ベル君が赤ちゃんの時にヨッシーアイランドに来たという妄想

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ものがたりオルゴール

“ジィ…ジィ…ジィ…”

 

 

 

 

 

 

 

♪~オルゴールの音~♪

 

むかし、むかしの……いえ、ちょっとだけ昔のおはなし。

あかちゃんベル君とヨッシーのはなしです。

 

とある小さな村に、小さな白髪の赤ちゃんがおりました。

この子の名前はベル・クラネルと言います。

ベル君はその村で大好きなおじいちゃんと仲良く暮らしていました。

 

そんなある日のこと、おじいちゃんが少し目を離した隙に、ベル君は“よちよち”とはいはいをして家の外に出てしまいました。

赤ちゃんは大人の想像がつかない行動をするときがあるので、これを読んでいる皆さんは十分注意しましょうね。

ベル君が外に出ると、いつもおじいちゃんと外に出る時には見かけないものがありました。

それは緑色の楕円形で、中心にはバウムクーヘンのように穴が開いていました。

そう、皆さんお馴染みのあの不思議な土管です。

ベル君は初めて見る土管に興味津々なご様子。

触ってみたり、叩いてみたり、上によじ登ってみた――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“ツルッ!”

“キュイン!キュイン!キュイン!”

 

あっ…

 

 

 

 

 

なんと!ベル君は上によじ登った時に、足を滑らせて土管の中に落ちてしまいました!

土管は、ベル君が中に入るとすぐに地中深くに埋まって行ってしまいました。

そして、そこはいつもの土管のない風景に戻っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いっぽう、ここはヨッシーアイランド。

ヨッシーが、いっぱい住んでいる島です。

いっぴきのヨッシーがお散歩中。

けさは、とっても良い天気です。

 

“ギュイン!ギュイン!ギュイン!”

 

んっ?

 

 

ヨッシーが道を歩いていると、突如土管が目の前に生えてきました。

そして、その土管の中から白髪の赤ちゃんが出てきたではありませんか!

土管は、白髪の赤ちゃん――ベル君を出した後、また地面に潜って行ってしまいました。

 

突然の出来事に、お互いに対面して固まってしまいます。

数秒後…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふえぇぇぇん!ふえぇぇぇぇん!」

 

あらら!

周りの見たことない景色や怖そうな生き物に、不安になったベル君は泣き出してしまいました。

これにはヨッシーも大慌て。

ヨッシーは何とか赤ちゃんを泣き止ませようと自分の背中にベル君を乗せて、ゆりかごの様にしてあやします。

あやしている内に、ベル君もヨッシーは怖い生き物ではないと理解し、安心したのか“スースー”と息を立てて眠ってしまいました。

“やれやれ…”と額の汗を拭うヨッシー。赤ちゃんが泣き止んでまずは良かった。

 

……それにしても、この赤ちゃんは何なのだろう?

きっと、赤ちゃんのパパとママも心配しているはずです。何とかして届けてあげなくては……!

…もしかしたら、さっきの土管に手がかりがあるかも?

そう考えたヨッシーは、赤ちゃんを乗せたまま歩き出します。

土管がどこにあるのか、ヨッシーにはわかりませんが、「なんとかなるさ!」とお気楽ムード。

噂では、他の同族たちも双子の赤ちゃんを無事コウノトリさんのもとに届けられたらしいし、自分も大丈夫だろう!

ヨッシーはずんずんと進んでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウキッ!ウキキー!!」

 

場面は変わり、ここクッパ城では魔法使いのカメックがお怒りのご様子。

「ウキウキ」言っておりますが、猿ではなくカメの一族なので間違えないでくださいね。

 

「ワタシが長年かけて完成させた“別世界ワープ土管”が何処かに行ってしまったぁー!?あれはクッパ様が成長なされた時、別世界への侵攻を可能とさせる重要な物…!子分ども!草の根分けてでも探し出せー!!」

 

どうやら、あの土管はカメックが作ったものだったようです。

カメックは子分のコカメック達に捜索を命じました。

 

カメック達もあの土管を狙っています。

はたして、ベル君は無事おじいちゃんの元へ届けられるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから、しばらくの時が流れました。

ヨッシーとベル君は野を越え山を越え、水中やおばけ屋敷、怖そうなお城等、様々な冒険をしました。

その流れで、大きな丸い生き物のパンツを脱がせたり、カエルに飲み込まれたり、月まで飛ばされたり、カメックや「ぼくも乗せろー!」と言ってきた赤ちゃん大王とも戦いました。

そんな苦労を乗り越えて、やっと件の土管を見つけることができたのです!

