元帝君の友人になった男の話   作:じーじー

42 / 42
意外と描けたので投稿を。
そして同時に2つほど謝罪を。

本当にすみませんでした!!
期間が空きすぎたってレベルじゃないことは重々承知してます!
どの面下げて投稿したァ!って話なのもわかります!!
言い訳をするならば、書いても書いても信じられないくらい話が重たく、暗くなっていくんです!!
流石に書き直すべきだと思い訂正したところ、あらかじめ組んでいたプロットを全部書き直さなくてはならなくなりまして…。
非常に申し訳ありませんでした。

一応2つ目に謝ることなのですが
こちらの二次創作クロスオーバー作品を描かせていただくにあたり『主人公目線での小説の進行』をどうしても諦めてしまいました。
いや、あのね…凄いのよ…難しさが。
状況説明とか周囲のキャラの考えてることとか、動作とか。
『どうやってこれ伝えんねん!無理やろ!』
と匙を投げてしまいました。
本当にすみません。

というわけで何度目か分からない謝罪をさしていただきました。
…あと今後の更新は…その…気軽に待っていただけると幸いです。
待っている人が居てくださるかはさておき『お、この二次創作小説いつの間にか更新されてんじゃん』くらいに構えていただけると良いかなと思います…。




俺はお前がその娘を可愛いって言うに10W$を賭ける!

______________________

 

 

《フィンランド霊障観測所にて》

 

 

 

「なぁ、聞いたか?またイリュリア城内にとんでもない美人が現れたらしいぜ?」

 

「…ランディ、君はいっつもそういう話ばかり…少しは真面目に仕事をこなす気はないのか?」

 

「俺はお前がその娘を可愛いって言うに10W$(ワールドドル)を賭ける!」

 

「ランディ…」

 

 

 

そこには2人の男性、ザッパとランディが仕事をこなしつつ雑談にふけっていた。

 

フィンランド霊障観測所。

そこは霊的集中地帯と言われる霊障が多く起こる地域にある前哨基地。

かつて、ザッパとランディは世界が危機に陥った時に『ネットワークに接続された全の端末に特定の信号を一斉に発信し世界中に情報を拡散するプログラム「ペインキラー」』を用いて世界の危機を救うのに一役買った。

あれから月日は流れ二人はフィンランドにて、いつも通り暇な時間を過ごしていた。

 

 

 

「しっかしまぁ、世界はここまで平和になっちまうとはなぁ。あんなに『世界の危機だ!』って言ってたのに、変わっちまった」

 

「ホワイトハウスがエアフォースワンになる世界に?」

 

「可愛い娘に出会える世界に__」

 

 

 

およそ2年。

彼らの世界の騒動が収まってから2年。

彼らの平穏は前触れもなく、崩れ去ることになる。

 

 

 

「っ!?」

 

「こいつは!?」

 

 

 

突如、思わず身構えてしまうほどの地震が彼らを揺らした。

収まるまで彼らはじっとしていたが、収まってから観測所にあるコンピューターを操作する行動は早かった。

 

 

 

「被害は?」

 

「まだ、断定は出来ない」

 

「場所は?」

 

「此処から北東に5km」

 

「近いな……いや、ザッパ…この揺れは…」

 

「…あまり考えたくないな、その可能性は。ましてや原因がまだわからないのに断定は出来ない」

 

「ああ、だからもう使った。」

 

「なんでそんなピンポイントなものを使ったのかは今は聞かないでおくけど…どうだった?」

 

「……ザッパ、イリュリアに居る第1連王様からプライベートナンバーを貰ったよな」

 

「…嫌な予感は当たるとはよく聞くけど、それ…ちょっと見せてくれ」

 

「あいよ」

 

「これは…ランディ、急いで連絡を取ろう。緊急事態かどうかは分からないけど、もしものための行動はしたほうがいい」

 

 

 

 

 

 

______________________

 

 

 

 

 

 

「カイ様、お電話です」

 

「どちらからですか?」

 

「フィンランドの観測所から…カイ様のプライベートナンバーにです」

 

「フィンランド…わかりました。変わります」

 

『お忙しい中すみません、ザッパです。第1連王カイ=キスク様でしょうか』

 

「ええ、なにかあったのですか?」

 

