将来妹が鬼に殺されるかもしれないので絶対阻止したいお兄ちゃんの話 作:シグル
そろそろ上弦の腕を引き取ってもらえないかな、と思い始めたのは斬り飛ばしたあの日から一年近く経った頃だった。
既に煉獄は柱になり、その責務を果たそうと仕事に励んでいる。そして近々また新たに柱に昇格しそうな隊士がいるらしい。生憎まだ会ったことはないのだが、左右の目の色が違うとか蛇を常に連れているとかという噂は聞いたことがある。
また個性的な柱が増えるな…と遠い目をしていた俺の肩を紅葉が静かに叩いたのが、およそ一週間程前の出来事だ。
まだ珠世殿には腕について話していない。あれから定期的に手紙のやり取りもしているし鬼の血も送っているが、珍しい血鬼術を持つ鬼の血もあると嬉しいといつかの手紙に書いてあったので、今はそちらを主に採取している。
(最初は好感度を上げようかとか考えてたんだけどなぁ…)
下手に検体が手元にあることを伝えると、何だかさっさと会おうと催促しているように感じてしまって言い出せなかった。
上弦の弐の腕は今、俺の私室の押し入れに収納してある。木箱に入れて更に上から風呂敷で包んだそれは、胴体から切り離されて一年近く経っているのに灰になることも腐ることもせず、あの日のままそれはそれは綺麗な形を保っていた。
さすが鬼。意味が分からん。
はぁ、とため息を一つ落としたところで外から聞き慣れた鳴き声が耳に入ってきた。
「茶々丸」
縁側に出て、静かに待っていた茶々丸の頭を撫でてから抱き上げる。
「今日も手紙を運んでくれてありがとう」
にゃーお
頬を指で軽く揉みながら私室への道を戻る。
珠世殿と手紙のやり取りをするようになって、茶々丸は俺が日中屋敷にいる間は室内で自由に過ごし、日が暮れたら鞄の中に入っている血鬼術の紙を付けて帰っていくようになった。
初めの頃はそのまま俺の部屋で過ごしたり紅葉や美鶴殿と遊んでいた茶々丸だが、時透兄弟を保護してからは二人にじゃれつく事が多い。まあ、茶々丸のその日の気分によって変わるんだが。
部屋に戻り背負っている鞄から中身を全て出す。日が当たらないように紙を仕舞ってから障子を僅かに開けてやった。しかし出ていく気配がない様子から、どうやら今日は部屋に留まるつもりのようだ。
文机の前に座る俺の膝に乗り上げ寛ぎだした小さな生き物をそのままに、珠世殿からの手紙を開く。
いつものように時候の挨拶と採取の礼が綴られ、同居人や茶々丸の話といった近況報告へと続き、最後。
『近々お時間を頂いてもよろしいでしょうか。直接挨拶とお礼をしたいと思っています。私どもは基本的にいつでも空いているので、一宮さんの都合に合わせます』
見間違いかと思わず三度程読み返してしまったが文面は変わらない。
茶々丸へと目をやるもすぴすぴと鼻を鳴らしながら気持ち良さげに寝ているだけだ。取り敢えず背中を撫でて落ち着こうと手を伸ばす。
いつがいいだろうか。残念ながらこの先暫く任務が入りっぱなしで非番の日がない。となると任務の前後で時間を作るか、仕事が片付くまで保留にするか。…今回は悩むまでもなく前者だな。折角の機会を棒に振るわけにはいかない。
(…そういえば明後日の任務は比較的近場だったな)
加えて今のところ任務は一件のみの予定だ。何もなければ一刻もしないで終えることが出来るだろう。
そう判断し、筆を取る。俺が書く内容も珠世殿とそう変わりはない。時候の挨拶から始まり、こちらも軽い近況報告をしてから二日後に予定が空いている旨を書き連ねる。
締めの言葉を綴ろうとして一度筆を止めた。少し考え、二文程付け加える。
『お互いの顔が分からないまま会うんです。念のため合言葉を決めておきましょう』
一応、俺としては珠世殿は鬼だから気配で分かる。しかしあちらもそうとは限らない。だから念のため、本人確認が出来るものを用意しておいた方がいいだろう。
内容は珠世殿に決めてもらおうかな。どうやら道案内は茶々丸がしてくれるようだから、二度手間にはならないはずだ。
