モンハンは狩ゲー?いや死にゲー   作:Ωが来た!

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 突然ながら、最終話です。


この世のはたて

 

 

GiNyaaAッ!?

 

 

 癒えぬ傷ばかりが増えていく。

 

 己の身が壊される、己のみばかりが破られる、策も力も通用…。通用などではない、そもそも実行すら出来ずにいる。

 

 ……ここまでの差を感じながらも、やはり感じる、この人間は、己だ。

 幾度と対峙したからこそ解る異常性。それは己にもあるものだ。差、同じでありながらそうで無い、特異の差。

 

 

guAaaA!?

 

 

 痛い 痛い 痛い…だが、これ以上にない程気分が良い。

 

 ここに居るのはふたつにあって、ただ相手のみに集中する。

 

 今こそ!破壊を比べて見せ合おう!

 

 丈をぶつけて破壊()し合い、互いにふたつになるその時まで!

 

 

 思わず魅入ったその破壊。的確正確どこまでも鋭いその破壊!己と何もかも違うその様を!

 

 何かが埋まる、空いたが故に破壊が出来ない、そんな空が。

 

 己と同じで!けれど違う!求めた何かが!それがそれの筈なのだ!

 

 

O"O"O"O"O"ッ!!!

 

 

 他に向けられるなどあり得ない!

 

      このハカイ(アイ)は己こそが!

 

 己のみに向けられるべき!

 

    最上級のアイなのだから…ッ!    

 

    

 視界は赤く鮮明に、傷が、肉が、殻が棘が骨が癒えぬなら、最早そんなのどうでもいい。

 

 散る鮮血で染め上げて、より熱いハカイ(アイ)が欲しい。

 

 …ただ、ふたつに成れるなら、この身すら破壊して。

 

 ………それで愛してくれるなら。

 

 

 

………

……

 

 

 

「………ッ。」

(はい、此処での硬直はブラフです。此処で攻撃したいと言う欲に負けると咆哮コンボで逝きます(8乙))

 

 

 見るほどに痛々しく、しかしまるで衰えない勢いには流石に気圧されてしまう。追い詰めている筈なのに、まるでその感触が実感できなければ無理も無い。

 

「………血ッ!」

(この後飛び散る血は全力回避!頭装備があるとはいえど掛かると次に支障をきたして死にます(3乙))

 

 

 棘が生えなくなれば大幅な弱体化だと喜んだのはいつだったか?

 なんと血肉で代用し始めた時は思わず天を仰いで死んでしまった。

 

「……ッグォ"ッ!!?)

(薙ぎ払いは下へ潜り込んで回避、通り過ぎたのを確認したら上へ切り上げて即座に離…ちょっと待った…そう言えばこの薙ぎ払い何回目だ?…待っtぐぶぇらっ!?)

 

 

 流石にワンパターン過ぎた。何度も同じ回避をすれば対策されるのは必然だと言うのに。繰り返すと相手がどの程度で適応してくるかが分かるようになるのだが…。

 

 ハンター自身、繰り返していく内に前回と今回を混同する事がある。

 なにが言いたいかと言うと、ただカウントをミスした、凡ミスだ。

 

 清々しい程の放物線を描いて、フィールドの端の方、茂みに運良く突っ込んだ。

 

「……アレで。グッ…これか…。」

(アイツ的には小技以下であろうビンタでこんな重症とかやってられん。とは言えど…まだ舞えるッ!……ん?この赤い種…て…?)

 

 

 九死に一生を得たハンター。…実際の所9回で済んでいるのはどうかは疑問だが、口答えは出来ない。…地響きが近づくのが分かる、追撃に走るネルギガンテだ。

 

 

G"O"O"O"O"ッ!!

 

 

 雄叫びと共に右前脚を振りかぶるネルギガンテ。まるで前世に見た、ゾラ・マグダラオスの外殻上での戦闘を、ソードマスターと繰り広げたあの戦いの、最後の様に。

 

 

「……。……受け止めてみせるッ!」

(俺ならやれる…!時間がないから一気にッ!…行ける…ッイメージはドドブランコと大剣使いの鍔迫り合い!)

