遊戯王ARC-V 次元戦争なんて冗談じゃない!!!   作:皐月の王

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遅れて申し訳ございません!!

今月中にタッグデュエル決着が書けるように頑張ります!


バトルロイヤル始動

花火が打ち上がり、鳩が飛びステージに15人の勝ち上がった決闘者が並んでいる今日この日が来た。15人の理由は黒咲が別行動をしているため全員がその場に居ないためである。

 

(いや、元のアニメでも居なかったけどさ……私も居るんだから合わせていて欲しいよ……)

 

少々ガックリしながら遊希は息を吐く。

 

「黒咲来てないわね」

 

「どこに行ったんだ?アイツ……」

 

「本当にどこに行ったんだろうね」

 

遊矢達が言うのに続いて遊希も言う。遊希の場合表情は笑っているが怒っているのを抑えている意味合いの方が強かった。

 

「皆様おまたせしました!!!これよりジュニアユースクラスを勝ち上がった16名の勇者達によるバトルロイヤルを行います!!!」

 

ニコ・スマイリーが高らかに言う。

 

「「え?」」

 

遊希と忍者の二人以外は驚いた表情を浮かべ、観客も静かにざわめき始める。

 

「ルールを説明しましょう!開始時間は正午きっかり!」

 

ニコが手を伸ばした方を見ると巨大なディスプレイに時刻が表示される。

 

「その瞬間、例によってアクションカードがばら撒かれます!そしてここが肝心!街には予めレオ・コーポレーション社製のペンデュラムカードが隠されています!」

 

「何だって!?」

 

ニコの説明に遊矢が声を上げる。

 

「参加者は街に出てペンデュラムカードを二枚以上見つけてから決闘をすること!」

 

「全員がペンデュラムカードを!」

 

「……え?ペンデュラムカードを二枚見つけてから?え!?本当に二枚以上見つけないとダメ!?」

 

遊希は忘れていたのだ。このバトルロイヤルのルールを。ただのバトルロイヤルで、アカデミアが来た際に叩きのめせばいいと考えていただけであるため、"二枚以上見つけてから決闘"と言うルールに衝撃と面倒くささを感じていたのである。

 

「勝負はそのペンデュラムを賭けたアンティールールで行います!勝者は敗者から賭けた枚数のペンデュラムを受け取りその枚数を競っていただきます!制限時間は24時間!」

 

ニコの言葉を聞き遊希は思わず声を上げる。

 

「はぁ!?24時間!?チャリティー番組じゃないんだよ!?中学生に何させるのさ!!」

 

「お、落ち着けよ遊希!」

 

遊矢が思わず遊希を宥める。その間も説明が続く。4つのエリアを分けるアクションフィールド魔法、ワンダー・カルテットが発動されること街中が戦いのフィールドになると言うことである。

 

「それでは皆さんデュエルディスクの準備を!」

 

遊希は渋々デュエルディスクを展開し準備をする。

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが!モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る!見よ、これぞ、デュエルの最強進化形、アクション…」

 

15人の決闘者が真剣な表情で宣言する。

 

「「「デュエル!」」」

 

その言葉と共にでゲートに向かって走り始める。

 

(凄いよねー、決闘でバトルロイヤルなんて)

 

「面倒なだけだよ。ペンデュラムカードを二枚見つけるのが条件な所とか」

 

リオのマイペースな言葉に誰にも聞かれない声のボリュームで否定的な意見を言う遊希。

 

遊希はとりあえずと港付近でカードを探していた。そんな中遊希はふと疑問に思う。

 

「24時間という事はさ、寝床とか食料問題どうするんだろ?」

 

(そんなの一日食べず、寝ずでも大丈夫だよ!)

 

「そっちの地獄を見せなくていいから」

 

リオの言葉に顔を青ざめながらに言う遊希。

 

「と言うか大丈夫って?」

 

(うん!Dホイールの修理とか、コモンズだからご飯にありつけるのも安定はしなかったんだ。だから割と慣れているんだよね)

 

それを聞いた遊希はドン引きしながら

 

「何処の蟹なんなんだよ……」

 

(ん?蟹って?)

