おとうとはセカイのバグ   作:カタカタタカタ

6 / 38
5.魔力

 

「さっきの赤いやつ、なんすか? ヘビ、斬ってましたけど。その剣、アーティファクトなんすねぇ」

 

「あーてぃふぁく?」

 

「アーティファクト、っすよ。魔力込めたり込めなかったりして、なんか出てくる道具っす」

 

 

「まりょく……?」

 

「あれ? 急に頭悪くなったっすか?

魔力っすよ。ぎゅっとしたらバッと出てくるやつっす。いや、出てこないひともいるっすけど?」

 

「???」

 

私は女が連発する聞きおぼえがない言葉に首を傾げた。

 

 

アーティファクト。魔力。

何を指しているのか不明だが、私がさっきヘビを仕留めた、血の斬撃(ざんげき)に関連している口調だ。

 

 

「ほら、こういうやつっすよ。――ふんがっ」

 

女はおもむろに手を上に開いて力んだ。

すると、(てのひら)からキラキラと青っぽい光が湧き、暗い森をほのかに照らす。

 

 

「それが魔力……。このかんじは……呪いとおなじ。いや、魔力という名なのか?」

 

私は確認するため、女を真似た。

手を上に開いて、そこから、いままで呪いと呼んでいたものを外に放出する。

 

森がざわめいた気がした。

 

それは噴水のようにあふれて、一瞬にして真っ赤な光が一帯を照らした。

女とは比べものにならない量の光だった。

 

 

「うわぁ。すげー魔力っすねぇ! 悪魔ってみんなこんな魔力あるんすか?」

 

「これが魔力、なのか?」

 

「ん? 魔力じゃないんすか?」

 

「いや……。そうか魔力という名なのだな……」

 

 

勝手に呪いと名付けて呼んでいたが、話を信じるなら、魔なる力――魔力という名で呼ばれているらしい。

 

言い得て妙。

 

普通ではあり得ない魔に属する力、また、あふれて輝く魅了されるような魔性(ましょう)の力。

魔力と呼ぶにふさわしいものかもしれない。

 

私もこれからは魔力と呼ぶことにしよう。

 

 

「では、あーてぃふぁくと、というのはなんだ?」

 

「アーティファクト、っていうのは、それっすよ。魔力を流したりしたら、変なことが起こる道具っす」 

 

「……剣のことか?」

 

「そうっすけど、そうじゃなくって、特別な力がある剣っす。さっきのヘビを斬ったみたいなやつっす」

 

「血のざんげきか……? この剣でないと飛ばせないのか?」

 

そんなことはないと思ったが。

 

 

私は試しに左手を手刀にして、さっきの呪い――改め、あふれた魔力に引きよせられてきたらしい、二足歩行の狼の化生(けしょう)へ斬撃を放った。

 

 

――シュッ。

 

 

「キャィンッ」

 

 

果たして、手刀(しゅとう)からは赤い斬撃が放たれた。

よだれを垂らして前傾姿勢(ぜんけいしせい)を取った狼の胴を袈裟斬(けさぎ)りにして、はじき飛ばした。

 

 

「むっ、浅かったか。やはりまだ無駄(むだ)がおおいな……()りもあまい……」

 

 

一刀のもと、斬りふせるつもりだったが、思いのほか斬撃が浅い。

 

衝撃が狼の化生をはじく結果となってしまった。

 

 

もう一度、手刀を振るう。

――シュッ、と飛んだ斬撃が今度こそ(のど)に深く食いこみ、首を落とした。

 

 

……あれは解体するのに時間がかかりそうだな。

()まった肉体は()()がなさそうだ。

 

放置でよいか。

 

 

「えーっと。もしかして、ただの剣っす、それ? じゃあ、離れたところをどうやって斬り飛ばしてるんす? 魔力っす?」

 

「呪い……魔力、だけでも可能かもしれぬ。が……魔力は体外に出すとまたたく間にきえていくのをかんじる」

 