 

 

 グレートな回復薬と共に赤い種を口に突っ込み、気合いで飲み下し、あっという間にパワーが漲り溢れてくる!

 

 赤い種の正体は、攻撃力を上げる手段としてお馴染み『怪力の種』であり、それこそ火山から砂漠、雪山に至るまで凡ゆる気候地帯に存在する植物だ。効果は単純、食べると極短時間怪力になる。

 

 

Gou!?

 

 

 今のハンターに絶対的足りないものとは、集中力…確かに足りてるとは言えないがそれでは無い、技術?…これは足りてるといえるだろう。では攻撃力?…その通りだ。ただもう少し言えば、より盤石な行動を可能にする筋力と言える。

 

 此処に来て初めてまともに盾を構えたその瞬間、割れだと錯覚する程の音と共にくる衝撃を、なんとか受け止め弾き返した!

 

 それは想定外だと言わんばかりの声を上げ、姿勢を崩すネルギガンテ。

 

 

GygoOOOッ!!

 

 

「だよなッ!」

(だよな!無理矢理にでも立て直して来るよな!こいッ!受け止めてやんよ!!!)

 

 

 再び迸る衝撃。追撃として当てられた左前脚による掌撃を、今度は受け流さずに受け止めた!

 

 勿論片手で受け止めるなど不可能の極み。ハンターは盾を肩に持っていき体全体で受け止め切り、なんとか上からの大質量を格好状態に持って行った!

 

 それも長くは続かない、直様空いた左手の剣を人で言う所の肘関節へ突き刺した!

 

 

………ッ!?!?

 

 

 ガクンッ

 

 

 力を押し込み、伝える筈の左前脚が、急に反応が無くなり、動かなくなって仕舞えば後は引くこともできずに、無防備に倒れ込むのみ。

 

 初めはただ理解できずに声が出ないだけだと思っていた。

 

 

GoBoa"ッ!!?

 

 

 声の代わりに出たのは鮮血で、ただただ溢れる液体に溺れる呻めきだった。

 

 体が動かない。アレだけ動いたのに、まるで、指先一つ動かせない。

 

 ……己は最早、己を支える事すら出来ぬほどに、破壊し尽くされていたのか…?

 

 

 苦しみが、感じられない。何故だろうか?何故此処まで、静かで……だが、音が無いと言うのに、騒ついて仕方がない。

 

「………。」

 

 相変わらず無口だ。聴こえない世界でも、言葉を発していない事くらいはまだ解る。確か人間は良く鳴く筈だったが、ハンターが何か鳴くことは…殆どなく。それはこの後に及んでも変わらなかった。

 

 ……何も…見えなくなっていく…あぁ…光が…。

 

 

 ……ぴとっ

 

 

……?

 

 

 …暖かい…?……あぁ、違う、己が冷たいだけだ。…そうか、死だ。これが死にゆくと言うことだ。

 

 ……生きると言う事は死ぬ事。誰に教えられるまでもなく、生きてれば解る自然の理り。しかしそれは、最も遠いと思っていたが、案外、近くに居たのだな。

 

 

 さす…

 

 

 ……そうだ、もう少し、もうすこしだけだ。わかるきがする。みたされるきがする。ずっとほしかった…なにかが、ほしかったなにかが…。

 

 

「……満足したか?」

 

 

 …あぁ…だれかがいれば……こわくないし…さみしくない…。

 

 

 

 ……個の龍がいた。ずっと孤の龍として。その生き方故に、他を壊し、だからこそ同族とですら共存は不可能。

 

 ……ほんの偶然、孤を憂いた者がいた。それすら分からずただ漠然と怯え続けた孤龍がいた。

 

 …表現する事は不可能。故に空振り続けて身を投じ、しかし生き残りの果てに、孤高となり、悉くを冠していた。

 

 愛を知って、しかし理解せず、結局また空回り。

 

 だけどもう怖く無い。もう寂しく無い。龍はもう、孤では無い。

 

 

 

 

………

……

 

 

 

「……。」

(ふはぁ……。反動か?脱力感がとんでもない。…正直時間的には賭けだったんだが…この護石のおかげかね?)

