ジョーはレーベのことが気になり、話しかけるが───!?
ウィッチーズと艦これキャラを会わせたらどうなるのか(どうにもならない)、気になって想像して書いてみた、その初回!
世界観はウィッチーズ世界です
ルミナスのジョーと艦これのレーベが少し会う話です
(↑二人とも似てるからね、会ってたら面白いよね!!)
レーベのキャラが固まってないので想像とかけ離れてる可能性があります、ご注意ください!!
ここは欧州・ガリア北部の砂浜。
かつては欧州有数の避暑地として栄えたリゾート地。
しかし、ネウロイによる長い期間の陥落により、リゾートはとしての姿や機能はもう無い。
今は501部隊のガリア奪還後、ガリア復興の人々の心の支援となるようこの地でのコンサートを開催することになったルミナスウィッチーズ一行。
現地入りした翌日の早朝。
ルミナスウィッチーズの衣装担当、リベリオン出身のジョアンナ・エリザベス・スタッフォード曹長はかつて観光客で賑わった砂浜を自身の使い魔、スマイルと共に歩いていた。
辺りはまだ薄暗く、数分で日の出という時間帯。
人の気配は当然として無く、ブリタニア海峡からの波が砂浜に押し寄せては帰っていく。
ジョーは所属柄色んな水域を知っている。
練習海域のリベリオン五大湖、欧州に渡るときにトラウマを植え付けられた大西洋。
船は船酔いが起こるから嫌いだが、海は嫌いというほどではなく、様々な海の姿を眺めるのが好きだった。
このブリタニア海峡も今までとは違う海。
あの奥にはブリタニア本土がある。
そう考えながら砂浜を歩いていると、一人の少女が海峡の方を向き座っていることに気がついた。
遠目で見えるところでは無く、ほんの数メートル先。
海に見とれて気が付かなかった。
その少女はジョーに気づいていない様子。
ぴくりとも動かず、海の先の一点を見つめているようだった。
少女は藍色の水兵服と水兵帽を身に着け、灰色のショートカット。
リベリオンの水平服に、茶髪だが、ショートカットのジョーと通じるものが多く、年齢も同じように思えた。
「ねぇ、スマイル、あの人ウイッチかな?」
ジョーは使い魔のスマイルに話しかけるが、スマイルも顔を傾け、わからない だそう。
この場にはジョーと少女のニ人だけ。
もしウイッチなら、どこのウイッチなのか、ここで何をしているのか、コンサートに来てほしいなど、言いたいことが膨れ上がる。
ジョーが話しかけようと踏み出すと、少女はジョーに気づきすぐに近づいてきた。
「あ、私はルミナスウィッチーズのジョアンナ・エリザベス・スタッフォード曹長…、君は?」
急に近づいてきたのに驚き、真っ先に自己紹介をしてしまった。
「僕はここで言うカールスラント海軍の駆逐艦、レーベレヒト・マース」
少女はレーベと呼んでいいよ、と言った。
レーベの目線はジョーの次にスマイルに向けられる。
それに気づいたジョーは使い魔のスマイルの紹介もした。
「君はウイッチなの?」
レーベの澄んだ眼がジョーに再び向けられる。
「うん、私はルミナスウィッチーズって言って戦わないけどウイッチなんだ」
「戦わない、ウイッチ?」
レーベは少し首を傾げる。
ウイッチはネウロイから人々を守る為に闘うのが一般的。
ルミナスウィッチーズは特別だった。
「そんなウイッチもいるんだね」
「うん、でも戦えないけど、みんなの心の支えになるようにみんなででっけぇコンサートして、オレもとてもきれいな衣装作ってんだー!」
「……、俺?」
「あっ!」
少し熱くなってジョーの口癖が出てしまった。
顔を赤くしてレーベに謝るものの、レーベは大丈夫、と返してくれた。
「ところで、なんだけどさ、一つ聞いていいかい?」
「何?」
ジョーはレーベにウイッチであるかどうかを聞く為に承諾を得ようとした。