 

肉塊になっている間にさんざん試したが、魔力は肉体の内側でなら消化される時間はゆるやかだ。

しかし、これを肉体の外へ出すと、(かすみ)のようにどこかへと消えてしまう。

 

もちろん、無茶をすれば辛うじて体外でも操作できるが、ほとんどできない。

 

 

「っすよねぇ」

 

「だから、血とねって外へだしている」

 

「血と……?」

 

「体内ならば立ち消えない……。ならば、肉体をのばせばよい……と、かんがえた」

 

 

幸いにして前世ではさんざんやったことだった。

 

血を練って血鬼術を放つのも、血肉を練って刀をつくり出すのも。

 

この魔力というエネルギーは、血肉との相性がいいようであった。

そのため、形にするのはわりかし簡単だったのだ。

 

 

魔力を血と練って、循環させながら、斬撃として飛ばす。

 

血鬼術(けっきじゅつ)ですらない技術だが、そもそも鬼ではないため、いまの私に血鬼術は使えないだろう。

 

 

技術としての練度が甘く、無駄が多いことが課題(かだい)である。

 

 

「血……。肉体……? はい、あたしにはできそうもないっすね」

 

「……」

 

 

口に出して説明したが、うまく伝わらなかったようだ。

 

女は理解を諦めていた。

 

まぁ、それでいいのかもしれない。

魔力が少ないようだし、血を流し過ぎれば回復に時間がかかるだろう。

習得しても、割にあわないものになる可能性がある。

 

 

 

私は歩みを止めた。

後ろの女も。

 

 

森を歩くこと一刻半。

空が明るくなり、紫も抜け、日の出を目前に控えたころ。

 

川に到着した。

 

 

「朝…………か」

 

「うわ、ほんとに着いたっすねぇ、川」

 

 

間もなく、日の光が差しこんだ。

(きし)の岩にぶつかり跳ねる水しぶきに、キラキラ反射する陽光(ようこう)

 

 

ジョロジョロと夜と変わらぬはずなのに、朝の訪れを喜ぶかように、水流の音がなんとなく清々(すがすが)しい。

 

()き通る水の先で小魚が群れて泳ぐのが見える。

 

夜の虫の声が()りを(ひそ)め、鳥の声が(さわ)ぎ出す。

 

 

(――こうして、外で朝を迎えるのは、久しぶりだな……)

 

 

 

「たずねてなかったが……名は?」

 

「名前っすか? あたしはヴェラっすよ、悪魔さん。あ、悪魔さんに名前とかあるんすか?」

 

 

「……悪魔でいい」

 

「りょ、っす」

 

 

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

 

 

(――魔力とは不思議な力だ)

 

 

ここ数日間で試した範囲(はんい)でもやれることは多岐(たき)(わた)る。

 

身体能力の強化。

魔力を込めたものの耐久力(たいきゅうりょく)の強化。

振るった剣の斬撃能力の強化。

殴打(おうだ)したときの衝撃(しょうげき)の強化……。

 

 

何かを強化する方向で魔力を使わなくてもいい。

 

たとえば、(てのひら)を樹木に張りつけた状態で、その掌から魔力を放出する。

すると、肉体にはなにも力を込めていないにも関わらず、その樹木は折れて倒れるのだ。

 

まったくの無挙動(むきょどう)でありながら、魔力を放出させるのみで木が倒れた。

つまり、魔力単体で物理的な力が発生したことになる。

 

このことから、魔力自体にエネルギーが宿っていることは間違いないだろう。

 

 

それらはあくまで一例に過ぎず、おそらくは、魔力の本領(ほんりょう)真髄(しんずい)にはほど遠い。

 

(――魔力とは本当に、不思議で、面白い力だ)

 

 

――本領も真髄もわからないけれども。

対象や座標、環境や条件を選ばず、身体のどこからでも発生させ、自由に操作できる力。

 

