鬼畜王ランスⅡRTA【初動魔人領チャート】   作:F-Shinji

9 / 9
博識な方達にとっては鈴女の寿命はLP6年の19歳没と言うのが常識でしょうが、本作では(治療しない場合)LP7年で20歳になる前に逝く設定となっております。
許してや、城之内……


009:負けイベントで勝利

 

 

最初からクライマックスなRTAの続き、はぁじま~るよ~!

 

鈴女(18)と戦うに当たっての一番の楽しみ方としては、何とか初動だけを凌いで、彼女の"この戦闘専用"の某ライダーの変身ポーズをしたりする、おちゃらけた待機モーションを眺めるだけ眺めてから負けるのが最適解と言うのが、スレ住民の総意ですが……

 

今回はRTAゆえに専用モーションを殆ど見れない反面、仲間にしたら主力確定だから従順に成るまで犯(られもす)るからなァ!?

 

 

「しゅしゅ~っと」

 

 

それはそうと、いざ戦闘が開始されると、早速、鈴女が最初に行動して来る訳ですが……

 

相変わらずヤる気の無さそうなセリフとは言え、前回もお話した通り、最速2回行動で兄貴を狙った不可視の遠隔攻撃、かつ確定ダウンと言う凶悪な行動を毎ターン行って来ます。

 

しかし、此方は1ターン目のみ完全に凌ぐ事ができ、それを行えるのが、我らがゼスの治安部隊の隊長キューティちゃんです。

 

 

「させるかァッ! 守れーッ!!」

 

『……!!』

 

 

【ガードLv1】の技能を持つ彼女の号令で、2体のウォール・ガイが兄貴を庇うのですが、Ⅵよろしく物理攻撃70%カットが有っても何のその。

 

鈴女の2回の攻撃で、1体づつが成す術なくダウンさせられてしまいます。

 

耐性完全無視の説明に違わず、無機質だろうと無敵結界が有ろうと例外では有りません。

 

流石に後者は遣り過ぎな気もしますが、このバトル限定だし、ダメージも与えていないので、多少はね?

 

 

「おりょ~?」

 

「!? そ、そんな馬鹿なッ! 何をしたんだ!?」

 

 

————良くやったぞ!(UDK)

 

瞬時に無力化された自慢のウォール・ガイにキューティは驚愕しますが、この鈴女の性能と撃破の条件を考えると十分な仕事です。

 

更には、ウォール・ガイは(スキル振りによって)自動で兄貴を庇っていたので、キューティがまだ動けるのもポイントであり、彼女自身の行動も加わる事で十二分となります。

 

一方、兄貴は盾を構えていたモノの、ウォール・ガイが守ってくれなかったら自分が倒されていたと察し、【相手が悪過ぎた】と冷や汗が止まりませんが、出来る限りは抗おうと(プレイヤー的には最初から決めていましたが)一か八かの行動に出ます。

 

 

→【挑発】ポチッ

 

 

→【鈴女】ポチッ

 

 

≪————クイクイッ≫

 

 

「……怒った」

 

 

それは【盾防御Lv2】以上専用スキルの"挑発"です。

 

兄貴が(手加減してくれているとは知らないので内心ドキドキでしょうが)薄笑いを浮かべつつ、右手でクイクイッと鈴女を煽ると、彼女の瞳からハイライトが消えて表情が一気に怖くなります。

 

……戦国の五十六ルートのラストでも、こんな感じで怒ったのかな?

 

さて置き、鈴女のターゲットは元々兄貴ですが、彼女みたく煽り耐性がゼロの場合は次の行動を近接攻撃に限定でき、今回はそれが狙いです。(ロンメルみたいな魔法系の敵は近接攻撃にできませんが)

 

 

「クッ……二人ともッ、支援を頼む!!」

 

「は、はいッ! なむなむなむ……」

 

 

続いてリズナが鈴女に"ジャクタイン"を掛けます。

 

敵単体の攻撃力を25%下げ、被ダメージを25%上げるリズナの十八番と言える強スキルであり、本作ではⅥで使用できた攻撃・防御・魔法付与をも覚える事から、出来る限りスタッフが11人の仲間の一人として活躍できるように配慮したのが伺えます。

 

一方、好感度【愛情】の条件としてウェンリーナの治療が必須な事から、結果的に【フェロモン】が削除されてしまうので、やはり最後まで使うのには愛が必要なカテゴリのキャラです。(レズさんには関係有りませんが)

 

 

