長編案と短編集   作:蒼羅

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うっかり深夜テンションで書いちまったよ。ご無沙汰してます。
それっぽい構想はなんとなくあったけど、1時間くらいで1200字弱か。多いのか少ないのか。少ないんだろうな。
これ以上集中力続かねえよー。1記事10000字とか書いてる人どうやってるんだろう。
やっぱり突貫じゃ駄目ってことか。

そうそう、文ストじゃないよ文アルだよ!


うっかり書いた文アル二次

 錬金術師――俗に「アルケミスト」などと呼ばれる職業がある。ご存知だろうか。

 物質の精製、転換、ものづくり、はては禁術に近いことにまで活動内容は及んでいる。アルケミストは、この世界の薄闇に、薄く網を広げている。

 

 かつて、文学に携わり、その著作によって、あるいは生き様によって、その足跡を残した者たちが居た。

 彼らに関わる多くの本が人々に読まれた。

 たくさんの賞賛を受けたが、批判されない訳でもない。しかし、それ以上のことが起こるようになったのは最近のこととされる。

 すなわち、「侵蝕者」の出現である。

 

 文学書が黒く染まっているのが発見されたことが、事の発端だ。

 ページが塗りつぶされたように真っ黒になった本は、物理的に読めなくなるのと同時に、何らかの作用によって人々の記憶から急速にその姿を消していった。

 異変を感じ取れたのは、彼らの持つ異能故か、アルケミストばかりだったという。

 

 調査を開始したアルケミストたちは、ほどなくして、本の中にはその本の世界がきちんと存在していることを突き止めた。完全な状態の本よりも、侵蝕の進んでいる本の方が侵入しやすいことも、ほぼ同時期に判明している。侵蝕を綻びと捉えると仮定するなら分からない話ではないが、確かなことは今も分かっていない。

 調査のために侵蝕されている本に入り込んだ彼らは、そこで先の「侵蝕者」と遭遇した。

 そして、彼らのうちの全てが命を落とした。

 そのことごとくが自殺だった、というのは、アルケミストの間では有名な話だ。

 

 彼らが本の世界から引き揚げてきてから自殺するまでのほんの数日間、現実世界に残っていたアルケミストたちが聞き取りを行ったようだが、精神を病んだと思われる彼らからは上手く情報が得られなかったようである。今日に伝わっている侵蝕者の詳細な情報は、後の調査で得られたものだ。

 しかし、会話すら出来なくなった彼らがうわ言のように漏らす言葉によって、入り込んだ先に敵と思われる存在が居たということは、残っていたアルケミストたちにも辛うじて把握できた。

 本の中の世界であるということ。そして、敵の存在。

 彼らが狂った要因として挙げられるのはそれくらいで、調査を進めるにはどうしても乗り越えなければならない障害であることも確かだった。

 本の中で狂うことなく、敵に遭遇しても逃げるなり倒すなり出来る存在などありはしない。精緻な絡繰りですらアルケミストの力なしには動かないのだから。

 

 八方塞に思われたが、文学に携わった者たち――「文豪」に目を付けたアルケミストによって、事態はひとつの方向を得た。ほとんど禁術と変わりないにも関わらずその方法が取られたのは、既に理論は確立されていたこと、そしてのっぴきならない状況に、誰もが焦りを覚えていたからに他ならない。

 その術に適性を持つ一握りのアルケミストは、業を一身に背負う覚悟のもと、各地に設置された国定図書館に散らばっている。




こっから話が始まる(ゲームも始まる)訳だけど、死ぬほど捏造まみれなんで絶対に信じちゃ駄目だぞ。原作ゲームが始まってまだ1周年だから、謎が謎なままで捏造し放題っていう典型的なパターン。
ちょっと歴史風味に書いたら説得力ありすぎて自分でも目え回りそう。こんな文章書けるんだな。つか思った以上にシリアスになりすぎてワロタ。
極秘資料集も持ってるんだけど、正直買った時に浮かれすぎて内容あまり覚えてないから、捏造だけじゃなくて齟齬もきっとある。

原作は悲壮感漂うテーマ音楽と、意外とのんきでネタ満載な文豪たちの温度差にくすっときます。
そんな風に書けたらいいなと思うけど、ここで書くかどうか。
そもそも筆を進められるかどうか。

ちなみに女性向けではあるけど、乙女ゲーでもホモゲーでもないから、やろうと思えば男性でもできるよ。
良ければやってみそ(ダイマ)
個人的には手紙がとても好き。

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