『実は、つい先ほどフィンランドの観測所近くで大きな地震が発生したのですが…そちらの原因を探ってみたところ無視できない事が起きまして』

 

「無視できないこと…ですか」

 

『イリュリア城で使った予報器を覚えていますか?』

 

「ええ、情報体フレアを観測しその後の情報体フレアの拡散率や濃度を予測できる…まさか!?」

 

『ええ、こちらで見てみたところ…情報体フレアの異常観測が出てきまして』

 

「…その情報をこちらに送ることは?」

 

『問題ありません』

 

「なら、至急お願いします」

 

『こう言ってはなんですが、これは保険です。もしもの事があっては大変なことになるという。今後も情報体フレアが拡散し続けるという確証はありません』

 

「ですが、収まる保証もない。構いません、今は手持ちの仕事は無いので調べてみます」

 

『わかりました、お願いします。では、私はこれで。また何かあればかけ直します』

 

「はい、こちらからも何かわかり次第連絡します」

 

「…カイ様」

 

「ええ、至急手配をお願いします。それからこちらでも情報体フレアの観測を…それから出来ることならあの人にも連絡を。繋がるかはわかりませんが、ダメ元で連絡を入れてみるべきだとは思うので」

 

「わかりました、では早急に取りかかります」

 

「お願いします」

 

 

 

カイは側仕え兼護衛の兵士の背中を見ながら嫌な予感を心の何処かで感じていた。

 

 

 

「ギアメーカーは…飛鳥さんは出てくれるだろうか」

 

 

 

 

 

 

 

______________________

 

 

《同時刻、テイワット大陸 フォンテーヌ》

 

 

蛍達と行動を共にしていたシュウは、ポワソン町に向かって移動していた。

 

 

 

「…疲れてねぇか」

 

「オイラは大丈夫だぞ!」

 

「パイモンは飛んでるからね」

 

「元気いっぱいだ!」

 

「ずいぶん燃費がいいな、エコか?」

 

「ううん、その分いっぱい食べるから少し悪いかも」

 

「そうなのか、ちっちゃいくせに燃費が悪いなんて…閑雲のからくりのほうが遥かに優秀だぞ」

 

「おい!誰がカラクリだ!」

 

「うんうん、パイモンは非常食だもんね」

 

「誰が非常食だ!!!」

 

 

 

そんな会話をしつつもシュウ達はすこし急ぎ足でポワソン町に向かっていた。

いや、急いで向かっていたのはシュウで蛍達はそれに合わせているだけなのだが。

 

 

 

「それにしても、なんでそんなに急いでるんだ?」

 

「…予感だ」

 

「予感?」

 

「嫌な予感がする」

 

「それでそんなに急いでるのか?」

 

「自慢じゃないが、俺の予感はだいたい当たる」

 

「そんなに当たるの?」

 

「クマからパンダは生まれない、そんくらいには信じていい」

 

 

 

結果としてポワソン町に着くまで、予定よりも遥かに早く着いた。

シュウは何かに駆られるように急いで情報のあったとある家に向かう。

そこには一人の女性がシュウを待っていた。

 

 

 

「…ペルヴェーレ?」

 

「アルレッキーノ、せめてここではそう呼んで欲しいのだが」

 

 

 

思いがけない人物にシュウは少し驚く。

あとから後ろからついてきた蛍達もアルレッキーノの登場には驚いていた。

 

 

 

「久しいな、旅人。ちょうどいい、君も一緒に見てもらいたいんだ」

 

「…良いけど、一体何を?」

 

「この中を」

 

 

 

そう言ってアルレッキーノは家の中を指さす。

シュウ達は言われるがままに扉を開け、家の中に入って行く。

いや、入って行くはずだった。

扉を開け、そこにいる人物を…そこに居るはずのない人物を見るまでは。

 

 

 

「なっ!!??」

 

「嘘だろ!?」

 

「ありえねぇ……」

 

 

 

その二人はこちらを複雑な表情で見つめていた。

その二人をまるで幽霊を見るかのように見つめる三人。

三人は目を離せずにいた。

 

 

 

「お久しぶり…というべきなのでしょうか」

 

「また会えるとは思わなかったがな…」

 

「シルヴァ……マルシラック……」

 

 

 

 

シルヴァとマルシラックを…“赤い目”をしながらこちらを見続ける2人の姿から。

 