 

「何でもない!こっちの話!」

 

そんな事を言って港を探し回る遊希。意外にもすんなりとペンデュラムカードを見つけることが出来た。

 

「一枚目っと。ペンデュラムカードねぇ……うーん、私のデッキと相性が良いとは言えないなぁ。そもそも、ペンデュラム召喚を使うタイプのデッキでも無いし」

 

(えー!面白そうじゃんペンデュラム召喚!)

 

「私は必須じゃないからなぁ」

 

遊希はため息を吐きながら二枚目を探し始めた瞬間。アクションフィールド魔法が起動し、港が氷山エリアへと姿を変える。

 

「……見てるだけでも寒っむ!こ、ここまでリアルに作り込まなくても!」

 

遊希は震えながら二枚目のペンデュラムカードを探す。その中で思考を巡らせる。出てくるアカデミアが仕掛けてくるタイミングは正確には覚えていない事。ただ、今日このバトルロイヤル中に来ることだけが分かっている。

 

(皮肉だよね……襲撃が来た方が自由に戦えるなんて。でも、その分一人でも多く叩くから……!)

 

そう思いながらに探していると二枚目のペンデュラムカードを拾うことが出来た。

 

「これで二枚。ようやく決闘が出来るという事ね」

 

遊希が足元の氷と氷の間からペンデュラムカードを拾い前を向いた時。尻尾付きのロシア帽を被り、分厚いファーコートの様な防寒具を纏っている少女が居た。

 

「生まれた国に似て、心地がいい。ここなら誰にも負ける気がしない」

 

少女は余裕の笑みを浮かべながら遊希を見る。遊希はどう返答しようか少し考えるが……。

 

「ええと……まぁ、うん、そっかぁ」

 

「……もっと良い返しとかない?」

 

少女の言葉に遊希は落ち込む。自覚はある様子で恥ずかしいのか顔が熱くなるのが分かる。

 

「私はLDSノルディック校のオルガ。シンクロコースの留学生よ。同じシンクロ召喚を使い、同性の貴女とは一戦決闘してみたかったわ。一回戦、二回戦の決闘を見たら同じシンクロ使いとして、競い合わないと嘘みたいなものよ」

 

「そう言ってもらえるのはありがたいね」

 

ライバル視するオルガに遊希は苦笑いを浮かべながらデュエルディスクを構えながらに言う。

 

「けど、ここでは私が勝つよ」

 

「さぁ、それはどうかしら」

 

互いにデュエルディスクを構え、宣言する。

 

「「デュエル!!」」

 

オルガ LP4000

手札5枚

 

星風 遊希 LP4000

手札5枚

 

ドローした手札を見て遊希は固まる。

 

(なっ……なにこれ……こんな手札でどうしろと!?)

 

表情に出さないようにしないといけないが、流石に現状の手札ではどうにもならないことを悟り、息を大きく吸うしかなかった。だが、誤魔化しているのはあっさりと見破られるものである。

 

「顔色、よくなさそうね。思うような手札が来なかったようね!」

 

「ふ、ふっ。それはどうかな?私的には完璧な手札だよ」

 

指摘されドキッとしながらも返答する。

 

「それじゃあ、それが強がりではないことを祈るわ。手札事故で貴女に勝っても自慢にはならないもの!」

 

オルガの先行でデュエルは始まる。

 

「私は極氷獣ブリザード・ウルフを召喚!」

 

極氷獣ブリザード・ウルフLv4 ATK1400

 

青き体毛、氷の結晶を纏う狼が姿を現す。咆哮をあげながら、遊希を睨みつけていた。

 

「私はカードを一枚伏せてターンエンド」

 

オルガ LP4000

手札3枚

場:極氷獣ブリザード・ウルフLv4 ATK1400

伏せカード:1枚

 

星風 遊希 LP4000

手札5枚

 

(1体出して、一枚伏せてターンエンド……様子見ってところかな?まぁ、こっちも良くは無いから有難いんだけど……!)

