Aftergrow   作:Lily Royal


原作:BanG Dream!
タグ:R-15 オリ主 美竹蘭
蘭ちゃんと主人公の男がなんやかんやあって仲良くなっていく話。(確かそんな話だった記憶)

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2018年に書いたらしきものが出てきたので何となく読み返したらそこそこおもろかったので投稿
続かないし内容も覚えてない〜


Aftergrow

(つまらないなぁ、、、)

 

後ろの席で、黒板に書いてある文字を眺めながら一人思う。中二のクラス替えで仲のいい友達たちと私だけ別れてしまった。その日からなかなか5人全員で集まることが少なくなってしまった。みんな部活や係の仕事など毎日忙しいらしい。今日もつぐみとひまりは用事があって一緒には帰れないと言っていた。

 

(私何やってんだろ)

 

クラスの子たちは私が怖いらしくあまり話しかけてはこない。なのでクラスでは基本的に一人だ。一人が寂しいかと言われたら、寂しいのかもしれない。この一か月みんなと一緒にいない時間を経験してそう感じた。今までみんなと一緒にいない時間なんてほとんどなっかた。こんなにも一人でいることが寂しくて辛いとは思わなかった。昼食の時間や帰る時は一緒に居られるんだからと言われたけどやっぱり少し寂しい。みんなとどこかに遊びに行く回数も減ってしまったし。

 

(あと五分で終わりか、次の授業は、、、あぁグループで調べたレポートの発表か)

 

時計の針を見て私は体調が悪いと言って教室を出た。次の授業は国語だ。各班にあてがわれた問いをグループのみんなと話し合って考え発表するというものだ。初回の授業は参加していたが私以外のグループのメンバーはみんな仲のいい子どうしだったらしい。私が黙ってその子たちを見ていたら怒っているように見えたらしく微妙な空気が流れてしまった。その次の国語の時間からは仮病を使って出席していなかった。正直あの空気のなか、授業が終わるのを待つのはしんどい。それに私がいなければきっとスムーズに進むだろうし。保健室に行き体調が悪いので寝かしてほしいと伝える。今日は新人の保険の先生しかいなかったのでとりあえず熱があるかはかりましょうといわれた。正直早く横になって寝てしまいたかったが、断ることもできない。体温計を受け取り電源をいれてわきにはさむ。5秒ほどでピピッと音が鳴り先生に体温計を返す。どうせ熱なんてないんだから見る意味もない。もう横になって寝よう。頭痛がするとでも言えばとりあえず一時間はここに居させてくれるだろう。

 

「少し熱があるわね。昨日何時に寝た?あと朝食も食べてきたか教えて」

 

本当に熱があったのには驚いたがこれでちゃんとした理由ができた。私は先生からのいくつかの質問に答えてベットに横になる。たしかに今思うと今日はいつもより若干体がだるい気がする。布団をかけてもらい授業が終わる5分前に起こすから何かあったら呼んでね。と先生は言い残しカーテンが閉められた。外からは保険の先生が何かを書いている音しか聞こえない。そのまま私は目を閉じ意識は暗闇に落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は夢を見ていた。華道をまだしていた頃の夢。

 

『またこの夢か、、、』

 

夢の中の私は楽しそうにお父さんと華道の弁強をしている。それを私は黙ってみていた。

 

あの時の私はお父さんと一緒に華道の勉強を楽しくやっていた。厳しかったけどわからないことちゃんと教えてくれたし、できたら褒めてくれた。私はそれが嬉しくてもっと褒めてほしくていっぱい勉強した。

 

そして場面は移り変わり私が中学1年の時になる。

 

お父さんからコンクールに作品を出してみないかと言われた。私は前々から出てみたいと言っていたのだがなぜかまだダメと言われ続けていたのでとても嬉しかった。もちろんその場で出てみたいと伝えた。

その日から私はコンクールの期限の日ギリギリまで自分の作品がもっと良くなるようにと毎日作品を作り続けた。本当はお父さんにいろいろアドバイスなどを貰いたかったけど当日に見せて驚かせたかったので一人で頑張った。そして作品提出期限の二日前の夜

 

「で、できた!」

 

今自分ができる最高の作品が出来上がった。誰かにこの思いを伝えたかったけれど一週間後の作品展示会の時に見てほしかったので我慢した。応募したのは高校生の人を対象にしたものだ。お父さんには中学生の部に応募したと言ったけれどその時の私は一度もコンクールなど出たことなかったし自分で言うのも何だが、私はそれなりに自分の技量は高いと思っている。家にやってくる人たちはよくわからないけど華道をやっている人からしたらとても有名な人たちらしい。そういう人たちが家にはちょくちょく顔を出す。そしてみんながみんな私の作品を褒めてくれた。この歳でこのレベルなんてすごいともいわれた。だから高校生くらい相手にならないと思って歳は誤魔化して応募した。そして金賞は自分のものだと確信していた。あとでばれてしまうかもしれないけどその時はその時だ。