「攻撃付与ォーッ!」

 

 

そして【付与Lv1】も持つキューティが兄貴に"攻撃付与"を掛けてターンエンド。

 

実はRTA的にはリズナと役割が被っていましたが、こうして1回しか行動できない場合は、1ターンで飛躍的に与ダメージを上げられる組み合わせと言えます。

 

各種付与は味方単体の特定の能力を1.25倍にするシンプルながら便利なスキルで、Lv2持ちは【全体化】が可能となり、滅多に居ませんがLv3だと1.5倍にもなります。

 

つまり本作では同じ名前のスキルでも、技能Lvでしっかりと効果が分かれていますが、この付与なんかは良いバランスで落ち着いていると思いますねぇ!

 

……世界樹は容易に全体掛けできますけど、こちらは6人編成なので割と痒い所に手が届くのです。(6では容易に全体付与出来てたやん……とは言ってはいけない)

 

それはそうと、言ってる傍から鈴女が次の行動に移っていて、兄貴に確定ダウンの効果が備わった、短刀による近接攻撃を仕掛けて来ますが……

 

 

「ににんッ」(低音)

 

 

→【カウンター】ポチッ

 

 

「甘いッ!!」

 

 

≪————ドスッ!!≫(腹パン)

 

 

「かはッ!?」

 

 

————撃破しました。(工事完了です……)

 

ダメージがギリギリだったので、計算上は下回る事が無いと分かっていても、当時は少しヒヤッとしましたね。

 

御覧の通りコレは【柔術Lv1】の基本スキル"カウンター"で、相手の攻撃を避けつつダメージを与える、行動消費型の反撃技です。(掌底打ちなので申し訳程度の柔術要素)

 

成功率は極めて高く、発動したら必中で、ダメージ倍率も1.5倍なので強そうですが、遠隔には無力であり【柔術】系、自体は挑発を持たないので、通常プレイでは殆ど役に立たないスキルですが【盾防御Lv2】の挑発と組み合わせれば使い勝手が一変し、高回避・紙防御の鈴女を撃破する数少ない手段として役に立ってくれました。

 

一方、パットンやてるさんの様に相手からダメージを受けてから自動で攻撃を返すタイプのパッシブは"反撃"で統一されていて、Ⅷでは無くⅥ仕様なので味方ガード後でも反撃してくれますが、そちらは当たらないのは勿論、鈴女の攻撃を受けた時点でダウンしてしまうのでダメージを与えられません。(防御式神とかも貫通します)

 

 

「は、ハハッ、ざまァないで……ござるなァ……ごふッ!!」

 

 

≪————どさッ≫

 

 

(す、凄いッ! あの鈴女様に勝った……!?)

 

「フゥ……何とか確保できそうですね……ってッ、何かめっちゃ吐血してません!? やり過ぎですよッ!」

 

「い、いや、手加減したつもりなんだが……」

 

 

————嘘だゾ必死に与ダメを伸ばしていたし、HPを0にしたら鈴女以外は本当に死ぬから、イベント的な都合でしか無いゾ。

 

 

「此方も殺される訳にはゆきませんから、仕方有りませんよ。そ、それにしても、凄い血の色ですね……」

 

(JAPANのくのいちと言う事は、カオルの話が本当だったら……)

 

 

バトルに敗北した鈴女は、腹部を抑えながらヨロヨロと後退しますが、やがて大量の血を吐いてうつ伏せに倒れます。

 

本編では見られなかった鈴女の貴重な敗北シーン。(興奮させてくれるねェ!!)

 

流石のくのいちLv3でも、自分が負けるとは想定していなかった事から、そのカバーができない様ですね。

 

尚、大抵はアッサリ此方が負ける訳ですが、イベント戦らしく、何故か鈴女は【中々やるでござるな】と兄貴達の実力を評価してくれます。

 

消費アイテムを投げてオワリとか、味方の召喚獣で一掃とか、如く7・8のデリバリーヘルプとか、自分達の働きはごく僅かでも結果だけを見て褒めてくれる感じに近いです。(負けてるけど)

 

敗北時、その様子を見ていた吹夜としても、鈴女が珍しく"聞く姿勢"を見せていた為【彼らの手を借りれば鈴女様を説得できるかもしれない】と感じて、後に"このイベント"の重要人物として一時的に協力してくれる事となります。

 

しかし、今回は奇跡的に勝利しており、鈴女のドス黒い吐血を見た事で隠し通せないと考えた吹夜は、彼女を追っている理由は勿論、本来、話してくれない筈の"自分達は長くない"と言う真実まで暴露してくれます。