ヨッシーと赤ちゃんは大喜びして、土管に入っていきました。

そう、ヨッシーも一緒に……

 

“ギュイン!ギュイン!ギュイン!”

 

ヨッシーたちが土管から抜け出すと、そこはベル君の家の前でした。

 

「なんじゃ今の音は……っ!?ベルッ!!!」

 

家の中から土管の音を聞きつけたおじいちゃんがやってきて、ベル君に気が付くと、ヨッシーの背中からベル君を抱き上げます。

 

「ベルッ!ごめんよ、おじいちゃんが目を離したばっかりに……本当にごめんよぉ…!!」

 

おじいちゃんはベル君を存在を確かめるように抱きしめます。

ベル君が土管に入ってしまった後、ベル君がいないことに気が付いたおじいちゃんは、ずぅーっとベル君を探していたようです。

ベル君も、久しぶりにおじいちゃんに会えて“キャッ!キャッ!”と喜んでいます。

 

その光景を見届けたヨッシーは「良かった良かった」と胸を撫でおろし、名残惜しくはありましたが、自分も帰らなければ。

そう思い、振り向くと―――土管はもう引っ込んでしまっていた後でした。

今度は自分が帰れなくなってしまった……!?

ヨッシーは「これからどうしよう?」と考えて途方にくれます。

 

一方、ベル君の無事を確かめたおじいちゃんは、ベル君を届けてくれた存在は、ヨッシーだったということに気が付きました。

最初は「モンスター…!?」と少し身構えましたが、ヨッシーに手を伸ばすベル君を見て悪い生き物ではないとこを察しました。

緑のモンスターは、どうやらさっきの土管がなくなって困っている様子。

ベル君を無事届けてくれた恩人(?)だ。何とかしてあげなければ全能の神の名がすたるというものです。

 

「なぁ、お前さん、ベルを助けてくれて本当にありがとう」

 

おじいちゃんはヨッシーに頭を下げます。

ヨッシーは「いやいや」と小さい両手で制します。

 

「お礼と言っては何だが…お前さん行くところがないなら、ワシらと一緒に暮らさないか?」

 

おじいちゃんの提案にヨッシーは驚きます。

「どうしようか?」と悩んでいると、ベル君が「あぁう!あぁう!」とこちらに手を伸ばしてヨッシーを掴もうとしていました。

………………まぁ、帰れないなら、それでもいいか。

ヨッシーは帰ることをいったん諦め、ベル君たちと一緒に暮らすことにしました。

ヨッシーもベル君と別れるのが辛かったので、これはこれでありだなと思っていました。

 

その後、ベル君はすくすくと成長し、オラリオという場所で数々の偉業を成し遂げるのですが、それはまた別のお話です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この物語は、のちに“英雄”と呼ばれる少年の物語

 

 

 

 

 

そして、その少年の相棒である、一匹のスーパードラゴンの物語でもあります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“ギギィ…ギギッ……”

 

…おや?ちょうどオルゴールも止まったようですね……

………せっかくなので、二人……いえ、一人と一匹の物語を少しだけ覗いてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ブルアァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

「うわあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

薄暗い地下迷宮(ダンジョン)の中、白髪の少年と牛頭の怪物――ミノタウロスが走っていた。

白髪の少年は、半泣きになりながらミノタウロスから逃げている。

当然だ。相手は自分より格上の怪物だ。

もしも正面から戦ったら、自分の持っているナイフは届くことなく折れ、あの剛腕で自分は肉塊となり果てるのだから。

一方のミノタウロスも必死で少年を追いかけていた。

せっかく見つけた格下の旨そうな餌だ。逃してなるものかと。

 

そうして走っている内に、十字路が見えてきた。

ミノタウロスは知っていた。あの十字路は左以外は行き止まりだと。

もしも、目の前の餌が真っすぐの道か右の道を選べば、あいつの逃げ場はなくなり、自分はその場で美味い飯にありつける。

左を選んだとしても、スタミナの問題ですぐに追いつけるだろうが、無駄に体力を消耗はしたくない。だから、正面か右へ行け、ミノタウロスはそう念じた。

 

少年が十字に差し掛かり、選んだ道は―――正面

 

 

 

それでいい!!!