 

 

 

 

 

______________________

 

 

 

 

 

 

二人を見ながら蛍は咄嗟に言葉を出せずにいた。

 

二人が生きていた。

いや、生きているはずがない。

二人は溶けたはず。

ならば何故二人が目の前に居るのか。

 

だが、意外とシュウから言葉が出るのは早かった。

 

 

 

「…アルレッキーノ、この目は…」

 

「やはり、何か知っているな。その目を」

 

「ああ、真紅の瞳…この目は、GEARにしか存在しない目だ」

 

「真紅の瞳…」

 

「通常、目というのは種族や環境によって色んな色になる事があるが生体兵器であるGEARは目が真紅に染まるという研究結果が出ている。今、軽くではあるが2人の生体コードを見てみたが…少なくとも人では無いのは間違いない」

 

「つまり?」

 

「二人は人間じゃない。おそらくはGEAR。そしてGEARは、自然には生まれない。人の手によって作られる生体兵器だ。何者かが二人をGEARとして生き返らせた…としか考えられない。少なくともソイツは原始胎海の水に溶けて判別出来るわけがないところから二人を引っ張ってこれるほどの存在だってことはわかる」

 

 

 

だが、正直シュウにとってそれはついでともいう問題だった。

目の前に居る二人はかつての二人と同一人物である。

そこが問題であった。

 

 

 

「…シュウ、君は…」

 

「…悪いが二人と今更話すことは無い。少し外に出てくる色々考えたいことが出来た」

 

「な!!二人に会えて、今更話すことが無いって!!そんなわけないだろ!!」

 

 

 

二人に冷たくするシュウに、パイモンは思わず詰め寄る。

しかし、返事とも言えるか分からない…咄嗟にシュウから出た言葉には

 

 

 

「今更会って…何を話すって言うんだ…」

 

「……っ」

 

 

 

怒り憎しみ悲しみ、様々な感情がグチャグチャになっていた。

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

稲妻の双雷(作者:八魔刀)(原作:原神)

もしも稲妻に、雷電家と関わりのある魔神がいたら……。▼そんな妄想を下に書き連ねました。▼あくまでも稲妻に登場する一キャラ、決戦などは旅人の視点なので描写無し。▼原作沿いでありゲームプレイ推奨。▼魔神任務編と伝説任務―天下人の章―が終われば、そこから主人公と原作キャラ達の短編、主人公の伝説任務で完結という流れです。▼作者の妄想全開なので、それが許せる人向け。可…


総合評価:2203/評価:8.89/完結:34話/更新日時:2024年03月04日(月) 11:07 小説情報

童貞社畜が社畜エロ羊となるまで(作者:タイツ信者真君)(原作:原神)

甘雨ちゃんのビジュアルに惹かれた始めたての原神新規勢(童貞社畜)が、魔神戦争を生き抜き璃月港で社畜エロ羊となるお話。▼2023海灯祭がしんどすぎて書きました。魔神戦争時代の璃月が主な舞台となります。▼現在判明している情報だけではどうしても不明瞭な点が多いので9割は妄想です。ご注意下さい。▼作者は原神初心者なので辻褄が合わないこともあるかもしれません。ストーリ…


総合評価:3245/評価:8.65/連載:22話/更新日時:2023年04月08日(土) 23:41 小説情報

俺が執行官……ってコト!?(作者:爆死san)(原作:原神)

▼やってくれたなドットーレ!!▼……某スレでみたネタで思い付いたものです。不定期で更新していきます……


総合評価:6293/評価:8.92/連載:32話/更新日時:2026年05月08日(金) 03:05 小説情報

俺が死んだと思っている仲間と会うのが気まずい(作者:guruukulu)(原作:葬送のフリーレン)

何で死んだのが分身って誰も気付かないの・・・


総合評価:5745/評価:8.03/連載:6話/更新日時:2026年04月01日(水) 19:00 小説情報

百式観音を背負いて。(作者:ルール)(原作:NARUTO)

▼ 憧れた姿を追い求め、▼ ただひたすら繰り返し、▼ オッサンはついにソレに辿り着く。▼ そんな狂気のオッサンが混じった忍者活劇。


総合評価:30066/評価:8.19/連載:71話/更新日時:2026年05月21日(木) 06:27 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>