 

 ゲームと違って種の効果はほんの数秒間、あの数分のやり取りでは精々一撃まで、ともすれば他の要因と言ったら、あの謎護石しかない。

 

「……ネルギガンテ。…か。」

(満足そうに目を瞑りやがって……はぁ、アイツ、一度も怒ってなかったし、まるでガルルガだ。…なんなの?俺に因縁ある奴ルーツ含めて色々とおかしいよ、最早バゼルの純粋な殺意が懐かしいまで…流石にないか?)

 

 今後の研究に期待と言った所だ。兎に角、龍殺しの武器はその名に負ける事なく、見事、古龍討伐を成し遂げた。

 

 ……古龍は死なない。これが一般常識ではあるが、厳密には違う。その生命力故に、その激戦の最中殺しきる事が出来ないのだ。

 

 だが、ハンターは殺した。古龍を、それもあの古龍喰らいの古龍を。

 

「……帰るか。」

(うし、帰宅じゃ帰宅。)

 

 

 ……本当にわかっているのだろうか?

 

 

……

 

 

「………。」

(はぁ…なにかやる事が欲しいよ…。)

 

 

 あれから数日が経過していた。そんなハンターは今、鍬を振るって農場で恵みを育んでいた。

 

「…………。」

(自宅療養…。まぁ確かにぶん殴…いやまぁ実態はビンタなんだけどさ?当分はクエスト行くなって。…まぁ、金はあるから良いんだけど…。)

 

 

 何故そんな事をしているかと言えば、他にやる事がないからだ。こんなご時世、娯楽など酒と女くらい、そしてハンターは別に酒を嗜んでいるわけでなく、女性との関わりも無い。後者に至っては別に女性に限った話でも無いのが辛い所だ。馬鹿をやる仲間もいない。

 

「………。」

(農業はいいぞ、有意義に没頭できるからな。)

 

 

 暇なのはわかるが、療養という言葉の意味を調べて来た方がいい。

 

「……マスターランクか。」

(お誘いもらったけど、やっぱり別に…てのが本音なんだよな。ゲームなら更なる高みに向けてガンガン進んだが、実際にするとなると恐ろしくて堪らない。)

 

 

 モンスターと対峙は、いつだって恐怖との戦いだ。そりゃそうだ、本来なら逆立ちしたって勝ち目は無い、勝てる要因といえば訳のわからないいつ消えてもおかしく無い死に戻りだ。

 

「………死ぬのは、ごめんだ。」

(……俺は死にたく無い。こんなよくわからん力、もしかしたら残機制でもう戻れません言われても、文句も言えずにそこで終わり、それが堪らなく…怖い。)

 

 

 一番活用しておきながら、その実何も理解してはいない。

 

「………。」

(ジードには悪いが今回もお断りだな。俺は上位ハンターとして、そこそこ稼いでリタイアさせてもらう。そしてその経験を活かして再就活で書士隊に…!)

 

 

 ……確かに戦闘職では無い…。が、危険は同等かそれ以上の筈だ、本当に死にたく無いの…むしろ本望か?

 

「……武器はどうなったか…。」

(そして片手、どうやらことネギと合わせて強化するらしいが、龍殺しと龍喰らいが合わさって最強に見えるなw)

 

 

 とは言えどだ。武器も素材も曲者揃い、今暫く時間が掛かりそうだ。

 

「………どうしたルーツ。」

(……ただまぁ、どうしようにもルーツをなんとかせんとな…え?)

 

 

「…ん?バレてたか?……のう、ハンター。…次は、いつする?」

 

 ザクッ…。鍬を振り下ろした体制で体が固まる。

 

「……次だと?」

(え?いたの?…次?…いや待って物凄い嫌な予感がするゾ。)

 

 

 唐突な死刑宣告に思考が上手く纏まらない。

 

「……む?…我の口から言わせる気か?…一度は互いに、二度は我、なれば三度目はハンター、お前からが筋というものでは無いか?のう?」

 

 様当たり前、なにも純粋に言ってのけた。

 

「…!?………ッ。」

(あっ…なんて事だもう助からないゾ♡…いや真面目にどうすんの?死にたく無い行ったそば、俺が鍬を振るった瞬間、死神が鎌振り下ろして来たんだが?おい、笑えない。)

 

 

 考える時間も与えてはくれない、黙り言葉を探そうと思考を巡らせたその時には、鼻歌交じりで隣にいた。

 

「…なんだ。」

(…どうするどうする!?…なんか脚に…しっ、尻尾!?…今電撃出されたら終わるッ!?)

