朝礼が終わり、陽介達は更衣室に来ており。少し時間があった為、自己紹介をしていた。
「俺は織斑一夏。一夏って呼んでくれ」
「嶋㟢陽介だ。陽介でもおじさんでも好きなように呼んでもいい」
「うん。ありがとう。よろしくね一夏、陽介さん。僕の事はシャルルでいいよ」
「「分かった」」
そうしているうちに時間が来ており、2人は急いで着替えていた。
「このISスーツ、着る時に裸ってのが、キツいんですよね」
「分かる、分かる。あれが特に引っかかるんだよ」
「ひ、引っかかる・・・」
「「?」」
シャルルは2人の会話に顔を赤くしており、2人は不思議そうにシャルルを見た。それと同時にシャルルのISスーツに目に入った。
「シャルルのそのスーツ、着やすそうだな何処のメーカー?」
「デュノア社製のオリジナルだよ」
「「デュノア?」」
シャルルの言葉に何かを思い出そうしている陽介達。
「確か、シャルル君の苗字もデュノアだったな」
「そう。父が社長をしてるんだ。一様、フランスで1番大きいIS企業だと思う」
その言葉に
「成程社長の息子か・・・道理で気品があって良い所の育ちって感じる訳だ」
「・・・そうだね」
一夏の発言にシャルルは一瞬暗い表情になった。しかしその表情を陽介は見逃さなかったのだ。
(何かあったのか?)
その後授業が始まり、それから昼休み、放課後の一夏達との訓練などいつものルーティンを過ごし、陽介達は寮に戻っていた。シャルルは陽介と同室になっており、2人は部屋着に着替えてコーヒーを飲んでいる。
「はぁーー、やっぱり、男同士ってのは良いな。たかふみと一緒に暮らした時みたいだな」
「たかふみ?」
「俺の甥っ子だ」
「家族なんだ・・・良いな・・・」
シャルルはそう言ってコーヒーを飲んでいた。
「美味しい!!良い豆使ってるんだね」
「そうだろ!!中々良い豆がこの前手に入ってな、今度シャルル君にも教えるよ」
そんな会話をして夜を過ごしていた。次の日、朝礼にて、新しい転校生が来ていた。
「え、えーと、今日も嬉しいお知らせがあります。・・・ドイツから来たラウラ・ボーデヴィッヒさんです」
転校生は灰色のロングで眼帯をつけた少女であった。
「挨拶をしろラウラ」
「はい。教官」
(((教官?)))
その言葉にクラス一同疑問を思い浮かべている。
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」
一言だけ言ってその後は黙ったままであり、真耶はおどろおどろしている。やがてその間に耐えきれ無くなった。
「・・・・・ほ、他に言う事は?」
「無い」
そう告げるとラウラは一夏の方に向かって歩き、ビンタをしようとしたが、いつの間にラウラの横に移動した陽介に手首を掴まれていた。
「貴様・・・何のつもりだ!!」
「それはこっちの台詞だ。お前こそ一夏君に何をするつもりだ?友人として見過ごせない」
「貴様には関係無い!!」
「言ったはずだ。友人として見過ごせない。離れろ」
「っ!!?」
ラウラは陽介の殺意の籠った目を見て少し怯え、掴まれた手を強引に振り解き、一夏の方を向いた。
「・・・私は認めない・・・貴様があの人の弟であるなど・・・認めるものか!!!」
波乱の幕開けである。