俺は、人と関わるのが怖い。それは人に裏切られるのが怖いんじゃなく、あの日、人でなくなった俺が、人を裏切るのが怖いんだ。
(怠い...)
そう心の内で嘆くのは、クラス内でも浮いている乾巧。
本来、こう嘆く彼は高校に通うつもりは毛頭なく、義務教育が終わった途端に働きに出ようと考えていた。
しかし、事故にあって以降お世話になっている養護施設人たちの高校には出ておいてほしい、という思いを無下にはできず、普段はバイトで高校を卒業したあとに旅に出る資金を貯めてはいるが、こうして真面目に学校に来て授業を受けている。
だが、普段積極的には周囲の会話に参加せず(むしろ自分から会話に参加しない)、不機嫌100%な顔で生活しているため、現在進行形で友達がいない日々を送っている。
そうこうしている内に、クラスの一部の男子の視線がドア付近に集まる。
つられて巧も見てみると、巧とは違う理由でクラス内で浮いている南雲ハジメが教室に入って来るのが見える。
どうやら彼の場合、クラスのマドンナ的存在である白崎香織という女子がハジメに惚れている、ということが原因らしい。
それに気付いた巧は興味を無くしたのか、そこから視線を外し、ホームルーム後に備えて授業の準備をし終える。
ちょうど担任の先生が入ってきたことにより、学校の一日が始まることにより一層の怠さを感じながらも、今日一日を乗り切ろうと心に誓うのだった。
4限までの授業が終わり、昼休みになると巧は昨日働いている喫茶店のマスターから貰ったサンドイッチを食べながら、ぼーっとクラスの窓から外をぼーっと眺めていた。
何故だが急に寒気が来た。いや、来たというより降ってきた、の方が正しいだろうか...。
そのことにある種の危機反応を覚えた巧は、周囲を警戒し始める。すると、そこから瞬く間に地面が光り輝き、幾何学模様をした魔法陣を形成し始める。そこから数秒もしないうちにどんどん魔法陣が発する光が強くなっていき、この異変に気づいた生徒たちが阿鼻叫喚し始める。その異変を認識するとすぐさま
「みんな!すぐに教室をでて!」
と、次の時間のために早めに来ていた畑山愛子という教師が生徒たちに呼びかけるも、その呼びかけと同時に魔法陣が爆発したのかと錯覚するほどの光で教室を満たして行き、数秒もしないうちに先程まで談笑しあっていた机や、驚いた生徒たちによって倒された椅子が残されたまま、教室は人一人いない空間へと変容を遂げた。
もしくは、どなたかこの設定で書いてください。お願いします。