法少女達と大ハッスル祭で締める予定だったのに、どうしてこうなった。