ミノタウロスは歓喜した。

あとは追い詰められた獲物をゆっくりと調理して味わうだけだ。

ミノタウロスはそう考えながら、十字路へ入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今だよ!ヨッシー!!」

 

 

 

獲物がそう叫んだ瞬間、左から来た強い衝撃に、ミノタウロスは吹き飛ばされた。

右側の行き止まりの壁に叩きつけられるミノタウロス。

なんだ?自分は何に吹っ飛ばされたんだ…!?

そう思いながら、自分の体に体当たりしている存在を確認する。

そこには大きくて丸い、緑の斑点模様が所々にある白い岩が回転しながら自分に突進していた。

岩はまだ回転を続けており、摩擦によって身体が段々熱くなってくる。

クソッ!なんだこの変な岩は……いや、この岩にしてはつるつるの感触は…?

 

もしかして、これは岩ではなく、タマゴ……?

 

ミノタウロスがそう考えた瞬間、タマゴが割れ、中から一匹の生物が飛び出した。

 

緑色の身体

分厚いブーツをはいた足

丸くて大きい鼻

背中に背負った紅い甲羅

少しボーっとしていそうな顔だが、その目は、目の前の敵を倒すという強い意志が読み取れた

 

なんだ、こいつは…?

初めて見る生物に、ミノタウロスは一瞬だけ動きを止める。

しかし、その一瞬が命取りだった。

 

「――――はぁっ!」

 

いつの間にか、先程まで逃げ惑っていた白髪の餌が、目の前の緑の生き物の背を蹴り上げ、自分の目にナイフを突き立ててきたのだ。

 

「ブロオォォォォォォォォォ!?!?!?」

 

目を突き刺された痛みで悲鳴を上げるミノタウロス。

痛い痛い痛い!

……こいつら、生かしておけん!!

ミノタウロスは持っていた斧を乱暴に横に振るった。

 

……手ごたえがない?

何故だ?確かに目の前に獲物たちはいたはずだが…?

ミノタウロスは無事な方の目を動かし、獲物たちを探す。

右を見る、いない。

左を見る、いない。

しゃがんだのかと思い下を見る、いない。

 

一体どこへ……ッ!!まさかーーー

 

直感的にミノタウロスは自分の上を見る。

そこには、白髪の獲物を背に乗せた緑の生き物が、足をバタバタさせながら宙に浮かんでいた。

 

ばかなっ!?あいつは空も飛べるのか!?

 

「いっけえぇぇぇぇぇ!ヨッシーいぃぃぃぃぃ!!」

 

「―――っしぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

 

そんな掛け声とともに、ミノタウロスは緑の生き物のお尻に潰され、その生涯を終えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぃ~……危なかったなぁ~……」

 

ヨッシーから降りた白髪の少年―――ベル・クラネルは呟く。

エイナさんとの約束を破って、5階層まで降りてきたのだが、まさかミノタウロスがいるなんて…緊急時のためにヨッシーと打ち合わせをしておいてよかった。

もし一人で遭遇していたらと思うとゾッとする。

 

「あぁーうぅー?」

 

「あぁ…大丈夫だよヨッシー。僕は無傷だから…」

 

僕の身を案じている様子のヨッシーに大丈夫と伝えながら頭をなでる。

「ふふふ~ん♪」と気持ちよさそうな声を上げるヨッシー。

僕が物心ついた頃には、ヨッシーはもう隣にいた。

前におじいちゃんに聞いたら、ヨッシーは赤ん坊だった頃に僕を助けてくれた恩人らしい。

…正直全然覚えていないけど、ヨッシーと一緒に居ると、何でもできそうな気がする。

どんなに強大な敵にも、どんなに過酷なダンジョンでも、きっと二人でなら乗り越えられる。そんな気がするのだ。

 

「よっと…ミノタウロスの魔石、結構大きいなぁ~……よし!今日は奮発して、おいしい物でも買っていこうか!」

 

「ヨッシー!!」涎だらだら

 

「はは!相変わらず、ヨッシーは食いしん坊だなぁ~よし!それじゃあ、神様も待ってるだろうし戻ろっか!!」

 

「でっていう!!」

 

ベルはヨッシーに跨ると、出口へと進んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………なに、あれ…?」

 

そんなベル達を見つめている少女がいたのだが、ベルもヨッシーも気が付かなかった。

 




続かない

続きは誰か書いてくれ…

ドンキーもクッパもやったし、ヨッシーもやるかという流れで出来ちゃった作品
こうなったらマリオのメインキャラで短編コンプ目指すのも悪くない

ここまでご拝読ありがとうございました

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