―― 憧れは、いずれの自分への誓いであった ――

2035年、一人の人間がある街に暮らしていた。
その名は葉紅 和生。彼は今日、何かに急いでいる様子だ。それも普通ではない。
彼はただ――憎んでいた。『ウマ娘』を。
人間と彼らの間には、例えるならば底などない深い溝。例えるならば天高く続く壁。
そのような超えることのできないラインが、そこにあった。
彼はそれを超えると。そう決意をして彼はどこまでも行く。
未来の先にある勝利へと......ただ、駆けてゆくのみ。
時は2021年。『強き脚』に背中を押され、彼女らと同じ大地を駆ける。その背中を超え、先にある『勝利』へと。
時には仲間、時には宿敵。
夢見た日の記憶を塗りつぶしながら、ただ破壊する――