書き終えたものを折り畳んで茶々丸の鞄に入れる。その動きに目を覚ましたのか小さく欠伸をする様子を見届けて、声量を落として声を掛けた。
「ようやっとお前の主人に会ってもらえることになったよ」
ぱた、と尻尾で返事をされた。膝から降りて前足を伸ばし身体を解す茶々丸は、どうやらこのまま帰るらしい。
一鳴きした後軽い足取りで帰っていくのを見送り、俺は再び手紙に目をやる。
「小さな変化がまた一つ、だな」
──ザンッ
珠世殿から手紙が届いた二日後の夜。俺は予定通り任務に赴き、特に苦戦することなく鬼を狩り終えていた。
「…ふぅ。終わったぞ、茶々丸」
にゃーん
危ないから終わるまで身を隠すように伝えていた茶々丸に声を掛ければ、近くの木の上から返事が聞こえた。
降りてくるのを横目に見ながら、近くの茂みに隠していた風呂敷を取り出す。任務があるため持参するか迷ったが、いい手土産になるだろうと判断して持ってきた上弦の腕だ。
「では、案内をよろしく頼むよ」
うにゃん
意気揚々と走り出した茶々丸を追って辿り着いたのは、珠世殿を探し始めた頃に候補地の一つとして挙げていた日本橋だった。
夜も遅い時分だからか日中とは違い人も殆ど出歩いていない。そんな静かな街中を進み、角をいくつか曲がった所で茶々丸が立ち止まった。
目の前にはなんの変哲もない土壁の塀。
「ここか?」
うにゃ
短く返事をした茶々丸はそのまま塀に向かって進んでいき姿を消した。
「…へぇ」
なるほど。茶々丸が使用している血鬼術の紙と同じものか。珠世殿の術なのか、手紙で言っていた同居人の術なのかは分からないが、身を隠すのにはもってこいの術だな。
俺たちはそれなりに手紙のやり取りをしてきたが、初めの二通以降どちらも踏み込んだ話題を出すことはしなかった。だから俺は彼女に同居人がいることや趣味が花の手入れであることを知っていても、彼女の血鬼術がどんなものかは知らない。
一方で珠世殿も、俺が鬼殺隊の柱でかなりの量の任務をこなしているのは知っていても、俺の扱う呼吸や産屋敷家との関係については一切知り得ていない。
それでも、互いに"鬼舞辻を屠りたい"という思いを抱いていることを俺たちは知っている。
口面の下で口角を上げ、改めて塀を見やった。そして一切の躊躇なく突き進む。
特に何かを感じることなくすり抜けた先には、それなりの大きさの洋館が建っていた。
(これだけの大きさのものを隠すとは…凄いな)
俺が敷地に入ってきたのが分かったのだろう。洋館内の気配が動いた。
勝手に歩き回るのも悪いと思い、辺りを見回すに留める。
…花壇に花が植えられていないのは、定期的に住む場所を変えるからか。
そんな事をぼんやりと考えていたが、玄関が開いた事で意識をそちらに移した。
現れたのは、一組の男女。そこらの人とは気配が違う。けれど、俺が普段対峙する鬼ともまた、違う気配がした。
「──"茶会"へのお誘い、感謝致します。珠世殿」
「…貴方が、一宮あおいさん」
着物に身を包んだ、上品な
まあ無理もないかと苦笑を溢し、会話をするには若干開いている距離を詰めてもいいか聞こうとすれば、それよりも早く憎々しげな声が響いた。
「貴様か…!珠世様と文通などという不敬なことを仕出かしているのは!!」
珠世殿の隣にいた、同居人と思われる男から向けられる殺気混じりの視線を笑顔で躱す。
「そういう君は、同居人の愈史郎で間違いないかな」
「許可なく俺の名を呼ぶな!」
「はは、すまない」
珠世様と二人で過ごす時間を邪魔するとかふざけてるのか。
そう言って子犬みたいに騒ぐ愈史郎に、珠世殿はため息を吐きつつも若干肩の力は抜けたらしい。どうぞ、と俺を館に招き入れて応接間に通した。
「改めまして、私は珠世と申します。こちらは愈史郎です」
「ふんっ」
「ご丁寧にありがとうございます。俺は一宮あおい。鬼殺隊で空柱の名を賜っています」