レーベに使い魔は見当たらなく、ウイッチじゃない可能性もある。
ウイッチとは本来、軍の花形に近く、一般人が出会うことは少ない。
もし、レーベがウイッチでもジョーがウイッチのウイッチ同士だからさほど心配はする必要はない。
だが、レーベからの独特な雰囲気をジョーは読み取っていた。
迂闊に触れてはいけない気がしたのだ。
もし、アイラのように傷を負ったウイッチだったら…。
もし、大きな戦いで飛べなくなったウイッチだったら…。
もし、大切な仲間や、使い魔を失ってしまったウイッチだったら…。
戦場のウイッチは様々な過去を抱えている者が多い。
「レーベはさ──」
ウイッチという事をウイッチにでさえ知られたくない者もいる。
「何?」
それほどデリケートな分野であるのだ。
「──ウイッチなの?」
聞いてしまった。
レーベはすぐは答えなかった。
人の空間が流され、波の音が支配する。
「僕はウイッチじゃないよ、カンムス、だからね」
レーベはそう答えた。
「カン、ムス?」
ジョーはカンムスを知らない。
理解に戸惑っていると、レーベの後方から人の声が聞こえた。
「おーい、レーベー」
遠目にレーベと同じ水兵服と水兵帽を身に着けた赤髪の少女が走って来ている。
「あっ、マックスが呼んでる。もう行かなきゃ」
レーベはごめん、と言い残しマックスと呼ばれた赤髪の少女の元へ行き始める。
だが、すぐレーベはジョーの方を向き。
「またいつか、どこかで会おうねー」
と言って走って行った。
ジョーはすぐには反応できなかったが、一拍おいてから。
「うん!またなーー!」
大きな声で走り去るレーベの後ろ姿に手を振った。
振った手はレーベには見えてない。
この声も届いているかわからない。
ジョーの先、少し遠くで赤髪の少女とレーベは合流し、一瞬ジョーの方を向いて手を振る。
そして二人とも遠くへ消えていった。
「おーい、ジョーー!」
ジョーの後ろから声がする。
シルヴィのキレイな声だ。
「うーん、ここだよー!」
ジョーはすぐ応えて歩いてきているシルヴィの元へ駆け出す。
「ジョーったら朝起きたら居なかったからみんな心配してるよー」
「エヘへ、ごめん」
シルヴィ、ルミナスウィッチーズのメンバーの一人、シルヴィ・カリエッロ軍曹と合流し、ルミナスのみんながいるホテルへ歩き出す。
「ジョーは何やってたの?」
「少し、お話し、してたんだ」
「お話し?」
シルヴィにレーベのことを話す。
だけどウィッチかどうか、カンムスと言っていたことは話さなかった。
話さない方がいいとジョーは思ったから。
「また、どこかで会えるといいなぁー」
「きっと会えるでしょ、さ、早く戻らないとレッスン始まるわよ、ミラーシャの気合入ってたから遅れたらタダじゃすまないわよ」
「あっ!そうだった!いっけねー!」
ジョーとシルヴィは走って帰る。
走りながらもジョーは少しレーベのことを考えていた。
また会えると良いな。
コンサート見に来てほしいな。
「そのためにはすっげーキレイな衣装とダンスがんばるぞー!」
少し遅れてホテルに戻ったのでミラーシャに少し怒られた。
音読お疲れ様です
※ガリア北部の避暑地となる砂浜は存在しないかもしれません
※ジョーちゃんはひとりで出歩かないかもしれません
※ウィッチーズ世界にレーベくんはいません
※ジョーちゃんの一人称「私」の読みは『あたし』です
※レーベくんはここまで意味深不思議ちゃんじゃないかもしれません
※レーベくんはかわいいです(決定事項)
※ジョーちゃんはかわいいです(異議は認めん)
※レーベくんはウィッチーズ世界に来たことを知ってるという謎の設定の元、話をすすめてます
※ジョーちゃんはここまで相手の事を深読みする娘じゃないと思います
※ミラーシャの気合はバッチリです