 

それが、前々回で申した、鈴女の好感度を【友人】から上げて自白させる過程をスキップできる理由です。

 

 

「とにかく事情を聞かせて貰いましょうかッ! 吹夜と言ったわね……自分で立てる?」

 

「は、はい……有難う御座いますッ」

 

「一応、形ダケ……ね?」

 

「…………」(コクリ)

 

 

≪————ガチャンッ≫

 

 

冷静になった事で、実力者ゆえに地味にとりもちから自力で抜け出していた吹夜でしたが、潔くキューティに手錠(っぽいの)を掛けられます。

 

彼女は鈴女に対しての兄貴の返答=自分の扱いを必然的に聞いていたので、もはや逃げ出す気はない様で大人しくしています。

 

最初は誰もが何故、鈴女に"あんな返答"をしなければイベントが進まないのかと思われたでしょうが、吹夜の信用を得る事で話をスムーズに進める為だったんですねェ。(一本道のイベントの宿命)

 

さて置き、従来であれば、さっさと此処を離れる所ですが、今回はキューティが居るので、彼女が今更やって来た治安部隊に対応してくれます。

 

 

「御無事ですか!? 隊長殿ッ!」

 

「おォッ! 遂に捕らえられたのですね!? 流石は名コンビッ!」

 

「め、名コッ……えへんっ。とりあえず、この二人の身柄は私達が預かるッ。お前達には、此処の後始末を頼みたい」

 

「し、しかし隊長ッ」

 

「それでは、周囲が納得するかどうか————」

 

「勿論、タダで非難を浴びろとは言わない……コレは私の気持ちだ。自由に使ってくれ」

 

 

≪ジャラッ≫(山吹色のお菓子が入った袋)

 

 

「!? そう言う事で御座いましたら!」

 

「し、しょうがありませんねェ……」

 

 

堕ちたな。(確信)

 

元々治安部隊も殆ど腐敗してるって、それ一番言われてるから。

 

一方、ウィチタが腕を組んで凄く何か言いたそうな顔をしていますが、好感度が下がったりはしないので、深く考えるのはキャンセルだ。(むしろ上がってる)

 

そんな訳で、キューティはイタリア出身ゆえに優遇されているのか、バトルどころかイベント"そのもの"の流れでも活躍し、こうして面倒な離脱パート無しでアイスフレームの隠れ里に直行できる事となります。

 

 

「それでは、行きましょうッ!」

 

「隠れ里に帰還……ですね」

 

「この女性……鈴女は俺が担ごう。ウィチタはこの娘の監視を頼めるか?」

 

「仰せのままに」

 

「口を挟む様で恐縮ですが、貴方が鈴女様に言われた事が真実であれば、私には逃げる理由が有りません」

 

「分かっている。体裁を整えているダケだ」

 

「律儀な娘ですね~」

 

「うッ。そ、それよりも、お気を付けくださいッ。今の鈴女様は昏睡状態にありますが、いつ目を覚まされるか分かりませんし、触れる場所を間違えたダケでも猛毒に侵される危険性が有りますので……!」

 

「!? じゃあ、やっぱり、さっきの吐血は彼の拳が原因ではなく、無理が祟ったから……ですか?」

 

「はい。ダメージは確かに有ったでしょうが、想定外の衝撃を受けた事で、今迄、膨らんでいたモノが連鎖的に爆発したと言う方が正しいです」

 

「では、一刻も早く、ダニエルさんに診て貰わないといけませんねッ」

 

「尚、鈴女様には世色癌の様な薬品の類は効果が有りませんので、あしからず……」

 

「ホント、随分と肩を持つわよねェ。あんなに必死で追いかけていた側とは思えない」

 

「……返す言葉も御座いません……」

 

 

吹夜ちゃん、素直な良ェ娘や!(美味そうやな~ホンマ)

 

高性能ながら、このイベント限定でしか仲間に出来ないかつ、対抗馬が鈴女なので不遇のキャラですが、本作での良心です。

 

今更ですが彼女は八重歯(?)がチャームポイントで、やや濃い灰色のショートヘアに、クナイの装飾がなされたベルトを頭上から左目を隠す様に巻いていて、かつ鈴女の立ち絵に匹敵するレベルの露出度の高い黒い和服を身に纏っています。(下着は薄紫)

 