それだけでも、十二分に便利なものだと実感する。

 

 

というのも、この二尺(にしゃく)と少しの身体では、(さわ)()み入るにしても、少し底が深ければ胸まで沈みんでしまう。

 

そうすると、水圧で腕は動かしづらくなり、ちょっと(かが)めば頭まで(しず)む。

それで、泳ぐ魚を捕まえられなくなるほど感は悪くないし、身体能力も低くはない。

 

でも、それで魚が()りづらかったのはたしかだった。

 

 

そこで身体の表面に魔力をまとわせると、それだけで水から感じる圧力は軽減(けいげん)された。

 

さらに魔力を込めると、もはや、地上で動くのと変わらなくなった。

 

魔力が、水圧や川の流れが生み出す圧力に反発(はんぱつ)し、相殺(そうさい)されたということらしかった。

 

 

さらに微調整を重ねれば、身体が水に沈む力すら相殺させ、水面の上に立つことさえ可能となり。

これで、川の足が届かないところにも踏み入れるようになった。

 

 

おかげで、川での魚獲(さかなと)りは、スムーズにできるようになった。

 

水面に立って先を尖らせた木の枝で刺すのも。

沢に入って泳いでいる魚を手づかみするのも。

水中に(もぐ)って岩間の(かめ)(かめ)(ひろ)うのも。

 

まるで問題にならない。

いいことだ。

 

 

そのような具合で。

 

魚獲りとキャンプを繰り返しながら、川をたどって登ること数日。

 

 

道中、元盗賊の女――ヴェラに教わり、この辺りに生える山菜(さんさい)根菜(こんさい)、食べられる果物を覚えた。

襲ってくる獣や化生(けしょう)――魔物や魔獣やモンスターと呼ぶらしい――を返り()ちにし、その(さば)き方も教わった。

 

 

そして、深い谷の底の川岸(かわぎし)を進んだ途中に見つけた洞穴(ほらあな)

 

姿は見えないが、遠くから水が落ちる大きな音が聞こえる。――(たき)があるのだろう。

 

それとは別に、川の流れる音は常に聞こえる。

 

砂利(じゃり)が荒く、岩盤(がんばん)がむき出しになった、落ち着くには良さそう場所だった。

 

 

私たちはここをとりあえずの拠点(きょてん)として、しばらく身体を休めることにした。

 

 

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

 

 

うりに似た果物をいくつか()んでから、拠点に帰る。

 

 

洞穴の手前では(けむり)が上がっていた。

私が森へ行っている間に、ヴェラが食材の調理(ちょうり)を行っているのだ。

 

 

(みずか)ら、自分は便利と主張(しゅちょう)するだけあって、女は露営(ろえい)するために必要なことはだいたいできた。

 

食材の毒のあるなしの区別。

食材の調理。

獣や化生の解体方法。

どの素材がなんの役に立つか。

などなど。

 

 

人売(ひとう)りのもとにいるときや、(ぞく)(した)()をやっているときに身に着けさせられたものらしい。

 

器用(きよう)なほうだった、と女は言う。

 

そんなものなのだろうか?

 

 

ただ、戦うことだけができない。

 

うさぎや鳥を狩るくらいはできる。

しかし、狼や怪鳥(かいちょう)、大ウナギやそれらに似た化生など。

これらが(おそ)ってきた際は、悲鳴を上げるだけで、役には立たなかった。

 

(いわ)く、森の深くまで這入(はい)らなければ、戦う必要がない相手だという。

 

 

だから、この洞穴に着くまでの道中(どうちゅう)も、もっぱら私が()りと戦闘、ヴェラが調理と洗濯で役割分担(ぶんたん)することが多かった。

 

拠点にいる間もあまり変わっていない。

 

 

「おかえりっす」

 

「かわりないか……?」

 

「おかしなことはないっすね。おっ――」

 

 

