ようこそ絶対★ひより至上主義の教室へ   作:†しんしん†

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パクリ多め


【2年生編】無人島〜反逆の〜

7日目

 

悪天候によりこの日の特別試験は中止となった。

 

「南雲。今回はお前抜きで、2年と対決させてくれ。」

 

桐山や三木谷たちは俺に直談判しにきた。

 

「俺からも頼む。あいつら、3年を馬鹿にしやがって、1年の連中にも、『南雲がいないと何もできない、雑魚の集まり』と噂を流してやがる。すれ違うたびに陰口を言われ、他の奴らも限界だっ!」

 

その通りじゃないかと思ったが、俺は口を出さずに聞いてやった。

どうやら、1,2年にバカにされ、なけなしのプライドに傷がついたらしい。

 

馬鹿馬鹿しいな。

こいつらは、『年上』ということだけで、自分たちが後輩より優れていると勘違いしている。

 

こいつらの理論によると、老人は完成されていて、若者は不完全であるということになるが、本気で信じているのか?俺は一生、堀北先輩に勝てないことになるな。

 

めぐり合わせが悪かったんだろう。

なぜ俺は、堀北先輩と同じ学年になれなかったんだ。

もしくは、坂柳や龍園と同じ学年でも、こいつらよりは楽しめただろう。

 

俺はため息をついた。

 

「いいだろう。条件付だが、今回はお前らに譲ってやる。」

 

俺にとって、都合の良い展開だとも思った。

あの、混合合宿以来、俺の人気に影がさし、好き勝手動く奴らが増え始めていた。

しかし、この試験で2年にボコボコにされれば、良い刺激になるだろう。

 

「条件は何だ?」

「下級生にやられても、教師に泣きつくような醜い真似はするなよ。」

「当たり前だ。んなことするわけねえだろ。よし、桐山。やってやろうぜ。」

 

そう言って、桐山と三木谷は3年の指揮をとるようだった。

結果は見るまでもなく、わかりきっている。

あいつら程度にやられるほど、坂柳も龍園も甘くはない。

 

この試験で、筒井と高円寺の実力の底も見えた。

後は、堀北先輩のお気に入りの実力を測って、暇をつぶすとするか。

 

 

8日目

 

ビーチフラッグの課題でアルベルトが暴れていた。

対戦相手が三年生の場合は、あからさまにフラッグを掴むときに、3年生と接触しながらもぎ取っていた。俺の指示通りだ。

 

「クックックッ、3年は貧弱なやつしかいないのか?所詮、南雲の奴隷たちはこんなもんか。」

「おいっ、龍園いい加減にしろ」

 

この試験が始まってから、俺は3年生に対する挑発を続けてきた。

あからさまな挑発や、課題での妨害に、クラスの腕自慢を総動員していた。

やっとそれなりの奴が釣れたようだな。

 

「誰かと思えば、南雲のおこぼれで生徒会長をやってる桐山じゃねえか。Aクラスで卒業できない会長ってのはどんな気分だよ?教えてくれよ?」

「おい、先輩にタメ口聞いてんじゃねえぞ。」

 

取り巻きの雑魚がちゃちゃ入れてきやがるが俺は無視した。桐山は冷静なようだな。

少しは楽しめるか?

 

「それで、なんか用かよ?俺たちは忙しいんだ。用がないなら行くぞ?」

「龍園。お前に一度実力差を分からせてやる。俺たちと勝負しろ。」

「あ?ジャンケンでもすんのか?」

「お前が得意な土俵でやってやる。ルールは簡単だ。」

 

そう言って、桐山は紙を渡してくる。

 

・時間は9日目の9時〜12時

・場所はE7

・E7から退場したものは、再入場不可

・武器や道具を使った攻撃の禁止

・降参した者への攻撃禁止

・龍園または桐山が降参した場合は、その時点で勝負は終了

・上記ルールの範囲内であれば、教師への訴えを禁止

 

「クックックッ、ただの操り人形かと思っていたが、多少は骨があるようだな、いいぜ。相手になってやる。」

「3年が勝ったら、今後、3年に対する誹謗中傷は禁止だ。」

「いいぜ。2年が勝ったら、てめえには俺の下につけよ?」

「ふん。せいぜい人数を集めるんだな。」

 

たった一年間で南雲に屈服した雑魚が、なぜここまで自信を持てるか理解できねえな。

 