 

『本当に嫌になる』

 

コンクール作品展示会の前日。私はモカ、巴、ひまり、つぐみに自分の作品を見に来てほしいと伝えた。みんな必ず行くと約束してくれた。みんなで行こうといわれたが私は他の人が自分の作品に対しどんな風に思ったのか知りたかったので断った。

 

コンクール作品展示会の前日でドキドキしていた私はなかなか眠ることができず縁側で外の景色でも見てこようと部屋を出た。そろそろ寒くなってきたので自分の部屋に戻ろうと思った時、近くの部屋から話し声が聞こえてきた。

 

(この声はお父さんと前家に来てた人?)

 

お父さんの知人が家に来ておとうさんと晩酌している光景は別段珍しくはない。いつもなら特に気にはならない会話だがコンクールという単語が聞こえてきて私はとっさに近くの物陰に隠れて話に耳をかたむけた。二人とも明日のコンクールの審査員だったらしくその話をしているようだ。私は聞くか迷ったが好奇心が上回りそのまま二人の話を聞いていた。

 

『聞いちゃダメなのに、、、』

 

どうやら私は金賞をとることができたらしい。お父さんの知人さんは私の作品をとても良く褒めていた。基本的な作法はもちろん表現方法が見事だと。なんだかとてもうれしかった。私はそのまま部屋に戻って寝ようと思ったその時

 

「でもいいんですか?蘭ちゃんの作品かってに中学生の部に出展させちゃって。名前と歳、偽造してましたけど蘭ちゃんの作品十分に高校生とも勝負できると思ったんですけどね」

 

もうばれてるし。ばれてしまったものはしょうがない。けど高校生とも渡り合える作品だったんだ。それはやっぱり嬉しいな。

 

「何を言っている。蘭には高校生と渡り合えるほどの技術はまだない。私の娘を褒めたところで何もでないぞ。」

 

「まぁ、本音を言えばまだまだといったところですかね。このコンクールは規模も小さいですし今回はあまりいい作品が多くなかったので中学生の部で金賞は当たり前ですけど、それでも高校生の部に出展するにはまだまだ拙いと感じましたね。」

 

え?なにそれ。前聞いたときはそこそこ大きな大会って言っていたのに。それに金賞ってすごいことなんじゃないの?一番ってことなんでしょ?

 

「まぁ評価としてはそんな感じだな。蘭のことだから高校生の部に出してもいけると思ったに違いない。その点は怒ってはいない。私もその挑戦する志は嫌いじゃないからな。だが偽名で出展したところはいただけない」

 

「たしかに美竹というネームバリューは絶大ですからね。華道を全く知らない人でも知っているくらいですから」

 

「その通り、美竹という名。それだけで多くの人が見てくれる。それに金賞を受賞した作品は目立つ場所に置かれるから、初めてのコンクールにしては上々の出だしだろうさ、、、

 

『もう聞きたくない!!!』

 

「だが蘭には正直、、、伸びしろはもうないと俺は感じている」

 

『嫌!!!』

 

「蘭に美竹の名を背負うに値する才はない」

 

 

 

 

 

 

 

 

「美竹さん大丈夫ですか?」

 

保健室の先生に起こされ私はベットから起き上がる。

 

「ひどくうなされていましたけど大丈夫ですか?」

 

私は大丈夫と告げ、早退したいと言った。

 

「早退するのはいいけど一人で帰れる?寝る前より顔色悪くなってるけど、、、」

 

私はもう一度大丈夫と言い保健室を出た。教室に向かうまでの足取りがとても重く感じた。5分前に起こすと言っていたのに今の時刻は10分過ぎた12時5分。もうみんなはお昼ご飯の時間だ。きっとモカ達は屋上でご飯を食べているだろう。家に帰るにしても、モカ達とご飯食べるにしても教室に置いてある自分のカバンを取ってこないといけない。やっと教室の前にたどり着いたとき教室から大声でしゃべる女子の声が聞こえてきた。頭に響くから早くとってきてしまおうと思い教室のの扉を開けようとした時

 

 

 

 

「いやー発表が学年通して一番良くできてたって言われた時はチョー嬉しかったよねー」

 

「それな、最初は美竹さんと同じグループだったからどうなることかと思ったけどあの人最初のグループ決めの後からずっと参加してなかったかしね」

 