と、そこでヴェラの影に隠れていた茶色のかたまりが顔をのぞかせる。

 

 

しっぽが平たく板のようになり、よく見ると手に水かきがある、茶色い大ねずみ。

 

それが、てこてこと近づいてきて、私の足にすり着いてきた。

 

 

「ビビンバもおかえりって言ってるっす!」

 

「フスッ」

 

「…………」

 

 

ヴェラが言うには、ビーバーという動物らしい。

 

 

初めは、毒見(どくみ)のためだった。

 

 

ねずみを探していたとき、ちょうど川岸にこいつがいたのだ。

 

思っていたより大きかったが、その前歯が突き出た顔はまさしくねずみのそれだった。

 

 

さっそく、と私は捕まえた大ねずみにヘビを食べさせる。

 

しばらくして、毒がないのを確認すると、私はその大ねずみを屠殺(とさつ)して肉にしようとした。

しかし、それに待ったをかけたのがヴェラだった。

 

待ったをかけた、というより、我が子のように必死に大ねずみの助命(じょめい)嘆願(たんがん)したのだ。

 

 

どうやらヘビの肉を与えた結果、大ねずみはヴェラと私に懐いたらしい。

 

懐かれても私はなんとも思わなかったが、ヴェラは母性のようなものが働いた。

捕まえてから数時間、屠殺しようとした段階ではなんと名前まで付けていた。

 

 

仕方なく私は大ねずみ――ビーバーのビビンバの屠殺をやめ、毒見役兼もしものときの非常食として飼うことになった。

 

 

吐く息に違和感を感じ、詳しく“穿(うが)ち見てみる”と、どうやら(のど)を悪くしている個体のようで、鳴き声が出せないらしい。

 

ヴェラが言うには本来、ビービーと鳴く生きものだという。

 

鳴くことができないせいで、群れから追い出されたのではないか、と女は言った。

 

 

ビビンバというのは、ヴェラが付けたビーバーの名前だ。

 

初めてその名前を聞いたとき、その単語をどこかで聞いたことがあったような気がしたが、いっこうに思い当たる(ふし)はなかった。

 

気のせいだったのだろう。

 

 

「もーすぐ、スープも出来上がるっすから待ってるっすよー」

 

「フスッ! フスッ、フスッ!」

 

「わっはっはっ。(あわ)てるなっすよ。ビビンバは()いしんぼさんっすねぇ」

 

「フスッ!」

 

「…………」

 

 

(うれ)しげに()ね回るビビンバに、ヴェラは鍋の(しる)をかき回しながら笑う。

 

毒見役としても非常食としても、同じ飯を食べさせることはおかしくない。

 

そのはずなのだ。

 

 

――なぜ、私は当惑(とうわく)しているのだろう。

 

 

その光景を食事時に見るたび、奇妙(きみょう)な感じがしてしまう。

 

そのうち()れるのか?

 

 

ちなみに、鍋は大きめの亀の甲羅(こうら)を使っている。

 

大人が持つにちょうどいいくらいの(どん)ぶりの、大きめのやつくらいの大きさだろうか。

 

それを三つ吊して、たき火の火に当てて調理を行っている。

 

一人一杯ずつ、一匹にも一杯で、三つだ。

 

 

三つの甲羅の鍋を、木製のさじが行き来するのを(のぞ)き込むと、なるほどたしかに、団子(だんご)にした魚の肉が白く()えているのが見えた。

 

塩が見つかっていないから、うさぎの血などを調味に使っているため、味は期待できないが。

 

(かて)があるのはそれだけでありがたいことか。

 

 

私は()ってきた果物を敷いた布の上に置く。

 

麻袋(あさぶくろ)をあさって、パンも取り出した。

 

 

 

()むところも決まって、これでとりあえず、落ち着けるっすね」

 

「カフッ、カフカフッ、カフッ」

 

しみじみと言って、ヴェラは()んだ石に置いた甲羅の器からスープをすくう。

ズズズと音を立ててすする。

 