「ひより。3年を公然と潰せる機会が来た。明日の9時までにE7に人数を集めろ。」

 

 

9日目

 

「3年生が動き出しましたね。」

 

今回の試験、坂柳さんはAC同盟を作った。

それに対して、私はBD同盟を作った。南雲先輩率いる3年との全面戦争に備えたためだ。

たった一人、坂柳さんと交渉がまとまるだけで、2年全体を動かせる。

 

「私たちの勝敗はどうやって決まるのですか?」

「あわてないでください。今回はただの遊びですよ?」

「そうでしたね。すみませんね。勝負にこだわるのは性分でして。」

 

どうやら3年はE7の西と南側から包囲殲滅作戦のようですね。

 

こちらは、40人程度集めましたが、3年生は60人近い人数が集まっているようです。

 

「わざと私達を挑発しているのか、ただのお馬鹿さんなのか、馬鹿のふりをしているのか…、坂柳さんはどれだと思いますか?」

「馬鹿なんじゃないでしょうか?こんなにバラバラと包囲するなんて、各個撃破してくれと言っているのと同義ですね。腕時計を外している方も数名程度です。」

 

「やはりそうですよね。南雲先輩ではないのかもしれませんね。」

 

 

「向こうに行ったぞ。追え!」

 

堀北鈴音は、3年生2人に追われていた。

どうやら、3年は、強硬手段でこの試験を乗り切る気のようだ。

体力自慢の男が2人相手では、もって5分か…。

そんなときに、ひよりから通信が入る。

 

「Q2は、あと30メートル走って。入れ替わりでR2が来たら反転してください。P3はタイミングを合わせて攻撃してください。」

 

この声をどこまで信じて良いか不明ではあるが、今は従うしかない。

 

 

「惰弱な2年め!ただ逃げるだけでは狩りにならんだろう…。」

 

諸岡はストレスをためていた。この学園で南雲に冷遇され、おまけに1、2年からも馬鹿にされ続けていたからだ。

女一人、さっさと片付けて次の獲物を狙いたかったが、予想以上に足が速く粘られてしまった。

 

すると、前方から2年の男子の援軍が一人、こちらに向かって体当たりを仕掛けてくるようだった。

 

「通用するとでも思ったか…。こんな作戦が!俺は男を片付ける。武藤は女を追え!」

 

諸岡は面白く無さそうに、石崎を受け止めながら武藤に指示を出すが、木の陰から出てきた三宅の蹴りをまともにくらいそのまま地面に叩きつけられた。

 

遅れて状況に気づいた武藤が慌てて、石崎をはがそうとするが、反転してきた堀北に蹴られて、派手にころんだところに、三宅からの追い打ちで意識が飛んでしまった。

 

 

「ふぅ…。意外と疲れますね…。」

「そうですね。しかし、やり遂げる決意が必要です。これは、2年生の退学を賭けたゲームなんですから。次はこちらの番のようですね。」

 

坂柳さんのお手並み拝見ですね。

 

「P8はそこで待機。Q1が予定通りなら、30秒後に3年が2人そちらに向かいます。不意打ちでやってしまいなさい。」

 

どうやら、神室さんを囮にした陽動と見せかけた、伏兵攻撃のようです。

 

3年生も陽動とまでは気がついたようですが、GPSを外した伏兵までは気がつかなかったようですね。

 

こちらは、一部の生徒の腕時計は破壊済みです。

橋本君たちの一斉攻撃に、三年生二人はあっけなく沈黙しました。

 

3年は後手後手に回ってしまい、次の手も坂柳さんに見破られていました。

 

「フフフ…。サーチ機能は諸刃の剣ですね。確かに強力な機能ですが、目に見える情報に踊らされているようでは3流です。2年生のみなさんが、我々の指示に従っている以上、条件はクリアしたも同然…。」

 

「P1、P4、P7… 100m東に移動して、隠れてください」

 

「P5、動きが遅いですよ。」

「変な呼び方するな!!」

 

あらあら。山脇君は、あまり呼び方がお気に召さなかったようですね。こういうのは雰囲気も大事だと思いますが。

 

 

2年生の攻撃が想像以上で慌てていた。

 

「想定以上に伏兵が多い。しかもこちらの作戦が的確に読まれている。まさか、3年の、通信が傍受されているんじゃないか?」

 