 

 

「…?あぁ〜いつのまに。…のう?返事はまだか?我はなかなか待てぬ方でな、此度の戦いで、すっかり茹で上がってしまった。…お前を見るたびにあの情景が浮かんで止まらぬのでな。」

 

 何事も無いかのように、さも世間話のように話すが内容は殺し合いだ。

 

「…のう?ハンターよ。」

 

「……。…ッ!」

(なにか…なにかないのかッ…この地獄への片道切符を有耶無耶にしてしまう起死回生の一手…ッ!…うわっ急に覗くな!)

 

 

 どうしたと言わんばかりに俯くハンターを覗き込む。前回姿勢で固まっている為にその視線は、いっそ恐ろしいほど至近距離になっていた。

 

 …ハンターの影に入ろうとその瞳は健在で、だからこそ何をしても無駄だと言われるようで、こちらの心情とは真逆の、それはもう絵になる儚げな笑顔が、ハンターの焦りを倍化させる。

 

 この笑顔を、この期待を、裏切る事で起こる惨事に、戦々恐々するより他にない。

 

「………!……待ってろ。」

(何か…!…なにか代替案とか…ん?…一か八かだし……もうあれに賭けよ。)

 

 

「〜ッ!そうか!なら少し待つとするかの!」

 

 

 そして数分、ハンターが戻って来た。……大タルを抱えて。

 

「……。」

 

 そして有無を言わせぬ無言のスタンバイ。

 

「……なんじゃ?これは。」

 

 わずかな動揺と、確かな怒りを感じるが、此処で怯んではいけない。

 

「……お前は殺し合いたいと言った。」

 

「…お前は見ていたい、一緒にいたいと言った。」

 

「…ッ!?……。」

 

 思わず動揺する、龍が求めた殺し合いと人が求めた愛し合い。

 愛したいのに殺したいし、殺されるのだって本望だ。だけどだけど…その側で愛したいのに…。

 

「なら、勝負だ。生死は賭けない。…代わりに…。上下を決める。」

 

「………。」

 

 興味ありげに、しかしどこか不服そうだ…。ならば。

 

「俺に、見栄を張るんだろ。死ねば張れず、全てが終わる。」

 

「…ッ!」

 

「勝負だ。さぁ、来い。」

 

「……勝てば、お前を使えると言うことか?」

 

「その逆もまた然りだ。……ただ、出来ないことは出来ないが。…それも勝てば…だがな。」

 

 言葉の最後、それは確かに挑発。…それはルーツがハンターから受けた初めての挑発だった。

 

「…ッ!?フフッ…乗った!受けて立とうぞ!ハンターッ!」

 

「……あそこの虫。上に登る習性がある。……登り切ったら。それが合図だ。」

 

 

 レギュレーションは定まり、そして両者共に睨み合い……。

 

 

 

………

……

 

 

 

「ハンター!量が少ない!もうなくなったぞ!もっと早く、もっと多く出来んのか!」

 

「……ッ。」

(コイツ…ッ!俺が今どんだけ頑張ってるかわかってんのか!?わかってる訳ないよな!料理なんてした事ないもんな!?あぁん!?)

 

 

 あれ以来、勝負は家の中での優越権を巡る為のものとなった。

 

 定期的に勝負を行っては上下関係を再設定しているのだ。勝負内容は基本的にハンターが考えたものであり、頭を使うものから体を使うものまで様々だった。

 

 …そして最近負けが嵩んだルーツが駄々を捏ねて、腕相撲をする事になり、こんな事になっていた。

 

「…失敗だったッ!」

(前世の料理!特に甘い系なんか食べさせるんじゃなかった!材料だってお取り寄せでお高いのにぃぃい!!砂糖なにあれふっかけ過ぎだるるぉぉお!!?)