「今日の発表の時だけ参加されてたら大変だったよね。美竹さんのセリフなんて考えてなかったし」

 

「いつもは国語の授業がある時は休むか早い段階で保健室に行くのに今日は前の時間終わるギリギリまでいるからマジ焦ったわ。授業中ずっと早く仮病で保健室いけーって念送ってたから私」

 

「何そればっかみたい」

 

「まぁあの人いてもいなくても変わらんから。結論は私たちが最強だった、、、」

 

「うわきもお前」

 

 

 

 

いてもいなくても変わらない、、、か。

私はそのまま教室の扉の前でUターンして学校を早退した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後学校を出て街を歩いていた。本格的に体調が悪くなってきたがあんな夢を見た後だと家に帰りたいとは思えなかった。ふらふらとあてもなく歩いていると人の少ない道に迷い込んでしまった。スマホなどはすべて教室に置いてきているので道を調べることはできない。歩き疲れた私はどこか休める場所がないか辺りを見渡し一つの喫茶店を見つけた。ちょっと休もう。そう思い入るとお昼ということもありなかなかに繁盛していた。定員さんに相席ならすぐですがと言われた。相席?喫茶店だよなここ、と思ったが正直立っているのもやっとなのでわかりましたと言った。定員は相席相手の確認を取るためにテーブルへ向かっていった。相手のほうも大丈夫らしく席に案内された。そこには私より少し大人びた雰囲気の男の人が紺色のワイシャツを身にまとい読書をしていた。私は一言失礼しますといい席に着く。向かいに座る彼が本から目をはなし私と目線が合う。すると彼は一瞬驚いた顔をしたあと訝しげな視線を私に向けてきた。どこかであったことでもあるのだろうか。そんなことを考えていると。

 

「美竹蘭、、、こんな時間に何やってんだ?」

 

彼は無表情にそうつぶやいた。どうやら彼は私のことを知っているようだ。だがこちらは彼のことは思い出せない。しばらくの間静寂が二人の間に流れた。どうしても見覚えがないので直接聞こうとした時、

 

「いや、わりぃ。気にするな」

 

そういうと彼は、再び本に視線を戻した。私のことを知っているようだし話を聞きたかったのだが、一方的に話を終わらされてしまった。とりあえず私はホットコーヒーを店員に注文し目の前に座る彼のことを見る。髪は雪のように真っ白で男の人にしては少し長めの髪の毛。目つきは鋭く瞳の色は黒。右手だけで器用に本のページをめくっている。その中指には銀色のシンプルなデザインの指輪。空いている左手でコーヒーを飲んでいるその姿は彼の容姿もあいまってとても絵になっている。カップの隣には結構な量のシュガースティックが開けられていた。甘党ののだろうか。そんなに砂糖を入れるならカフェラテなどもとから甘めに作られている物を頼めばいいのに。そんなことを考えていると私が注文したコーヒーが机の上に置かれる。一口飲むと程よい苦みが口の中に広がる。やっぱりコーヒーはブラックが一番だな、そんなことを考えながら席の背もたれにもたれかかり一息つく。二人の間には彼の本のページのめくる音が定期的に響くだけだったが、今の私にはとても心地が良い時間だった。そのまましばらくの間そんな時間が続いた。30分くらいたった頃だろうか。彼は本にしおりを挟み閉じた。もう帰ってしまうのだろうか。名も知らない彼との時間は会話こそなかったが、とても落ち着いた。

 

「もう帰っちゃうの?」

 

なぜか私は口を開きそんなことを呟いた。なぜそんなことを呟いたのか、相手は名前も知らない人なのに。あれ?私何言ってんの!?なんか急に恥ずかしくなってきた。顔が熱い。そういえば私熱あるんだった。そうこれは熱のせいだ。断じて恥ずかしいからではない。そんな風に私は一人固まって思考の海に落ちていると彼はこちらに一言トイレだ。と言い残し席を立った。だいぶ体も落ち着いたもで私は今のうちに帰ってしまおうと、残っていたコーヒーを飲み干し伝票を持ちレジに向かう。レジの人に伝票を渡しお金を払おうとした時、私は重大なことに気がついた。

 

(財布ない、、、)

 

財布は学校のカバンに入れっぱなしだ。つまり今財布は学校。スマホも学校に置いてきてしまったので、モカたちに連絡もできない。しかも私は体調不良で早退している身なので、もし寄り道してお茶していることが学校や親にばれたら大変なことになる。いっそのことこのまま走って逃げようか、そんなことを考えていたらさっきの彼が隣に来て店員に伝票を渡す。