2年に裏をかかれ続けており、2度目のコード変更を行う。

あまりの醜態に、味方である3年生からもクレームの嵐で、指揮は著しく低下していた。

 

なんで南雲が指揮をとらないんだ?っという声も聞こえてくる。

桐山は怒りで拳を深く握った。

 

 

「R1は、体当たりを。B7、北東に迅速に退却を。モタモタしていると囲まれます。Nグループはそのまま前進。」

 

タブレット上で、駒を動かしながら、時折サーチ機能を使いつつ、ひよりと坂柳は2年生を操る。

 

「面白い手を打ちますね。では私は、P11、P12、北に200メートル進んで待機しなさい。B7に深追いするようであれば囲んで殲滅。無理ならちょっかいをかけて退きなさい。」

 

 

「いまだ。部隊をあげろ。」

「三木谷、それは包囲網が崩れるぞ。」

「抜けた穴には、近くの女子グループを回せば良い!

エリア内の再入場は禁止だが、新規投入するぶんには問題ないはずだ。今は、2年全体を殲滅するほうが優先だ!」

 

やはり三木谷のやつには任せられないと桐山は実感した。こいつと組んでは勝てる勝負も勝てないだろう。

 

 

「さて、3年生の選択肢は五つ…。何だ…最も愚かな手を打ちましたね。」

 

退学がかかっているとはいえ坂柳さんは、少々ガッカリしたようです。

 

「R1を投入すれば、一挙に殲滅も可能ですが…さすがに悪質と判定されてペナルティがありそうなので、避けますか。」

「そうですね。いざとなれば、私のプロテクトポイントで責任を引き受けますが、今回はここまでにしましょう。」

「条件は全てクリアされました。本陣にチェックをかけましょう。」

 

指揮官の性格も読めました。

位置すらも簡単に想像がつきます。

 

「ええ。K1、ポイント7に、チェックをかけに行ってください。」

 

 

「囲いつつ、戦力を集中!」

2年生を囲んで、一挙に畳み掛けるはずだった三木谷の作戦だったが、2年生はどこにもいなかった。

 

「何、敵がいない?」

 

慌ててサーチ機能を使用したら、山越えで既にエリア外に退去していた。

 

しまった。地形を利用して包囲したつもりでいたが、最初から包囲などできていなかったのだ。

2年はほとんど無傷で、3年は、20人近い怪我人が出てしまっている。

戦果は十分と言わんばかりに、2年は全員別のエリアに移動してリタイアしたようだ。

好戦的だと噂の龍園の策とは思えない。

 

「くそっ!誰だ!?俺は誰と戦っているんだ。」

 

何やら鈍い音がしたので、横を見たら桐山が木にぶつけられ倒れるところだった。たしか、こいつは2Aの鬼頭か!

 

やばいと思う前に、俺も頭を捕まれ、木に叩きつけられた。

 

意識を失う前に、龍園のニヤケ顔が目に入った気がした。

 

 

「これで…チェックメイトですね。龍園君お疲れ様でした。桐山先輩との交渉はおまかせしますね。」

「ああ、ご苦労だった。これで3年は、ほとんど立て直し不可能だろう。他の連中は特別試験に戻せ。」

 

「さて、予想以上に退屈な戦いでしたね。椎名さん、改めて私と勝負をしませんか?」

「構いませんが、どういった内容ですか?」

「ふふ、私のグループが3位以内に入るかどうか?っというのはいかがでしょうか?」

 

坂柳さんのグループは現在7位。

龍園君のグループが6位だ。

 

「良いですよ。私は3位以内は無理だと思います。」

「では、私は3位以内に入る方に賭けましょう。負けたら何でも言うことを聞きますよ。」

「そうですか。では、私が勝ったら1時間、時間をいただきますね。」

「1時間ですか。Aクラス全体でしょうか?」

「いいえ、坂柳さんと一之瀬さんのお時間を頂きます。11月頃の予定です。」

「ああ。なるほど。それでは私が勝った場合は、椎名さんと佐倉さんを借りましょう。散々使い倒してボロ雑巾の様に捨てますね。」

「言い方がアレですが、それで構いません。」

 

こうして、一之瀬さんと佐倉さんの知らない間に、過酷な賭けが始まりました。

 

 




「撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ!」
って、使いどころがありませんでした!

無人島じゃなかったら、チェスの駒を掌で、クルクル回したかった。。。

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