また、全身を見た感じ、LP6年で精々10代半ばと言ったトコロであり、LP3年から出て来ないのも納得ですが、お前、それで1年後に死ぬのか……(困惑)

 

ちなみに、鈴女の治療が成功すると【本来、死ぬ筈の時期】=LP7年で生きていられる事を喜ぶ会話イベントが起こるのですが、そのタイミングで、LP3年で加入した"この鈴女(18)"が22~23歳の場合は強制的に19歳に戻る様に、バグの発見後のパッチで修正されています。

 

アイスフレームでのバグは面白いからとそのままで、年齢の矛盾だけを強引に正すとか、これもうわかんねぇな。(2回目)

 

よって、それにより、鈴女が年取らないやんッ! 20代後半の鈴女が見たかったから、このバグを起こしたの!!

 

……と、一部の兄貴達が発狂したのは言うまでも有りません。

 

 

「診療所は!?」

 

「此方ですッ、急ぎましょう!!」

 

 

あッ、そうだ。(唐突)

 

隠れ里に戻って来ると、早速、兄貴達は鈴女を診療所に担ぎ込み、ダニエルは"もう解決したのか"と感心しつつも、只ならぬ症状ゆえに真剣に彼女を診てくれます。

 

その際、迂闊に触れると本当に手が腐ったりすると言う事で、(まだ手錠をしたままの)吹夜が付き添う事を嘆願し、兄貴とウルザが認めた為、ウィチタとカオルの監視の元、診察が行われた訳ですが……

 

鈴女がどう言うカラダだったのかは御存知の通りであり、何時の間にか診察と言う名の吹夜の【くのいちの肉体の猛毒説明会】と化していました。

 

一方、兄貴・キューティ・リズナの三人は客室でテーブルを囲みつつ、疲労の回復を兼ねて治療を終えるのを待っていましたが、思ったよりも早くダニエル・ウィチタ・カオル、そして吹夜の4名が現れます。

 

しかし、誰もが【手術が失敗した】かの様に表情を曇らせていたので、兄貴が"やはり自分の拳が内臓を破裂させてしまったのか"と内心焦っていると、先に(天然ボケの)リズナが遠慮がちに口を開きます。

 

 

「あ、あの……もしかして、手術が上手くいかなかったのでしょうか……?」

 

「……いや、そいつに受けた傷自体は、大した事は無かった……儂が処置を行うまでも無く、カオルの神魔法で容易に治療できたからな……だが、全身を蝕んでいる毒素に関しては【手の施しようが無い】としか言えん惨状であり、何故、あんな体で生きていられるのかが不思議なくらいだ。それ以前に、彼女の助言が無ければ、儂とて只では済まなかった可能性が高いな……」

 

「私は留学中に噂を聞いた程度でしたが、まさか、あれ程とは……」

 

「女性の体をアソコまで改造するだなんて、人間のする事なのッ!?」

 

「どうやら、危険な事を頼んでしまった様だな……すまない、ドクター」

 

「気にするな。お前達に悪気が無い事は分かっている」

 

「感謝する————では吹夜」

 

「!? は、はいッ!」

 

「詳しく聞かせてくれないか? 君達の境遇を……」

 

「此方こそ、聞いて頂きたいです……」

 

 

こんな所で道草食ってないで、イタリアから【聖女の迷宮】に直行させて、どうぞ。(無慈悲)

 

でも、事件の容疑者に対しての配慮としては、流石に滅茶苦茶過ぎるから、仕方ないね。

 

毒の件についても、既にウェンリーナと顔見知りなので、大して深刻な問題では無い一方、兄貴達はイベントの都合上、2人の状況を深刻に受け止めている様で、吹夜の話に真剣に耳を傾ける事となります。

 

 

(ハァ……負けた負けた……でも、何故か清々しい気分でござる……)

 

 

————それでは次回、魔人信長が支配するJAPANで鈴女が何をしていたのかが、少しダケ明かされますゾ。

 

 

(……嗚呼、もう少し早く……出会えていたら……)

 

 




3話のアンケートで1位だった、初期パートナーのリズナ。(ジャクタイン)
同じくキューティの所持技能で1位と2位の、ガードLv1と付与Lv1。(味方ガードと攻撃付与)
そして5話で1位の鈴女……ひょっとして読者さん達は、この展開を予測していた……?

あッ、そうだ。(唐突)
ようつべで『鬼畜Kenshiランス』と言う動画を投稿しており、専用の立ち絵も有るので時間が有ったら観てくれよな~、頼むよ~。(宣伝)
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