 

「これも一緒にお願いします」

 

彼はそのまま私の分の代金もまとめて払い、私に目線を向ける。

 

「少し付き合え」

 

彼にお会計を払ってもらったので断ることもできず、一緒に喫茶店から出た。

 

 

 

 

 

 

 

そしてなぜか私は今彼のマンションの前にいる。なんで名前も知らない男の人の家の前に来ているかって?そんなの私が聞きたい。あの後、彼の後ろをどこに行くかも知らされずについて行ってたのだが突然私に

 

「体調が悪いのか」

 

と聞いてきた。特に嘘をつく必要も感じなかったので素直に今の私の体調を伝えた。すると彼はしばらく立ち止まり近くにあった公園のベンチに私を座らすとスマホを取り出し、タクシーを呼んだ。少し待ってろと言われそのまま座って待っているとほどなくしてタクシーが公園の前に到着してそのままタクシーに乗せられる。彼が運転手に住所を伝え終わるとタクシーは動き始めた。3分くらい走行した頃だろうか。やっと私の頭はこの状況を理解することができた。隣には知らない男の人。どこに行くか知らされてない。私誘拐されてない?そんなことを考えているうちにタクシーは目的地に着いたらしい。あぁ私これからこの人に酷い事とかされちゃうのかなとか考えてると、歩けるか?とか聞いてくるし。何なんだ一体。エレベーターで上に向かい彼が住む家に着いたらしい。

 

「おじゃまします、、、」

 

「ん。そこにソファーあるから座ってて」

 

そう言い残し彼はキッチンに消えた。彼の部屋は余り物が置かれておらず部屋は広く感じられた。ミニマリストってやつだろうか?しばらくの間彼の部屋を観察していると彼が戻ってきた。

 

「風邪薬。あと水な。」

 

「ありがと」

 

彼から薬と水を貰い飲む。これで少しは楽になるかな?そんなことを考えていると彼がため息をこぼす。

 

「美竹、お前俺が言えたことじゃないがもう少し今の現状に危機感を持ったらどうだ?すんなり家にあがってくるし、本当に風邪薬なのかも確認せずに薬飲んじゃうし。もし変な薬だったらどうすんだ?」

 

「変な薬飲ませたの?」

 

「だったらどうする?」

 

「別に。好きにすれば」

 

目の前の彼は顔もそこそこ良いしやさしそうだからいいかな。きっと乱暴にはされないだろ。彼は再びため息をつき私にデコピンをしてきた。

 

「っ」

 

「安心しろただの風邪薬だ。体調良くないんだろ?さすがに病人には手はださない、、、それともう少し自分を大事にしろ」

 

彼はそう言い残しキッチンに戻りホットココアを持ってきてくれた。甘いものはあまり好きじゃないけどそのココアを飲んだ時は胸がポカポカしてきて温かった。

 

「落ち着いたか?」

 

彼は心配そうにこちらの様子をうかがっている。私は静かに頷く。本当は薬が効いてきたのか少し眠たいが。

 

「少し話聞きたいけど病人だしな、、、ちょっと待っとけ」

 

ホットココアをちびちび飲みながら待っていると、目の前に布団が敷かれていた。

 

「ベットは俺のやつしかないからそれで我慢してくれ。眠いんだろ?俺は少し用事ができたから、寝て待ってろ。あと親とか来ないから安心しろ」

 

それは別の意味で安心できないんだが。まぁここは彼のご厚意にあずかっておこう。私は本日二度目となる睡眠をするため目を瞑った。

 

 

 

 

 

 

 

「これも何かの縁か、、、」

 

彼女が眠りにつくのを確認し家の扉に鍵をかける。スマホをいじり目的の相手に電話をかける。

 

『もしもし?』

 

「どうも、突然すみません。少しお話したいことが。できれば直接お会いしたいのですが」

 

彼が指定した場所までバイクを走らす。

 

(あの時の事いろいろ聞ければいいんだけどな、、、)

 

今の彼女は危ない。それは彼女の目を見た時にすぐにわかった。

 

 

 




読み返してる時、こんなの書いてたなーと懐かしくなったンゴ。
そして急に男出てきてびっくり。
そして蘭ちゃんいきなり男の部屋行ってて更にびっくり。全然覚えてないンゴ。

バンドリだいぶ前に辞めちまったなー
なんか新しいユニットが出た時にその波に乗れずにフェイドアウトしてしまった、、、

最近はプロセカの妄想をして1人ニヤニヤしてる。
(この文書きながら、5年前とやってること変わんねーなと思いますた)

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