下準備は怠るべからず
其れを見た
基本的にシャンフロという
オルケストラ攻略戦:
午前中の講義を終えてアパートに帰り、昼食を作って食べた後に食後休憩を挟んで筋トレ後にシャンフロへログイン。
三位一体の血を手にする為に無茶をさせたマクティスシリーズ一式の修繕を
「一番良いのは全員同じ素材を渡して、其々の持ち味を引き出させるのが今後の育成の観点からすれば良いんだけど………。コーラルホエールは一頭分の素材しか無いし、他の素材もドンと出せるだけの量は保有出来てない。とすれば、だ………やっぱり『狩り』とか『漁』に出るのが一番だよなぁ………」
「やぁやぁ、
『グルルルルル…………!!!』
幸い三人に渡す素材は此方の判断に委ねてくれたので、最良を追求&出来るならば最高を目指す事を主眼とし、続いてX1 Dayまでに自身で集められるモンスターを脳内でピックアップせんとした其の時。
何時の間にか居た恋人であるペンシルゴンが、にこやか笑顔と独占欲全開の何時もの台詞を放った事で、リュカオーンの分け身のノワが喉を鳴らして威嚇し、両者共にバチバチの火花を散らし合う光景が巻き起こる。
「ペンシルゴンか。アスカロンがある程度の強化段階に入ったから、ヴァッシュ先生がル・ジニシィさんを兎御殿に連れて来てくれって言ったから連れて来て、イムロンさんとビィラックさんと一緒に先生直々のブートキャンプする運びになってね。で、ブートキャンプをするのにモンスターやらの素材が必要だから、三人に何を出すかって考えてたって感じ」
「フムフム………、なぁるほどねぇ〜………。三人共、シャンフロの鍛冶師であり名匠かつ古匠、そして今回のヴァッシュの兄貴直々のブートキャンプ、上手く行けば三人纏めて神匠に転職可能な状態になれるって事だね?」
「其の通り」
相変わらず察しが良い。
鍛冶師達は武器防具の製作経験を重ねて名匠へ、魔力運用ユニットを用いて稼働中の
「ブートキャンプの観点から考えて、出すなら同じ素材にした方が良いかなって思ってね」
「素材調達候補地は有る?」
「シグモニア
「じゃあシグモニアで。一応噂の地下駐屯地にもランドマーク更新したいからね」
水晶巣崖は統率が取れ過ぎているので論外、海中は専用装備やアクセサリー無しでは五分と持たない、乱戦と紛争でカオスの空間で戦う事に置いて自分が優位に働く場所となれば、消去法で其処になるのは既定路線だった。
ペンシルゴンがシグモニア前線渓谷・地下駐屯地にランドマークを更新するのにセーブポイント更新が必須の為、彼女が現在行けるファストトラベルでシグモニア前線渓谷に最も近かったのが、
一度鉱人族の国王・ミダス28世の許可を得てから、
此の個体はペッパーとレベルが同じだからか、リュカオーンの愛呪の影響で戦闘回避を選択し、地面を踏み鳴らして何処かに去って行くのを見送り、再びシグモニア前線渓谷を目指してペッパー達は驀進して行く。
道中アロゴ・ヘタイロンの
「あーくんの戦闘は何時見てもダイナミックでフルスロットルだよねぇ〜」
「サンラクの戦闘に比べたら、速度の方は全然だけどね…………」
「ペッパーはんは生存力と継戦力に秀でてるのさ。戦いの中で生き残る事、即ち好機を勝機を引き寄せる事に繋がるのさ」
「『強大なる敵に対して、急所を打って勝機を生み出し討つ』………其れが私達が父さんから教わった事だからね」
「そうでしゅ!」
アイトゥイルにディアレ、そしてゼッタ含めたヴォーパルバニー達が掲げるヴォーパル魂、最近は此のヴォーパル魂が『心意気以外の別の何かを指しているのでは?』と思わなくも無いが、何時かは不滅のヴァイスアッシュと戦わなくてはならぬ時が来た時に、其の真なる意味を知る瞬間は訪れるのだろう。
もし願うならば、ジークヴルムやクターニッドの様に『ユニークシナリオEXが世界を知り得し旅兎王装の所持と条件達成で特殊ルートに突入し、ヴァイスアッシュがリスポーン可能になればアイトゥイル達が父親と別れる事になるのを防げないかと考える』が、仮に彼が冠する不滅の意味が『文字通りであった場合』はそうはならないのだろうが…………やはり未だに解らない部分が多いのが不滅のヴァイスアッシュという最強種なのだ。
そんな一幕が有りながら、一行はシグモニア前線渓谷の地下駐屯地を目指して歩を進めるのであった。
目的地を目指して