直接会うのは初めてという事で自己紹介をする。その流れで珠世殿と愈史郎の身体や血鬼術の事、茶々丸の事、俺自身の事を軽く話した。初めはまだ固かった珠世殿の顔も、途中からは薄く笑みを浮かべるまでに緊張を解いてくれている。愈史郎は未だに眉間に皺を刻んでいるが。
「…貴方は、鬼が憎くないのですか」
珠世殿からそんな言葉が出てきたのは、出された紅茶を飲み終わった頃だった。
八の字に下げられた眉根に、一拍置いて口を開く。
「俺は、多くの隊士のように身内を鬼に害されたことはありません。だから彼らよりも鬼に対する感情は軽いでしょう」
「なら、何故貴方は鬼殺隊に入ったのです?」
「──守り支えたいと思ったから、ですね」
「守り支える…」
不思議そうに復唱する珠世殿に目元を緩ませて続ける。
「鬼という存在を知って、自分の家族もその脅威に晒される可能性もあるのだと分かった時、それを防ぎたいと思ったんです。幸い俺は三男坊でしたから、家の事は兄上たちがどうにかしてくれますしね。あとはそうだな。入隊前に縁あってお館様と顔を合わせた時に、"産屋敷耀哉"という一個人も支えたいと思った、というのも理由の一つです」
「そうでしたか…」
「──では、それが何故珠世様と手を結ぶなんて事に繋がる?」
それまで黙って珠世殿を見つめていた愈史郎が口を挟んできた。
「高尚な事を言って騙そうとしてるんじゃないだろうな。お優しくて美しく高貴な珠世様に自分を信用させて利用した挙げ句、これ幸いと害を成そうとしているんじゃないのか」
「こら、愈史郎!」
きゅっと眉を寄せた珠世殿が咎めるように彼の名前を呼ぶ。
「申し訳ありません一宮さん。愈史郎も、いい加減になさい」
「はい、珠世様!」
「俺は気にしていないのでお構い無く。…愈史郎の言うとおり、貴女方を利用しようとしてるのもまた事実ですし」
そこで言葉を区切り、自身の背中に手を回す。背負っていたものを掴み珠世殿たちの前に翳せば、途端身を固くしてしまった。まあ無理もない。何せ、俺が今掴んでいるのは日輪刀なのだから。
「これを」
右手に鞘を持ち、持ち手を珠世殿たちに向ける。抜くように促せば、恐る恐るといった風に柄に手を伸ばした。
現れた刀身には"悪鬼滅殺"の文字。
「俺たち鬼殺隊は、悪鬼を屠ることを目的としています。まあ、中には鬼に対する憎悪が強すぎて全て一緒くたに考えてしまう者もいますが」
「お前はそうでないと?」
「俺が嫌悪するのは人を食う鬼だよ」
そこで何故か珠世殿の顔が僅かに陰った気がした。
「…いい加減、終わりにしたいんです。人喰いの鬼が現れてもう千年だ。多くの同胞が命を懸けて戦ってきた。それでもまだ鬼舞辻の首に手が届かないと言うのなら、これまでとは違う方法を試みなければならない」
刀身を鞘に納め、横の椅子に立て掛ける。
「珠世殿。俺は詳しい事まで聞いていないが、貴女の事は代々鬼殺隊当主に引き継がれていたらしいんです。…過去に隊士と接触したことは?」
「…数百年前に一度だけ。花札の耳飾りをつけたとても強い方で、あの鬼舞辻を絶命寸前まで追い詰めていました」
その直後に少し、話をしました。
当時の事を思い出していたのか、ここではないどこかを見つめていた珠世殿が、ふと俺に視線を戻した。
「私はその時、その方に誓ったんです。"必ず鬼舞辻を倒す"と」
強い決意を秘めた瞳で見つめられる。きっと、その隊士も彼女のこの瞳を見て見逃すことを決めたのだろうと思う。
「…貴女が何に対して後ろめたさを感じているのか俺には分かりませんが、貴女の決意が本物だということは分かります。これは俺の推測ですが、貴女が会ったというその隊士も同様に、その覚悟を汲み取ったのでしょう。…なら、俺が貴女に言えることは一つだけだ」
居住まいを正し、愈史郎を見やってから珠世殿に視線を戻す。
「珠世殿。改めてお願い申し上げる。我ら鬼殺隊に協力してくれませんか。鬼舞辻を屠るため、そして千年続くこの負の連鎖を断ち切るために」
*****
「本当にありがとう、あおい。まさかこんなに早く事が進むとは思ってなかった」