 

遊希は手札を見ながら、内心微妙な表情を浮かべる。何を言っても仕方ないので、とりあえず進めることとした。

 

「私のターン、ドロー!私はサイコトラッカーを召喚」

 

サイコトラッカーLv3 ATK1600

 

緑色の電撃を纏う、球体状の小型機械の様なモンスターを召喚する。攻撃力はブリザード・ウルフを超えている。

 

「サイコトラッカーで極氷獣ブリザード・ウルフに攻撃!」

 

サイコトラッカーは円盤状の武装を極氷獣ブリザード・ウルフに向けて伸ばす。

 

「甘いわね、極氷獣ブリザード・ウルフのモンスター効果発動!1ターンに1度、相手のモンスターの攻撃宣言時に発動する!その攻撃を無効する!」

 

極氷獣ブリザード・ウルフは氷のブレスを放ち、サイコトラッカーの攻撃を防ぐ。

 

 

「そして、その後、手札から『極氷獣ブリザード・ウルフ』以外のレベル4以下の水属性モンスター1体を特殊召喚する!私は手札から、極氷獣ポーラ・ペンギンを特殊召喚する!」

 

極氷獣ポーラ・ペンギンLv3 ATK800

 

遊希の攻撃を避けながら、チューナーモンスターを相手ターンに召喚して見せたオルガ。しかし、ここで終わらない。

 

「特殊召喚した極氷獣ポーラ・ペンギンの効果!このモンスターが特殊召喚に成功した時、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻す!サイコトラッカーを手札に戻す!」

 

サイコトラッカーは極氷獣ポーラ・ペンギンの氷の息をもらい、手札に戻る。

 

「っ、めんどうな能力!私はカードを二枚伏せてターンエンド」

 

オルガ LP4000

手札2枚

場:極氷獣ブリザード・ウルフLv4 ATK1400

極氷獣ポーラ・ペンギンLv3 ATK800

 

伏せカード:1枚

 

星風 遊希 LP4000

手札4枚

伏せカード:2枚

 

遊希は渋い表情を浮かべながらにターンエンドを宣言する。そしてターンはオルガに回ってくる。

 

「私のターンドロー……!?」

 

オルガがドローすると同時に悲鳴のような声が耳に入る。

 

「きゃあああああ!!?」

 

「えっ!?おわっ!?」

 

遊希が声のする方を見た瞬間、柚子が勢いよく滑り落ちてきており、遊希と激突する。

 

「痛ったた……」

 

柚子は頭を擦りながら周りを見る。オルガは少し固まっていたが、柚子に言う。

 

「あんた、私の対戦相手の上で何時まで居るつもりよ、早く退きなさい」

 

「え?」

 

柚子が下を見ると下敷きになっている遊希がいた。

 

「遊希!?ごめんなさい!大丈夫!?」

 

「ダ、ダイジョブ……」

 

「本当に大丈夫!?」

 

柚子は心配しながらも、急いで立ち上がり、遊希の手を引き、遊希を立たせる。その直後デュエルディスクから通知音が鳴る。

 

『Battle Royal mode Joining Tag Duel』

 

「え?」

 

「タッグデュエル?」

 

遊希と柚子がデュエルディスクを見て驚いていると、柚子の対戦相手だったハリルが合流する。

 

「これ、どういう意味デスカー?」

 

ハリルもデュエルディスクを指さしながら、オルガの隣に降りる。

 

そして、タッグデュエルのチーム分けが出る

 

柊 柚子&星風 遊希VSオルガ&ハリルと言うチーム分けでタッグデュエルが承認される。

 

会場の小学組は空中に映し出されたヴィジョンでそれを見て、

 

「柚子お姉ちゃんと遊希お姉ちゃんのタッグデュエル!?」

 

「痺れる展開だぜぇ!!」

 

「負けっこ無いよ!あの二人が組めば!!」

 

と盛り上がっていた。

 

オルガ LP4000

手札2枚

場:極氷獣ブリザード・ウルフLv4 ATK1400

極氷獣ポーラ・ペンギンLv3 ATK800

 

伏せカード:1枚

 

ハリルLP4000

手札0

場:ランプの炎精・ファイヤー・ジーンLv7 ATK2700

パープル・ランプLv4 ATK1600

 

伏せカード:1枚

ペンデュラムゾーン:PSレッド・デビル

PSホワイト・フラワー

 

 

 

柊 柚子 LP800

手札4枚

場:無し

ペンデュラムゾーン:PSホワイト・バタフライ

 

星風 遊希 LP4000

手札4枚

場:無し

伏せカード:2枚

 

ターンはオルガから始まる。




権現坂は別の場所にて頑張ってます。


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