 

隣では、同じくビビンバが甲羅の器に顔を突っ込んで、スープを犬食(いぬぐ)いしている。

 

 

「となると、冬に(そな)えて食べもの集めたり、薪集めたり、毛皮集めたり、とかっすか?」

 

「カフ?」

 

呑気(のんき)にヴェラは提案するが、そうはならない。

 

 

「いや、ここにとどまるのは、ながくて一月……。持ちはこべる食糧と防寒着(ぼうかんぐ)をつくるくらいだろう……」

 

「え? なんでっす? べつにあたしはここで不満はないっすよ」

 

「カフッ」

 

「そうもいかん……。ここは水辺(みずべ)、冬になれば冷えるだろう。それに、あれだ」

 

 

「あれ? ……どれっす?」

 

「カフ?」

 

「あなが空いた岩かべに、こけが()している」

 

「そりゃあ、川の岸なんだからこけくらい生えるでしょーけど……あっ、なんか妙にはっきりした境目があるっすね」

 

 

「――川がはんらんした、あとだろう」

 

 

「はんらん……って、あそこまで水が上がってくるってことっすか? ダメじゃねーすか?」

 

「ああ……雨のぐあいによっては、私の腰までつかることになる……。

それなりに、こけが(しげ)れているのだから、そんなにはげしいものではないだろうが……」

 

「なるほどー。だから、長くはいられねーって。冬までいるなんて、ますますあり得ねーってことなんすね」

 

「休んで、つかれを回復させることが、目あてだ……」

 

「りょーかいっす」

 

 

と、話ながら食べ進めたら、あっという間に(わん)(から)になった。

 

 

「ちそうになった」

 

手を合わせ礼をする。

 

人間らしい食事の感覚を大分(だいぶん)、取り戻してきたんじゃないだろうか。

 

 

「早いっすねぇ。いつも思うっすけど、その小っちゃい体のどこに入ってるんす? 

あたしでも結構多いと思うくらいっすよ?」

 

「フスッ、フスッ、フスッ!」

 

「あ、はいはい、ビビンバのほうが早いっすよね! いいこいいこっす!」

 

「フスゥー!」

 

 

得意げに鼻息を吐くビビンバには、森を見て回ったときに採ったうりの形の果物――そのまま甘うりという名前だという――を(くわ)えさせる。

 

 

私も皮を()いでかじり付いた。

 

 

「魔力を肉体にめぐらせると、血肉が修復されたり、活発になったりする……。それを(もち)いて、魔力で腹のはたらきをたすけている」

 

 

臓腑(ぞうふ)(はたら)きを活発にし、食べたものの消化と吸収、さらに吸収した栄養の(めぐ)りを助けているのだ。

 

結果的に、消化と吸収が普通の人間よりも早くなる。

 

身体の各所(かくしょ)に適切に栄養を分配(ぶんぱい)する手段は、一段(いちだん)と強く硬い体を作るために、鬼になってから試行錯誤(しこうさくご)したものだ。

(なつ)かしい。

 

 

「う~ん。あたしには理解もマネも無理そうっすね」

 

「フス……フス……? フス! フスッ!」

 

「ほう……初めてにしてはうまいものだ……。そうだ、それでいい……。血のめぐりにも魔力をのせろ……」

 

「フスッ!」

 

 

「うそっ! ビビンバできるんすか?! あたし、ビビンバ以下っすか?!」

 

「魔力のあつかいについては、そうなる……」

 

「うへぇ……」

 

 

野生(やせい)の動物であるから、感覚的な力の扱いに長けているのかもしれない。

 

 

ただそもそも。

こちらの言葉が通じていることやその内容を理解する知性があることが、獣としては異質(いしつ)過ぎないか……?

 

 

「化生ではあるまいな……?」

 

「フスッ?」

 

「まぁ……どちらでもよいか……」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。