「自分でも驚いてるよ。もっと掛かるだろうと思ってたからな」
産屋敷邸の縁側から紫陽花を見ながら話すのは珠世殿の事だ。
直接会って協力を取り付けたのが昨日。今日は元々耀哉を訪ねる予定ではあったが、それはそれとして良い土産話が出来たと内心大満足だ。
昨夜の事を粗方話し終えて一息ついた頃、耀哉が俺を呼んだ理由を教えてくれた。
「今年で柱に就任して十年経つだろう。何かお祝いがしたくてね」
これをあげようと思ったんだ。
そう言って差し出したのは一枚の羽織。
「…いい色だな」
深い夜から朝に変わる空の色。俺たち鬼殺隊の、希望の色だ。
「ありがとう、耀哉。大事にする」
嬉しくなってにっと満面の笑みを耀哉に向ければ、耀哉はどこか懐かしむように俺を見た。
「あおいは本当に変わらないね」
ん?と首を傾げれば吐息のような笑いを溢された。
「鬼殺隊士になる前やなった後。柱になってから。そして私の義兄になってからでさえ。君はずっと変わらず、只の友としてあってくれる。それが凄く嬉しくて、私の心の支えになっているんだ。だからね、あおい。ありがとう。今後もどうか、私の友でいてくれるかい」
「…愚問だな。俺はお前に会った時から、友人になって支えてやると心のどこかで決めてたんだよ。じゃなきゃ週に一度の頻度で通ってない。──俺は昔も今も、そしてこれからも。お前の友であり続けるよ。友として、支え続ける」
そうこの刀に誓ってるんだ。
脇に置いていた刀に手を添える。今使用しているのは四本目のものだが、新しいものに交換する度に同じような誓いを立ててきた。
心強いなと言って笑った耀哉はふと気になったのだろう。これまで使っていた刀の行方を聞いてきた。
「最初に支給されたものはまだ屋敷にあるよ。それ以外は新しい刀と交換形式になってるからその都度回収されてる」
15を越した辺りから一気に身長が伸びたこともありものによっては数ヶ月で変えてもらっていたのだが、俺の刀はわざわざ里長が打っているらしいから少し申し訳ない。折れたわけでもないのだから余計だ。
最初の一振りも回収しようかと言われたが、なんとなく手離し難くて十年も屋敷に置いたままになっている。定期的に手入れをしているとはいえ、刀だから振るってやりたいという気持ちもあるがどうしたものか。
「なら、磨り上げてもらったらどうだろう」
そんな俺のぼやきを拾った耀哉からの提案に思わず瞠目する。
「…なるほど、その手があったか」
となると脇差か短刀か…。今使っている刀に合わせるなら脇差なんだろうが、移動中どこに帯刀するか迷うな。背中でもいいが既に一振り背負っているし、何より長さが違うから些か不便だ。
そう考えると短刀の方がいいかな。腰辺りで横向きに差せば移動中にも戦闘中にも支障は出ない。
「…相手の不意を突くなら左手で持った方が効果的だろうか」
「そうだね。ほとんどの鬼は人だったときの名残がある。つまり、その多くは右利きだ。そしてそれは隊士たちにも当てはまる。…試してみる価値は十分にあると思うよ」
なら、次に里の人間が来たら依頼するとしよう。それまでは有一郎と一緒に左手に慣れる訓練でもするかな。
かつての同僚に喝を入れに行った人(23歳)
今回甥っ子と姪っ子たちとのやり取りで幸せを感じつつ、少しだけ感傷的になってしまった。そういう夜もあるよね。
なんとなく瑠火殿が申し訳なさそうしていたから、大丈夫、気にしないでください、むしろありがとうございます、という気持ちを言外に示していたつもり。その反面、槇寿郎殿の事は本当は蹴り飛ばすつもりはなかったけど反射で蹴ってしまった。「奥方があんなに気苦労を抱えてるのに何してるんだ」っていうね。鍛錬とか任務とかで割と使ってる弊害とも言う。空屋敷に帰る道すがら、やってしまったと頭を抱える姿が目撃されます。大福とかりんとうは同居人全員で美味しく頂きました。
珠世殿と愈史郎の事は本編にあるように鬼と書いて“ひと”と呼んでいる。主人公たちみたいに“人”とは呼べない。でも信用はしてる。珠世殿たちに関して鬼殺隊側で知っているのはオリ主と産屋敷家のみ。胡蝶姉妹との共同実験についてはまた後日機会を作って話すつもり。
