ーー あの輝かしい時代から10年。太陽と月は廻り続け、やがて世界は変わってしまった ーー

ある日の夜、そしてその明日から、中央トレセン学園のトレーナーとして世に出る事となる一人の女性がいた。
四ツ谷 留目。疲労と期待と郷愁をほとんどスッカスカのビジネスバッグに詰め込んで、彼女は明日へと羽ばたく。
しかし、それは撃ち落とされた。
新たな指導者に支配され、競争社会と成り果てたレース。
縛られ身動きもできなくなり、叫び疲れて他人を傷つけるウマ娘達。
そんな社会の端くれに、未来の願いは託された。
ヨアケノカネ。人を畏れ走る事すら忌み嫌った彼女は、ただ寂れた一家の希望に背中を押され走らされる。
彼女はそれを望んではいるが、身体と深層意識はそれを拒む。
荒天の最中、そんな二人は出会うだろう。
すればやがて草花が大地に宿り、銃は下ろされ争いは止まる。
先人たちの想いを乗せて、願いは空へと羽ばたく。
夜が来て薄暮となり深夜となれば、いつか夜明けが来て再び我々を癒すだろう。
願いは誰にも撃ち落とせない。

ーーーーーー おすすめの読み方
とりあえず暇つぶしに読んでみたい:第1R,第6R~
最初から見てみたいが、時間がない:第1R~第2R,第6R~
時間もあるし最初から読んでみたい:第1R~