 

 

 金より命。しかし金もまた命に関わる、財布が悲鳴をあげているのが良く聞こえる。

 

「ハンターさ〜ん!シナラです!無事帰還致しましたので!一時自由行動の為に失礼しま〜す!」

 

「シナラ!来い!」

 

「…ッ!?ただ今参ります!……へ?」

 

 切羽詰まったその呼びかけに、荷物をすらパージして脊髄反射で台所に向かえば、何やらいい匂いと共に騒がしい音がする。

 

 …そして顔を出せばそこにいるのは大粒の汗を浮かべながら、なかなかの形相で知らない料理を作るハンターその人だった。

 

「…ッ!これをかき混ぜろッ…これと同じになったら言え…ッ。」

 

「…はっ…はい!……これどういう状況ですか!?」

 

「格付け勝負の結果じゃ!お前もするか?まっ!負ける気はせんがな!」

 

「格付け!?…あ〜そういう事…。いいでしょう、ハンターさんを解放して見せます!」

 

「まぜ過ぎだ…ッ。」

 

「え?なぁぁあ!?」

 

「……忙しい休暇だッ」

(なんで休みなのにこんなガチャガチャやらんといかんのやし!あぁ、防具と武器が呼んでるぞ〜、手入れしろって聞こえるぞ…。)

 

 

 この調子の為、今の所騒がしいリビングの一角にて、インテリアと化している武具に申し訳なさを感じるハンター。

 

 ……そう言えばだが、最近、視線が増えた気がする。視線というのはハンターあるあるとしてよくある話で、恨みだのなんだのを感じるっていうベタな話だ。

 

 生憎そんな迷信に構う程暇では無いが、ただ強いて言えば悪い気はしていない。むしろ無邪気に笑ってるようにも、興味深そうに見つめているようにも……兎に角悪い気はしない……多分。

 

 

 

 …………

 

 

 

 龍が生きた世界は生きるか死ぬか、その最中を悠久とも思えた時間を過ごした為に、龍はそれを導き出せなかった。ただ、龍は一人(・・)では無かった。それが全てを変えたのだ。

 

 笑顔はいい、誰かといるなら尚の事、それが特別ならもっと良い。

 実はコレ、最近知った事。もっともっと知るだろう、それが楽しみで仕方がない。

 

 彩を見せる世界は美しい。彩を見せてくれた貴方が大好きだ。

 

「ぬははははっ!我の勝ちじゃ!!」

 

「こっ、こんな筈ではっ!?」

 

「………(呆れ気味)」

(でしょうな。)

 

 

 

 ハンターは愛している、この力強く脈動する大自然を。一向に牙ばかりを向けられようと、その在り方に惚れたから。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・ハンター

 

 生きるか死ぬかの二極思考に、妥協案を与えるファインプレー。定期的に勝たせてあげる、できる男。

 

・ネルギガンテ

 

 超高濃度の龍属性をぶち込まれてロクに再生出来ずに力尽きる。

 寂しさを持ってしまった哀れな龍は、寂しいということすら分からずに空回って愛を探した。

 その最後はふたつにあって、静かで暖かく、満たされた。

 

・ルーツ

 

 破滅的殺し合いこそ至高なのは変わらないが、しかし、終わらせてしまう事を恐れる程に浸っていた。

 

 多分、妥協案を提示して貰えなかったら本当に終わってた。

 殺したいだけで、死んで欲しかった訳ではない。

 

 ちなネルギガンテの事は黙認してる、死んでるしもういいかの精神。

 

・シナラ

 

 載せられるがまま腕相撲を挑んでしまい無事敗北。

 土産話を食い入るように聞くハンターはどこか子供のように思えて、しかし嫉妬に狂ったルーツに乱入されてめちゃくちゃになった。

 





 ここまで来てなんですが、蛇足と言われても文句は言えません。ですが、前よりはなかなか和やかに、登場人物全員健全になるような最後にできて良かったです。

 それでは、ここまで来て頂きありがとうございました!
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