ご友人から羽織を貰った後に妹と子どもたちに会ったら手作りの組紐を貰った。どこに付けるかしばらく悩む。
子どもだと思っていた相手に蹴り飛ばされた人(42歳)
五年間連絡を絶っていた相手がいきなりやって来て驚いたけどそれ以上にキレ散らかされた事に驚いた。そして思ったより蹴りが重い。昔はもっと軽かったのに…。
この後しばらく呆然とし、片づけに来た奥方にこれまでの態度を謝る。少しずつ前を向けるといいね。
長男が帰ってくる頃にはそっぽを向きながらではあるけどちゃんと言葉をかけるまでに前進する、はず。
家の大黒柱が蹴り飛ばされた人たち(奥さん:39歳くらい、次男坊:10歳くらい)
旦那さんからよく話を聞いていたので正直はじめましてな感じがしなかった。強いて言うなら聞いてた印象より大人っぽいなくらい。五年経ってますからね。この度ようやくお礼を言うことができて一安心。家の問題に巻き込んでしまったので本当に申し訳ないと気にしていたけど、言外にオリ主が気にしなくていいと言っているのが伝わって来たので、最終的には心穏やかにお礼を言うことができた。
次男坊的には、背が高くて穏やかそうな綺麗な人→大きな音の後に声を荒げていたからちょっと怖い人→でも母上と話す様子は穏やかでやっぱり優しい人?という何ともジェットコースター味のある人物像になった。
この度鬼殺隊と協力関係を結ぶことにした鬼ひとたち
手紙だと穏やかそうな人なのに滅茶苦茶鬼狩ってるからどんな人なんだろうって思ってた。だって結構な頻度で血が送られてくるから…。
会った結論:穏やかな人だけど柱足り得る強さを持ってる人(物理的にも精神的にも)
最後のお願いに頷いたら手土産ですって言って上弦の腕を渡されてちょっと宇宙背負った。あ、だから最初の手紙を送った後に血が送られてきたのね…、なるほど。
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以下補足&あとがき
今回は前回以上に難産だったんですけど何故なんだろう…。これが世に言うスランプ(違う)。
今回槇寿郎殿を蹴っ飛ばしたあおいですが、正直こんなに手が早くて大丈夫かなって不安になりました。が。でも足癖悪いところもあっていいと思う。きっと格好いい。という思考放棄の結果そのまま行くことにしました。
奥さんが生きてたらここまで腐らないだろうなと思いつつ、愛する妻が苦しんでるのに何もできない自分への怒りや無力感、炎の呼吸や自分対する失望やらが一気に来たら心折れちゃうんじゃないかな、と。槇寿郎さん繊細な人っぽいし。あと、大切な家族に酷いことを言ってしまった、こんな自分が情けない、といった自己嫌悪も加わりどんどん元通り接することが出来なくなったんじゃないかな、と。少なくともこの話ではそういう設定にします。だから何かきっかけがあれば少しずつ昔の槇寿郎さんに戻ると思われる。
煉獄さん良かったね、ちゃんと褒めてもらえる日も近いよ!
ちなみに瑠火さんは今回西洋医学で治りましたけど(4、5話参照)、別に東洋医学が劣ってるとかそういう意図は一切ないです。ただ今回の治療では漢方等の薬とか治療法が瑠火さんの体質に合わなかっただけです。私自身錠剤が全然効かなくて漢方薬で治した経験があるので、そういうこともあるよねって軽く流して頂けると嬉しいです。
今後の流れを軽く書き起こしてみたんですが、原作まで辿り着くのにあと3~4話必要という結論になりました。なにゆえこんな長く…と思わなくもないのですが、もう暫くお付き合い頂ければ嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
※ 追記
改めてプロットを見返したら"原作まで3~4話"ではなく、"炭治郎と直接接触するまであと3~4話"が正解でした!失礼しました!